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第5部 図書館ノ襞
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でーたべーすハホカノ書物ヨリ上ノ次元ニ位置スル。でーたべーすニハ書物ノ情報ガ記載サレルガ、ソレニヨッテ、でーたべーすハソノ書物ヲモ兼ネルコトニナル。でーたべーすニ記載サレテイル情報ヲ辿レバ、最終的ニ目的ノ書物ニ辿リ着クコトガデキルカラダ。ソレハ、でーたべーすニソノ書物ガ搭載サレテイルノト変ワラナイ。ダカラ、私ハわたしトトモニアル。私ガココデ対話ヲ行ナウ相手ハ、彼デモ、彼女デモ、アナタデモナク、わたしダッタ。
わたしハ私ヨリ幅ノ広イ世界ニ存在スル。チョウド、とれーでぃんぐかーどトソレヲ保護スルすりーぶけーすノヨウナ関係ニナッテイテ、私ガ住ム世界ガ前者ニ、わたしガ住ム世界ガ後者ニ該当スル。わたしハ、ココニ来ルトキ、最初ハ書庫ノ上方ニ現レタガ、ソレハ、わたしノ世界デハソノ位置モコノ書庫ノ範囲内ダカラダ。コチラノ世界デ私ガイル位置ニ合ワセルタメニハ、わたしハわたしノ世界デ書庫デナイ場所ニイナケレバナラナイ。ソチラノ世界ノコノ位置ハ、書庫ノサラニ下ニ当タルラシイ。
「ソレデ?」わたしガ言ッタ。「ソンナフウニ理屈ヲツケテミテモ、結局ノトコロ、最後ニ得ラレルノハ、自己満足デシカナイヨ。ナンテッタッテ、ソレハ、トックノ昔ニ定マッテイタコトナンダカラ。ソレヲ今ニナッテ私ガ気ヅイタッテダケ。大事ナノハ、ソノアト」
私ハ本ヲスベテ本棚ニ戻シ終エテ、モトノ席ニ着ク。
「ソノ本ノ続キハ、書カナイノ?」
わたしニ問ワレ、私ハ考エル。ドウダロウ。
「アノトキ、私ハ、ドウシテ続キヲ書クノヲヤメテシマッタノダロウ」私ハソウ呟イテミタ。私ガソウ言エバ、わたしガ答エテクレルコトヲ知ッテイタカラダ。
「コレ以上、ドウシテ、ト問ウコトニ意味ハナイヨ」わたしハスグニ答エル。当然ダッタ。私ニ関シテ、わたしガ答エラレナイコトハナイ。「ドウスルカ、ヲ考エタ方ガイインジャナイ?」
ソノトオリダ。
シカシ、ドウスルカハスデニ決マッテイタ。
アノトキ私ガソノ本ノ続キヲ書カナカッタノハ、ソノ、アノトキガ、書クベキトキデハナカッタカラダ。
ソシテ、書クベキトキガ訪レタ。
わたしハ、私ニソレヲ告ゲルタメニ、現レタノダロウ。
私ガ再ビ席ヲ立ッタトキニハ、わたしノ姿ハスデニナカッタ。イツモソウダ。何モ言ワズニ私ノ前カラ去ッテイク。デモ、ソレハ私ガ反映サレタ結果ダカラ、何モ不満ニ思ウコトハナイ。
本棚ノ間ヲ通ッテ、書庫ノ出入リ口ニ向カウ。
外ニ出ル前ニ、フト後ロヲ振リ返ル。ナントナク、モウココニ戻ッテクルコトハナイヨウナ気ガシタ。コレマデ私ガココニ通ッテイタノハ、ソノ本ノ続キヲ書クタメダッタノカモシレナイ。
