19 / 465
魔女の誕生編
ep19 稼ぎ口が見つからなくて仕事を紹介された!
しおりを挟む
これまで持ち運びに難儀していたデバイスロッドの収納技術。
トラクタービームで金属物を念力のように操る能力。
これらを可能にする腕時計型ガジェット。
アタシの両親が遺してくれたデータから作った産物だが、継続稼働面でも問題はない。
特にロッドの収納がありがたい。これなら、新規クライアント獲得のための営業中でも持ち運びができる。
アタシにだって私生活があるのだ。ヒーロー活動ばかりとは行かない。
というわけで、左腕にガジェットを装着したまま、営業に出向いていたのだが――
「うあ~ん……! クライアント、全然見つかんないよ~……!」
「俺の店に来たと思えば、酒飲む前に愚痴吐くのか?」
――はい。ダメでした。
今回は時間に余裕もあったけど、どこに行ってもほぼ門前払い。
すみません。今回は完全にアタシの営業力不足です。
本当に難しいもんだよね。顧客獲得って。
そんなこんなで落胆するアタシなのだが、今は玉杉さんのバーでカウンターに突っ伏しながら、絶賛涙で水たまりを生成中。
玉杉さんはそんなアタシの姿を見て、憐れみマックスな目で見つめてくる。
「隼ちゃんさ~。別に工業系の仕事にこだわらずとも、適当なバイトから始めればいいんじゃね?」
「それも考えてはみたんだけど、アタシって高校卒業してから、ずーっと工場での仕事一筋だったからさ~。今さら、社会に出て他の仕事をするなんて、想像もできないのよ……」
玉杉さんもアドバイスしてくれるが、どうにもアタシには技術者としての仕事以外が思いつかない。
これまでずっと、空鳥工場の工場長としてしか働いてこなかったのだ。正直、ここで職を変えることへの不安もある。
――それでも、そうしないといけない場面に来ているのかもしれない。
ただ、それだとアタシにはどんな仕事が合っているのだろうか?
一応は空色の魔女なんてやってるし、ドラッグストアとか?
「玉杉店長。お店の屋根の上のお掃除が終わりました。これにて、本日は清掃業務完了です」
「ああ、そうか。ご苦労さん。屋根の上までやる必要はねえけど。それと、接客業務はまだ残ってるしな」
そうやってアタシが悩んでいると、相変わらずメイド服のままの洗居さんが店の中に戻って来た。
どうやら、わざわざ屋根の上の掃除までしていたらしい。しかもメイド服のままで。
てか『清掃業務完了』って、何?
この人、清掃魂とかもそうだけど、変な造語が多すぎないかな?
ふざけているのかとも思ったが、そういうわけでもない。洗居さんは仕事に悪ふざけを持ち込むタイプではない。
――つまり、ガチでやっている。
ガチでこれらのパワーワードを、大真面目に使っているのだ。
ヤバいと言えばヤバい人なんだけど、ここまで突き詰めて真面目にヤバい人って逆に尊敬する。
――もうなんか、洗居さんのこと大好き。
「そういえば、洗居。明日は終日、この店の方は休むんだっけ?」
「はい。明日は大口の清掃案件があります。こちらのお仕事には行けそうにないので、申し訳ございません」
「それは全然かまわねえよ。てか、お前さんっていつ休んでるの? 仕事そのものを休んでるところ、見たことねえんだけど?」
「『超一流の清掃用務員』という肩書もあってか、ここのところはずっと予定が埋まっています。お掃除があるところに清掃魂の導きあり。清掃用務員としての嗜みです」
「……いや、休めよ」
それにしても、洗居さんって本当に超弩級の真面目人間と言うか、ワーカホリックになってるところがある。
こんなので本当に体がもつのだろうか? アタシみたいな特殊な能力なんて持ってないよね?
こっちが心配になってくる。
「あっ、そうだ。なんだったら、隼ちゃんも洗居の清掃の仕事をやってみたらどうだ?」
「え? アタシが?」
洗居さんのことを心配していると、玉杉さんから意外な提案が飛んできた。
確かに清掃の仕事ならば、アタシでもできるかもしれない。
接客とかだと難しそうだけど、道具を使うという点においてなら、アタシにだってできる気がする。
「アタシもそれでいいなら甘えたいとこだけど……洗居さんはいいの?」
「私は構いません。私と共に清掃用務員として、さらなる清掃魂の高みを目指しましょう」
「アタシ、清掃魂なんて持ってないよ?」
「それも私がお教えします。ただ、こちらもまだまだ修行の身ですので、指導の未熟さはご容赦願いたいです」
「洗居さんで未熟なの……?」
肝心の洗居さんの許可も得た。まあ、新しいことにチャレンジするのも重要だよね。
――それにしても、洗居さんは大袈裟すぎないかな?
