【完結】妻至上主義

Ringo

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初夜①※R18濃いめ

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※R18濃いめの内容ですので、苦手な方は飛ばして最終話にお進み下さい。飛ばしてもストーリーの進行には影響ありません。










𓂃𓈒𓏸︎︎︎︎




披露宴パーティーはまだまだ続いているが、新郎新婦は途中で抜け出すのが暗黙のルール。

何故なら大切な儀式がある。


「それでは、ごゆっくりお過ごしください」


ピカピカに磨きあげられたリリーチェは、肌が透け透けのベビードールを着て…その上にガウンを羽織って寝室にひとり残された。

このあと2人は初夜を迎える。

通常の貴族令嬢ならば「旦那様に全てお任せ下さい」との言葉に従うのであろうが、そこは旦那様大好きのグイグイヒロイン。

アルバートの帰国時に色々と勘違いをしていたせいで、基本的な閨指南の教本以外も読み漁り、偶然知り合った売れっ子娼婦のおねえ様にも技術指南を受けていた。

それは誤解が解けてからも続き、女性からの誘い方や攻め方を学んでいる。

初めて張形を見た時は驚き目を逸らしてしまったが、それも最初だけ。


『グルナッシュ公爵嫡男は…そうねぇ…このあたりが該当するんじゃないかしら』


百戦錬磨のトップ娼婦。

チラッと見ただけの体格から想像し、そこから導き出されるサイズの張形を取り出した。


『…こんなに大きいんですの?』


思わずゴクリと唾を飲み込んだリリーチェ。


『かなり大きい方だと思うわ。いいこと?男っていう生き物は下半身で生きていると言っても過言ではないの。勿論、そこに理性が働かせる事で欲望を抑える事が出来る』

 『……はい』

『でもね、たとえ鋼の精神を持っていたとしても抗えない時がある…それは愛する女からの誘惑』


再び“ゴクリ”と音が響く。


『されるがままの女を好む男もいるけど、それはごく稀よ。肌を合わせてひとつになる悦びを、2人で楽しみ高め合えたら…虜になるはずだわ』

『アルバートが…私の虜に?』


なんて素晴らしい事なの!!と内心で歓喜する。


『月のものがある時や産前産後は、どうしたって相手を出来ない事もある。けれど体を繋げる悦びを知った男の体は、欲を発生させてしまう。それが発散出来なければ……』

『…出来なければ……?』

『良くて自慰、悪くて浮気ね』

『いやよっ!!アルがほかの女を抱くなんて!!』


その日から、表向き“美容サロン”を営む彼女の店に足繁く通い詰め、リアルで生々しいな営みについて教えを享受してきた。

それらの全てを初夜で披露するつもりはない。


『少しずつよ。いきなり全力で攻めてしまってはお楽しみが減ってしまう。少しずつ少しずつ…まさかこんなことまで!?と思わせながら、相手の期待する心を擽り続けなさい』


トップ娼婦カトリアーヌの言葉を脳裏で反芻していると、扉をノックする音が響いた。






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全ては披露せずともそれなりに迫り、初夜から旦那様をメロメロにするつもりが…


「やぁぁっ……だめ…っ…それっ…ゃ……!!」


現在、素っ裸に剥かれてアルバートに全力で攻められ翻弄されているリリーチェ。

失念していたのだ。

女性から男性にする内容ばかりを熱心に学んでしまったが故に、その逆は初級編しか見ていない。

よって“旦那様に全てお任せ”の完全受け身でいればいいとの知識しかなく、どんな事をされるのかという内容まで把握していなかった。


「嫌じゃないだろ?こんなに濡らして…っ…」


過ぎる快感から逃げようとしたリリーチェの腰をガッチリと掴んで、アルバートはテラテラと光る秘所にギラギラと熱い視線を向けている。

(やんっ…アルが私に興奮してる…っ…)

劣情を湛える瞳に思わず見とれていると、膝裏をグイッと押されて「あっ!!」という間にまたそこへ顔を埋められた。

もう何度達したのか分からない。


『男性からの愛撫を感じやすいように、女性も自ら感度を高める努力が必要よ』


そんなアドバイスを忠実に守っていたリリーチェは、言われた通りに自らを慰めてきた。

初めこそおっかなびっくりだったものの、最近では“ソコに触れる”事が気持ちいいと捉えられるまでに至っていたのだ。

だからアルバートに脱がされ全身にキスされているだけで期待に胸を膨らませ…特に胸の頂きを舐められただけでアソコは濡れ始めてしまい、直に触られた時には既に大洪水状態。

それに気付いたアルバートは艶やかな笑みを浮かべ、そこから口淫が始まった。


「あっ……ぁ…っ……ゃっ…アル……っ…」


縦横無尽に動く舌が中に差し込まれたり陰核を舐められたりして、それだけでも気持ちいいと思うのに、時折その陰核をカリッと噛まれてしまうと全身に電流が走る。


「はぁぁぁっっ……!!!!………っ…」


思い切り仰け反ってアルバートに秘部を押し付けるような形となるが、ビクビクと痙攣するリリーチェはそれを気にするどころではないし、アルバートは「コポッ」と溢れ出した蜜を啜りながら口角をあげて愉悦に浸っている。

