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第一章 新生活と新天地
閑話 太陽教国ソリオンの噂
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チモンズ・ミラーゲイズの資産が消え去ったことで生じる問題は、チモンズ・ミラーゲイズにのみ影響を与えるため、ランジ・アブールは予定通り『聖剣』の確認をすることに。
「……それで『聖剣』はどこに?」
「『聖剣』? そんなものどぉぉぉぉでもいい! 私の……私の金が……。私の金はどこにいったぁぁぁあぁ!」
「もう良い。自分で探すとしよう。秘書官、目録を見せよ」
「はっ! こちらを」
「んっ? 何だ? ……これは!」
秘書官から目録を受け取ったランジ・アブールは、目録と宝物庫内を交互に見て徐々に顔色を変えていった。
「秘書官! すぐに警備責任者と鑑定士を呼べ」
「はっ!」
秘書官が図書館を出て行くところを見送ったランジ・アブールは、チモンズ・ミラーゲイズに向き直り宝物庫内について問い詰める。
「チモンズ・ミラーゲイズ枢機卿。これは犯罪ですよ? まさか、枢機卿の立場を利用して窃盗や横領を行うとは。恥ずかしくないのですか?」
「はぁ? 何を言っている? 私の金を私が使って何が悪い?」
「あなたって人は……! これを見てもまだそのようなことが言えるのですか!?」
ランジ・アブールは目録をチモンズ・ミラーゲイズの眼前に突きつけた。
「目録……? これが何か? 私の金が目録なんかに載っているわけがないでしょ? 載っていたのなら、それこそ窃盗でしょう?」
「目録を見ながら宝物庫を見て下さい! ここを管理していた者は教皇猊下とあなただったのですよ? それでもまだしらを切るつもりですか!」
「ん? ……は? 何故……何故だ!? 何もないではないか! ……まさか、私をはめたのか? 一昨日、ここに猊下と来たときには全て揃っていたし、このように片付けられてなどいなかった!」
「見苦しい言い訳を……! では、猊下と何をしに来たというのだ!」
宝物庫の中身はかなりの量で、管理している者が定期的に整理整頓を行わなければ片づくはずがなかった。それなのに、一昨日までは以前の散乱した宝物庫だったと言い張っているチモンズ・ミラーゲイズに呆れた視線を向け、ランジ・アブールは一応の確認をした。
「勇者召喚に使う【オーパーツ】を取りに来たのだ。確認してもらえれば分かる。記録スキルを持つ教皇猊下の秘書官を伴って訪れたのだからな」
「それならば、その秘書官を呼んでの尋問となるだろうが、チモンズ・ミラーゲイズ枢機卿の管理下で宝物庫の窃盗が起こったことは事実。何かしらの処分が下ることをお忘れなきように」
「……分かっているっ!」
枢機卿二人の話し合いが終わった頃、警備責任者と鑑定士を連れた秘書官が戻ってきた。しかし、その後ろには複数の一般職員の姿も確認できた。
「君たちは何しに来たのかね?」
ランジ・アブールの言葉に一人の一般職員が答える。
「はっ! こちらの図書館には私どもも非常時の資金を預けておりました故、確認に参った次第です!」
「つまり、へそくりの確認に来たということかね。いつの時代も図書館に隠すのだな。まぁ良い。早く確認して出て行きなさい」
叩き上げのランジ・アブールは一般職員の時代もあり、一般職員の苦労も当然知っていた。それ故、一般職員の立場に立った意見を言うことができ、一般職員にも人気が高い枢機卿であった。
「はい。ありがとうございます!」
ランジ・アブールに頭を下げて自分たちのへそくりを確認しに行く一般職員たちは、数分後各々悲鳴を上げた。
「どうした?」
「は……はい。硬貨を入れておいた袋にボロボロのゴミが入れられており、硬貨の全てがなくなっております……。それも、全員がです」
「何だと? 君たちもか? チモンズ・ミラーゲイズ枢機卿、どうやらお仲間がいたようだ」
「仲間ぁぁぁ? 私の資産とそこらの有象無象の小遣いを一緒にしないでもらいたい! どうせ吹けば飛ぶほどの額だろう? また貯めれば良かろう!」
ランジ・アブールの言う仲間とは窃盗被害者だというものだったのだが、人一倍エリート意識が高いチモンズ・ミラーゲイズは、気に食わないランジ・アブールと仲良くしている凡人たちと一緒にされることを嫌がり、ランジ・アブールの言葉を否定したのだ。
「君たちのお金の犯人が誰かは分からないが、別の事件の犯人と同じことは間違いないようだ。お金の管理を図書館で行っていたため、補償はできないが困ったことがあったら言ってきなさい。しかし、できる限り自分でやってみてどうしても無理だった場合のみとする。最後に、このようなことはよくあることだ。私も図書館で盗難被害に遭ったことがある。だから、しっかりと自分で管理することを勧める。以上だ」
