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第4章
95話 リガスの強さ 2
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「さてアトス殿、少し行ってきます」
「え? どこに?」
俺はチルとリザードマンの戦闘について考えているとリガスがいきなり走り出した。そしてその先にはリザードマンが居る。
「お、おい! チルに手を出すなって言われてなかったか?」
「ほっほっほ。主人を倒されて黙っている執事なんていませんよ」
口調では笑っているが目が笑って無いな……。リザードマンの方もリガスが向かって来ている事に気付き、直ぐに構えて迎撃準備に入る。
「チル様に対する無礼がいかに愚かな事だったかを教えてやろう」
リガスの勢いある攻撃をリザードマンは先程と同じく捌く、そして続け様に放った蹴りも捌き切る。
「ふむ。チル様の時は本気ではありませんでしたか」
リザードマンはチルとの戦闘では涼しい顔をしていたが今は険しい表情をして重心を低くしている。
「宜しい。本気で来なさい」
リガスは相手に打ってこいと言わんばかりに構えを取らず直立不動で立っている。
「……」
そしてリザードマンはリガスに攻撃を仕掛ける。チルに攻撃した時の倍以上の速さでリガスの顔面に狙いを定める。
そして、リザードマンが地面に沈む……。
「ほっほっほ。なかなか難しいですな」
リガスは先程リザードマンがチルに対してやった事をそのままリザードマンにした。
「お、おい。リガスもしかしてカウンターか?」
「えぇ。アトス殿よく分かりましたな」
「見えは、しなかったが先程と同じ状況でリザードマンが気絶したからな」
リガスは一度見ただけで出来たのか……。
「さて、アトス殿リザードマン達を縛りましょう」
「そうだな」
リガスと二人でリザードマン達を縛った。そしてロピとチルを起こす。
「おい、ロピ起きろ」
「ふみゅふみゅ、お兄さんそれは私が食べる分だよ……」
完全に寝ぼけているな。
「おーきーろ!」
「ふぇ!? ここどこ?」
「リザードマン達の村だよ」
「そうだった! お兄さん私の背中に隠れてて!」
状況を思い出したのかロピは勢いよく起きて戦闘態勢を取る。
「お兄さんに手を出させない! 私が相手だよ!!」
なんて残念な子なんだ……。
「ロピ、リガスが全員倒してくれたよ」
「そ、そうなんだ! あはは、私が出る幕でもなかったか!」
「ほっほっほ。えぇロピ殿の手を借りるまでも無かった相手で御座います」
「だよねー!」
状況に合わせてくれるリガスはやはり紳士だな。
チルはリガスが起こしたのか手で先程リザードマンに打たれた場所を抑えながら何やら考え事をしている。
「チルちゃん、どうしたの?! 怪我した?」
「ううん、大丈夫だよ姉さん」
二人はお互いに怪我が無いか確認し合っている。
「さて、リザードマン達をどうするかだよな」
「アトス殿このまま縛ってて、私達だけで暫くこの村に滞在して休憩しますか?」
「それは、流石に可哀想じゃないか?」
俺達を襲ってきたとはいえ、俺達に怪我は無く逆にリザードマン達の方が怪我しているくらいだ。
「はいはーい!」
「どうされました、ロピ殿」
「こいつら、亡き者にしよう!」
「「「……」」」
ロピを除く俺達三人は何も言えなかった……。そして流石に変な事を言った自覚があるのか言い訳する様にベラベラ話し始めた。
「だ、だって私の可愛いチルちゃんが気絶させられたんだよ?! それくらいするのが普通だよ!」
ロピはチルを抱きしめて俺とリガスに問いかける。
「ふむ。確かにそう言われればコイツらは私の主人に手を出した訳だし亡き者にされても文句は言えないですな」
