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大凍亜連合編・起
ep132 今日もみんなで一緒に寝よう!
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「おー。星皇社長からもらった置物だけど、こうやって飾ると本当に綺麗なもんだ」
星皇社長やゼノアークさんとの一件も終わり、頂いた結婚祝いもリビングに飾ってみる。
青色をした宝石の原石。ゼノアークさんの母国に伝わる縁結びの石。
アタシとタケゾーの今後を星皇社長も祝ってくれてるみたいだし、これは大事に保管しておこう。
「青い石、綺麗。ボクも好き」
「本当に綺麗だな。星皇社長からしてみれば大したことないものかもしれないけど、こっちも今度何かお礼をした方がいいかもな」
「そうだね。つっても、こっちからだと菓子折りぐらいしか渡せないけど」
居合君もタケゾーも、もらった置物を気に入ってくれている。
こういう祝い物をもらうと、アタシ達夫婦もしっかりしないとって思うよね。
――そんな夫婦仲も気になるけど、目下の課題は居合君の方か。
「今回はアタシの勘違いだったけど、居合君が大凍亜連合に狙われてるのは間違いないよね」
「ああ。何か他の手掛かりでもあればいいんだが……。そういえば、佐々吹とは連絡がつかないのか?」
「高校時代の電話番号にかけてはみたんだけど、もう解約してるみたい。ショーちゃんに会えれば何か話も聞けたんだけど、今頃はもう手術のために海外だよね……」
タケゾーとも話をしつつ、アタシも色々と手掛かりになりそうなことを調べてはいた。
居合君のベースになったと思われるショーちゃんと連絡が取れればいいのだけど、今はもうそれもできない。
こんなことなら、ショーちゃんが海外に行った後の連絡先も聞いておくべきだった。どうにも、アタシは自分で思っている以上に抜けている場面が多くて困る。
「そろそろ眠くなってきた。おやすみしたい」
「こっちの悩みなど知らず、子供ってのは無邪気なもんだ」
「偵察とかしてたら、色々と時間がかかったからな。風呂も夕飯も終えたら、今日はもう休むとするか」
そんな話題の渦中にあっても、居合君の思考はマイペースな子供のそれだ。
これで人工知能だから驚きであるが、もしかしたらこの幼い思考もあらかじめ設計されたものなのかもしれない。
居合君の人工知能は人間と同レベルの学習と成長を続けている。
この子は誕生してからまだ日が浅く、ほとんどの知識がない状態からここまで成長してくれた。
今では自分の意見をしっかりとした意志を持って述べるほど。ここまでくると、もうAIによるプログラムやラーニングとかのレベルじゃ済まない。
それこそ、本当に人間の脳がそのまま人工頭脳に移植されたレベルだ。
――だからこそ、アタシは余計に気になってしまうことがある。
どうしてこの子は大凍亜連合から逃げ出したのか? 自らを狙ったケースコーピオンに興味を示したのか?
