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魔女と旦那の日常編
ep106 同棲の提案だったの!?
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一度はアタシの手元から離れた空鳥工場。
だけど、玉杉さんの計らいもあって、無事にアタシの元へと戻ってきてくれた。
それだけでも嬉しいのに、さらにはなんとタケゾーから『一緒に暮らそう』とまで告白されてしまったのだ。
アタシはもうそれで有頂天。タケゾーと一緒に思い出の工場で暮らせるなんて夢みたいだ。
とまあ、そんな感じでアタシは一人で盛り上がってたんだけど――
「……え? だってタケゾーがこの間、アタシに『一緒に暮らそう』って言ったじゃん? だから、婚姻届も必要でしょ?」
「俺は『一緒に同棲しよう』って意味で言ったんだよぉお! 結婚の告白まではしてないんだよぉぉおお!!」
――どうやら、アタシはとんでもなく盛大な勘違いをしていたようだ。
アタシはてっきり結婚話を持ち出されたと思っていたら、タケゾーは同棲の提案をしただけだった。
そして、タケゾーもうっかり勢いのまま婚姻届にサインしてしまった。
――何言ってるかって? アタシにも分かんないよ。
「え、えーっと……その……ごめん、タケゾー。アタシ、ありえない勘違いをしちゃってた」
「ほ、本当にとんでもない勘違いだよな!? 普通、結婚の告白をするなら、指輪の一つぐらいプレゼントするだろ!?」
「そこは生活が落ち着いてからだと思って……」
「一人で勝手に想像を膨らませないでくれ! しっかり言わなかった俺も悪いけどさぁああ!!」
アタシって、本当に大馬鹿。これじゃ、アタシ一人が結婚できると思って舞い上がってただけじゃん。
もう恥ずかしさとか通り越して、有頂天な気分が一気に下落したショックの方が大きい。
ここまでの醜態をさらしてしまった以上、アタシはもう身を引かざるを得ない。
「……ちょっと自分を振り返るために、実家に帰らせてもらうね」
「いや!? ここがお前の実家だからな!?」
まさか同棲と入籍の勘違いからこのセリフを言うことになるとは思わなかったし、そもそもアタシも実家に帰ってきたところだった。
タケゾーにも呼び止められ、ふと我に返る。どうにも、パニくり具合が半端ない。
「でもさ、タケゾー。アタシって、同棲と結婚を取り違えちゃうような馬鹿な女だよ? タケゾーもこんな馬鹿な女とだなんて、結婚どころか同棲だって嫌だよね?」
「う、うんぐぐぐ……! い、嫌とかはない……!」
「む、無理しなくていいんだよ? だからさ、ここは一つお互いに距離をとって――」
「いいや! 嫌じゃない! も、もうこの際だ! 俺も覚悟を決める!」
ただ、やはりここはアタシとタケゾーも距離をとるべきだろう。
このまま結婚できれば嬉しかったけど、それはアタシのワガママというものだ。
そう思ってタケゾーにも提案してみるが、当人はどこか意を決したように口をこわばらせながら話を持ち出してくる――
「隼! 結婚するぞ! こうやって婚姻届まで書いたんだ! 俺だって、いずれはお前と結婚したかったからなぁあ!!」
「はへぇ!?」
――なんとそれは、タケゾーから正式な結婚の申し出だった。
マジで? 元々は同棲までが目的だったんじゃないの? このまま勢いで結婚まで行っちゃうの?
