405 / 465
もう一つの故郷編
ep405 アタシの力はこの国に求められてるのかな?
しおりを挟む
「ラルカさんの話、アタシもなんとなく分かるよ。あの人、別に殺し屋とか傭兵でなくても、戦わずに普通に生きることだってできたよね」
「星皇カンパニー社長秘書として潜入した時だって、あいつの能力なら十分にこなせる役目だったってー話だ。ただ、別に俺様も無理強いしてまで、他人を戦いの世界に巻き込もーとしてるわけじゃーねーよ」
フロスト博士の世間話から繋がるのは、アタシとも因縁深いラルカさんの立場について。
牙島についてはGT細胞のプロトタイプにあの性格もあって、自ら率先して戦いに身を投じているのは理解できる。
だけど、ラルカさんの方は違う気がする。うまく言えないけど『そうする道しか選べなかった』って気がするのよね。
あの人って戦いの場に出てきても、どこか業務感覚が強いって言うのかな? 少なくとも『好きでやってる』って思えないのよ。
「もしもラルカがウォリアールで育ってた時、戦い以外の選択肢が取れたのならば、わざわざ将軍艦隊に入ることもはなかっただろーよ」
「ボスのフロスト博士がそれ言っちゃう? 実際、アタシも同じようには思ってたけどさ」
「変に多方面で優秀過ぎたのに、選択の幅が狭かったってーのが原因だ。GT細胞やナノマシンなんて技術がなくても、ただ純粋な訓練だけで五艦将になれるだけの実力があったってーのは、恵まれてはいても不幸な話ってーとこか。もっとも、これまでウォリアールで成り上がる選択肢なんて限られてた。ここは『戦いの中で生きる国家』だからな」
フロスト博士もアタシの考えに同調し、どこかラルカさんの生き方に憂いを感じているように見える。
マッドサイエンティストや食わせ者な側面が強かったけど、意外とこの人も考えてるのね。流石はウォリアールの重鎮。
思えばラルカさんは母さんが創設孤児院で育ち、そこでは『戦い以外でも生きられる道』を探している。
今でもウォリアールにとっては難しい道であることは、アタシもこれまでの様子を見て想像できる。どれだけ他の産業があったとしても、根底には戦いの存在が消えない。
――母さんの目指した形が実現しないってのは、娘としてもどかしい。
「たーだーしー、今後はラルカのような人間も減るかもしれねーな。……どこぞの誰かさんが発案した農業計画のおかげでな」
「……へ? もしかして、アタシのこと?」
ちょいと苦悩するアタシの顔を覗き込みながら、フロスト博士はさらに話を続けてくる。
てか、孤児院に空鳥工場式野菜栽培技術を提供するって話、フロスト博士の耳にも入ってたのね。まあ、当然か。この国じゃ重鎮だもん。
「俺様もフェリア様から話を聞いたが、あの技術は本当に確かなものだってーのか? だとしたら、世紀の大発明だぞ?」
「あー、うん。またフロスト博士にも技術レポートは送るよ。大発明だとかはアタシも思ってなかったや。空色の魔女の能力を使ってるし、あんまり公にできる技術じゃないのよね。でもフロスト博士なら応用もできると思うよ。根本的には人工太陽の技術だし、そっちにもノウハウはあるでしょ?」
「サラッととんでもねーもん作りやがるな……。ある意味、オメーがツバメ様とその旦那の娘ってーのに一番納得できちまう。いずれにせよ、あの技術はウォリアールを変革させちまうよーな技術だ」
思えば、アタシもそこまで深く考えてはいなかった。だって、偶然に偶然が重なって生み出した技術だもん。
人工太陽で野菜を栽培できるように品種改良したら、偶然とんでもない成長速度と質を持った野菜が完成。
その人工太陽にしたって、アタシが自らの開発物であるマグネットリキッドを誤って口にした結果、偶然手に入れた力。
さらに言えば、マグネットリキッドで空色の魔女というヒーローになり、活躍できるようになったのも偶然。
――こうしてみると、本当に偶然が重なりまくってるよね。しかも全部が結果としていい方向に傾いてるし。
アタシって、漫画や小説の主人公か何かですか?
