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狂月明ける空編
ep458 アタシの……勝ちだぁぁああ!!
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「しょ、正直……負けるとは……思いません……でした……」
「ハァ、ハァ……。ア、アタシも限界……。勝てたのが結構不思議……」
最後のクロスカウンター勝負にて、アタシの一撃が決まったことで勝敗は決した。
台本を無視してのガチンコ勝負。だけど、最終的な結末は同じとなった。
ラルカさんも完全に力尽き、甲板の上で大の字になって寝そべる。アタシの方も座り込まないともう限界だ。
「……ミス空鳥。今回は自分も素直に負けを認めましょう。満足されましたか?」
「うん、アタシは満足。だけど、ラルカさんの方はどうよ? やっぱ、こうやって全力でやる方がスッキリしない?」
「ええ。負けたというのに、不思議と清々しい気分ですよ。……本当にあなたは不思議な人です。いえ、ツバメ様の娘なら当然でしょうか。敵の心さえも救うなど、あのお方の姿が重なって見えてしまいます」
「『ウォリアールの母』みたいな人だったんだよね?」
「国内ではそう呼ばれてもいますし、自分にとっては幼い時の記憶だけでも、母親と言われればあの人の姿が思い浮かびますよ。……まさか、その娘とこのように気持ちの晴れる殴り合いをするとは思いませんでしたが。クフフフ」
これで全部終わった。アタシやラルカさんの個人的な想いも含め、ようやくスッキリした。
軽く語り掛けてみれば、ラルカさんは横になって笑いながら言葉を返してくれる。
それにしても、ラルカさんにはアタシと母さんが余程重なって見えるみたいだ。そんなに似てるもんなのかね? 母さん、アタシと違って穏やかでザ・主婦みたいな人だったけど。
――でも、なんだか嬉しい。思えばアタシとラルカさんは同じ人物を母とする者同士だ。
変な話、姉妹みたいなものなのかもね。洗居さんとはまた違うけど『ラルカお姉ちゃん』って呼びたくなる。
「まあ何はともあれ、ミス空鳥もお疲れさまでした。自分の件だけでなく、ミスター天鐘の野望阻止は十分すぎる功績です」
「そりゃどうも。ラルカさんもここまでの演技お疲れ様。この後はどうするの?」
「ボスによって、反乱因子は一網打尽にできました。残りはフェリア様やミス洗居の今後ですが、そちらはこれからの話です。……後は自分とミスター牙島への処遇ですか。表向きには反逆者の烙印があるので、しばらく姿をくらませることにはなるでしょう」
「それはまた大変だね。何かあったらアタシも力になるさ」
「その言葉、ありがたく受け取りましょう。……あなたとの決闘に踏み切ったことで、またボスから減給処分の話も出て来そうですし、その辺りの責任も含めて」
「うげぇ……もしかして、またお賃金の恨み?」
「クフフフ、冗談ですよ。……今回は『殺し屋ジョーク』なんて言い逃れではなく、本当にただのジョークです」
ウォリアールでの一連の騒動と決闘を通して、ラルカさんと心の距離が近くなったのを感じつつ、昇る朝陽に照らされながら他愛ない話を進める。
多分、ラルカさんがこうやって冗談交じりに話しをする相手なんて限られてるんだろうね。幼い頃の母さん以外には素っ気なかったって、孤児院の院長先生も言ってたか。
もしかすると、フロスト博士とも意外と近い距離で話せてるのかもね。父親代わりらしいし、ラルカさんにこんな大役を任せたのも信頼の証といったところか。
「そういや、ラルカさんの部下達も心配してたよ。アタシに『ラルカさんのことを頼む』って言ってたし」
「まったく……心配性な部下達です。あの四人には天鐘一派内部での離反を促し、一緒に将軍艦隊本隊と合流する任務だけ与えてのですがね」
「まあまあ、信頼されてるって証じゃんか。やっぱ、あの四人もラルカさんが悪者を演じるのは面白くなかったんでしょ」
「本来の任務内容は伝えていなかったのですがね……。まあ、いいでしょう。帰ったら軽い説教で済ませますか」
「あっ、説教はするんだ」
そんな他愛ない間柄にアタシも含まれてるみたいで、なんだか不思議な気分。でも、凄くいい気分。
これまで色々あったけど、分かり合えるならそれに越したことはないよね。
「……さて、少々長話が過ぎましたか。そろそろ迎えもやって来たようです」
「迎え? ……あっ、こっちに艦艇が一隻近づいてくる」
気がつけば、完全に夜明けになった海の上。アタシとラルカさんだけが乗った艦艇へ、別の艦艇が近づいてくる。
フォルム自体はこの艦艇と似ているし、将軍艦隊の艦艇と思われる。
「左舷護衛艦……ミスター牙島の船です。どうやら、コメットノアも一段落したようですね。指揮官のミスター牙島以外にも、何人か搭乗しているのが見えます」
「もしかしてあれって、タケゾーに……フクロウさんとクジャクのおばちゃん? しかも洗居さんとフェリアさんまで?」
「どうにも、ミスター牙島も隠し通すのは限界だったようです。とはいえ、全て終わった後なのは幸いですか。あの人からすれば踏ん張った方でしょう」
アタシは立ち上がり、ラルカさんは上体だけ起こして遠方に目を向ける。
わずかに乗ってる人達の姿が確認できるけど、もしかしてフロスト博士の計画がバレちゃった感じ? フェリアさんあたりに知られると、色々マズくないかな?
