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トラソニル魔物全集1〜基礎知識編〜
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魔物とは
魔物とは何か。ありとあらゆるところに自然発生し、その数を増やしている危険な生物である。いや、生物というのは少し誤りがあるだろう。奴らはその見た目や習性などは生物に近いものの、根本的に生物とは異なる存在なのだ。以下に生物とは異なる魔物の性質について記していく。
魔物が発生する原理
魔物が発生する原理については、いまだ謎の部分が多い。
大気中のマナ濃度が何らかの要因で異常なまでに高くなると起こる“魔力結晶化”現象。これは空気中に漂うマナが固まり結晶という固体になる現象である。この結晶体は魔力結晶、またの名を“魔物の卵”と呼ぶ。
読んで字のごとく、魔物とはこの魔力結晶から生まれるためそう呼ばれるのだ。
結晶から魔物が生まれることを“羽化”と呼ぶ。生まれてくる魔物は様々だが、多種多様な魔物が生まれる要因は、結晶化してから羽化するまでの時間に関係すると言われている。
結晶化したマナはその後も大気中のマナを吸収し続けている。時間をかければかけるほど結晶中の魔力濃度は高くなっていき、高くなるほど強力な魔物が羽化する可能性が高くなっていく。
魔力結晶から生まれた魔物は何から構成されているのか、結晶化したマナの中では何が起こっているのか、それは今だに解明されていない。
魔物の死とドロップ
魔物にも死という概念がある。生物でいう致命傷を魔物にも与えることができ、致命傷を与えると魔物は塵となり霧散して消えてしまう。これが魔物を構成する要素を特定できない大きな理由となっている。
まれに魔物が霧散しても一部の器官が残ったまま消えないことがあるが、これが俗にいう“ドロップ”である。
一説によると、魔物の特徴的な部分(巨大なツノであったり強固な鱗であったり)には特に魔力の結合が強くなっており、その結果霧散せず残っているのではないかと言われている。
魔物のドロップする素材を加工した武器や防具は一際強力な装備に仕上がるため、冒険者は自身の装備強化のため魔物を狩ることも少なくない。しかしドロップは必ず起こる現象ではないため、運が悪いと何体も狩らなくてはならない。
稀に人が食せる部位がドロップされることがあり、魔物の肉などは珍味とされていて非常に高値で取引される。
魔物の“習性”
生まれてきた魔物はその固体それぞれ見た目も違っていればその生態も変わってくる。主に既存の動物を模した見た目をしている固体が多く、そういった個体は既存の生物と似た習性を持つことが多く、さほど驚異のある魔物ではない。
危険なのはどの動物にも似ていない魔物である。
魔物の危険性を示す“ランク”という指標がある。その基準を下記に記す。
S級危険種(起源種)
どの生物にも似ていない起源種と呼ばれる個体。天災級、災害級などと呼ばれることもある非常に危険な個体。
A級危険種(人疑種)
人に近い形をもって生まれた個体。中には高い知性を有する個体も報告されている。
B級危険種(合成種)
既存の生物の特徴が合わさっている合成種と呼ばれる個体。合成種を狩れるようになれば、一級冒険者と呼んで差し支えないだろう。
C級危険種(巨獣種)
既存の生物を模しつつ、巨大な骨格を持った個体。
D級危険種(一般種)
既存の生物に見た目もサイズも近い個体。もっとも種類が多く、数も多い。
~トラソニル魔物全集1
第1章 基礎知識編 より抜粋~
魔物とは何か。ありとあらゆるところに自然発生し、その数を増やしている危険な生物である。いや、生物というのは少し誤りがあるだろう。奴らはその見た目や習性などは生物に近いものの、根本的に生物とは異なる存在なのだ。以下に生物とは異なる魔物の性質について記していく。
魔物が発生する原理
魔物が発生する原理については、いまだ謎の部分が多い。
大気中のマナ濃度が何らかの要因で異常なまでに高くなると起こる“魔力結晶化”現象。これは空気中に漂うマナが固まり結晶という固体になる現象である。この結晶体は魔力結晶、またの名を“魔物の卵”と呼ぶ。
読んで字のごとく、魔物とはこの魔力結晶から生まれるためそう呼ばれるのだ。
結晶から魔物が生まれることを“羽化”と呼ぶ。生まれてくる魔物は様々だが、多種多様な魔物が生まれる要因は、結晶化してから羽化するまでの時間に関係すると言われている。
結晶化したマナはその後も大気中のマナを吸収し続けている。時間をかければかけるほど結晶中の魔力濃度は高くなっていき、高くなるほど強力な魔物が羽化する可能性が高くなっていく。
魔力結晶から生まれた魔物は何から構成されているのか、結晶化したマナの中では何が起こっているのか、それは今だに解明されていない。
魔物の死とドロップ
魔物にも死という概念がある。生物でいう致命傷を魔物にも与えることができ、致命傷を与えると魔物は塵となり霧散して消えてしまう。これが魔物を構成する要素を特定できない大きな理由となっている。
まれに魔物が霧散しても一部の器官が残ったまま消えないことがあるが、これが俗にいう“ドロップ”である。
一説によると、魔物の特徴的な部分(巨大なツノであったり強固な鱗であったり)には特に魔力の結合が強くなっており、その結果霧散せず残っているのではないかと言われている。
魔物のドロップする素材を加工した武器や防具は一際強力な装備に仕上がるため、冒険者は自身の装備強化のため魔物を狩ることも少なくない。しかしドロップは必ず起こる現象ではないため、運が悪いと何体も狩らなくてはならない。
稀に人が食せる部位がドロップされることがあり、魔物の肉などは珍味とされていて非常に高値で取引される。
魔物の“習性”
生まれてきた魔物はその固体それぞれ見た目も違っていればその生態も変わってくる。主に既存の動物を模した見た目をしている固体が多く、そういった個体は既存の生物と似た習性を持つことが多く、さほど驚異のある魔物ではない。
危険なのはどの動物にも似ていない魔物である。
魔物の危険性を示す“ランク”という指標がある。その基準を下記に記す。
S級危険種(起源種)
どの生物にも似ていない起源種と呼ばれる個体。天災級、災害級などと呼ばれることもある非常に危険な個体。
A級危険種(人疑種)
人に近い形をもって生まれた個体。中には高い知性を有する個体も報告されている。
B級危険種(合成種)
既存の生物の特徴が合わさっている合成種と呼ばれる個体。合成種を狩れるようになれば、一級冒険者と呼んで差し支えないだろう。
C級危険種(巨獣種)
既存の生物を模しつつ、巨大な骨格を持った個体。
D級危険種(一般種)
既存の生物に見た目もサイズも近い個体。もっとも種類が多く、数も多い。
~トラソニル魔物全集1
第1章 基礎知識編 より抜粋~
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