「ありがとうございます!」
ランジ・アブールの言葉を聞き、逃げ道を作ることができた一般職員たちは各々頭を下げて図書館から退館していった。
「人気取りに忙しいですね。そこまでしないと枢機卿でいられないなんて不器用なお人だ」
「枢機卿は指名制であり、一般職員の投票ではないよ。だから人気は関係ないし、君も枢機卿になれたのだろう? 人気がないからといって男の嫉妬ほど醜いものはないぞ? なぁ? 昨夜一緒に添い寝していたのに猊下を救えなかった無能君?」
「キッサマァァア!」
「まぁまぁ、部下のいるの前であまり怒るでない。これ以上恥の上塗りをしない方がいいのではないか? さて、警備責任者に昨夜の警備状況を聞き、チモンズ・ミラーゲイズ枢機卿には本日までの宝物庫の状況を詳しく話してもらうとしよう。鑑定士殿には苦労をかけると思うがよろしく頼む。それと秘書官、帰ってきたばかりで申し訳ないが猊下の秘書官を呼んできてくれ。彼にもいろいろ聞かせてもらいたいからな。頼んだぞ」
「「「はっ!」」」
こうしてランジ・アブールの指揮の下、宝物庫の窃盗事件の調査が行われることになった。
◇
ところ変わって、太陽教国ソリオンの首都イーリスの複数の店舗では怪奇現象が起きていた。
早朝に起きて開店準備をしていると、重さと価格のせいで売れ残り、武具と言うよりも置物になっていたフルプレートアーマー含む数店の商品がなくなり、適正価格よりも銅貨五枚分多く足された代金が残されていた武具店。
どの本がなくなったのかさえ分からないが、金貨三枚がカウンターに置かれた本屋。
鍵付きの展示ケースに入れておいたはずの魔法が二つと専用ホルダーが、店を荒らされることなく綺麗になくなり、代金もしっかりと置いてある魔法具店。
旅に必要な装備と木箱がなくなる代わりに、代金よりも少し多めの硬貨がカウンターに置かれていた道具屋。
どの店も前日の閉店のときにはなかった光景で、開店準備の際には意識が遠退くくらいの驚きを感じていた。それに加え、神殿騎士の大捜索である。もしかしたら自分たちのことを探しているのかもと思っても不思議ではないだろう。
そして疑心暗鬼になった彼らは硬貨を隠し、何もなかったのだと己に言い聞かせたのだった。
この数日後、教会の宝物庫も知らないうちに武具や宝石がなくなったと噂が流れたことで、太陽教国には太陽神様は義賊のような神だったという噂が流れたという。
「……それで『聖剣』はどこに?」
「『聖剣』? そんなものどぉぉぉぉでもいい! 私の……私の金が……。私の金はどこにいったぁぁぁあぁ!」
「もう良い。自分で探すとしよう。秘書官、目録を見せよ」
「はっ! こちらを」
「んっ? 何だ? ……これは!」
秘書官から目録を受け取ったランジ・アブールは、目録と宝物庫内を交互に見て徐々に顔色を変えていった。
「秘書官! すぐに警備責任者と鑑定士を呼べ」
「はっ!」
秘書官が図書館を出て行くところを見送ったランジ・アブールは、チモンズ・ミラーゲイズに向き直り宝物庫内について問い詰める。
「チモンズ・ミラーゲイズ枢機卿。これは犯罪ですよ? まさか、枢機卿の立場を利用して窃盗や横領を行うとは。恥ずかしくないのですか?」
「はぁ? 何を言っている? 私の金を私が使って何が悪い?」
「あなたって人は……! これを見てもまだそのようなことが言えるのですか!?」
ランジ・アブールは目録をチモンズ・ミラーゲイズの眼前に突きつけた。
「目録……? これが何か? 私の金が目録なんかに載っているわけがないでしょ? 載っていたのなら、それこそ窃盗でしょう?」
「目録を見ながら宝物庫を見て下さい! ここを管理していた者は教皇猊下とあなただったのですよ? それでもまだしらを切るつもりですか!」
「ん? ……は? 何故……何故だ!? 何もないではないか! ……まさか、私をはめたのか? 一昨日、ここに猊下と来たときには全て揃っていたし、このように片付けられてなどいなかった!」
「見苦しい言い訳を……! では、猊下と何をしに来たというのだ!」
宝物庫の中身はかなりの量で、管理している者が定期的に整理整頓を行わなければ片づくはずがなかった。それなのに、一昨日までは以前の散乱した宝物庫だったと言い張っているチモンズ・ミラーゲイズに呆れた視線を向け、ランジ・アブールは一応の確認をした。
「勇者召喚に使う【オーパーツ】を取りに来たのだ。確認してもらえれば分かる。記録スキルを持つ教皇猊下の秘書官を伴って訪れたのだからな」