体を起こして蜜に濡れる口元を手の甲で拭うと、未だ達して頂上からおりてこない新妻の全身を舐めるようにして眺めた。


「ふふっ…俺の痕がいっぱい……」


身体中につけられたキスマークのひとつひとつに指先を這わせれば、ガチガチに屹立している下半身に更なる劣情が流れていくのを感じる。


「リリー…」


呼べば漸くこちらに意識を戻し始めた妻の潤んだ瞳と視線がぶつかり、そのまま目を合わせながら自身のガウンをゆっくりと脱いでいく。

一糸纏わぬ姿となったアルバートの体を初めて見たリリーチェは、思わず息を飲んだ。

昔と違って背も伸びたし、昔は休みがちだった鍛錬も今では指導をする側になった程で、に鍛えられているとは思っていた。

けれど…これは想像以上。


『相当体をしていると思うわよ。叶うなら私も見てみたいわぁ』


アルバートのモノを想定した張形を弄りながらうっとりとそう言ったカトリアーヌを思い出し、カッと嫉妬しアルバートの手を引いた。

さすがに起き上がれるほどの体力はない。


「うわっ、ちょ……」


ぐんっと引っ張られてリリーチェの上に倒れ込みそうになり、危うく潰しそうになったところで咄嗟に手を付いてそれを回避。

けれど今度は首に回った腕に引き寄せられ、驚いている内に唇が重なり激しいキスが始まった。

無論、抵抗するつもりはない。

やがて腰に足が絡められて、自然と濡れる秘部が屹立に押し付けられてしまう。

分かってやっているのかぐりぐりと擦りつけてくるリリーチェに「ふっ…」と小さく笑いを零してしまい、潤む若草色の目で睨まれた。


「ねぇ…もう……したい…」


尚も押し付けてくる積極的で可愛い妻に唇を重ねて舌を絡めながら、蜜を垂れ流す秘部に屹立を滑らせるようにして焦らしつつ淫楽に酔う。


「いじっ…わ…っ…しなっ…で……っ…」


高まりきった熱を早く解消したくて、リリーチェは思わずソレに触れようと手を伸ばした。

が、それは叶わなかった。


「なん──」


パッと腕をとられて顔の横に縫い付けられ、抗議しようも唇を塞がれ口内を蹂躙されてしまう。


(気持ちいい……でも……もっと……)


そう思うのはアルバートも同じで、今にも爆発しそうな屹立の先端からは、待ちきれないと言わんばかりに先走るものが垂れている。

口付けを続けながら、アルバートは屹立を手に添えて蜜壷の入口に宛てがい、無意識にリリーチェが腰を浮かせたタイミングで先端を埋め込んだ。


「っっ…!!!!」


初めて感じる圧迫感に声をあげそうになったリリーチェだったが、それはアルバートの口付けで飲み込まれた。

ゆっくりと…けれど確実に大きな屹立は狭い隘路を進んでいき、やがてその進入を阻むように存在する膜にコツンと突き当たる。


「…っ……はい…った……?」


長い口付けと交接への緊張から少し荒い息遣いをする妻にニッコリと微笑み、


「いや?まだ半分ほどかな」

「…………え?」

「リリーチェ、愛してるよ」


再度唇が塞がれた瞬間、経験したことのない痛みと衝撃がリリーチェの華奢な体を襲った。


「んんんんんんっ!!!!」


叫びはやはり飲み込まれて、下腹部に感じるじんじんとした痛みと圧迫感に耐える。


「…っ……リリー…」


アルバートも強烈な締め付けに耐えながら唇を離し、ハクハクとしながら流す妻の涙を啜った。

落ち着くまで動くものではない…と教えられていたが、そもそも少しでも動こうものならすぐにでも吐き出しそうな程に気持ちいい。

花を散らしたばかりだからか痛いほどに締め付けられているが、熱くてトロトロの中はとても心地よくて、何よりひとつに繋がれた喜びに心は歓喜の雄叫びをあげていた。


「リリー……まだ痛い?」


少しばかり締め付けが和らぎ、まるで優しく握られているような感覚がして、試しにほんの少しだけ腰を動かしてみる。

そして後悔した。


「っ………!!」


強烈な締め付けはなくなったが、今度は蜜壷の中の具合がダイレクトに伝わり、前後したせいで内壁にあるツブツブが屹立を刺激してきた。

熱くてトロトロ…なだけでも超絶気持ち良かったのに、よく味わえば蜜壷の中はふわふわで、更に謎のツブツブが刺激してくる。


(なんっ…だこれ…っ…ヤバい…っ……)


脳天を直撃した快感に耐えきれず腰を振り始めてしまうが、もうどうに止まれない。

それでも辛うじて激しく打ち付けるようなことはしないが、その努力も泡となる声が耳に届く。


「あっ、あっ…アルっ……っ…きもち…いぃっ…」


痛みが引いたリリーチェも快楽を感じ始め、逞しい体にしがみついて嬌声をあげている。


「もっと……っ…して……っ…アルっ…好き」


その言葉に箍が外れた。











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