「本当にオメーのおかげで、ウォリアールの農業問題は全部解決しちまうかもしれねーからな。まるでツバメ様の再来を見てるよーだぞ? ウォリアールのメガフロート化にも匹敵する偉業じゃねーか?」
「そう言われると、ただの偶然と片付けたくもなくなるよね。……やっぱ、運命ってあるのかもねぇ」
冗談はさておき、アタシのこれまでの道のりは今この時、ウォリアールというもう一つの故郷へと繋げられた。
非科学的と疑いたくなっても、運命という存在を信じたくなってしまう。こうしてアタシは両親と同じ道のりを歩んでいる。
何よりも両親でさえも遂げられなかった目的を、アタシには叶えられる力がある。
やっぱり、アタシはウォリアールに導かれた通り、このまま新たな世界に踏み出すべきなのかな? この国のことだって他人事じゃないし、力になれるならそうするべきなのかな?
「まー、ここでの話は俺様の個人的な話だ。別にオメーをウォリアールに引き留めよーとも考えてはいねーよ」
「クジャクさんと違って、フロスト博士は消極的なもんだねぇ」
「ただでさえ俺様には将軍艦隊って組織での問題があるってーのに、国からの余計な問題は増やしたくねーっての。でもまー、オメーがウォリアールの王位を継ぐことになれば、俺様もおとなしく従ってやるよ。手綱を握りたきゃ好きに握れ。オメーにはそれだけの権威も能力もあるってーことだ」
結局、ここでもアタシの心は固まらなかった。むしろアタシなんかで一国を救えるなら、それでもいいとさえ思えてくる。
フロスト博士にもなんだかんだで認められてるし、強要されなくても強制力を感じてしまう。
――それでも、アタシにはまだ決めらんないよ。
「……フロスト博士。ここのお酒、いくつかもらってもいいかな? お代は払うからさ」
「別に金なんていらねーっての。オメーの件でなら領収書も切れるし、好きなだけ持っていけ。つーか、まだ飲む気なのか?」
「うん……まあね。ちょいと空でも眺めて、気持ちを落ち着けながら考えたい気分さ」
フロスト博士にわざわざ時間を作ってもらうも、アタシは再びお酒片手に陽が暮れ始めた外へと赴く。
こういう時、焦っちゃいけないのは理解してる。だけど、絡まり合った事象の糸が心を縛って苦しめてくる。
そのせいで焦りが抑えられないし、実際に時間をかけられないのも事実だ。自分でも整理できなくて、ついついお酒の力に頼っちゃう。
――本当にこんな状況で、アタシは後悔のない将来を選べるのだろうか?
「星皇カンパニー社長秘書として潜入した時だって、あいつの能力なら十分にこなせる役目だったってー話だ。ただ、別に俺様も無理強いしてまで、他人を戦いの世界に巻き込もーとしてるわけじゃーねーよ」
フロスト博士の世間話から繋がるのは、アタシとも因縁深いラルカさんの立場について。
牙島についてはGT細胞のプロトタイプにあの性格もあって、自ら率先して戦いに身を投じているのは理解できる。
だけど、ラルカさんの方は違う気がする。うまく言えないけど『そうする道しか選べなかった』って気がするのよね。
あの人って戦いの場に出てきても、どこか業務感覚が強いって言うのかな? 少なくとも『好きでやってる』って思えないのよ。
「もしもラルカがウォリアールで育ってた時、戦い以外の選択肢が取れたのならば、わざわざ将軍艦隊に入ることもはなかっただろーよ」
「ボスのフロスト博士がそれ言っちゃう? 実際、アタシも同じようには思ってたけどさ」
「変に多方面で優秀過ぎたのに、選択の幅が狭かったってーのが原因だ。GT細胞やナノマシンなんて技術がなくても、ただ純粋な訓練だけで五艦将になれるだけの実力があったってーのは、恵まれてはいても不幸な話ってーとこか。もっとも、これまでウォリアールで成り上がる選択肢なんて限られてた。ここは『戦いの中で生きる国家』だからな」
フロスト博士もアタシの考えに同調し、どこかラルカさんの生き方に憂いを感じているように見える。
マッドサイエンティストや食わせ者な側面が強かったけど、意外とこの人も考えてるのね。流石はウォリアールの重鎮。
思えばラルカさんは母さんが創設孤児院で育ち、そこでは『戦い以外でも生きられる道』を探している。
今でもウォリアールにとっては難しい道であることは、アタシもこれまでの様子を見て想像できる。どれだけ他の産業があったとしても、根底には戦いの存在が消えない。