清掃の仕事だよ? モップや雑巾で拭くだけなら、アタシにだってできるでしょ。
■
そんなこんなでその翌日。アタシは洗居さんと一緒にとある百貨店にやって来ていた。
ここでの清掃が今日の仕事らしい。しかもここ、この街の中じゃ超大手の老舗だ。
こんなところから仕事を貰ってくるあたり、洗居さんの超一流という肩書は伊達ではない。
それで、肝心の清掃業務の方なのだが――
「つ……疲れた……。体は使うし、脳みその普段使わない部分は使うし……」
――すみません。正直、舐めてました。
清掃業、メチャクチャ大変です。アタシの超人パワーがまるで通用しません。
掃除道具はモップがメインなのだが、それ以外にも多種多様に使い分ける必要がある。
メインのモップにしても、正しい使い方というものを初めて知った。
今まで、とりあえず拭いておけばいいぐらいに思ってたけど、効果的な本来の使い方というものは全然違った。
手首のスナップがきつい。これは腱鞘炎コースだね。
洗剤も使い分ける必要があり、特に『混ぜるな危険』については口酸っぱく叩きこまれた。
さらにはお客さんや従業員に気を遣いながら、一手先を読んで動く必要性。
体も頭も普段と使い方が違うから、疲労がたまって仕方ない。
マジでしんどい。清掃用務員というものを舐めてた。
「大丈夫ですか、空鳥さん? 何かここまでで、ご質問などはありますか?」
「そ、そうだね……。全体的にきついです……」
対して、洗居さんはアタシに仕事を教えてくれながら、自らの業務もそつなくこなしている。
今回はメイド服ではなく、動きやすそうな作業着を着ている。
アタシも同じものを着ているが、顔色については全く正反対。
洗居さんは指導という仕事が増えているのに、まるで疲れている様子がない。
それどころか、アタシのことを気遣ってくれる余裕まである。
掃除の手際についても、もう凄すぎて頭がおかしくなるレベル。
なんかメチャクチャ低姿勢で棚の下とかモップで磨いてたし。『従伏絶掃勢』なんて技名まであったし。
――ハッキリ言おう。超一流の清掃用務員はバケモノだ。
「……申し訳ございません。私ももう少し、適切な教え方ができれば良いのですが……」
「へ? なんで洗居さんが謝んの?」
そうやって己の未熟さ含めて嘆いていると、何故か空鳥さんが頭を下げてきた。
むしろ、頭を下げるならアタシの方だよね?
洗居さんは色々と教えてくれるし、できないアタシの方が悪い。
「自分で言うのも何ですが、私はお掃除の腕前は超一流でも、指導に関しては三流なのです。私の基準で考えてしまいますし、コミュニケーションにも難がありまして……」
どうやら、洗居さんはそんなできないアタシの姿についても、自分の責任だと思っているようだ。
でも、そこまで気に病む必要もないよね?