「でしょ!? 魔族さんは流石だな!」
「ほっほっほ。ではロピ殿の意見で決定ですな」
「だねー!」
二人は笑いながらリザードマン達が縛られている方に向かって歩き出す。
「ちょ、ちょっと待て! お前ら何しようとしているんだよ!」
「「亡き者にしようと」」
「ダメに決まっているだろ!」
俺は二人を必死に説得して、なんとか止めさせる事に成功した。
「ちぇー、お兄さんがそこまで言うならしょうがない」
「私達からしたら納得出来ませんが従いましょう」
二人はとても不満そうに言う。コイツら結構息が合っているな……。
「アトス様、このリザードマン達をどうするおつもりですか?」
「うーん、どうしようか?」
「私は解放してあげて欲しいです」
「でも、また襲われたりしないか?」
「その時はまた私とリガスが戦います!」
チルは俺の目を真っ直ぐ見て解放して欲しいとお願いしてくる。
「チ、チルちゃんー。私もその戦闘員の中に入っているよね?」
「……」
「お、お姉ちゃん頑張ちゃうよ!」
「ほっほっほ。またヨダレを垂らして気絶しても介抱はお任せ下さい」
「ひ、酷いよ! 魔族さんの意地悪!」
「ほっほっほ」
あの二人はほっとくか。
「俺としても解放しようとは思う」
「ありがとうございます!」
「チルは何か理由があるのか?」
「私は先程のリザードマンとまた戦いたいです。出来れば戦闘について教えを請いたい」
「リガスがいるじゃん」
「リガスには私に対して攻撃を絶対にしないと言われてしまって……」
なるほど。リガス流の執事の約束事なのかチルに戦闘などを教える気は無いのか。
「私はもっと強くなってアトス様と姉さんを守りたいです」
「分かった。リザードマンに聞いてみようか」
「はい!」
チルは嬉しそうに笑う。確かに今回はモンスター相手では無く人間が相手だった。今まではモンスター相手の訓練しかしなかったが、これからは人との戦いも訓練した方が良いかもな……。
リザードマン達の戦いでは全く役に立てて無かった所か俺とロピに関しては人質にされて足手まとい状態だったしな。
「え? どこに?」
俺はチルとリザードマンの戦闘について考えているとリガスがいきなり走り出した。そしてその先にはリザードマンが居る。
「お、おい! チルに手を出すなって言われてなかったか?」
「ほっほっほ。主人を倒されて黙っている執事なんていませんよ」
口調では笑っているが目が笑って無いな……。リザードマンの方もリガスが向かって来ている事に気付き、直ぐに構えて迎撃準備に入る。
「チル様に対する無礼がいかに愚かな事だったかを教えてやろう」
リガスの勢いある攻撃をリザードマンは先程と同じく捌く、そして続け様に放った蹴りも捌き切る。
「ふむ。チル様の時は本気ではありませんでしたか」
リザードマンはチルとの戦闘では涼しい顔をしていたが今は険しい表情をして重心を低くしている。
「宜しい。本気で来なさい」
リガスは相手に打ってこいと言わんばかりに構えを取らず直立不動で立っている。
「……」
そしてリザードマンはリガスに攻撃を仕掛ける。チルに攻撃した時の倍以上の速さでリガスの顔面に狙いを定める。
そして、リザードマンが地面に沈む……。
「ほっほっほ。なかなか難しいですな」
リガスは先程リザードマンがチルに対してやった事をそのままリザードマンにした。
「お、おい。リガスもしかしてカウンターか?」
「えぇ。アトス殿よく分かりましたな」
「見えは、しなかったが先程と同じ状況でリザードマンが気絶したからな」
リガスは一度見ただけで出来たのか……。
「さて、アトス殿リザードマン達を縛りましょう」
「そうだな」
リガスと二人でリザードマン達を縛った。そしてロピとチルを起こす。
「おい、ロピ起きろ」
「ふみゅふみゅ、お兄さんそれは私が食べる分だよ……」