今度はアタシの方がタケゾーの勢いに流されちゃう。
「あ、あのさ、タケゾー? 本当に無理だけはしないでよね? タケゾーも実際にはアタシとの同棲を経て、もっとじっくりと交際を進めたかったんだよね?」
「確かにそうではあったが、隼を想う気持ちは本物だ! ちょ、ちょっと時期が早くなっただけと思えば、なんてことはない!」
「いや、でもさ? こんな勢い任せの結婚、アタシはいいけどタケゾーは嫌じゃない?」
「隼が納得してくれてるなら、俺はそれで構わない! な、なんだったら、今ここでその想いの大きさを証明してやる!」
「へ? 何をどうやって――むぎゅう!?」
タケゾーは顔を真っ赤にしながら、どんどん想いを吐き出したかと思えば、今度はアタシの体を力強く抱き寄せてくる。
さらには目をつぶりながら、こちらと顔を合わせるように唇を近づけ――
――そしてそのまま、熱くて濃厚な大人のキス。
アタシは目を見開いたまま固まってしまうが、突き放すことはしない。てか、そんな気が起きない。
――ヤバい。メチャクチャな流れだったのに、タケゾーの熱すぎる気持ちが伝わってきて興奮しちゃう。
「――プハァ! ハァ、ハァ! こ、これが俺の気持ちだ! 納得したか!?」
「……いたずら気味にアタシからキスすることはあったけど、いきなりこんな情熱キッスを受けるとは思いませんでした」
「お、おい? 隼? 大丈夫か? 口調がおかしいぞ? 原因は俺だけど?」
「これはアタシも答えずにはいられません。タケゾー様の想い、しかと受け取りました」
「ほ、本当に大丈夫か? いや、俺が言えた立場かは分かんないけど?」
しばらくするとタケゾーとアタシの唇も離れ、混ざり合ったお互いの唾液が名残惜しそうに糸を引く。
正直、タケゾーのキスは下手だった。所謂テクニックというものを感じられない、実に野性的なキス。
――だけど、アタシにとってはとても甘くて美味としか言いようがない。
その下手なキスが、かえってアタシのことを情熱的に愛してくれているように感じてしまう。
もう理屈じゃない。魂で納得できてしまう。
ここまでされたら、アタシも腹を括るしかないじゃないか。
――不格好な作業着のままだけど、アタシは地べたで正座をし、両手を眼前で会わせながら丁寧にタケゾーへと頭を下げる。
「不束者ですが、どうかこのアタシ、空鳥 隼のことをよろしくお願いします」
色々と作法も礼儀も流れも全て吹き飛んじゃったけど、せめて締めるところぐらいはきっちり締めておきたい。
そんな意味も込めて、アタシは嫁入りする女性の礼儀っぽく、夫となる男性へと頭を下げた。
――この礼儀作法についても、完全にテレビとかの受け売りだけど。
「お……お前にそんな態度をとられると、俺もしないといけないだろがぁああ!!」
そんな頭を下げるアタシを見て、タケゾーも同じように地べたに膝と手をつきながら頭を下げてくる。
ただ、こっちの様子はどちらかというと挨拶ではなく土下座。アタシに告白した時もそうだったけど、タケゾーの家系には想いを告げる時に土下座する風習でもあるのかな?
「こ、ここ、こんな早とちりさせて不甲斐ない男だけど、どうか俺の妻になってくれ! 指輪についても、後で必ず用意する!」
「ま、まあ、指輪についてはお互いで家計のことも考えながら、一緒に探せばいいしさ。……とりあえず、結婚するってことでオッケー?」
「ああ! 結婚する! つうか、俺も隼と結婚したい! 頼む!!」
「そ、そうだね。……じゃあ、今から役所に婚姻届を出しに行こっか?」
こうして色々とツッコミどころは満載ではあったが、アタシとタケゾーは入籍することになった。
かなりの急展開になっちゃったけど、お互いに納得はしたからね。これで問題ないよね。
――というわけで、アタシはこれからタケゾーの奥さんになります。
だけど、玉杉さんの計らいもあって、無事にアタシの元へと戻ってきてくれた。
それだけでも嬉しいのに、さらにはなんとタケゾーから『一緒に暮らそう』とまで告白されてしまったのだ。
アタシはもうそれで有頂天。タケゾーと一緒に思い出の工場で暮らせるなんて夢みたいだ。
とまあ、そんな感じでアタシは一人で盛り上がってたんだけど――
「……え? だってタケゾーがこの間、アタシに『一緒に暮らそう』って言ったじゃん? だから、婚姻届も必要でしょ?」
「俺は『一緒に同棲しよう』って意味で言ったんだよぉお! 結婚の告白まではしてないんだよぉぉおお!!」
――どうやら、アタシはとんでもなく盛大な勘違いをしていたようだ。
アタシはてっきり結婚話を持ち出されたと思っていたら、タケゾーは同棲の提案をしただけだった。
そして、タケゾーもうっかり勢いのまま婚姻届にサインしてしまった。
――何言ってるかって? アタシにも分かんないよ。
「え、えーっと……その……ごめん、タケゾー。アタシ、ありえない勘違いをしちゃってた」
「ほ、本当にとんでもない勘違いだよな!? 普通、結婚の告白をするなら、指輪の一つぐらいプレゼントするだろ!?」
「そこは生活が落ち着いてからだと思って……」
「一人で勝手に想像を膨らませないでくれ! しっかり言わなかった俺も悪いけどさぁああ!!」
アタシって、本当に大馬鹿。これじゃ、アタシ一人が結婚できると思って舞い上がってただけじゃん。
もう恥ずかしさとか通り越して、有頂天な気分が一気に下落したショックの方が大きい。
ここまでの醜態をさらしてしまった以上、アタシはもう身を引かざるを得ない。
「……ちょっと自分を振り返るために、実家に帰らせてもらうね」
「いや!? ここがお前の実家だからな!?」
まさか同棲と入籍の勘違いからこのセリフを言うことになるとは思わなかったし、そもそもアタシも実家に帰ってきたところだった。
タケゾーにも呼び止められ、ふと我に返る。どうにも、パニくり具合が半端ない。
「でもさ、タケゾー。アタシって、同棲と結婚を取り違えちゃうような馬鹿な女だよ? タケゾーもこんな馬鹿な女とだなんて、結婚どころか同棲だって嫌だよね?」
「う、うんぐぐぐ……! い、嫌とかはない……!」
「む、無理しなくていいんだよ? だからさ、ここは一つお互いに距離をとって――」
「いいや! 嫌じゃない! も、もうこの際だ! 俺も覚悟を決める!」
ただ、やはりここはアタシとタケゾーも距離をとるべきだろう。
このまま結婚できれば嬉しかったけど、それはアタシのワガママというものだ。
そう思ってタケゾーにも提案してみるが、当人はどこか意を決したように口をこわばらせながら話を持ち出してくる――
「隼! 結婚するぞ! こうやって婚姻届まで書いたんだ! 俺だって、いずれはお前と結婚したかったからなぁあ!!」
「はへぇ!?」
――なんとそれは、タケゾーから正式な結婚の申し出だった。
マジで? 元々は同棲までが目的だったんじゃないの? このまま勢いで結婚まで行っちゃうの?
