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第二章 新天地と始まり
第二十九話 海は出会いの場
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生きてるかどうか聞いてはいるが、死んでないことは知っている。霊が彷徨っていないからである。
「おっ! 結構頑張ったみたいだな。って言っても中と小しかないけど」
小を革袋に入れていき、中は木箱に詰めていく。入口から奥に向かって回収作業を行いながら進み、大量の素材が転がっている場所に着く。しかし、そこには人間の姿はなく素材しかなかった。先に回収作業を終わらせて周囲を探すと、窪みに三匹の豚が盾を持って身を寄せ合っていた。
盾は物理障壁のような効果があるのか、薄らと光を放っていた。生きているのなら回収する必要もないし、寝ているのを邪魔しては申し訳ないと思い、そのまま寝かせておくことにした。
「洞窟の中にもいっぱいあったぞー!」
「やったー!」
喜ぶリアと一緒に種類分けを終わらせ、全ての収納が完了した。
その直後、突然空が暗くなる。
「えっ? 雨?」
「ア……アルマ……。あ、あ、あれ……」
帰ろうとした直後、急に天気が変わったのかと思ったが、リアの動揺する声が聞こえ振り向いた俺は、リアが指を差している方向を見る。
鳥だった。とてつもなく巨大な鳥である。
「何だあれ……?」
グリーンオーガを超える威圧感と恐怖が辺り一帯を包む。俺がチートスキルを使用しても擦り傷一つつけられそうもないような鳥だった。
「逃げるぞ! あれは無理だ……」
「グォォォォ……オエッ……オォォォー……」
「……リアじゃないよな?」
「……アルマじゃないよね?」
嘔吐くような音が聞こえた瞬間、俺とリアはほぼ同時に言葉に出していた。そして二人とも違うということは、あの鳥である可能性が高かったのだ。
「……不機嫌みたいだな。なんか悪いものでも食べたのか?」
「グッ……グォォォォ……オロロロロ……」
「うわっ! 吐いた! 気持ち悪ぅぅぅぅ!」
「うっ……」
森に影を落とすほど低空で飛んでいた鳥は、突如嘔吐き始めたと思ったら、最後には森に向かっていろいろ吐き出していた。俺は嗅覚がないのか視覚情報として気持ち悪いで済んでいるが、スキル【超感覚】を持つリアはもらいゲロをしそうになるくらい嘔吐いていた。
「大丈夫か?」
「死ぬぅぅぅぅぅぅぅ……。でも口から生き物が落ちていったみたいだから確認しに行きたい!」
「えっ? 戻したのを食べるのか?」
「そんなわけないでしょー! 生きてたの!」
マジか……。じゃああの鳥が吐いたのは、その生き物のせいでは?
「グォ……。グァァァァァァ!」
どこか晴れ渡った顔の巨大な鳥は一気に高度を上げ飛び去っていった。
「助かったー。何なんだあの鳥」
「分かんない。それより……ダメ?」
上目遣いはズルい! しかも首を傾げることで可愛さアップ。
「……行くか……」
「ありがとー!」
「どういたしまして」
リアの希望であるゲロ現場へと向かった俺たちは、現場に着いて早々最悪なものを見てしまった。溶けた木々と怒り狂う大蛇だ。目の前の紫色の大蛇は縄張りをゲロ塗れにされたせいで怒り狂い、鬱憤を晴らすように何かをもてあそんでいた。
「美味しそう」
「えぇぇぇぇ! 蛇……食べるの……?」
「物によっては高級食材だよ? 蛇嫌い?」
「大っ嫌いです! 魂に刻まれているほど嫌い」
召喚される前から蛇は大っ嫌いだった。それは今も変わることがないし、これから先も変わらない。でも大蛇の気持ちは分かる。縄張りをゲロ塗れにされたら怒らない方がおかしい。
「アルマ……あれモフモフだよ?」
「何ぃぃぃぃー!?」
