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第1章
18話 またもやあの気配……
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午後の走り込みと先読みの訓練が終わり、今は狩の時間だ。
「シク、どっちが大きい獲物を捕まえられるか勝負しようぜ!」
「いいだろ」
「負けたら相手の言う事を聞くなんてどうだ?」
「望むところだ」
「俺が勝ったら人間族の住処に行った時に何か一つ買ってくれよ!」
「……考えとこう。だが、私が勝ったらまた前みたいに私と一緒に寝るのだからな?」
「そ、それはさすがに恥ずかしいから……」
「だめだ」
そう言うとシクの移動速度がいきなり上がった?!
シクとは五歳まで一緒の布団で寝ていた。夜になると寒いのかシクは良く俺を抱き枕として使っていた。
身体は小さいが精神年齢は既に三十後半だ。親だとしてもシクみたいな美人に抱きつかれると落ち着かないって事で五歳になってからは違う布団で寝るようになった。
「シク! いきなりスピード上げるなんて大人気無いぞ! 」
「何事も勝負事は本気だ」
「くそーー」
シクはどんどんスピードを上げて既に五十メートル程離された。
そっちがその気ならこっちは先読みを駆使して狩を行うまでだ!
「まずは動物の気配を探るか」
俺は目を閉じ自分の周りに動物が居ないか探る。
シクには遠く及ばないが俺もある程度の距離は探る術を使える。
「ここらへんには居ないか。けど足跡は見えるから、行動を読むと恐らくこっちだな」
俺は動物が居るであろう場所を読んでそこに向かう。
……居た!
野ウサギだ。
獲物は小さいが、特に指定しなかったし、ははは、これで俺の勝ちだな!
俺は気配を極力消してウサギの後ろに回り込み徐々に近づいて行く。
──ッよし! 今だ!
ウサギに飛び掛かる。
捉えた! っと思った時には俺の腕の中にはウサギが居なかった。
あれ? 完全に捉えたと思ったんだけどな……?
「アトスが探しているのはコイツかな?」
シクの声が聞こえシクの方を向くと手のひらには先程俺が捉えたと思ったウサギを持っていた。
「あ?! シクずるいぞ! 俺の獲物を横取りしやがって!」
「何を言う。早い者勝ちだ」
シクは表情からは読み取れないが、とてつもなく勝ち誇った声で俺に言った。
「さて、今日の夜は一緒に寝てもらうからな」
「えーー……」
シクの大人気ない対応にて勝負の行方は幕を降りた。
次こそは絶対勝ってみせる!
俺は心に誓いシクと一緒に帰る準備をしていると……
「「──ッ?!」」
帰る準備をしていたら、いきなり強い反応を感知した。
「……シ、シクこの気配ってもしかして?」
「アトスも気づいたか。モンスターだ……」
やっぱり。この強い気配は四年前にも経験した事ある。
「シク、俺にはまだ分からないけど小型?中型?」
「恐らく、前の気配とほぼ同じだから小型だな」
「こっちには?」
「まだ、気付いているか分からないが逃げるぞ」
俺達は直ぐに逃げた。
「シク、どっちが大きい獲物を捕まえられるか勝負しようぜ!」
「いいだろ」
「負けたら相手の言う事を聞くなんてどうだ?」
「望むところだ」
「俺が勝ったら人間族の住処に行った時に何か一つ買ってくれよ!」
「……考えとこう。だが、私が勝ったらまた前みたいに私と一緒に寝るのだからな?」
「そ、それはさすがに恥ずかしいから……」
「だめだ」
そう言うとシクの移動速度がいきなり上がった?!
シクとは五歳まで一緒の布団で寝ていた。夜になると寒いのかシクは良く俺を抱き枕として使っていた。
身体は小さいが精神年齢は既に三十後半だ。親だとしてもシクみたいな美人に抱きつかれると落ち着かないって事で五歳になってからは違う布団で寝るようになった。
「シク! いきなりスピード上げるなんて大人気無いぞ! 」
「何事も勝負事は本気だ」
「くそーー」
シクはどんどんスピードを上げて既に五十メートル程離された。
そっちがその気ならこっちは先読みを駆使して狩を行うまでだ!
「まずは動物の気配を探るか」
俺は目を閉じ自分の周りに動物が居ないか探る。
シクには遠く及ばないが俺もある程度の距離は探る術を使える。
「ここらへんには居ないか。けど足跡は見えるから、行動を読むと恐らくこっちだな」
俺は動物が居るであろう場所を読んでそこに向かう。
……居た!
野ウサギだ。
獲物は小さいが、特に指定しなかったし、ははは、これで俺の勝ちだな!
俺は気配を極力消してウサギの後ろに回り込み徐々に近づいて行く。
──ッよし! 今だ!
ウサギに飛び掛かる。
捉えた! っと思った時には俺の腕の中にはウサギが居なかった。
あれ? 完全に捉えたと思ったんだけどな……?
「アトスが探しているのはコイツかな?」
シクの声が聞こえシクの方を向くと手のひらには先程俺が捉えたと思ったウサギを持っていた。
「あ?! シクずるいぞ! 俺の獲物を横取りしやがって!」
「何を言う。早い者勝ちだ」
シクは表情からは読み取れないが、とてつもなく勝ち誇った声で俺に言った。
「さて、今日の夜は一緒に寝てもらうからな」
「えーー……」
シクの大人気ない対応にて勝負の行方は幕を降りた。
次こそは絶対勝ってみせる!
俺は心に誓いシクと一緒に帰る準備をしていると……
「「──ッ?!」」
帰る準備をしていたら、いきなり強い反応を感知した。
「……シ、シクこの気配ってもしかして?」
「アトスも気づいたか。モンスターだ……」
やっぱり。この強い気配は四年前にも経験した事ある。
「シク、俺にはまだ分からないけど小型?中型?」
「恐らく、前の気配とほぼ同じだから小型だな」
「こっちには?」
「まだ、気付いているか分からないが逃げるぞ」
俺達は直ぐに逃げた。
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