螺旋状ノ階段ヲ上ッテ地上ニ向カウ。イツモハ灯ッテイナイ蛍光灯ガ、今ハ薄ク光ヲ放ッテイタ。歩キナガラ、灰色ノ床ト、壁ト、天井ヲ眺メテイルト、足モトガグラツクヨウナ感覚ニ襲ワレタ。同ジトコロヲグルグル回ッテイルヨウナ感ジガスル。イツモヨリ階段ガ長ク感ジラレタ。感ジラレタダケデハナク、モシカスルト、本当ニイツモヨリ長カッタノカモシレナイ。とれーでぃんぐかーどトすりーぶけーすノさいずヲ合ワセルタメニ。
かうんたーノ中ニハイツモ通リ司書ノ紳士ガ座ッテイタ。相変ワラズ葉巻ヲ咥エナガラ新聞ヲ開イテイル。地下カラ戻ッテキタ私ノ姿ヲ視界ノ端ニ捉エルト、彼ハ目ダケデコチラヲ見タ。
私ハあるこーるらんぷト書庫ノ鍵ヲ返ス。
ソレラヲ受ケ取ルト、彼ハ小サク首ヲ傾ゲテミセタ。
私ハ一度頷イテ返ス。
出入リ口ノ硝子扉ノ向コウ側ニ、建物ノ外ノ様子ガボンヤリト見エル。空ハスデニ薄ク明ルミ始メテイルヨウデ、夜ノ気配ヲ残シタ空気ガあすふぁるとノ上ニ漂ッテイルノガ見エタ。空気ハマダ熱ヲ帯ビテイナイラシイ。涼シイ内ニ家ニ帰ルコトニシヨウ。
正方形ノ持チ手ヲ片手デ押シテ、私ハ硝子扉ヲ潜ル。
二重ニナッタ扉ヲ抜ケタ先ニ、人ノ姿ガアッタ。被ッテイル帽子デ目モトガ隠レテイル。図書館ノ入リ口ニ繋ガル階段ノ手摺リニ体重ヲ預ケ、消エカケタ夜空ニ煙草ノ煙ヲ吐キ出シテイタ。
不意ニ彼女ガコチラヲ見ル。
私ハ、彼女ノ姿ヲ目ニ留メタトキカラ、彼女ガコチラヲ見ルコトヲ知ッテイタ。
私ガ見タノダカラ。
彼女モ見ルニ決マッテイル。
彼女ハ私ノ存在ニ気ガツクト、手摺リカラ身体ヲ起コシ、後ロ向キニ歩イテ、階段ノアルえりあノ外ニ出ル。
朝ノ風ガ吹ク。
銀色ノ手摺リハ冷タカッタ。
彼女ノ所ヘ向カウマデ、三ツ分ノすてっぷヲ下リル必要ガアル。
三ツ目ハ、ソノ先ノ道路ト地続キニナッテイル。
一ツ目、二ツ目、ソシテ、三ツ目ト順ニ下リテ、
私モ外ノ世界ヘ飛ビ出シタ。
わたしハ私ヨリ幅ノ広イ世界ニ存在スル。チョウド、とれーでぃんぐかーどトソレヲ保護スルすりーぶけーすノヨウナ関係ニナッテイテ、私ガ住ム世界ガ前者ニ、わたしガ住ム世界ガ後者ニ該当スル。わたしハ、ココニ来ルトキ、最初ハ書庫ノ上方ニ現レタガ、ソレハ、わたしノ世界デハソノ位置モコノ書庫ノ範囲内ダカラダ。コチラノ世界デ私ガイル位置ニ合ワセルタメニハ、わたしハわたしノ世界デ書庫デナイ場所ニイナケレバナラナイ。ソチラノ世界ノコノ位置ハ、書庫ノサラニ下ニ当タルラシイ。
「ソレデ?」わたしガ言ッタ。「ソンナフウニ理屈ヲツケテミテモ、結局ノトコロ、最後ニ得ラレルノハ、自己満足デシカナイヨ。ナンテッタッテ、ソレハ、トックノ昔ニ定マッテイタコトナンダカラ。ソレヲ今ニナッテ私ガ気ヅイタッテダケ。大事ナノハ、ソノアト」
私ハ本ヲスベテ本棚ニ戻シ終エテ、モトノ席ニ着ク。
「ソノ本ノ続キハ、書カナイノ?」
わたしニ問ワレ、私ハ考エル。ドウダロウ。
「アノトキ、私ハ、ドウシテ続キヲ書クノヲヤメテシマッタノダロウ」私ハソウ呟イテミタ。私ガソウ言エバ、わたしガ答エテクレルコトヲ知ッテイタカラダ。