それらの行動の中にも、この子なりの意志があったはずだ。
今のアタシにはこの子を人工的に創られた存在とは認識できない。むしろ、一人の人間と同じだと考えている。
――ショーちゃんをベースにしてるみたいだし、それら全てをひっくるめてこの子のためにできることをしてあげたい。
「お布団、準備した。今日もみんなでおやすみする」
「今日も三人で川の字か……。隼、もう頼むから、俺を圧し潰すことだけはしないでくれよ?」
「わ、分かってるよ」
アタシも色々と考えてしまうことはあるが、なんにしても今日はもう遅い。
お風呂も夕食もつつがなく終わったし、これからも調査や戦いはまだまだ続く。休息は大事だ。
今度こそタケゾーをアタシの胸で死なせることがないように気を付けて、リビングに用意された布団の中へと潜っていく。
――別に寝相の悪さを寝る前に気を付けたところで、対策になるとは思ってないけどさ。
「あれ? 居合君、ウィッチキャットも一緒に寝るの?」
「うん。この黒猫さん、かわいい。お気に入り。一緒におやすみする」
「本来は偵察ロボットなんだけどねぇ……。まあ、気に入ってるなら仕方ないか」
ただ昨日と違うのは、居合君がアタシの作ったウィッチキャットを抱きかかえたまま布団に潜っていること。
そのリアリティを追求した黒猫フォルムは、居合君にとってもお気に入りのようだ。
別に愛玩動物ロボットとして作ったわけじゃないけど、スイッチを切ってる状態ならばぬいぐるみと変わりない。
――そんな居合君の頭を横になりながら思わず撫でてしまう。
まるで、本当に自分の子供をあやしてるみたいだ。
タケゾーとの子供のことではまだ悩むけど、こういう生活自体は悪くない。
■
「クー、クー……」
「居合君、もう寝ちゃったね」
「朝からケースコーピオンが襲って来たり、大凍亜連合の偵察をして忙しかったからな。ゆっくり休ませてやろう」
リビングの明かりも消して、アタシ達三人は昨日と同じく川の字になって寝床に就く。
居合君はウィッチキャットを抱きながらもう眠ってしまったが、アタシとタケゾーはまだ起きて少し言葉を交わす。
「……ねえ、タケゾー。アタシはさ、居合君が最終的に何者であっても、一緒に暮らしていきたいと思うんだけど?」
「俺もそれは少し考えてた。色々と入り用は出てくるだろうが、俺と隼で居合君の養子縁組でもできればいいんだがな」
「そうだね。また落ち着いてからでいいからさ、その辺りのことも調べてみよっか」
タケゾーもアタシと同じく、居合君のことを気に入っている。
最初はその正体を探るための保護だったけど、今ではこうして二人そろって居合君が我が子のように見えてしまう。
まだニ十歳の若い夫婦にできるかは分からないけど、それでもこの子のことは放っておけない。
――それは技術者としての観点ではなく、ちょっとした親心のようなものとしてだ。
本当に可能ならば、居合君をアタシ達夫婦の子供として迎え入れたいんだけど――
シュゥゥゥウ
「……ん? 何か空気が漏れる音が――うぅ!? こ、これってもしかして……!?」
「じゅ、隼! 目を閉じて息を堪えろ! 居合君! 起きてくれ!」
――少し黄昏た気分で横になっていたのだが、突如アタシ達が眠るリビングに何かが入り込む気配を感じ取った。
まだ起きていたアタシとタケゾーもその気配で体を起こし、慌てて声をかけあう。
その気配の正体はおそらくガスだ。だが、別に台所からガス漏れしているわけではない。
――アタシ達の気道に入ってくるこのガスは催涙ガスの類だ。
思わず目を搔きたくなるのを堪え、眠っていた居合君のことも起こす。
「な、何? なんだか、目がショボショボする……」
「あんまり搔きむしっちゃダメだよ! ケホ! ケホ! い、一体、誰がこんなものを……!?」
この工場に催涙ガスの類は置いていない。ならば、誰かがこのガスをリビングに注入してきたということだ。