同情できても大っ嫌いな蛇である。当然優先順位は下なのだ。だが、これ以上は近づきたくはない。ゲロの海に足を踏み入れる苦行を行う理由が見つからないからだ。
「肉とモフモフのために……」
俺は【異空間倉庫】からグリーンオーガのパルチザンを取り出した。それと装備の変更である。ポールアックスを大槌に変えた。
「それで攻撃するの?」
「これは乗り物だ!」
そう、某玉を集める漫画の白い桃みたいな名前のおっさんが使っていた方法だ。《念動魔法》で浮かせた巨大なパルチザンの上に乗るという方法で、なんちゃって飛行魔法が使えるはず。
「行くぞぉぉぉー!」
大っ嫌いな蛇に向かって気合いを入れて突っ込んでいく。リアは後ろから弓での援護である。顔を重点的に狙うようにお願いしている。
「シャァァァァァァー!」
「気持ち悪ぅぅぅぅぅぅ」
パルチザンはそのまま口に向かって突っ込ませ、俺は変身セットを解除して頭上に移動する。パルチザンの上に乗っているときに思いついたのだが、もっと早く思いつきたかった。
頭上で変身セットを装備して頭の上に降り立つ。大槌でパルチザンから避けようとする大蛇の頭を修正するも、口から入ったパルチザンは下顎に突き刺さっただけである。
「クッ……キィィィイイィィィ……」
ゲロの酸でも溶けなかった鱗は大槌の一撃でも傷をつけることはできず、パルチザンの一撃も喉を貫通させる予定が外された。
「この大蛇……強いヤツだ……。簡単に終わらせる方法はあるけど……やりたくない……!」
思いついた作戦は最終手段に取っておき、他の方法を実行することに決めた。まずは如何にも毒を吐きそうな口をズタズタにする作戦だ。
上から下に斜めに刺さっているパルチザンの石突き近くを掴み、思いっきり体重をかけて先端を持ち上げる。つまり、てこの原理で突き上げているのだ。貫通した槍先が再び喉を突き刺し喉奥に迫っていたのだが、途中で首を振られゲロの海に落とされかけた。
「変身解除ぉぉぉぉぉぉ!」
絶対に落ちない。落ちてたまるかぁぁぁ!
頭上に再び移動して大槌を振り下ろす。今度は石突きが下を向いているので、頭が下がれば勝手に喉に突き刺さるのだ。
「キイィィィァアァァァァ……」
少し突き刺さったが威力が弱かったのだろう。大槌の衝撃に堪えた大蛇は踏みとどまっていた。しかも俺に向かって尻尾を振り下ろしてきたのだ。
「えっ? 変身解除……」
俺が消えたせいで尻尾の直撃を受けた大蛇は、喉にパルチザンを深々と突き刺して息絶えた。
「……事故か自殺か、その両面で調べる必要があるかな?」
つい召喚前の言葉が口から出てしまったくらい衝撃的な最後だった。
さて、まずはパルチザンをゲロの海からサルベージしなくては。巨大な武器は貴重だからだ。《念動魔法》で大蛇の頭を持ち上げると、喉に突き刺さったパルチザンがゲロの海から出てきた。
「さすが、グリーンオーガが持っていた武器だ」
ゲロにさらされたせいで汚れてはいたが溶けてはいなかった。
「汚いなぁ……」
俺は大蛇に乗ったままゲロの海を泳ぎきり、リアの元に帰ってきた。
「リア、あの魔法具で蛇とこの槍を洗ってくれないか?」
「任せてー! でも早く帰ってきてね!」
「もちろん」
大蛇とパルチザンをリアに任せた後、再びゲロの海に戻り物色する。ゲロはゲロでしかないが、何かないかと思ったからだ。だが当然何もなく、グッタリとしたモフモフを《念動魔法》で持ち上げ、リアの元に戻った。
「蛇は終わったけど……槍は抜けない」
触りたくないという意味である。
「じゃあ代わるから、このモフモフを洗ってあげて」
俺が教国で買った野営道具の中から鍋を取りだして水を張る。一瞬お湯にしようかと思ったが、モフモフは水の方がいいと思い直した。
モフモフの丸洗いはリアが行い、蛇のから拭きとパルチザンの丸洗いは俺が行った。このときビッグボアの尻尾を切り落とし証明部位として収納袋に入れ、大蛇には首輪のようにロープをつけて大の倉庫に収納する。