「……隼。その様子だと、そっちも終わったみたいだな」
「まあね。最終的にはアタシとラルカさんのガチンコバトルで決闘。アタシの勝利でブイ」
「どうしてそうなったのかは分からな……くもないか。お前なりにラルカさんの気持ちに応えたかったんだろうな」
アタシの心配は他所に牙島の艦艇が近づいてくると、まずはタケゾーがこちらに飛び乗って語り掛けてくれる。
こういう時、なんだかんだで一番の心配性だよね。でもまあ、その気持ちはありがたく受け取ろう。
アタシがしっかりVサインを決めると、タケゾーも超言葉少なに理解してくれる。
――流石は幼馴染兼旦那様。アタシの扱いに慣れておられる。
「おうおう、ラルカ。えらいボロボロやないか? お前ともあろうモンが、随分と情けない格好やないかい」
「少々、ミス空鳥と決闘をしましてね。結果は残念ながら、当初のシナリオ通りでしたが」
「なんやそれ? お前が決闘やなんて、ますますらしくないな……」
「別にいいじゃないですか。自分にだって、そうしたい時はあります。……クフフフ」
「うおぉ……!? ラ、ラルカが笑いおった……!? もうすぐサイクロンでも起こるんやないか……!?」
座ったままのラルカさんの方には牙島が声をかけ、お互いの立場が分かったうえでの会話をしている。
その最中に牙島の失礼発言も出てくるけど、確かにラルカさんが笑ってる姿なんて超貴重シーンだよね。気持ちは分からなくもない。
――でも、そうして笑って語れるぐらい、ラルカさんの肩の荷も下りたってことか。
「それぞれで話をしているところ悪いが、今回の騒動の裏側については私達にも話してもらおうか」
「俺達も事情は牙島から聞き出した。……天鐘の反乱を利用した、ウォリアール一枚岩計画についてな」
ただ、のんびりした空気を続けるわけにもいかない。
今回の騒動に巻き込まれたクジャクのおばちゃんとフェリアさん。全てが終わってバレた今、事情を説明する必要がある。
「ハァ、ハァ……。ア、アタシも限界……。勝てたのが結構不思議……」
最後のクロスカウンター勝負にて、アタシの一撃が決まったことで勝敗は決した。
台本を無視してのガチンコ勝負。だけど、最終的な結末は同じとなった。
ラルカさんも完全に力尽き、甲板の上で大の字になって寝そべる。アタシの方も座り込まないともう限界だ。
「……ミス空鳥。今回は自分も素直に負けを認めましょう。満足されましたか?」
「うん、アタシは満足。だけど、ラルカさんの方はどうよ? やっぱ、こうやって全力でやる方がスッキリしない?」
「ええ。負けたというのに、不思議と清々しい気分ですよ。……本当にあなたは不思議な人です。いえ、ツバメ様の娘なら当然でしょうか。敵の心さえも救うなど、あのお方の姿が重なって見えてしまいます」
「『ウォリアールの母』みたいな人だったんだよね?」
「国内ではそう呼ばれてもいますし、自分にとっては幼い時の記憶だけでも、母親と言われればあの人の姿が思い浮かびますよ。……まさか、その娘とこのように気持ちの晴れる殴り合いをするとは思いませんでしたが。クフフフ」
これで全部終わった。アタシやラルカさんの個人的な想いも含め、ようやくスッキリした。
軽く語り掛けてみれば、ラルカさんは横になって笑いながら言葉を返してくれる。
それにしても、ラルカさんにはアタシと母さんが余程重なって見えるみたいだ。そんなに似てるもんなのかね? 母さん、アタシと違って穏やかでザ・主婦みたいな人だったけど。
――でも、なんだか嬉しい。思えばアタシとラルカさんは同じ人物を母とする者同士だ。
変な話、姉妹みたいなものなのかもね。洗居さんとはまた違うけど『ラルカお姉ちゃん』って呼びたくなる。
「まあ何はともあれ、ミス空鳥もお疲れさまでした。自分の件だけでなく、ミスター天鐘の野望阻止は十分すぎる功績です」
「そりゃどうも。ラルカさんもここまでの演技お疲れ様。この後はどうするの?」
「ボスによって、反乱因子は一網打尽にできました。残りはフェリア様やミス洗居の今後ですが、そちらはこれからの話です。……後は自分とミスター牙島への処遇ですか。表向きには反逆者の烙印があるので、しばらく姿をくらませることにはなるでしょう」
「それはまた大変だね。何かあったらアタシも力になるさ」