色々と洗居さん自身は悩んでるみたいだけど、本当にこの人って心にまるで余裕がないほど真面目だね。
「いやいや、洗居さんは悪くないって。正直、アタシも清掃の仕事を舐めてたしさ。むしろ、こっちの方が申し訳ないって」
「空鳥さんのお気持ちはありがたいです。ですが、私ももっと指導面について学んでおくべきでした。レベルを合わせた指導ができないと、超一流の清掃用務員とも名乗れません」
「本当に、真面目で誇り高いお人だねぇ……」
アタシが意見を述べても、洗居さんの信念は曲がらない。
本当に心配になるレベルの真面目さだが、同時にその誇り高さも感じ取れる。
本当にこういう人は大好きだ。アタシが男だったら惚れてた。
――今でもまだよく分からないが、これこそが超一流の清掃用務員の証。誇り高き清掃魂というものなんだろうね。
「こんなことならば、私もお師匠様からもっと指導についての清掃魂も継承しておくべきでした……」
「え? お師匠様がいるの?」
「はい。私は二代目清掃魂継承者です」
――てか、清掃魂って洗居さん個人の造語じゃなかったのね。
清掃用務員の世界とは、なんとも奥深いものだ。
トラクタービームで金属物を念力のように操る能力。
これらを可能にする腕時計型ガジェット。
アタシの両親が遺してくれたデータから作った産物だが、継続稼働面でも問題はない。
特にロッドの収納がありがたい。これなら、新規クライアント獲得のための営業中でも持ち運びができる。
アタシにだって私生活があるのだ。ヒーロー活動ばかりとは行かない。
というわけで、左腕にガジェットを装着したまま、営業に出向いていたのだが――
「うあ~ん……! クライアント、全然見つかんないよ~……!」
「俺の店に来たと思えば、酒飲む前に愚痴吐くのか?」
――はい。ダメでした。
今回は時間に余裕もあったけど、どこに行ってもほぼ門前払い。
すみません。今回は完全にアタシの営業力不足です。
本当に難しいもんだよね。顧客獲得って。
そんなこんなで落胆するアタシなのだが、今は玉杉さんのバーでカウンターに突っ伏しながら、絶賛涙で水たまりを生成中。
玉杉さんはそんなアタシの姿を見て、憐れみマックスな目で見つめてくる。
「隼ちゃんさ~。別に工業系の仕事にこだわらずとも、適当なバイトから始めればいいんじゃね?」
「それも考えてはみたんだけど、アタシって高校卒業してから、ずーっと工場での仕事一筋だったからさ~。今さら、社会に出て他の仕事をするなんて、想像もできないのよ……」
玉杉さんもアドバイスしてくれるが、どうにもアタシには技術者としての仕事以外が思いつかない。
これまでずっと、空鳥工場の工場長としてしか働いてこなかったのだ。正直、ここで職を変えることへの不安もある。
――それでも、そうしないといけない場面に来ているのかもしれない。
ただ、それだとアタシにはどんな仕事が合っているのだろうか?
一応は空色の魔女なんてやってるし、ドラッグストアとか?
「玉杉店長。お店の屋根の上のお掃除が終わりました。これにて、本日は清掃業務完了です」
「ああ、そうか。ご苦労さん。屋根の上までやる必要はねえけど。それと、接客業務はまだ残ってるしな」
そうやってアタシが悩んでいると、相変わらずメイド服のままの洗居さんが店の中に戻って来た。
どうやら、わざわざ屋根の上の掃除までしていたらしい。しかもメイド服のままで。
てか『清掃業務完了』って、何?
この人、清掃魂とかもそうだけど、変な造語が多すぎないかな?
ふざけているのかとも思ったが、そういうわけでもない。洗居さんは仕事に悪ふざけを持ち込むタイプではない。
――つまり、ガチでやっている。
ガチでこれらのパワーワードを、大真面目に使っているのだ。
ヤバいと言えばヤバい人なんだけど、ここまで突き詰めて真面目にヤバい人って逆に尊敬する。
――もうなんか、洗居さんのこと大好き。
「そういえば、洗居。明日は終日、この店の方は休むんだっけ?」
「はい。明日は大口の清掃案件があります。こちらのお仕事には行けそうにないので、申し訳ございません」
「それは全然かまわねえよ。てか、お前さんっていつ休んでるの? 仕事そのものを休んでるところ、見たことねえんだけど?」
「『超一流の清掃用務員』という肩書もあってか、ここのところはずっと予定が埋まっています。お掃除があるところに清掃魂の導きあり。清掃用務員としての嗜みです」
「……いや、休めよ」
それにしても、洗居さんって本当に超弩級の真面目人間と言うか、ワーカホリックになってるところがある。
こんなので本当に体がもつのだろうか? アタシみたいな特殊な能力なんて持ってないよね?
こっちが心配になってくる。
「あっ、そうだ。なんだったら、隼ちゃんも洗居の清掃の仕事をやってみたらどうだ?」
「え? アタシが?」
洗居さんのことを心配していると、玉杉さんから意外な提案が飛んできた。
確かに清掃の仕事ならば、アタシでもできるかもしれない。
接客とかだと難しそうだけど、道具を使うという点においてなら、アタシにだってできる気がする。
「アタシもそれでいいなら甘えたいとこだけど……洗居さんはいいの?」
「私は構いません。私と共に清掃用務員として、さらなる清掃魂の高みを目指しましょう」
「アタシ、清掃魂なんて持ってないよ?」
「それも私がお教えします。ただ、こちらもまだまだ修行の身ですので、指導の未熟さはご容赦願いたいです」
「洗居さんで未熟なの……?」
肝心の洗居さんの許可も得た。まあ、新しいことにチャレンジするのも重要だよね。
――それにしても、洗居さんは大袈裟すぎないかな?