全てが終わって街に戻った頃には、空は茜色に染まっていた。
「おっ! 結構頑張ったみたいだな。って言っても中と小しかないけど」
小を革袋に入れていき、中は木箱に詰めていく。入口から奥に向かって回収作業を行いながら進み、大量の素材が転がっている場所に着く。しかし、そこには人間の姿はなく素材しかなかった。先に回収作業を終わらせて周囲を探すと、窪みに三匹の豚が盾を持って身を寄せ合っていた。
盾は物理障壁のような効果があるのか、薄らと光を放っていた。生きているのなら回収する必要もないし、寝ているのを邪魔しては申し訳ないと思い、そのまま寝かせておくことにした。
「洞窟の中にもいっぱいあったぞー!」
「やったー!」
喜ぶリアと一緒に種類分けを終わらせ、全ての収納が完了した。
その直後、突然空が暗くなる。
「えっ? 雨?」
「ア……アルマ……。あ、あ、あれ……」
帰ろうとした直後、急に天気が変わったのかと思ったが、リアの動揺する声が聞こえ振り向いた俺は、リアが指を差している方向を見る。
鳥だった。とてつもなく巨大な鳥である。
「何だあれ……?」
グリーンオーガを超える威圧感と恐怖が辺り一帯を包む。俺がチートスキルを使用しても擦り傷一つつけられそうもないような鳥だった。
「逃げるぞ! あれは無理だ……」
「グォォォォ……オエッ……オォォォー……」
「……リアじゃないよな?」
「……アルマじゃないよね?」
嘔吐くような音が聞こえた瞬間、俺とリアはほぼ同時に言葉に出していた。そして二人とも違うということは、あの鳥である可能性が高かったのだ。
「……不機嫌みたいだな。なんか悪いものでも食べたのか?」
「グッ……グォォォォ……オロロロロ……」
「うわっ! 吐いた! 気持ち悪ぅぅぅぅ!」
「うっ……」
森に影を落とすほど低空で飛んでいた鳥は、突如嘔吐き始めたと思ったら、最後には森に向かっていろいろ吐き出していた。俺は嗅覚がないのか視覚情報として気持ち悪いで済んでいるが、スキル【超感覚】を持つリアはもらいゲロをしそうになるくらい嘔吐いていた。
「大丈夫か?」
「死ぬぅぅぅぅぅぅぅ……。でも口から生き物が落ちていったみたいだから確認しに行きたい!」
「えっ? 戻したのを食べるのか?」
「そんなわけないでしょー! 生きてたの!」
マジか……。じゃああの鳥が吐いたのは、その生き物のせいでは?
「グォ……。グァァァァァァ!」
どこか晴れ渡った顔の巨大な鳥は一気に高度を上げ飛び去っていった。
「助かったー。何なんだあの鳥」
「分かんない。それより……ダメ?」
上目遣いはズルい! しかも首を傾げることで可愛さアップ。
「……行くか……」
「ありがとー!」
「どういたしまして」
リアの希望であるゲロ現場へと向かった俺たちは、現場に着いて早々最悪なものを見てしまった。溶けた木々と怒り狂う大蛇だ。目の前の紫色の大蛇は縄張りをゲロ塗れにされたせいで怒り狂い、鬱憤を晴らすように何かをもてあそんでいた。
「美味しそう」
「えぇぇぇぇ! 蛇……食べるの……?」
「物によっては高級食材だよ? 蛇嫌い?」
「大っ嫌いです! 魂に刻まれているほど嫌い」
召喚される前から蛇は大っ嫌いだった。それは今も変わることがないし、これから先も変わらない。でも大蛇の気持ちは分かる。縄張りをゲロ塗れにされたら怒らない方がおかしい。
「アルマ……あれモフモフだよ?」
「何ぃぃぃぃー!?」
同情できても大っ嫌いな蛇である。当然優先順位は下なのだ。だが、これ以上は近づきたくはない。ゲロの海に足を踏み入れる苦行を行う理由が見つからないからだ。
「肉とモフモフのために……」
俺は【異空間倉庫】からグリーンオーガのパルチザンを取り出した。それと装備の変更である。ポールアックスを大槌に変えた。
