文房具からはじまる恋物語

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斗也と紀良

はじまり

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俺は今めちゃくちゃ焦っている。

なんでかって話なんだけど、遡る事数分前。

吉原さんにシャーペンを取ってもらってそこから1分後…
吉原さんが俺の机に紙を投げてきた。
で!その内容が問題すぎる!「放課後、校舎裏にきて」なんだよね、
これは期待しちゃっていいよね?いいよね?
校舎裏とか吉原さんが俺に「付き合ってください」とか言われるかもよね?

そんな妄想をしているといつの間にか授業は終わっていた。

健がきて「なんで、そんな授業中ボーッとしてたんだ?」
「え?あ!別になんでもないよ。あと放課後、モック奢れねぇ。また今度な」
「は!?まぁ仕方ないか、なんかあったら言えよ。」
「あぁ。」

なんだかんだで6時間目も終わり放課後になった。

俺は健に別れを告げて、校舎裏に行った。校舎裏では異性に願いを告げると叶うという言い伝えがあるらしい。やっぱり期待していいよね!

そんな妄想してるうちに校舎裏に着いた。
妄想してる時は楽しくてニヤニヤしてて周りから引かれていたが…いざ着くと緊張で足が震える。端の方に吉原さんがいた。

震える足で吉原さんの前まで行き
「どうしたの?」と震える声で言った。
吉原さんはウズウズしながらゆっくり口を開き「えっと。え~。LEIN交換しませんか!?」
「え?あ、うん。いいよ」
俺は正直びっくりした。告白されるのかと思ったら、まさかの連絡先の交換の申し出だったとは…。
「吉原さんは俺なんかの連絡先って必要なの?」
「えっ?いるいるいる!必要!!!」
吉原さんは顔を赤くしなぜか混乱してるけど
俺には何故かわからない。

とりあえず吉原さんとは連絡先を交換した。
交換した時の吉原さんの喜んでた顔可愛かったな。
俺はその後ボッチで帰宅した。


次の日も俺は相変わらずぼっち登校だ。
昨日あんな事があっても結局リア充にもならない。

学校に着くといつも通り?ではない吉原さんが「おはよう」と挨拶をしてきた。

いつもというかずっと挨拶をしてこなかったのに、急に挨拶されて固まってしまった。
やっとの思いで「おはよう」と精一杯の笑顔で言った。それに安堵した吉原さんは友達の方に行っていった。

その一部始終を見ていた健と由紀はニヤニヤしながらこっちに来て
「なーんで昨日までは挨拶もしなかった仲なのに、急に挨拶してるの~笑?まさか昨日なんかあった?」
俺は今の関係を隠したいため
とりあえず言い訳を入れといた。
「え?いや別に何もなかったんだけど、
急に挨拶されて俺もびっくりした。」
「ほんとかな~?実は昨日なんかあったりして!」
無駄な詮索にイラッときた俺は
2人の横腹を突いといた。
「ごめんって」
「本当になにもないからな?」
「うん。わかったって。」
「よろしい」
なんとか理解を得られた俺は安堵した。
「んじゃHRが始まるから席戻るな。」
そう別れを告げて自分の席に戻った。

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3話は一旦斗也が関係を誤魔化し終わりました!
吉原さんの反応には今後どう言った意味が!?

余談なんですが、小説って人の感情書くのとセリフを入れるところとかむずくないですか?自分はもうそこは半分適当に入れてしまってます。
どなたかアドバイス下さい!
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