「コレ以上、ドウシテ、ト問ウコトニ意味ハナイヨ」わたしハスグニ答エル。当然ダッタ。私ニ関シテ、わたしガ答エラレナイコトハナイ。「ドウスルカ、ヲ考エタ方ガイインジャナイ?」
ソノトオリダ。
シカシ、ドウスルカハスデニ決マッテイタ。
アノトキ私ガソノ本ノ続キヲ書カナカッタノハ、ソノ、アノトキガ、書クベキトキデハナカッタカラダ。
ソシテ、書クベキトキガ訪レタ。
わたしハ、私ニソレヲ告ゲルタメニ、現レタノダロウ。
私ガ再ビ席ヲ立ッタトキニハ、わたしノ姿ハスデニナカッタ。イツモソウダ。何モ言ワズニ私ノ前カラ去ッテイク。デモ、ソレハ私ガ反映サレタ結果ダカラ、何モ不満ニ思ウコトハナイ。
本棚ノ間ヲ通ッテ、書庫ノ出入リ口ニ向カウ。
外ニ出ル前ニ、フト後ロヲ振リ返ル。ナントナク、モウココニ戻ッテクルコトハナイヨウナ気ガシタ。コレマデ私ガココニ通ッテイタノハ、ソノ本ノ続キヲ書クタメダッタノカモシレナイ。
螺旋状ノ階段ヲ上ッテ地上ニ向カウ。イツモハ灯ッテイナイ蛍光灯ガ、今ハ薄ク光ヲ放ッテイタ。歩キナガラ、灰色ノ床ト、壁ト、天井ヲ眺メテイルト、足モトガグラツクヨウナ感覚ニ襲ワレタ。同ジトコロヲグルグル回ッテイルヨウナ感ジガスル。イツモヨリ階段ガ長ク感ジラレタ。感ジラレタダケデハナク、モシカスルト、本当ニイツモヨリ長カッタノカモシレナイ。とれーでぃんぐかーどトすりーぶけーすノさいずヲ合ワセルタメニ。
かうんたーノ中ニハイツモ通リ司書ノ紳士ガ座ッテイタ。相変ワラズ葉巻ヲ咥エナガラ新聞ヲ開イテイル。地下カラ戻ッテキタ私ノ姿ヲ視界ノ端ニ捉エルト、彼ハ目ダケデコチラヲ見タ。
私ハあるこーるらんぷト書庫ノ鍵ヲ返ス。
ソレラヲ受ケ取ルト、彼ハ小サク首ヲ傾ゲテミセタ。
私ハ一度頷イテ返ス。
出入リ口ノ硝子扉ノ向コウ側ニ、建物ノ外ノ様子ガボンヤリト見エル。空ハスデニ薄ク明ルミ始メテイルヨウデ、夜ノ気配ヲ残シタ空気ガあすふぁるとノ上ニ漂ッテイルノガ見エタ。空気ハマダ熱ヲ帯ビテイナイラシイ。涼シイ内ニ家ニ帰ルコトニシヨウ。
正方形ノ持チ手ヲ片手デ押シテ、私ハ硝子扉ヲ潜ル。
二重ニナッタ扉ヲ抜ケタ先ニ、人ノ姿ガアッタ。被ッテイル帽子デ目モトガ隠レテイル。図書館ノ入リ口ニ繋ガル階段ノ手摺リニ体重ヲ預ケ、消エカケタ夜空ニ煙草ノ煙ヲ吐キ出シテイタ。
不意ニ彼女ガコチラヲ見ル。
私ハ、彼女ノ姿ヲ目ニ留メタトキカラ、彼女ガコチラヲ見ルコトヲ知ッテイタ。
私ガ見タノダカラ。
彼女モ見ルニ決マッテイル。
彼女ハ私ノ存在ニ気ガツクト、手摺リカラ身体ヲ起コシ、後ロ向キニ歩イテ、階段ノアルえりあノ外ニ出ル。
朝ノ風ガ吹ク。
銀色ノ手摺リハ冷タカッタ。
彼女ノ所ヘ向カウマデ、三ツ分ノすてっぷヲ下リル必要ガアル。
三ツ目ハ、ソノ先ノ道路ト地続キニナッテイル。
一ツ目、二ツ目、ソシテ、三ツ目ト順ニ下リテ、
私モ外ノ世界ヘ飛ビ出シタ。
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