清掃の仕事だよ? モップや雑巾で拭くだけなら、アタシにだってできるでしょ。
■
そんなこんなでその翌日。アタシは洗居さんと一緒にとある百貨店にやって来ていた。
ここでの清掃が今日の仕事らしい。しかもここ、この街の中じゃ超大手の老舗だ。
こんなところから仕事を貰ってくるあたり、洗居さんの超一流という肩書は伊達ではない。
それで、肝心の清掃業務の方なのだが――
「つ……疲れた……。体は使うし、脳みその普段使わない部分は使うし……」
――すみません。正直、舐めてました。
清掃業、メチャクチャ大変です。アタシの超人パワーがまるで通用しません。
掃除道具はモップがメインなのだが、それ以外にも多種多様に使い分ける必要がある。
メインのモップにしても、正しい使い方というものを初めて知った。
今まで、とりあえず拭いておけばいいぐらいに思ってたけど、効果的な本来の使い方というものは全然違った。
手首のスナップがきつい。これは腱鞘炎コースだね。
洗剤も使い分ける必要があり、特に『混ぜるな危険』については口酸っぱく叩きこまれた。
さらにはお客さんや従業員に気を遣いながら、一手先を読んで動く必要性。
体も頭も普段と使い方が違うから、疲労がたまって仕方ない。
マジでしんどい。清掃用務員というものを舐めてた。
「大丈夫ですか、空鳥さん? 何かここまでで、ご質問などはありますか?」
「そ、そうだね……。全体的にきついです……」
対して、洗居さんはアタシに仕事を教えてくれながら、自らの業務もそつなくこなしている。
今回はメイド服ではなく、動きやすそうな作業着を着ている。
アタシも同じものを着ているが、顔色については全く正反対。
洗居さんは指導という仕事が増えているのに、まるで疲れている様子がない。
それどころか、アタシのことを気遣ってくれる余裕まである。
掃除の手際についても、もう凄すぎて頭がおかしくなるレベル。
なんかメチャクチャ低姿勢で棚の下とかモップで磨いてたし。『従伏絶掃勢』なんて技名まであったし。
――ハッキリ言おう。超一流の清掃用務員はバケモノだ。
「……申し訳ございません。私ももう少し、適切な教え方ができれば良いのですが……」
「へ? なんで洗居さんが謝んの?」
そうやって己の未熟さ含めて嘆いていると、何故か空鳥さんが頭を下げてきた。
むしろ、頭を下げるならアタシの方だよね?
洗居さんは色々と教えてくれるし、できないアタシの方が悪い。
「自分で言うのも何ですが、私はお掃除の腕前は超一流でも、指導に関しては三流なのです。私の基準で考えてしまいますし、コミュニケーションにも難がありまして……」
どうやら、洗居さんはそんなできないアタシの姿についても、自分の責任だと思っているようだ。
でも、そこまで気に病む必要もないよね?
色々と洗居さん自身は悩んでるみたいだけど、本当にこの人って心にまるで余裕がないほど真面目だね。
「いやいや、洗居さんは悪くないって。正直、アタシも清掃の仕事を舐めてたしさ。むしろ、こっちの方が申し訳ないって」
「空鳥さんのお気持ちはありがたいです。ですが、私ももっと指導面について学んでおくべきでした。レベルを合わせた指導ができないと、超一流の清掃用務員とも名乗れません」
「本当に、真面目で誇り高いお人だねぇ……」
アタシが意見を述べても、洗居さんの信念は曲がらない。
本当に心配になるレベルの真面目さだが、同時にその誇り高さも感じ取れる。
本当にこういう人は大好きだ。アタシが男だったら惚れてた。
――今でもまだよく分からないが、これこそが超一流の清掃用務員の証。誇り高き清掃魂というものなんだろうね。
「こんなことならば、私もお師匠様からもっと指導についての清掃魂も継承しておくべきでした……」
「え? お師匠様がいるの?」
「はい。私は二代目清掃魂継承者です」
――てか、清掃魂って洗居さん個人の造語じゃなかったのね。
清掃用務員の世界とは、なんとも奥深いものだ。
0
あなたにおすすめの小説
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる