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新世代ヒーロー編
ep262 五艦将はもう一人いたんだった!?
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「テメーもこいつに見覚えはあんだろーが? こいつは俺様の弟で、将軍艦隊艦尾将を勤めてる、フレイム・エアロってー男だ。コードネームは『バーニングボーグ』。その天性の頑強な巨体のおかげで、最高レベルのサイボーグ技術を搭載することができた男だ。あー、喋れねーのは元からだから、勘弁してやってくれ」
「フオオオ、オオ」
フロスト博士を背に乗せ、墜落しかけたベレゴマをその巨大な手で拾い上げて姿を見せたるは、星皇社長の一件でもラルカさんが救助役を頼んでいた艦尾将。
喋れないゆえか蒸気音のような声だけだし、背中のジェットパックで飛行する巨大サイボーグ。
フロスト博士も軽く解説してくれるけど、まさか自身の弟だったとはね。それにしては、あまりに対極的な兄弟だ。
――『頭脳の兄と力の弟』って構図自体は、なんだかお約束にも見えるけど。
「まさか、今度はそのとんでもサイボーグがアタシの相手をするってのかい!? さ、流石にそれは勘弁してほしいかな……」
ただ、こうしてフロスト博士が弟にして艦尾将のフレイムとかいうサイボーグを連れてきたということは、こいつに相手をさせるということではなかろうか? 正直、勝てる気がしない。
パッと見だけでも、体格差とか機能差とか色々と次元が違いすぎるもん。
全身武装の空飛ぶ巨大サイボーグなんて、アタシみたいな街のヒーローを相手にするより、宇宙戦争でもしてる方がお似合いじゃない?
――見た目ファンタジーな魔女が宇宙戦争型サイボーグの相手をするなんて、物語の世界でも聞いたことないんだけど?
「いやー、そこは安心していーぞ。まだ戦闘サンプルは欲しかったが、俺様の目的はベレゴマを回収して引き上げるってーのが優先だ」
「……へ? そうなの? 随分とあっさり引き下がるというか、何というか……」
半ば『これってイジメじゃないかな?』なんて考えていたけど、フロスト博士はフレイムをアタシと交戦させるつもりはないようだ。
この人って、相当なマッドサイエンティスト気質だよね。それなのに、戦闘サンプルもまだ完全じゃないまま引き上げちゃうわけ?
――なんだか、すごく『らしくない』感を感じちゃう。
「フロストのオヤジ。詳しいこと分からんけんど、なんば問題さ起こりおったで?」
「まー……ちょーっとした問題が起こってな。今はラルカと牙島に対応させてる。俺様達もいったんは拠点に戻って、対策が必要な話ってーもんだ」
「そげなことかと思うたばい。オヤジならここでフレイム艦尾将さぶつけて、空色の魔女をもっと試したがるはずけん」
「俺様にだって、物事の優先順位はあるってーの。つーか、ベレゴマ。オメーはもーちょっと分かりやすい言葉で話せ。後、俺様を『オヤジ』って呼ぶなっつーの」
「日本語に関すては、オヤジも大概さ思うけんどね……」
ベレゴマもアタシと同じように考えていたのか、フロスト博士に疑問と同時に予測を突きつけているのが聞こえてくる。
その話を聞く限り、将軍艦隊内部での問題って感じかな? あのラルカさんや牙島までもが駆り出されてるみたいだし、内輪でのトラブル対応が優先ってことか。
――かつてアタシが苦戦した強敵二人がこうやって駆り出されてる話を聞くのって、なんだか不思議な気分だ。
「つーわけで、俺様達はこれでサイナラさせてもらうぜー。また何かで会う機会はあるだろーが、その時はただの戦闘サンプルじゃすまねーかもな」
「そいつはわざわざご丁寧にどうも。アタシとしてもあんた達を敵に回したくはないけど、こうやってヒーロー制定法やらに関わってると知った以上、放っておくこともできないからね」
「それが分かってて俺様に突っかかって来ないってーのは、本当におもしれーネーちゃんだ。……ラルカが苦手がるのも分かる気がするな。あーばよ!」
結局、アタシの方も見逃してもらえた形となり、フロスト博士とベレゴマはフレイムのジェットパックで空を飛びながら去っていった。
戦ってる時は必死だったけど、思い返せばとんでもない連中の相手をしていたもんだ。
「……この話、タケゾーやショーちゃんにもしてみよっか。ショーちゃんが働いてる様子も見たいし、タケゾーにも連絡を入れて玉杉さんのお店に集合するとすっかねぇ」
元々はアタシがヒーローの国立研究機関にお邪魔する話だったのに、なんだかどんどんとおかしな方向に話が進んでしまったもんだ。
とはいえ、将軍艦隊の影(どころか親玉の存在)が見えてしまった以上、アタシも色々と考えておいた方がいい話もあるだろう。
こういう時、タケゾーの推理力が頼りになる。玉杉さんの店に集合ってことにして、夕方ごろに落ち合うように連絡を入れておこう。
■
「――てなわけで、将軍艦隊のボスと艦首将と艦尾将と会った。後、新人三人組の一人は宇神君だった」
「……前からそうだけど、お前ってそういうとんでもない話をサラッと言うよな。まあ、奥さんが魔女である時点でどんな話が飛んできても、大体は受け入れられるようになってきてる俺も俺だけど……」
そうして夕方になると、アタシは予定通りに玉杉さんの店でタケゾーと落ち合った。
まずはアタシが今日あったことを話してみたんだけど、なんだか鳩が豆鉄砲でも食らったような顔をされてしまう。
まあ、当然と言えば当然だよね。アタシだって、立て続けに色んな事実を目の当たりにしちゃったわけだし。
相手は政府と将軍艦隊が絡む話だ。そんな話を現場にいなかったタケゾーが耳にすれば、思考回路がショートしてもおかしくない。
それでも話についてきてくれる辺り、タケゾーにも変な免疫がついてしまったようだ。
「隼ちゃんは色んなところに知り合いがいるのね~。将軍艦隊ってのも、前に隼ちゃんを助けてくれた組織よね~? 私としては、単純に悪い人達とは割り切れないのよね~」
「……てかさ、なんでお義母さんまでいるわけ?」
「俺がこっちに向かってる時に偶然出くわして、勝手についてきた」
それはそれとして、タケゾー母まで一緒にいるとは思わなんだ。この人もこの人で、アタシの話を聞いてもそこまで動揺を見せていない。
ただ、この人の場合は元々の性格が理由といったところだろうか。かなりおおらかな人だとは前から思ってたけど、ここまでおおらかだったとは。
――なんだか、タケゾーも裏で色々と苦労していたような気がしてならない。
「みんな、ボクが切ったお野菜、食べて」
「情報共有の身内談義も構わねえが、どうせだったら息子や孫が働いた成果も見てやりな~」
お義母さんの乱入も気にはなるけど、アタシ達がここに集まった意味は別にある。
我が息子であるショーちゃんがこの店で働き始めたのだから、アタシやタケゾーも親としてその様子は見ておきたい。
丁度祖母であるお義母さんもいることだし、いい感じに身内の集いもできた。
玉杉さんも快く場所を提供してくれてるし、アタシの話とは別にまずはショーちゃんの仕事具合を見させてもらいましょうか。
「んうぅ!? このキュウリのディップ、おいしい!」
「キュウリはボクが切った。食べやすい大きさになってる?」
「うんうん! いい感じに食べやすいし、暑くなる今の季節にピッタリだねぇ!」
どうやらショーちゃんは玉杉さんの店で、裏方の調理の仕事をさせてもらってるようだ。
特に包丁の扱いは一級品で、最近は玉杉さんが始めたお昼のランチタイムでも大活躍とのこと。
流石は居合名人。刃物を扱わせれば敵なしだ。
「本当にうまいな。玉杉さん、このディップソースのレシピってあります?」
「それなら、坊主の方に聞くこったな。この子にも教えてあるからよ~」
「私の孫はとっても優秀ね~。おばあちゃんも嬉しいわよ~」
ショーちゃんの作ったディップはみんなにも好評で、笑顔で会話も弾んでいく。
アタシも今日は一日色々と神経を擦り減らせていた分、こうやって息子の手料理を食べながらお酒を嗜むことが大きな癒しになる。
――宇神君にも言ったけど、本当はアタシよりもしっかりとした人がヒーローになってくれてもいいだよね。
もちろん、アタシもそう簡単に立場を譲ったりはしない。地位への執念ではなく、託された者の責任としてだ。
でも願い通りにいけば、アタシもこうやってもっと穏やかな時間を過ごせるんだけどね。
まあ、今はこうやって親しい人達の中で、与えられた時間を堪能して――
「おぉう? 閑古鳥が鳴いてるかと思ったが、そこそこ繁盛してんじゃないの? タマッチャン?」
「ゲェ!? お、お前……フクロウか!? な、何でここに!?」
――などと考えていると、店に入って来た男性の姿を見て、玉杉さんが奇妙な狼狽え方をした。
なんだか、またしても波乱の予感がしてしまう。
「フオオオ、オオ」
フロスト博士を背に乗せ、墜落しかけたベレゴマをその巨大な手で拾い上げて姿を見せたるは、星皇社長の一件でもラルカさんが救助役を頼んでいた艦尾将。
喋れないゆえか蒸気音のような声だけだし、背中のジェットパックで飛行する巨大サイボーグ。
フロスト博士も軽く解説してくれるけど、まさか自身の弟だったとはね。それにしては、あまりに対極的な兄弟だ。
――『頭脳の兄と力の弟』って構図自体は、なんだかお約束にも見えるけど。
「まさか、今度はそのとんでもサイボーグがアタシの相手をするってのかい!? さ、流石にそれは勘弁してほしいかな……」
ただ、こうしてフロスト博士が弟にして艦尾将のフレイムとかいうサイボーグを連れてきたということは、こいつに相手をさせるということではなかろうか? 正直、勝てる気がしない。
パッと見だけでも、体格差とか機能差とか色々と次元が違いすぎるもん。
全身武装の空飛ぶ巨大サイボーグなんて、アタシみたいな街のヒーローを相手にするより、宇宙戦争でもしてる方がお似合いじゃない?
――見た目ファンタジーな魔女が宇宙戦争型サイボーグの相手をするなんて、物語の世界でも聞いたことないんだけど?
「いやー、そこは安心していーぞ。まだ戦闘サンプルは欲しかったが、俺様の目的はベレゴマを回収して引き上げるってーのが優先だ」
「……へ? そうなの? 随分とあっさり引き下がるというか、何というか……」
半ば『これってイジメじゃないかな?』なんて考えていたけど、フロスト博士はフレイムをアタシと交戦させるつもりはないようだ。
この人って、相当なマッドサイエンティスト気質だよね。それなのに、戦闘サンプルもまだ完全じゃないまま引き上げちゃうわけ?
――なんだか、すごく『らしくない』感を感じちゃう。
「フロストのオヤジ。詳しいこと分からんけんど、なんば問題さ起こりおったで?」
「まー……ちょーっとした問題が起こってな。今はラルカと牙島に対応させてる。俺様達もいったんは拠点に戻って、対策が必要な話ってーもんだ」
「そげなことかと思うたばい。オヤジならここでフレイム艦尾将さぶつけて、空色の魔女をもっと試したがるはずけん」
「俺様にだって、物事の優先順位はあるってーの。つーか、ベレゴマ。オメーはもーちょっと分かりやすい言葉で話せ。後、俺様を『オヤジ』って呼ぶなっつーの」
「日本語に関すては、オヤジも大概さ思うけんどね……」
ベレゴマもアタシと同じように考えていたのか、フロスト博士に疑問と同時に予測を突きつけているのが聞こえてくる。
その話を聞く限り、将軍艦隊内部での問題って感じかな? あのラルカさんや牙島までもが駆り出されてるみたいだし、内輪でのトラブル対応が優先ってことか。
――かつてアタシが苦戦した強敵二人がこうやって駆り出されてる話を聞くのって、なんだか不思議な気分だ。
「つーわけで、俺様達はこれでサイナラさせてもらうぜー。また何かで会う機会はあるだろーが、その時はただの戦闘サンプルじゃすまねーかもな」
「そいつはわざわざご丁寧にどうも。アタシとしてもあんた達を敵に回したくはないけど、こうやってヒーロー制定法やらに関わってると知った以上、放っておくこともできないからね」
「それが分かってて俺様に突っかかって来ないってーのは、本当におもしれーネーちゃんだ。……ラルカが苦手がるのも分かる気がするな。あーばよ!」
結局、アタシの方も見逃してもらえた形となり、フロスト博士とベレゴマはフレイムのジェットパックで空を飛びながら去っていった。
戦ってる時は必死だったけど、思い返せばとんでもない連中の相手をしていたもんだ。
「……この話、タケゾーやショーちゃんにもしてみよっか。ショーちゃんが働いてる様子も見たいし、タケゾーにも連絡を入れて玉杉さんのお店に集合するとすっかねぇ」
元々はアタシがヒーローの国立研究機関にお邪魔する話だったのに、なんだかどんどんとおかしな方向に話が進んでしまったもんだ。
とはいえ、将軍艦隊の影(どころか親玉の存在)が見えてしまった以上、アタシも色々と考えておいた方がいい話もあるだろう。
