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新入社員
しおりを挟む「よろしくお願いします!」
ハキハキと聞き取りやすい発音だ
子犬のようにクリクリと大きな二重の目を瞬かせ
新社会人としてこれから頑張るぞ!!って雰囲気が体全体から漏れてる
うちの部署はブラックだぞーっと心の中で声がけしたが、まぁ聞こえるはずもない
今年うちの部署に配属された子達は女の子一人に男の子二人
ロリータ系が似合いそうなふんわり顔の女の子はキャラメル色に染めた髪を不安げに触っている
その隣に立つ、2メートルくらいあるんじゃないかな、いかにもスポーツしてましたって感じの締まった体つきに爽やかそうな顔の男の子
その隣に160あるかないかぐらいの身長の男の子はのほほんとしたタレ目の可愛らしい子だ
「柚川あんりです。よろしくお願いします」
薄紫の瞳がきらきらしていて、周りの男性社員はゴクリと息を飲んだ
新入社員唯一の女の子の名前は柚川さんって言うのか、可愛らしい
あとに続いて、2mくんは五十嵐翔、タレ目くんは花宮東吾
3人とも真面目そうだ
しかしながら、自分の仕事も忙しいのに新人教育も始まっては体がもたない
クソ上司はこの忙しい中、遅刻してくるし
ふと強い視線を感じ、顔を向けると
柚川さんと目が合う
じっと私を見つめ、何かを見定めているように外れない
どこかで会ったことあっただろうか
「、、、なか、田中!田中!!」
「はい!」
突然大声で呼ばれ、柚川さんから視線を外し辺りを見回すと
苛立った様子で腕を組み、輝くメガネのレンズ越しからこちらを睨む浅沼さんがいた
「ぼやぼやしてないで、新入社員に説明お願い」
「分かりました」
そんなに怒らなくていいのに
お局様(浅沼さん)は機嫌が悪いようだ
若くて可愛い女の子が嫌いなお局様は男に良く媚びる割に
40間近に迫る独身貴族さまだ
かく言う私も30にして
彼氏も居ないんだけどね
そんな事はさておき、新入社員に仕事説明、社内の説明、その他もろもろ説明しているうちに一日が終わってしまった
そして、そこから私の仕事が始まる
次々帰る社員たちを送り、気づけば私一人が残っていた
決まりがいいところで切り上げ、会社を出ると
何故かそこには先に帰ったはずの
五条が眉間に皺を寄せながら立っていた
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