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そこへ僧侶が、
「喝」
と、叫んで顔を真っ赤にして割って入ってきた。
「一体あなたたちはどういうつもりですか?ここは通夜の席ですよ。故人の冥福を祈る席ですよ。あなたたちは仏様を冒涜しています。どういう事情があるにせよ、仏様を冒涜する行為をお釈迦様がお許しになりませんよ。バチが当たってもいいのですか?」
僧侶の一喝で騒ぎは収まった。
「あばよ、淫売婦。この子が死んだ以上、もう養育費を払う理由はなくなったけど、これからはいろいろな男と寝て、金をせびって暮すんだなっ」
この捨て台詞を残して、十人は引き上げ始めた。
その際、跳一に向って
「おい、にいちゃん、あんたも油断すると、自分の嫁さんから間男の子が産まれるぞ」
「そうだ、あんたみたいなお人よしが一番危ないんだよ」
と、次々に脅しの矢を放った。
さらに真っ赤なワンピースの女が
「そうね、あなたみたいな人が一番危ないわね。私にとっては、あなたみたいな男、好みじゃないし。私はこの人の妻になったから、この人の子を産んだのよ。もし、あなたの妻になったらいっぱい不倫して、不倫の子を産んじゃうかもね」
と、オホホホと高らかな声をあげて嘲笑した。
そして、
「ねーぇん、あなたぁーん、もう一人作らなぁーい。航太君の養育義務から解放されたのだし、生命保険も入ってくるんでしょう。それにサトシにだって、弟か妹がほしいんじゃないかしらぁーん」
と甘えるような声で、戸籍上の航太の父親の腕に寄り掛かった。
「そうだな、そうしようか」
戸籍上の父親はにんまりとして応えた。
「それなら早速、今夜から始めない?あなたとの夫婦の営みは楽しいわよね。航太君のお母さんにはそれが理解できなかったのよね。同じ女として残念な人に思うわ」
「そうだね、俺もお前との夫婦の営みが楽しく思うよ。今宵はおまえのことを思いっきり責めまくってやろうかな?」
「望むところよ。私をメチャクチャに責めて、淫らな女にして」
「だけど、もっと早くお前と出会いたかったなあ」
二人は大きな声で下ネタの話をしながら会場を出て行った。
さらに十人は会場を出たところで再び万歳三唱をし、それだけでなく、
「めでた、めでたの」
と、合唱まで始めた。
跳一を始め、参列者達は唖然としてしまった。そこへ斎藤よし子が
「鷹山さん、やっぱり私の言った通りの人だったでしょっ?」
と、跳一の耳元で囁いた。
さらに
「だけど航太君があまりにも可哀想だわ。こんな母親から生まれ、こんなに早く亡くなるなんて。私も航太君の冥福は祈るけど、あの子の母親に対する同情なんて、これっぽちもないですわ」
と、航太の母親に冷たい視線を送った。
「喝」
と、叫んで顔を真っ赤にして割って入ってきた。
「一体あなたたちはどういうつもりですか?ここは通夜の席ですよ。故人の冥福を祈る席ですよ。あなたたちは仏様を冒涜しています。どういう事情があるにせよ、仏様を冒涜する行為をお釈迦様がお許しになりませんよ。バチが当たってもいいのですか?」
僧侶の一喝で騒ぎは収まった。
「あばよ、淫売婦。この子が死んだ以上、もう養育費を払う理由はなくなったけど、これからはいろいろな男と寝て、金をせびって暮すんだなっ」
この捨て台詞を残して、十人は引き上げ始めた。
その際、跳一に向って
「おい、にいちゃん、あんたも油断すると、自分の嫁さんから間男の子が産まれるぞ」
「そうだ、あんたみたいなお人よしが一番危ないんだよ」
と、次々に脅しの矢を放った。
さらに真っ赤なワンピースの女が
「そうね、あなたみたいな人が一番危ないわね。私にとっては、あなたみたいな男、好みじゃないし。私はこの人の妻になったから、この人の子を産んだのよ。もし、あなたの妻になったらいっぱい不倫して、不倫の子を産んじゃうかもね」
と、オホホホと高らかな声をあげて嘲笑した。
そして、
「ねーぇん、あなたぁーん、もう一人作らなぁーい。航太君の養育義務から解放されたのだし、生命保険も入ってくるんでしょう。それにサトシにだって、弟か妹がほしいんじゃないかしらぁーん」
と甘えるような声で、戸籍上の航太の父親の腕に寄り掛かった。
「そうだな、そうしようか」
戸籍上の父親はにんまりとして応えた。
「それなら早速、今夜から始めない?あなたとの夫婦の営みは楽しいわよね。航太君のお母さんにはそれが理解できなかったのよね。同じ女として残念な人に思うわ」
「そうだね、俺もお前との夫婦の営みが楽しく思うよ。今宵はおまえのことを思いっきり責めまくってやろうかな?」
「望むところよ。私をメチャクチャに責めて、淫らな女にして」
「だけど、もっと早くお前と出会いたかったなあ」
二人は大きな声で下ネタの話をしながら会場を出て行った。
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「めでた、めでたの」
と、合唱まで始めた。
跳一を始め、参列者達は唖然としてしまった。そこへ斎藤よし子が
「鷹山さん、やっぱり私の言った通りの人だったでしょっ?」
と、跳一の耳元で囁いた。
さらに
「だけど航太君があまりにも可哀想だわ。こんな母親から生まれ、こんなに早く亡くなるなんて。私も航太君の冥福は祈るけど、あの子の母親に対する同情なんて、これっぽちもないですわ」
と、航太の母親に冷たい視線を送った。
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