「それで攻撃するの?」
「これは乗り物だ!」
そう、某玉を集める漫画の白い桃みたいな名前のおっさんが使っていた方法だ。《念動魔法》で浮かせた巨大なパルチザンの上に乗るという方法で、なんちゃって飛行魔法が使えるはず。
「行くぞぉぉぉー!」
大っ嫌いな蛇に向かって気合いを入れて突っ込んでいく。リアは後ろから弓での援護である。顔を重点的に狙うようにお願いしている。
「シャァァァァァァー!」
「気持ち悪ぅぅぅぅぅぅ」
パルチザンはそのまま口に向かって突っ込ませ、俺は変身セットを解除して頭上に移動する。パルチザンの上に乗っているときに思いついたのだが、もっと早く思いつきたかった。
頭上で変身セットを装備して頭の上に降り立つ。大槌でパルチザンから避けようとする大蛇の頭を修正するも、口から入ったパルチザンは下顎に突き刺さっただけである。
「クッ……キィィィイイィィィ……」
ゲロの酸でも溶けなかった鱗は大槌の一撃でも傷をつけることはできず、パルチザンの一撃も喉を貫通させる予定が外された。
「この大蛇……強いヤツだ……。簡単に終わらせる方法はあるけど……やりたくない……!」
思いついた作戦は最終手段に取っておき、他の方法を実行することに決めた。まずは如何にも毒を吐きそうな口をズタズタにする作戦だ。
上から下に斜めに刺さっているパルチザンの石突き近くを掴み、思いっきり体重をかけて先端を持ち上げる。つまり、てこの原理で突き上げているのだ。貫通した槍先が再び喉を突き刺し喉奥に迫っていたのだが、途中で首を振られゲロの海に落とされかけた。
「変身解除ぉぉぉぉぉぉ!」
絶対に落ちない。落ちてたまるかぁぁぁ!
頭上に再び移動して大槌を振り下ろす。今度は石突きが下を向いているので、頭が下がれば勝手に喉に突き刺さるのだ。
「キイィィィァアァァァァ……」
少し突き刺さったが威力が弱かったのだろう。大槌の衝撃に堪えた大蛇は踏みとどまっていた。しかも俺に向かって尻尾を振り下ろしてきたのだ。
「えっ? 変身解除……」
俺が消えたせいで尻尾の直撃を受けた大蛇は、喉にパルチザンを深々と突き刺して息絶えた。
「……事故か自殺か、その両面で調べる必要があるかな?」
つい召喚前の言葉が口から出てしまったくらい衝撃的な最後だった。
さて、まずはパルチザンをゲロの海からサルベージしなくては。巨大な武器は貴重だからだ。《念動魔法》で大蛇の頭を持ち上げると、喉に突き刺さったパルチザンがゲロの海から出てきた。
「さすが、グリーンオーガが持っていた武器だ」
ゲロにさらされたせいで汚れてはいたが溶けてはいなかった。
「汚いなぁ……」
俺は大蛇に乗ったままゲロの海を泳ぎきり、リアの元に帰ってきた。
「リア、あの魔法具で蛇とこの槍を洗ってくれないか?」
「任せてー! でも早く帰ってきてね!」
「もちろん」
大蛇とパルチザンをリアに任せた後、再びゲロの海に戻り物色する。ゲロはゲロでしかないが、何かないかと思ったからだ。だが当然何もなく、グッタリとしたモフモフを《念動魔法》で持ち上げ、リアの元に戻った。
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俺が教国で買った野営道具の中から鍋を取りだして水を張る。一瞬お湯にしようかと思ったが、モフモフは水の方がいいと思い直した。
モフモフの丸洗いはリアが行い、蛇のから拭きとパルチザンの丸洗いは俺が行った。このときビッグボアの尻尾を切り落とし証明部位として収納袋に入れ、大蛇には首輪のようにロープをつけて大の倉庫に収納する。
全てが終わって街に戻った頃には、空は茜色に染まっていた。
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