――母さんの目指した形が実現しないってのは、娘としてもどかしい。
「たーだーしー、今後はラルカのような人間も減るかもしれねーな。……どこぞの誰かさんが発案した農業計画のおかげでな」
「……へ? もしかして、アタシのこと?」
ちょいと苦悩するアタシの顔を覗き込みながら、フロスト博士はさらに話を続けてくる。
てか、孤児院に空鳥工場式野菜栽培技術を提供するって話、フロスト博士の耳にも入ってたのね。まあ、当然か。この国じゃ重鎮だもん。
「俺様もフェリア様から話を聞いたが、あの技術は本当に確かなものだってーのか? だとしたら、世紀の大発明だぞ?」
「あー、うん。またフロスト博士にも技術レポートは送るよ。大発明だとかはアタシも思ってなかったや。空色の魔女の能力を使ってるし、あんまり公にできる技術じゃないのよね。でもフロスト博士なら応用もできると思うよ。根本的には人工太陽の技術だし、そっちにもノウハウはあるでしょ?」
「サラッととんでもねーもん作りやがるな……。ある意味、オメーがツバメ様とその旦那の娘ってーのに一番納得できちまう。いずれにせよ、あの技術はウォリアールを変革させちまうよーな技術だ」
思えば、アタシもそこまで深く考えてはいなかった。だって、偶然に偶然が重なって生み出した技術だもん。
人工太陽で野菜を栽培できるように品種改良したら、偶然とんでもない成長速度と質を持った野菜が完成。
その人工太陽にしたって、アタシが自らの開発物であるマグネットリキッドを誤って口にした結果、偶然手に入れた力。
さらに言えば、マグネットリキッドで空色の魔女というヒーローになり、活躍できるようになったのも偶然。
――こうしてみると、本当に偶然が重なりまくってるよね。しかも全部が結果としていい方向に傾いてるし。
アタシって、漫画や小説の主人公か何かですか?
「本当にオメーのおかげで、ウォリアールの農業問題は全部解決しちまうかもしれねーからな。まるでツバメ様の再来を見てるよーだぞ? ウォリアールのメガフロート化にも匹敵する偉業じゃねーか?」
「そう言われると、ただの偶然と片付けたくもなくなるよね。……やっぱ、運命ってあるのかもねぇ」
冗談はさておき、アタシのこれまでの道のりは今この時、ウォリアールというもう一つの故郷へと繋げられた。
非科学的と疑いたくなっても、運命という存在を信じたくなってしまう。こうしてアタシは両親と同じ道のりを歩んでいる。
何よりも両親でさえも遂げられなかった目的を、アタシには叶えられる力がある。
やっぱり、アタシはウォリアールに導かれた通り、このまま新たな世界に踏み出すべきなのかな? この国のことだって他人事じゃないし、力になれるならそうするべきなのかな?
「まー、ここでの話は俺様の個人的な話だ。別にオメーをウォリアールに引き留めよーとも考えてはいねーよ」
「クジャクさんと違って、フロスト博士は消極的なもんだねぇ」
「ただでさえ俺様には将軍艦隊って組織での問題があるってーのに、国からの余計な問題は増やしたくねーっての。でもまー、オメーがウォリアールの王位を継ぐことになれば、俺様もおとなしく従ってやるよ。手綱を握りたきゃ好きに握れ。オメーにはそれだけの権威も能力もあるってーことだ」
結局、ここでもアタシの心は固まらなかった。むしろアタシなんかで一国を救えるなら、それでもいいとさえ思えてくる。
フロスト博士にもなんだかんだで認められてるし、強要されなくても強制力を感じてしまう。
――それでも、アタシにはまだ決めらんないよ。
「……フロスト博士。ここのお酒、いくつかもらってもいいかな? お代は払うからさ」
「別に金なんていらねーっての。オメーの件でなら領収書も切れるし、好きなだけ持っていけ。つーか、まだ飲む気なのか?」
「うん……まあね。ちょいと空でも眺めて、気持ちを落ち着けながら考えたい気分さ」
フロスト博士にわざわざ時間を作ってもらうも、アタシは再びお酒片手に陽が暮れ始めた外へと赴く。
こういう時、焦っちゃいけないのは理解してる。だけど、絡まり合った事象の糸が心を縛って苦しめてくる。
そのせいで焦りが抑えられないし、実際に時間をかけられないのも事実だ。自分でも整理できなくて、ついついお酒の力に頼っちゃう。
――本当にこんな状況で、アタシは後悔のない将来を選べるのだろうか?