今度はアタシの方がタケゾーの勢いに流されちゃう。
「あ、あのさ、タケゾー? 本当に無理だけはしないでよね? タケゾーも実際にはアタシとの同棲を経て、もっとじっくりと交際を進めたかったんだよね?」
「確かにそうではあったが、隼を想う気持ちは本物だ! ちょ、ちょっと時期が早くなっただけと思えば、なんてことはない!」
「いや、でもさ? こんな勢い任せの結婚、アタシはいいけどタケゾーは嫌じゃない?」
「隼が納得してくれてるなら、俺はそれで構わない! な、なんだったら、今ここでその想いの大きさを証明してやる!」
「へ? 何をどうやって――むぎゅう!?」
タケゾーは顔を真っ赤にしながら、どんどん想いを吐き出したかと思えば、今度はアタシの体を力強く抱き寄せてくる。
さらには目をつぶりながら、こちらと顔を合わせるように唇を近づけ――
――そしてそのまま、熱くて濃厚な大人のキス。
アタシは目を見開いたまま固まってしまうが、突き放すことはしない。てか、そんな気が起きない。
――ヤバい。メチャクチャな流れだったのに、タケゾーの熱すぎる気持ちが伝わってきて興奮しちゃう。
「――プハァ! ハァ、ハァ! こ、これが俺の気持ちだ! 納得したか!?」
「……いたずら気味にアタシからキスすることはあったけど、いきなりこんな情熱キッスを受けるとは思いませんでした」
「お、おい? 隼? 大丈夫か? 口調がおかしいぞ? 原因は俺だけど?」
「これはアタシも答えずにはいられません。タケゾー様の想い、しかと受け取りました」
「ほ、本当に大丈夫か? いや、俺が言えた立場かは分かんないけど?」
しばらくするとタケゾーとアタシの唇も離れ、混ざり合ったお互いの唾液が名残惜しそうに糸を引く。
正直、タケゾーのキスは下手だった。所謂テクニックというものを感じられない、実に野性的なキス。
――だけど、アタシにとってはとても甘くて美味としか言いようがない。
その下手なキスが、かえってアタシのことを情熱的に愛してくれているように感じてしまう。
もう理屈じゃない。魂で納得できてしまう。
ここまでされたら、アタシも腹を括るしかないじゃないか。
――不格好な作業着のままだけど、アタシは地べたで正座をし、両手を眼前で会わせながら丁寧にタケゾーへと頭を下げる。
「不束者ですが、どうかこのアタシ、空鳥 隼のことをよろしくお願いします」
色々と作法も礼儀も流れも全て吹き飛んじゃったけど、せめて締めるところぐらいはきっちり締めておきたい。
そんな意味も込めて、アタシは嫁入りする女性の礼儀っぽく、夫となる男性へと頭を下げた。
――この礼儀作法についても、完全にテレビとかの受け売りだけど。
「お……お前にそんな態度をとられると、俺もしないといけないだろがぁああ!!」
そんな頭を下げるアタシを見て、タケゾーも同じように地べたに膝と手をつきながら頭を下げてくる。
ただ、こっちの様子はどちらかというと挨拶ではなく土下座。アタシに告白した時もそうだったけど、タケゾーの家系には想いを告げる時に土下座する風習でもあるのかな?
「こ、ここ、こんな早とちりさせて不甲斐ない男だけど、どうか俺の妻になってくれ! 指輪についても、後で必ず用意する!」
「ま、まあ、指輪についてはお互いで家計のことも考えながら、一緒に探せばいいしさ。……とりあえず、結婚するってことでオッケー?」
「ああ! 結婚する! つうか、俺も隼と結婚したい! 頼む!!」
「そ、そうだね。……じゃあ、今から役所に婚姻届を出しに行こっか?」
こうして色々とツッコミどころは満載ではあったが、アタシとタケゾーは入籍することになった。
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