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第4章
92話 リザードマン
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「お兄さん、眠い……」
「俺もだよ……」
「ほっほっほ。早起きはいい事ですぞ」
「リガスの言う通り」
朝早くから起きて今日も村の様子を窺っている。まだ周りが薄暗い時から起きた為俺とロピは若干寝惚けている。チルとリガスは平気なのか村の様子を真剣に監視していた。
「あの村に人なんていないんじゃない?」
「いや、ロピ殿居ますな。昨日は無かった焚き火の後の様な物が見えます」
「え? どこどこ?」
「姉さん、あそこ」
「あ、本当だ」
三人はどうやら見えているらしいが、人間族の俺では目を凝らしても全く見えない。コイツらの視力が凄いだけで、俺は普通だよな?
そして暫くすると建物から人が出てきた。その見た目はワニが二足歩行で歩いている様な姿だった。
「リザードマンですな」
リガスがみんなに聞こえる様に呟く。
リザードマンか……前世にある記憶と大体一致している為俺でも直ぐに分かるな。
「リガス、リザードマンの特徴は?」
「そうですな。基本戦士気質の者が多い様な印象ですな。ただ、それはあくまで性格の部分なので全員がそうだとは限りませんが」
確かに、リザードマンのイメージは戦士気質のイメージはあるな。
「魔族さん、接触しても大丈夫?」
「いきなり、襲われる事は無いと思います」
「アトス様、どうされますか?」
「いきなり襲われないなら接触してみよう」
俺達は荷物を纏めて、ゆっくりと村に近付き、村の付近で一度止まりリザードマン達に呼びかける。
「すみませーん!」
大声で村に居るリザードマン達に呼びかけるが、暫くしても反応が無かった。もう一度大声で呼び掛けようとしたらリガスに止められた。
「ん? どうしたリガス」
「妙ですね……」
「そうだよね、さっきまで居たのに」
「聞こえなかっただけかも」
そして、四方の茂みから草木を掻き分ける音がして周りを見てみるとリザードマン達がそこにいた。
「ほっほっほ。どうやら囲まれたらしいですな」
「え?! なんで魔族さんそんなに余裕なの!」
「リガス、大丈夫?」
「チル様、リザードマン如きに私が遅れを取るとでも?」
「いやいや! まずは話し合おうぜ? なんで、チルとリガスはいきなり構えているんだ?」
「そ、そうだよ。お兄さんの言う通り人間は話し合って解決出来る生き物なんだよ?!」
俺とロピは戦闘反対派に対して、チルとリガスはやってやろうって言わんばかりにリザードマン達を待ち構える。そして、チルは拳を握り構えを取り、リガスは盾を構えてチルの少し前で腰を沈める。俺はこのままでは不味いと思い、リザードマン達に話し掛ける事にした。
「みなさん! 私達は旅の者で食料も尽きてしまったので、暫く休ませて頂きたくて来ました」
……うん、俺怪しいな。自分で説明しといて言うのもアレだがリザードマン達から見たら俺達は相当怪しい者達として映っているだろう。
そして、リザードマンの代表らしき人が前に出て来て俺達に質問を投げかけてくる。
「お前らは何者だ?」
「旅の者です。モンスターを避けて帰っている途中に食料などが切れて補充したいのと、暫くの間休ませて頂きたくて、この村を訪ねました」
「怪しい奴らめ……」
ごもっともな意見だ。
「なに? 私の主人であるチル様を怪しいと言ったか?」
「アトス様は全然怪しくない。アトス様は神」
「私達は全然怪しく無いよー!」
……やめてくれ。相手を煽る様な事を言うのは。
「なに? 神だと!? ますます怪しい」
「村長! こいつら怪しすぎます捕まえましょ!」
「「「そうだ!」」」
1人のリザードマンが意見を言ってから、波紋が広がる様に他のリザードマン達が俺達の事を怪しいと騒ぎ始める。そして村長と言われていたリザードマン以外は皆それぞれ戦闘の構えを取り始める。
「旅の方、大人しく捕まってくれはしませんか?」
「いやいや、怪しく無いですって!」
「神である、アトス様になんて言う狼藉!」
「そうだ、そうだ!」
恐らく、ロピは面白がってチルに便乗しているな。
「ほっほっほ。アトス殿これは逃げられそうに無いですな」
リガスは楽しそうな声で言う。もしかして、チルとリガスは戦闘好きなのか……?
「皆の者、相手に魔族がおる、気をつけろ!」
「おう! 魔族だろうがこの村付近で悪い事させねーぜ!」
「そうだ! いくら魔族だからってこの人数差があれば余裕だ!」
向こうは、もう戦闘態勢も出来上がっており、後は合図を待つのみの状態だ。そして、俺達の方はチルとリガスが戦闘態勢に入っているが、俺とロピは違った。
「お、お兄さん、チルちゃんに便乗して悪ふざけしちゃったけど、私戦いたく無いよ! もうクタクタで疲れているよ!」
「俺もだよ……。もうゆっくり休みたいだけなのに……」
チルとリガスの二人と違って俺達は疲れ切っていて、戦闘する気力が湧かない。
「リガス、私は一番強そうな奴をやる」
「ほっほっほ。さすがチル様、その挑戦する心意気、天晴れです!」
あの二人は、完全に出来上がっているな……。辺りを見回すとリザードマン達は二十人程いる……。そして、どのリザードマン達も凄い身体つきをしており、一目で強そうなのが分かる。
「もう、これ戦闘確定ー?」
「ロピ、諦めた方が良さそうだぞ……」
「うぇーん」
そして、戦闘が始まった。
「俺もだよ……」
「ほっほっほ。早起きはいい事ですぞ」
「リガスの言う通り」
朝早くから起きて今日も村の様子を窺っている。まだ周りが薄暗い時から起きた為俺とロピは若干寝惚けている。チルとリガスは平気なのか村の様子を真剣に監視していた。
「あの村に人なんていないんじゃない?」
「いや、ロピ殿居ますな。昨日は無かった焚き火の後の様な物が見えます」
「え? どこどこ?」
「姉さん、あそこ」
「あ、本当だ」
三人はどうやら見えているらしいが、人間族の俺では目を凝らしても全く見えない。コイツらの視力が凄いだけで、俺は普通だよな?
そして暫くすると建物から人が出てきた。その見た目はワニが二足歩行で歩いている様な姿だった。
「リザードマンですな」
リガスがみんなに聞こえる様に呟く。
リザードマンか……前世にある記憶と大体一致している為俺でも直ぐに分かるな。
「リガス、リザードマンの特徴は?」
「そうですな。基本戦士気質の者が多い様な印象ですな。ただ、それはあくまで性格の部分なので全員がそうだとは限りませんが」
確かに、リザードマンのイメージは戦士気質のイメージはあるな。
「魔族さん、接触しても大丈夫?」
「いきなり、襲われる事は無いと思います」
「アトス様、どうされますか?」
「いきなり襲われないなら接触してみよう」
俺達は荷物を纏めて、ゆっくりと村に近付き、村の付近で一度止まりリザードマン達に呼びかける。
「すみませーん!」
大声で村に居るリザードマン達に呼びかけるが、暫くしても反応が無かった。もう一度大声で呼び掛けようとしたらリガスに止められた。
「ん? どうしたリガス」
「妙ですね……」
「そうだよね、さっきまで居たのに」
「聞こえなかっただけかも」
そして、四方の茂みから草木を掻き分ける音がして周りを見てみるとリザードマン達がそこにいた。
「ほっほっほ。どうやら囲まれたらしいですな」
「え?! なんで魔族さんそんなに余裕なの!」
「リガス、大丈夫?」
「チル様、リザードマン如きに私が遅れを取るとでも?」
「いやいや! まずは話し合おうぜ? なんで、チルとリガスはいきなり構えているんだ?」
「そ、そうだよ。お兄さんの言う通り人間は話し合って解決出来る生き物なんだよ?!」
俺とロピは戦闘反対派に対して、チルとリガスはやってやろうって言わんばかりにリザードマン達を待ち構える。そして、チルは拳を握り構えを取り、リガスは盾を構えてチルの少し前で腰を沈める。俺はこのままでは不味いと思い、リザードマン達に話し掛ける事にした。
「みなさん! 私達は旅の者で食料も尽きてしまったので、暫く休ませて頂きたくて来ました」
……うん、俺怪しいな。自分で説明しといて言うのもアレだがリザードマン達から見たら俺達は相当怪しい者達として映っているだろう。
そして、リザードマンの代表らしき人が前に出て来て俺達に質問を投げかけてくる。
「お前らは何者だ?」
「旅の者です。モンスターを避けて帰っている途中に食料などが切れて補充したいのと、暫くの間休ませて頂きたくて、この村を訪ねました」
「怪しい奴らめ……」
ごもっともな意見だ。
「なに? 私の主人であるチル様を怪しいと言ったか?」
「アトス様は全然怪しくない。アトス様は神」
「私達は全然怪しく無いよー!」
……やめてくれ。相手を煽る様な事を言うのは。
「なに? 神だと!? ますます怪しい」
「村長! こいつら怪しすぎます捕まえましょ!」
「「「そうだ!」」」
1人のリザードマンが意見を言ってから、波紋が広がる様に他のリザードマン達が俺達の事を怪しいと騒ぎ始める。そして村長と言われていたリザードマン以外は皆それぞれ戦闘の構えを取り始める。
「旅の方、大人しく捕まってくれはしませんか?」
「いやいや、怪しく無いですって!」
「神である、アトス様になんて言う狼藉!」
「そうだ、そうだ!」
恐らく、ロピは面白がってチルに便乗しているな。
「ほっほっほ。アトス殿これは逃げられそうに無いですな」
リガスは楽しそうな声で言う。もしかして、チルとリガスは戦闘好きなのか……?
「皆の者、相手に魔族がおる、気をつけろ!」
「おう! 魔族だろうがこの村付近で悪い事させねーぜ!」
「そうだ! いくら魔族だからってこの人数差があれば余裕だ!」
向こうは、もう戦闘態勢も出来上がっており、後は合図を待つのみの状態だ。そして、俺達の方はチルとリガスが戦闘態勢に入っているが、俺とロピは違った。
「お、お兄さん、チルちゃんに便乗して悪ふざけしちゃったけど、私戦いたく無いよ! もうクタクタで疲れているよ!」
「俺もだよ……。もうゆっくり休みたいだけなのに……」
チルとリガスの二人と違って俺達は疲れ切っていて、戦闘する気力が湧かない。
「リガス、私は一番強そうな奴をやる」
「ほっほっほ。さすがチル様、その挑戦する心意気、天晴れです!」
あの二人は、完全に出来上がっているな……。辺りを見回すとリザードマン達は二十人程いる……。そして、どのリザードマン達も凄い身体つきをしており、一目で強そうなのが分かる。
「もう、これ戦闘確定ー?」
「ロピ、諦めた方が良さそうだぞ……」
「うぇーん」
そして、戦闘が始まった。
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