こういう時、タケゾーの推理力が頼りになる。玉杉さんの店に集合ってことにして、夕方ごろに落ち合うように連絡を入れておこう。
■
「――てなわけで、将軍艦隊のボスと艦首将と艦尾将と会った。後、新人三人組の一人は宇神君だった」
「……前からそうだけど、お前ってそういうとんでもない話をサラッと言うよな。まあ、奥さんが魔女である時点でどんな話が飛んできても、大体は受け入れられるようになってきてる俺も俺だけど……」
そうして夕方になると、アタシは予定通りに玉杉さんの店でタケゾーと落ち合った。
まずはアタシが今日あったことを話してみたんだけど、なんだか鳩が豆鉄砲でも食らったような顔をされてしまう。
まあ、当然と言えば当然だよね。アタシだって、立て続けに色んな事実を目の当たりにしちゃったわけだし。
相手は政府と将軍艦隊が絡む話だ。そんな話を現場にいなかったタケゾーが耳にすれば、思考回路がショートしてもおかしくない。
それでも話についてきてくれる辺り、タケゾーにも変な免疫がついてしまったようだ。
「隼ちゃんは色んなところに知り合いがいるのね~。将軍艦隊ってのも、前に隼ちゃんを助けてくれた組織よね~? 私としては、単純に悪い人達とは割り切れないのよね~」
「……てかさ、なんでお義母さんまでいるわけ?」
「俺がこっちに向かってる時に偶然出くわして、勝手についてきた」
それはそれとして、タケゾー母まで一緒にいるとは思わなんだ。この人もこの人で、アタシの話を聞いてもそこまで動揺を見せていない。
ただ、この人の場合は元々の性格が理由といったところだろうか。かなりおおらかな人だとは前から思ってたけど、ここまでおおらかだったとは。
――なんだか、タケゾーも裏で色々と苦労していたような気がしてならない。
「みんな、ボクが切ったお野菜、食べて」
「情報共有の身内談義も構わねえが、どうせだったら息子や孫が働いた成果も見てやりな~」
お義母さんの乱入も気にはなるけど、アタシ達がここに集まった意味は別にある。
我が息子であるショーちゃんがこの店で働き始めたのだから、アタシやタケゾーも親としてその様子は見ておきたい。
丁度祖母であるお義母さんもいることだし、いい感じに身内の集いもできた。
玉杉さんも快く場所を提供してくれてるし、アタシの話とは別にまずはショーちゃんの仕事具合を見させてもらいましょうか。
「んうぅ!? このキュウリのディップ、おいしい!」
「キュウリはボクが切った。食べやすい大きさになってる?」
「うんうん! いい感じに食べやすいし、暑くなる今の季節にピッタリだねぇ!」
どうやらショーちゃんは玉杉さんの店で、裏方の調理の仕事をさせてもらってるようだ。
特に包丁の扱いは一級品で、最近は玉杉さんが始めたお昼のランチタイムでも大活躍とのこと。
流石は居合名人。刃物を扱わせれば敵なしだ。
「本当にうまいな。玉杉さん、このディップソースのレシピってあります?」
「それなら、坊主の方に聞くこったな。この子にも教えてあるからよ~」
「私の孫はとっても優秀ね~。おばあちゃんも嬉しいわよ~」
ショーちゃんの作ったディップはみんなにも好評で、笑顔で会話も弾んでいく。
アタシも今日は一日色々と神経を擦り減らせていた分、こうやって息子の手料理を食べながらお酒を嗜むことが大きな癒しになる。
――宇神君にも言ったけど、本当はアタシよりもしっかりとした人がヒーローになってくれてもいいだよね。
もちろん、アタシもそう簡単に立場を譲ったりはしない。地位への執念ではなく、託された者の責任としてだ。
でも願い通りにいけば、アタシもこうやってもっと穏やかな時間を過ごせるんだけどね。
まあ、今はこうやって親しい人達の中で、与えられた時間を堪能して――
「おぉう? 閑古鳥が鳴いてるかと思ったが、そこそこ繁盛してんじゃないの? タマッチャン?」
「ゲェ!? お、お前……フクロウか!? な、何でここに!?」
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すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
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