社長令嬢の幼馴染に「マ〇ク買ってきてお金は払うから」と言ったらMa〇買ってきた件

スライム道

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キンコーンカンコーン

学校の授業を終えるチャイムが鳴り帰り支度をしていると

「ねえ歩、帰ったらラノベ貸して」

10人居たら7人くらいは振り向きそうな美少女が俺に向かって話しかけてきた。
こいつは俺の幼馴染で真部 美月という
幼稚園の頃からの腐れ縁で高校を受験するときも俺より頭がいいのに何故か俺と同じ高校に入ってきてその間クラスは全て一緒席は必ず隣というある意味恐ろしさすら感じる人物だ。

「お前少なくとも俺より小遣い貰ってんだからさ自分で買えよ」

「社長令嬢は買いたい物があるからお金を貯めているの」

そうこいつは所謂社長令嬢ってやつで俺が月々の小遣い1000円なのに対して1万円以上はもらっているはずなのに俺にたかりに来る奴だ

「まあいいやじゃあ俺今日夕食買ってこいって言われてるからマ〇ク買ってきてお金は払うから」

「うんわかったマックなら何でもいいんだよね」

「ん、ああ、でもそんな爆買いするなよ小遣い無いんだから」

「うん大丈夫Ma〇は一つしか買ってこないから」

この時幼馴染が物凄い悪い笑みを浮かべていたのに俺は気が付かなかった。

◇◇◇

幼馴染はマックによってから家に来ると言い颯爽と去っていき俺は家で待っているとピンポンが成った

「あれ?母さんから宅配が来るなんて聞いてないんだけどな」

幼馴染が来るときはピンポンを鳴らすことなく勝手に入ってくる。

「こんばんは白猫宅急便です。田中歩様宛のお荷物お届けに参りました」

「え?俺宛?間違ってません?」

「いいえ間違ってませんよ。お届け先は田中歩様となっております」

渡された伝票を見ると送り主は真部美月と書かれており内容物は精密機械だった。

「あいつが?何をしたいんだ?」

頭をぐるぐると回してながらとりあえず荷物を受け取る

「では重いのでご希望のお部屋があればお持ちしますよ」

「あ、それ2階の歩の部屋まで持っててください」

この大きな荷物を送った元凶である美月が現れた。

「おい美月、これはなんだ?」

「なんだってMa〇だよ」

「は?」

あっけに取られていると宅配員を誘導し荷物を俺の部屋にあげてしまった。

「歩言ったじゃんMa〇買ってきてって」

「なあおまえの言うMa〇ってあのリンゴのロゴマークが有名なコンピュータメーカーの製品のあれか?」

「そうだよだから言ったじゃん歩Ma〇買ってきてって」

「いや俺が言ったのはマクドナ〇ドのマ〇クであってパソコンのMa〇じゃねえよ」

「そんなひどいお小遣い全部使って買ったのに」

「じゃあクーリングオフを「ビリ」なんで開けるんだよ」

もうクーリングオフはできない状態になってしまった。

「これでもうクーリングオフできないから歩は私にこのお金を返すまで私の言ううこと聞いてね」

「は……」

「このMa〇pro、フルカスタムで200万円はするから」

「はああああああ!!!」

「私と一緒にvtuberカップルやってね」

この時この幼馴染が今日のこの言葉を聞くためだけに俺の両親にお願いし夕食を買ってくるようにして俺ならばマ〇クを買ってくるようにここ1週間の食生活の傾向を調整されていたことに気が付かなかった。これを機に本当のカップルに成っていくのだがどうやら俺の幼馴染は俺から告白させたいがために小遣いを貯め俺が返済した借金は結婚資金ということだと知るのは遠い未来の話
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