0
あなたにおすすめの小説
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
寿明結未(ことぶき・あゆみ)
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
薬師だからってポイ捨てされました~異世界の薬師なめんなよ。神様の弟子は無双する~
黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト・シルベスタは偉大な師匠(神様)の教えを終えて自領に戻ろうとした所、異世界勇者召喚に巻き込まれて、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
─── からの~数年後 ────
俺が此処に来て幾日が過ぎただろう。
ここは俺が生まれ育った場所とは全く違う、環境が全然違った世界だった。
「ロブ、申し訳無いがお前、明日から来なくていいから。急な事で済まねえが、俺もちっせえパーティーの長だ。より良きパーティーの運営の為、泣く泣くお前を切らなきゃならなくなった。ただ、俺も薄情な奴じゃねぇつもりだ。今日までの給料に、迷惑料としてちと上乗せして払っておくから、穏便に頼む。断れば上乗せは無しでクビにする」
そう言われて俺に何が言えよう、これで何回目か?
まぁ、薬師の扱いなどこんなものかもな。
この世界の薬師は、ただポーションを造るだけの職業。
多岐に亘った薬を作るが、僧侶とは違い瞬時に体を癒す事は出来ない。
普通は……。
異世界勇者巻き込まれ召喚から数年、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居ようが居まいが、世界は変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様に薬師の業を仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話。ここに開幕!
● ロベルトの独り言の多い作品です。ご了承お願いします。
● 世界観はひよこの想像力全開の世界です。
美味しいコーヒーの愉しみ方 Acidity and Bitterness
碧井夢夏
ライト文芸
<第五回ライト文芸大賞 最終選考・奨励賞>
住宅街とオフィスビルが共存するとある下町にある定食屋「まなべ」。
看板娘の利津(りつ)は毎日忙しくお店を手伝っている。
最近隣にできたコーヒーショップ「The Coffee Stand Natsu」。
どうやら、店長は有名なクリエイティブ・ディレクターで、脱サラして始めたお店らしく……?
神の舌を持つ定食屋の娘×クリエイティブ界の神と呼ばれた男 2人の出会いはやがて下町を変えていく――?
定食屋とコーヒーショップ、時々美容室、を中心に繰り広げられる出会いと挫折の物語。
過激表現はありませんが、重めの過去が出ることがあります。
竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……
異世界だろうがソロキャンだろう!? one more camp!
ちゃりネコ
ファンタジー
ソロキャン命。そして異世界で手に入れた能力は…Awazonで買い物!?
夢の大学でキャンパスライフを送るはずだった主人公、四万十 葦拿。
しかし、運悪く世界的感染症によって殆ど大学に通えず、彼女にまでフラれて鬱屈とした日々を過ごす毎日。
うまくいかないプライベートによって押し潰されそうになっていた彼を救ったのはキャンプだった。
次第にキャンプ沼へのめり込んでいった彼は、全国のキャンプ場を制覇する程のヘビーユーザーとなり、着実に経験を積み重ねていく。
そして、知らん内に異世界にすっ飛ばされたが、どっぷりハマっていたアウトドア経験を駆使して、なんだかんだ未知のフィールドを楽しむようになっていく。
遭難をソロキャンと言い張る男、四万十 葦拿の異世界キャンプ物語。
別に要らんけど異世界なんでスマホからネットショッピングする能力をゲット。
Awazonの商品は3億5371万品目以上もあるんだって!
すごいよね。
―――――――――
以前公開していた小説のセルフリメイクです。
アルファポリス様で掲載していたのは同名のリメイク前の作品となります。
基本的には同じですが、リメイクするにあたって展開をかなり変えているので御注意を。
1話2000~3000文字で毎日更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる