酔っぱらってダンジョン行ってたらお姉さん持ち帰りしてて朝チュンしてた件~スキル乳化の美肌ボディエステは女性冒険者を虜にする~

スライム道

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おばちゃんに押し付けられるようにみずきちゃんも今後の買い物に同行することになった。

「どこにデートに行く?
 マンガイトとか、それとも遊園地?
 服屋さんに行ってちょっとカッコよくしてみる?」
「私と同棲どうせいするために家具屋さんに行くんだよね。」

各々が自分勝手にプランを考えていくのだがこの場合は涼奈さんと会いニュースを見たときから考えていたことを実行するつもりでいた。

「ごめん、ちょっとだけ知り合いのところに行かないといけないんだ。」
「知り合い?(ジト目)」
「…女…の人……?」

怖い怖い。
二人とも親の仇を目にしたように鋭い目つきをしている。
親の仇を目にした人物を見たことが無いので何ともいないのだが。
それだけに凄い迫力をしているとだけ感じた。

「お、女の人です。」
「へえ。」
「…どこで……。」

涼奈さんの眼光がさらに強くなりみずきちゃんは小学校でお気に入りの服を汚されてキレている女子レベルに睨みつけられている。
自分は蛇に睨まれた蛙のような気分だった。
口を開こうにもうまく動かない感覚だ。

「どこで出会ったのかすぐに言って。」

みずきちゃんに催促されて今回の目的の人物に会うために必要な情報を落ち着いて話すために頭の中で整理した。

「まず今から会いに行く人なんだけど大学の後輩で今は弁護士をしてるんだ。」
「弁護士?……ああ、アレの手続きのための準備を話し合いに行くんだね。」
「なんで私には聞かされていない?」

俺は睨みつけたままのみずきちゃんに事情を説明した。

「……納得はした。
 女の子なのは気に食わないけど……。
 大学に他の弁護士をしてる人は居なかったの?」
「えっとその子は偶々大学の講義やバイトをしてた時にシフトがよく同じ時間になっていた子でバイトしてた時に結構話してて腹を割って話せる友達は大学だとその子と数人しかいなかったし、その子も交友関係がそこまで多い子じゃなかったからあまり踏み込みづらくてね。」
「仕事自体難関だから大学も良いところ言ってるとは思ったけどもしかして首都国立大?」
「ああ、そうだよ。
 でも名門大学卒業なんてあんまり当てにならないし良くて大企業の課長までしか成れないからね。
 部長以上は家族経営の一部になるようにって結婚を強要されている人が多いって聞くからあんまり涼奈さんは夢を見ないようにしてくれると嬉しいです。」

頭が良いところの大学に出ているととても優秀なイメージがあり会長、社長クラスになる人材も数多くいるので夢見がちだが大抵就任までに姓を変えていたりするから根本は変わっていないし浮気、不倫なども当たり前のように行われると聞く。
俺が一般企業に入らなかった理由はそれだ。
一応電力会社は自由化されているが国の命令をされるのは昔からある電力会社だ。
実質国の企業としつつ場合によっては公務員扱いにする場合もあることから特殊公務員と呼ばれたりする。

「うん分かってる。
 それであなたの全てが好きになったんだから気にしないで。
 でも私なんて私立ダンジョン大学だしね。
 解らないこととか教えてくれると嬉しいです。」
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