換金スキルとショップスキルでバグ技大金持ち〜無限に増える1円玉でスキルを買いまくる~

スライム道

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邪魔は入ったが焚火は続ける。
今日はこのまま徹夜してみるのも良いかもしれない。

「眠れないのですか?」
「……。」
「無視ですか。」

火を見つめる。
特に意味はない。
崇め奉ることもしないし興奮するとか落ち着くとかそんな意味合いとしてはそんな感じ。
いろんな形の雲を見つめているのと同じように飽きることのない不均一な炎の揺らめきを見ている。
雲を見つめるよりも暖かくてちょっと激しい。

後者を見るならばのんびりとした昼間に見て優雅な一時になるのだろう。
火を継続させるには薪が必要だ。
この動作が現実に引き戻すことをちょくちょく助けてくれる。

それ以外の意識は雑音に近しい。
偶に星空に浮気したくなる。
星空も無限に広がる物語を描くことのできる設計図になってきた。
その広大さ故に幾千の物語を世に生み出す材料として活躍してきたことだろう。
北極星を生きるために必死に探し出す冒険家や船乗りの歩んだ人生を想像するのも楽しいかもしれない。

でもまた炎が弾ける音がすれば旅人の夜の暖かみと安全を手に入れるために絶やすことを決してしないようにしてきた文明を作った道具。
人間らしさを例えるならこの焚火の炎を絶やすことなく薪を集めくべることを手に入れた安心かもしれない。

星空も確かに美しい。
でもそれは大自然の最終だから美しい。
自然を美しいと思えるのもまた人間。
例え綺麗に整えられていない庭でも美しいと感じるときがある。

自然の食物連鎖の美しさを目の当たりするからいくら人工的に美しさを追求しても適わないと思ってしまう。
唯一人間がその美しさに対抗できるとするのならば自然を再現しないこと。
火を熾すこと。

「そろそろ寝た方がよさそうだ。」

やはり明日も学校があることを考えるといくら楽しいからと言って勉学を怠るような真似をするのはよくない。

「あのいい加減私のことを無視するのは辞めていただけますでしょうか。
 マイペース過ぎはしませんか。」
「人に合わせる義理は無いしね。」

麻袋からシナモンを取り出して焚火にくべた。

「さてこの火が消えたら帰るけどそっちは自分一人で帰れるよね。」
「ええもちろんですがなぜシナモンを入れたのですか?」
「いつも焚火の最後か最初に入れたくなるんだよ。」
「確かに香りは良いですが肺に直接入れると肝臓が悪く成ったり不調を致すかもしれませんし控えた方がよろしいと思いますよ。」

シナモンやナツメグは麻薬とまでは行かないが過剰摂取の症状が麻薬中毒者のそれに近く摂取量を守るように注意を促されることもしばしある。

「まあ知っているから大丈夫だとは思ってるけどね。
 一応防虫効果もあるし焚火をするのも週に一回くらいだからね。」
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