目を覚ました居合君を抱きかかえ、ひとまずは部屋を飛び出そうとする。
「くそ! 電灯がつかないだって!?」
「マ、マズいことになったね。工場の防衛システムにも反応がなかったし……!」
タケゾーは居合君を抱きかかえたアタシを先導してくれるが、即座にこの状況が異常であることは嫌でも理解できる。
注入された催涙ガスだけではない。電灯がつかないところを見るに、工場の電気系統自体が一時的に無効化されている。
それもあってか、レーダーも作動していない。誰かがこの工場に侵入したのは事実だろうが、それが誰なのかさえ分からない。
――まるで、映画などに出てくる一流の工作員のように鮮やかな手口。
これまでのヴィランとの真っ向勝負とは違い、アタシの能力も役に立たない。
「あ、あそこ。誰かいる」
「ケホケホ! ま、まさか、こんなことを仕組んだ張本人……!?」
なんとかリビングから廊下に出て催涙ガスから逃れようとするも、ガスは廊下にも充満している。
それどころか、居合君が指さす方角にいたのは、こんな催涙ガスを充満させたと思われる人物の姿――
――ガスマスクを装着し、紺色のコートを着た女性らしき姿が待ち構えていた。
星皇社長やゼノアークさんとの一件も終わり、頂いた結婚祝いもリビングに飾ってみる。
青色をした宝石の原石。ゼノアークさんの母国に伝わる縁結びの石。
アタシとタケゾーの今後を星皇社長も祝ってくれてるみたいだし、これは大事に保管しておこう。
「青い石、綺麗。ボクも好き」
「本当に綺麗だな。星皇社長からしてみれば大したことないものかもしれないけど、こっちも今度何かお礼をした方がいいかもな」
「そうだね。つっても、こっちからだと菓子折りぐらいしか渡せないけど」
居合君もタケゾーも、もらった置物を気に入ってくれている。
こういう祝い物をもらうと、アタシ達夫婦もしっかりしないとって思うよね。
――そんな夫婦仲も気になるけど、目下の課題は居合君の方か。
「今回はアタシの勘違いだったけど、居合君が大凍亜連合に狙われてるのは間違いないよね」
「ああ。何か他の手掛かりでもあればいいんだが……。そういえば、佐々吹とは連絡がつかないのか?」
「高校時代の電話番号にかけてはみたんだけど、もう解約してるみたい。ショーちゃんに会えれば何か話も聞けたんだけど、今頃はもう手術のために海外だよね……」
タケゾーとも話をしつつ、アタシも色々と手掛かりになりそうなことを調べてはいた。
居合君のベースになったと思われるショーちゃんと連絡が取れればいいのだけど、今はもうそれもできない。
こんなことなら、ショーちゃんが海外に行った後の連絡先も聞いておくべきだった。どうにも、アタシは自分で思っている以上に抜けている場面が多くて困る。
「そろそろ眠くなってきた。おやすみしたい」
「こっちの悩みなど知らず、子供ってのは無邪気なもんだ」
「偵察とかしてたら、色々と時間がかかったからな。風呂も夕飯も終えたら、今日はもう休むとするか」
そんな話題の渦中にあっても、居合君の思考はマイペースな子供のそれだ。
これで人工知能だから驚きであるが、もしかしたらこの幼い思考もあらかじめ設計されたものなのかもしれない。
居合君の人工知能は人間と同レベルの学習と成長を続けている。
この子は誕生してからまだ日が浅く、ほとんどの知識がない状態からここまで成長してくれた。
今では自分の意見をしっかりとした意志を持って述べるほど。ここまでくると、もうAIによるプログラムやラーニングとかのレベルじゃ済まない。
それこそ、本当に人間の脳がそのまま人工頭脳に移植されたレベルだ。
――だからこそ、アタシは余計に気になってしまうことがある。
どうしてこの子は大凍亜連合から逃げ出したのか? 自らを狙ったケースコーピオンに興味を示したのか?
