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【第五章:エデン第五区画/特殊物理学研究ラボ】
【第71話】
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『ちくしょう!! こいつら完全に人工知能がショートしちまってる!!』
エデン第五区画、かつては大型機材置き場であった特殊物理学研究ラボ内地下空間と言う逃げ場の無い場所で頭上からゆっくりと大岩が迫りくる命の危機。
この事態を引き起こしたサンリキセンが胡坐をかいたまま 『完全修復不能』 と言うアンドロイドとしての生命を終えている事を確かめて中指を立てるモンキーマン。
『エレべーターも動かない、出口は無い……このままでは我らチーム・サンもぺちゃんこにされてしまいますぞ!?』
大岩が大型地下空間外壁をえぐりながら堕ちてくる衝撃と震動でムーンウォークしてしまうカッパマンはサン博士に尋ねる。
「こうなったら……アレをぶっ壊すわよ!!」
『コウガイジ様やギュウマオウ様でも出来ねえ事をいわねえでけれ、博士!!
あんなモンをオイラ達だけでぶっ壊すなんて無茶だブウ!!』
サン博士の無茶な指令に反論するピッグマン。
「相手が我々人類の科学力の範時を超えた無茶をするなら……こっちも同じ土俵に立つのみ!!
誰でもいいからそこのシカ頭の武器をすぐに回収して来て!!」
部屋中央に放置されたコリキセンの剣、ヨウリキセンの大団扇を回収しつつ指揮するサン博士。
『分かりましたぞ、サン様!! カッパ旋風脚、コマンド・シタヒダリシタヒダリK……発動!!』
ムーンウォーク中のカッパマンは片足立ちでスピンしながらの半浮遊移動でロクリキセンの骸まで移動し、自身の超振動ブレードを抜いてワイヤーを巻き取りつつコウキンジョウを剥ぎ取り、そのままバショウセンとシチセイケンもワイヤーで回収する。
『今の聞いた!? すごくかっこよかったね、ギンちゃん!!』
『うん!! まさにバトルヒロインそのものな決めゼリフだったねえ、キンちゃん!!
マツモトちゃんは険石とサン博士どっちが勝つと思う? アタシはサン博士に一票!!』
「えっ、ええと……じゃあ私もエージェント様に清き一票を……」
3D酔いでほぼプレイ観戦になってしまったFPSゲーム対戦後、サン博士とモンキーマン様方がこの施設に自分を助けに来た事をコウガイジから告げられたソルジャー・マツモト。
サンリキセンと名乗るシカとヒツジとトラ頭の戦闘用アンドロイドの摩詞不思議アタックハメ技から脱出し、一人一殺のタイマンからの巨大隕石飛来と言うディザスターアクション映画に負けず劣らずの超展開にワクワクドキドキ、ビリビリシビシビな上位管理者アンドロイド姉妹・キンカク&ギンカク姉妹と共にこのライブ映像を見せられていたマツモトは博士の無事を祈るばかりだ。
『ギンちゃんにマツモトちゃん、ずるい!! 私だけ隕石になんか賭けたくないわ!!』
『だったら俺が隕石の勝ちに賭けるっすよ、キンカク母ちゃん。これで良くも悪くも運命共同体っすね!!』
2人に対し不満げにほおを膨らませるキンカクに対し粋な言葉で争いを回避するコウガイジ。
『うん、そうするわ!! ありがと、コウ君!!』
再びご機嫌になったキンカクはテレビ画面に向かう。
「あの、失礼ながらお聞きしたいのですが……あれはどのような物なのでしょうか?
いくらなんでも小型の障石が降って来るなんて、流石に信じがたいのですが?」
『……そうだよね、サン博士ならとにかく普通の女の子なニンゲンさんの技術知識力じゃわからないよね。
上位管理者アンドロイドとして私達に搭載されている特殊戦闘機工はアルベルト・アインジュタイン、ホーキンク博士、ファインドマン博士、湯傘博士……数多の偉大なニンゲン物理学者さん達が論じて来た物理学理論をミクラ・ブレイン様が数年の時をかけてさらに発展させた事により、部分的に宇宙物理学や重力の実用化に成功させたもの。
それはアタシ達姉妹アンドロイドはかつてのニンゲンさんの創造したSFで言えば『のらえもん』さんの使う『どこにでもドアー』とかみたいな代物で物理・エネルギーの全てを吸い込むダークホールと吐き出すホワイトホールみたいなのを創り出すことが出来るのよ』
「へえ、そうなんですね……」
あのどこか信用できない絡新婦アンドロイドが居ない今がチャンス、と思い切って敵の機密情報を聞き出そうとしたマツモトはギンカクがあっさりと話してしまう展開に拍子抜けする。
『ちなみにキンちゃんが吸い込むダークホール担当でギンちゃんが吐き出すホワイトホール担当ね!!』
なるほど、これは有益な情報だ。
マツモトはポーカーフェイスで右から左に流しているフリを維持しつつどうにかこれからここに来るであろうサン博士やモンキーマン様方にこの情報を伝える方法を模索する。
【MMS 第72話につづく】
エデン第五区画、かつては大型機材置き場であった特殊物理学研究ラボ内地下空間と言う逃げ場の無い場所で頭上からゆっくりと大岩が迫りくる命の危機。
この事態を引き起こしたサンリキセンが胡坐をかいたまま 『完全修復不能』 と言うアンドロイドとしての生命を終えている事を確かめて中指を立てるモンキーマン。
『エレべーターも動かない、出口は無い……このままでは我らチーム・サンもぺちゃんこにされてしまいますぞ!?』
大岩が大型地下空間外壁をえぐりながら堕ちてくる衝撃と震動でムーンウォークしてしまうカッパマンはサン博士に尋ねる。
「こうなったら……アレをぶっ壊すわよ!!」
『コウガイジ様やギュウマオウ様でも出来ねえ事をいわねえでけれ、博士!!