「それならば、その秘書官を呼んでの尋問となるだろうが、チモンズ・ミラーゲイズ枢機卿の管理下で宝物庫の窃盗が起こったことは事実。何かしらの処分が下ることをお忘れなきように」
「……分かっているっ!」
枢機卿二人の話し合いが終わった頃、警備責任者と鑑定士を連れた秘書官が戻ってきた。しかし、その後ろには複数の一般職員の姿も確認できた。
「君たちは何しに来たのかね?」
ランジ・アブールの言葉に一人の一般職員が答える。
「はっ! こちらの図書館には私どもも非常時の資金を預けておりました故、確認に参った次第です!」
「つまり、へそくりの確認に来たということかね。いつの時代も図書館に隠すのだな。まぁ良い。早く確認して出て行きなさい」
叩き上げのランジ・アブールは一般職員の時代もあり、一般職員の苦労も当然知っていた。それ故、一般職員の立場に立った意見を言うことができ、一般職員にも人気が高い枢機卿であった。
「はい。ありがとうございます!」
ランジ・アブールに頭を下げて自分たちのへそくりを確認しに行く一般職員たちは、数分後各々悲鳴を上げた。
「どうした?」
「は……はい。硬貨を入れておいた袋にボロボロのゴミが入れられており、硬貨の全てがなくなっております……。それも、全員がです」
「何だと? 君たちもか? チモンズ・ミラーゲイズ枢機卿、どうやらお仲間がいたようだ」
「仲間ぁぁぁ? 私の資産とそこらの有象無象の小遣いを一緒にしないでもらいたい! どうせ吹けば飛ぶほどの額だろう? また貯めれば良かろう!」
ランジ・アブールの言う仲間とは窃盗被害者だというものだったのだが、人一倍エリート意識が高いチモンズ・ミラーゲイズは、気に食わないランジ・アブールと仲良くしている凡人たちと一緒にされることを嫌がり、ランジ・アブールの言葉を否定したのだ。
「君たちのお金の犯人が誰かは分からないが、別の事件の犯人と同じことは間違いないようだ。お金の管理を図書館で行っていたため、補償はできないが困ったことがあったら言ってきなさい。しかし、できる限り自分でやってみてどうしても無理だった場合のみとする。最後に、このようなことはよくあることだ。私も図書館で盗難被害に遭ったことがある。だから、しっかりと自分で管理することを勧める。以上だ」
「ありがとうございます!」
ランジ・アブールの言葉を聞き、逃げ道を作ることができた一般職員たちは各々頭を下げて図書館から退館していった。
「人気取りに忙しいですね。そこまでしないと枢機卿でいられないなんて不器用なお人だ」
「枢機卿は指名制であり、一般職員の投票ではないよ。だから人気は関係ないし、君も枢機卿になれたのだろう? 人気がないからといって男の嫉妬ほど醜いものはないぞ? なぁ? 昨夜一緒に添い寝していたのに猊下を救えなかった無能君?」
「キッサマァァア!」
「まぁまぁ、部下のいるの前であまり怒るでない。これ以上恥の上塗りをしない方がいいのではないか? さて、警備責任者に昨夜の警備状況を聞き、チモンズ・ミラーゲイズ枢機卿には本日までの宝物庫の状況を詳しく話してもらうとしよう。鑑定士殿には苦労をかけると思うがよろしく頼む。それと秘書官、帰ってきたばかりで申し訳ないが猊下の秘書官を呼んできてくれ。彼にもいろいろ聞かせてもらいたいからな。頼んだぞ」
「「「はっ!」」」
こうしてランジ・アブールの指揮の下、宝物庫の窃盗事件の調査が行われることになった。
◇
ところ変わって、太陽教国ソリオンの首都イーリスの複数の店舗では怪奇現象が起きていた。
早朝に起きて開店準備をしていると、重さと価格のせいで売れ残り、武具と言うよりも置物になっていたフルプレートアーマー含む数店の商品がなくなり、適正価格よりも銅貨五枚分多く足された代金が残されていた武具店。
どの本がなくなったのかさえ分からないが、金貨三枚がカウンターに置かれた本屋。
鍵付きの展示ケースに入れておいたはずの魔法が二つと専用ホルダーが、店を荒らされることなく綺麗になくなり、代金もしっかりと置いてある魔法具店。
旅に必要な装備と木箱がなくなる代わりに、代金よりも少し多めの硬貨がカウンターに置かれていた道具屋。
どの店も前日の閉店のときにはなかった光景で、開店準備の際には意識が遠退くくらいの驚きを感じていた。それに加え、神殿騎士の大捜索である。もしかしたら自分たちのことを探しているのかもと思っても不思議ではないだろう。
そして疑心暗鬼になった彼らは硬貨を隠し、何もなかったのだと己に言い聞かせたのだった。
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