完全に寝ぼけているな。
「おーきーろ!」
「ふぇ!? ここどこ?」
「リザードマン達の村だよ」
「そうだった! お兄さん私の背中に隠れてて!」
状況を思い出したのかロピは勢いよく起きて戦闘態勢を取る。
「お兄さんに手を出させない! 私が相手だよ!!」
なんて残念な子なんだ……。
「ロピ、リガスが全員倒してくれたよ」
「そ、そうなんだ! あはは、私が出る幕でもなかったか!」
「ほっほっほ。えぇロピ殿の手を借りるまでも無かった相手で御座います」
「だよねー!」
状況に合わせてくれるリガスはやはり紳士だな。
チルはリガスが起こしたのか手で先程リザードマンに打たれた場所を抑えながら何やら考え事をしている。
「チルちゃん、どうしたの?! 怪我した?」
「ううん、大丈夫だよ姉さん」
二人はお互いに怪我が無いか確認し合っている。
「さて、リザードマン達をどうするかだよな」
「アトス殿このまま縛ってて、私達だけで暫くこの村に滞在して休憩しますか?」
「それは、流石に可哀想じゃないか?」
俺達を襲ってきたとはいえ、俺達に怪我は無く逆にリザードマン達の方が怪我しているくらいだ。
「はいはーい!」
「どうされました、ロピ殿」
「こいつら、亡き者にしよう!」
「「「……」」」
ロピを除く俺達三人は何も言えなかった……。そして流石に変な事を言った自覚があるのか言い訳する様にベラベラ話し始めた。
「だ、だって私の可愛いチルちゃんが気絶させられたんだよ?! それくらいするのが普通だよ!」
ロピはチルを抱きしめて俺とリガスに問いかける。
「ふむ。確かにそう言われればコイツらは私の主人に手を出した訳だし亡き者にされても文句は言えないですな」
「でしょ!? 魔族さんは流石だな!」
「ほっほっほ。ではロピ殿の意見で決定ですな」
「だねー!」
二人は笑いながらリザードマン達が縛られている方に向かって歩き出す。
「ちょ、ちょっと待て! お前ら何しようとしているんだよ!」
「「亡き者にしようと」」
「ダメに決まっているだろ!」
俺は二人を必死に説得して、なんとか止めさせる事に成功した。
「ちぇー、お兄さんがそこまで言うならしょうがない」
「私達からしたら納得出来ませんが従いましょう」
二人はとても不満そうに言う。コイツら結構息が合っているな……。
「アトス様、このリザードマン達をどうするおつもりですか?」
「うーん、どうしようか?」
「私は解放してあげて欲しいです」
「でも、また襲われたりしないか?」
「その時はまた私とリガスが戦います!」
チルは俺の目を真っ直ぐ見て解放して欲しいとお願いしてくる。
「チ、チルちゃんー。私もその戦闘員の中に入っているよね?」
「……」
「お、お姉ちゃん頑張ちゃうよ!」
「ほっほっほ。またヨダレを垂らして気絶しても介抱はお任せ下さい」
「ひ、酷いよ! 魔族さんの意地悪!」
「ほっほっほ」
あの二人はほっとくか。
「俺としても解放しようとは思う」
「ありがとうございます!」
「チルは何か理由があるのか?」
「私は先程のリザードマンとまた戦いたいです。出来れば戦闘について教えを請いたい」
「リガスがいるじゃん」
「リガスには私に対して攻撃を絶対にしないと言われてしまって……」
なるほど。リガス流の執事の約束事なのかチルに戦闘などを教える気は無いのか。
「私はもっと強くなってアトス様と姉さんを守りたいです」
「分かった。リザードマンに聞いてみようか」
「はい!」
チルは嬉しそうに笑う。確かに今回はモンスター相手では無く人間が相手だった。今まではモンスター相手の訓練しかしなかったが、これからは人との戦いも訓練した方が良いかもな……。
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