あんなモンをオイラ達だけでぶっ壊すなんて無茶だブウ!!』
サン博士の無茶な指令に反論するピッグマン。
「相手が我々人類の科学力の範時を超えた無茶をするなら……こっちも同じ土俵に立つのみ!!
誰でもいいからそこのシカ頭の武器をすぐに回収して来て!!」
部屋中央に放置されたコリキセンの剣、ヨウリキセンの大団扇を回収しつつ指揮するサン博士。
『分かりましたぞ、サン様!! カッパ旋風脚、コマンド・シタヒダリシタヒダリK……発動!!』
ムーンウォーク中のカッパマンは片足立ちでスピンしながらの半浮遊移動でロクリキセンの骸まで移動し、自身の超振動ブレードを抜いてワイヤーを巻き取りつつコウキンジョウを剥ぎ取り、そのままバショウセンとシチセイケンもワイヤーで回収する。
『今の聞いた!? すごくかっこよかったね、ギンちゃん!!』
『うん!! まさにバトルヒロインそのものな決めゼリフだったねえ、キンちゃん!!
マツモトちゃんは険石とサン博士どっちが勝つと思う? アタシはサン博士に一票!!』
「えっ、ええと……じゃあ私もエージェント様に清き一票を……」
3D酔いでほぼプレイ観戦になってしまったFPSゲーム対戦後、サン博士とモンキーマン様方がこの施設に自分を助けに来た事をコウガイジから告げられたソルジャー・マツモト。
サンリキセンと名乗るシカとヒツジとトラ頭の戦闘用アンドロイドの摩詞不思議アタックハメ技から脱出し、一人一殺のタイマンからの巨大隕石飛来と言うディザスターアクション映画に負けず劣らずの超展開にワクワクドキドキ、ビリビリシビシビな上位管理者アンドロイド姉妹・キンカク&ギンカク姉妹と共にこのライブ映像を見せられていたマツモトは博士の無事を祈るばかりだ。
『ギンちゃんにマツモトちゃん、ずるい!! 私だけ隕石になんか賭けたくないわ!!』
『だったら俺が隕石の勝ちに賭けるっすよ、キンカク母ちゃん。これで良くも悪くも運命共同体っすね!!』
2人に対し不満げにほおを膨らませるキンカクに対し粋な言葉で争いを回避するコウガイジ。
『うん、そうするわ!! ありがと、コウ君!!』
再びご機嫌になったキンカクはテレビ画面に向かう。
「あの、失礼ながらお聞きしたいのですが……あれはどのような物なのでしょうか?
いくらなんでも小型の障石が降って来るなんて、流石に信じがたいのですが?」
『……そうだよね、サン博士ならとにかく普通の女の子なニンゲンさんの技術知識力じゃわからないよね。
上位管理者アンドロイドとして私達に搭載されている特殊戦闘機工はアルベルト・アインジュタイン、ホーキンク博士、ファインドマン博士、湯傘博士……数多の偉大なニンゲン物理学者さん達が論じて来た物理学理論をミクラ・ブレイン様が数年の時をかけてさらに発展させた事により、部分的に宇宙物理学や重力の実用化に成功させたもの。
それはアタシ達姉妹アンドロイドはかつてのニンゲンさんの創造したSFで言えば『のらえもん』さんの使う『どこにでもドアー』とかみたいな代物で物理・エネルギーの全てを吸い込むダークホールと吐き出すホワイトホールみたいなのを創り出すことが出来るのよ』
「へえ、そうなんですね……」
あのどこか信用できない絡新婦アンドロイドが居ない今がチャンス、と思い切って敵の機密情報を聞き出そうとしたマツモトはギンカクがあっさりと話してしまう展開に拍子抜けする。
『ちなみにキンちゃんが吸い込むダークホール担当でギンちゃんが吐き出すホワイトホール担当ね!!』
なるほど、これは有益な情報だ。
マツモトはポーカーフェイスで右から左に流しているフリを維持しつつどうにかこれからここに来るであろうサン博士やモンキーマン様方にこの情報を伝える方法を模索する。
【MMS 第72話につづく】
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