それらの行動の中にも、この子なりの意志があったはずだ。
今のアタシにはこの子を人工的に創られた存在とは認識できない。むしろ、一人の人間と同じだと考えている。
――ショーちゃんをベースにしてるみたいだし、それら全てをひっくるめてこの子のためにできることをしてあげたい。
「お布団、準備した。今日もみんなでおやすみする」
「今日も三人で川の字か……。隼、もう頼むから、俺を圧し潰すことだけはしないでくれよ?」
「わ、分かってるよ」
アタシも色々と考えてしまうことはあるが、なんにしても今日はもう遅い。
お風呂も夕食もつつがなく終わったし、これからも調査や戦いはまだまだ続く。休息は大事だ。
今度こそタケゾーをアタシの胸で死なせることがないように気を付けて、リビングに用意された布団の中へと潜っていく。
――別に寝相の悪さを寝る前に気を付けたところで、対策になるとは思ってないけどさ。
「あれ? 居合君、ウィッチキャットも一緒に寝るの?」
「うん。この黒猫さん、かわいい。お気に入り。一緒におやすみする」
「本来は偵察ロボットなんだけどねぇ……。まあ、気に入ってるなら仕方ないか」
ただ昨日と違うのは、居合君がアタシの作ったウィッチキャットを抱きかかえたまま布団に潜っていること。
そのリアリティを追求した黒猫フォルムは、居合君にとってもお気に入りのようだ。
別に愛玩動物ロボットとして作ったわけじゃないけど、スイッチを切ってる状態ならばぬいぐるみと変わりない。
――そんな居合君の頭を横になりながら思わず撫でてしまう。
まるで、本当に自分の子供をあやしてるみたいだ。
タケゾーとの子供のことではまだ悩むけど、こういう生活自体は悪くない。
■
「クー、クー……」
「居合君、もう寝ちゃったね」
「朝からケースコーピオンが襲って来たり、大凍亜連合の偵察をして忙しかったからな。ゆっくり休ませてやろう」
リビングの明かりも消して、アタシ達三人は昨日と同じく川の字になって寝床に就く。
居合君はウィッチキャットを抱きながらもう眠ってしまったが、アタシとタケゾーはまだ起きて少し言葉を交わす。
「……ねえ、タケゾー。アタシはさ、居合君が最終的に何者であっても、一緒に暮らしていきたいと思うんだけど?」
「俺もそれは少し考えてた。色々と入り用は出てくるだろうが、俺と隼で居合君の養子縁組でもできればいいんだがな」
「そうだね。また落ち着いてからでいいからさ、その辺りのことも調べてみよっか」
タケゾーもアタシと同じく、居合君のことを気に入っている。
最初はその正体を探るための保護だったけど、今ではこうして二人そろって居合君が我が子のように見えてしまう。
まだニ十歳の若い夫婦にできるかは分からないけど、それでもこの子のことは放っておけない。
――それは技術者としての観点ではなく、ちょっとした親心のようなものとしてだ。
本当に可能ならば、居合君をアタシ達夫婦の子供として迎え入れたいんだけど――
シュゥゥゥウ
「……ん? 何か空気が漏れる音が――うぅ!? こ、これってもしかして……!?」
「じゅ、隼! 目を閉じて息を堪えろ! 居合君! 起きてくれ!」
――少し黄昏た気分で横になっていたのだが、突如アタシ達が眠るリビングに何かが入り込む気配を感じ取った。
まだ起きていたアタシとタケゾーもその気配で体を起こし、慌てて声をかけあう。
その気配の正体はおそらくガスだ。だが、別に台所からガス漏れしているわけではない。
――アタシ達の気道に入ってくるこのガスは催涙ガスの類だ。
思わず目を搔きたくなるのを堪え、眠っていた居合君のことも起こす。
「な、何? なんだか、目がショボショボする……」
「あんまり搔きむしっちゃダメだよ! ケホ! ケホ! い、一体、誰がこんなものを……!?」
この工場に催涙ガスの類は置いていない。ならば、誰かがこのガスをリビングに注入してきたということだ。
目を覚ました居合君を抱きかかえ、ひとまずは部屋を飛び出そうとする。
「くそ! 電灯がつかないだって!?」
「マ、マズいことになったね。工場の防衛システムにも反応がなかったし……!」
タケゾーは居合君を抱きかかえたアタシを先導してくれるが、即座にこの状況が異常であることは嫌でも理解できる。
注入された催涙ガスだけではない。電灯がつかないところを見るに、工場の電気系統自体が一時的に無効化されている。
それもあってか、レーダーも作動していない。誰かがこの工場に侵入したのは事実だろうが、それが誰なのかさえ分からない。
――まるで、映画などに出てくる一流の工作員のように鮮やかな手口。
これまでのヴィランとの真っ向勝負とは違い、アタシの能力も役に立たない。
「あ、あそこ。誰かいる」
「ケホケホ! ま、まさか、こんなことを仕組んだ張本人……!?」
なんとかリビングから廊下に出て催涙ガスから逃れようとするも、ガスは廊下にも充満している。
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