「その言葉、ありがたく受け取りましょう。……あなたとの決闘に踏み切ったことで、またボスから減給処分の話も出て来そうですし、その辺りの責任も含めて」
「うげぇ……もしかして、またお賃金の恨み?」
「クフフフ、冗談ですよ。……今回は『殺し屋ジョーク』なんて言い逃れではなく、本当にただのジョークです」
ウォリアールでの一連の騒動と決闘を通して、ラルカさんと心の距離が近くなったのを感じつつ、昇る朝陽に照らされながら他愛ない話を進める。
多分、ラルカさんがこうやって冗談交じりに話しをする相手なんて限られてるんだろうね。幼い頃の母さん以外には素っ気なかったって、孤児院の院長先生も言ってたか。
もしかすると、フロスト博士とも意外と近い距離で話せてるのかもね。父親代わりらしいし、ラルカさんにこんな大役を任せたのも信頼の証といったところか。
「そういや、ラルカさんの部下達も心配してたよ。アタシに『ラルカさんのことを頼む』って言ってたし」
「まったく……心配性な部下達です。あの四人には天鐘一派内部での離反を促し、一緒に将軍艦隊本隊と合流する任務だけ与えてのですがね」
「まあまあ、信頼されてるって証じゃんか。やっぱ、あの四人もラルカさんが悪者を演じるのは面白くなかったんでしょ」
「本来の任務内容は伝えていなかったのですがね……。まあ、いいでしょう。帰ったら軽い説教で済ませますか」
「あっ、説教はするんだ」
そんな他愛ない間柄にアタシも含まれてるみたいで、なんだか不思議な気分。でも、凄くいい気分。
これまで色々あったけど、分かり合えるならそれに越したことはないよね。
「……さて、少々長話が過ぎましたか。そろそろ迎えもやって来たようです」
「迎え? ……あっ、こっちに艦艇が一隻近づいてくる」
気がつけば、完全に夜明けになった海の上。アタシとラルカさんだけが乗った艦艇へ、別の艦艇が近づいてくる。
フォルム自体はこの艦艇と似ているし、将軍艦隊の艦艇と思われる。
「左舷護衛艦……ミスター牙島の船です。どうやら、コメットノアも一段落したようですね。指揮官のミスター牙島以外にも、何人か搭乗しているのが見えます」
「もしかしてあれって、タケゾーに……フクロウさんとクジャクのおばちゃん? しかも洗居さんとフェリアさんまで?」
「どうにも、ミスター牙島も隠し通すのは限界だったようです。とはいえ、全て終わった後なのは幸いですか。あの人からすれば踏ん張った方でしょう」
アタシは立ち上がり、ラルカさんは上体だけ起こして遠方に目を向ける。
わずかに乗ってる人達の姿が確認できるけど、もしかしてフロスト博士の計画がバレちゃった感じ? フェリアさんあたりに知られると、色々マズくないかな?
「……隼。その様子だと、そっちも終わったみたいだな」
「まあね。最終的にはアタシとラルカさんのガチンコバトルで決闘。アタシの勝利でブイ」
「どうしてそうなったのかは分からな……くもないか。お前なりにラルカさんの気持ちに応えたかったんだろうな」
アタシの心配は他所に牙島の艦艇が近づいてくると、まずはタケゾーがこちらに飛び乗って語り掛けてくれる。
こういう時、なんだかんだで一番の心配性だよね。でもまあ、その気持ちはありがたく受け取ろう。
アタシがしっかりVサインを決めると、タケゾーも超言葉少なに理解してくれる。
――流石は幼馴染兼旦那様。アタシの扱いに慣れておられる。
「おうおう、ラルカ。えらいボロボロやないか? お前ともあろうモンが、随分と情けない格好やないかい」
「少々、ミス空鳥と決闘をしましてね。結果は残念ながら、当初のシナリオ通りでしたが」
「なんやそれ? お前が決闘やなんて、ますますらしくないな……」
「別にいいじゃないですか。自分にだって、そうしたい時はあります。……クフフフ」
「うおぉ……!? ラ、ラルカが笑いおった……!? もうすぐサイクロンでも起こるんやないか……!?」
座ったままのラルカさんの方には牙島が声をかけ、お互いの立場が分かったうえでの会話をしている。
その最中に牙島の失礼発言も出てくるけど、確かにラルカさんが笑ってる姿なんて超貴重シーンだよね。気持ちは分からなくもない。
――でも、そうして笑って語れるぐらい、ラルカさんの肩の荷も下りたってことか。
「それぞれで話をしているところ悪いが、今回の騒動の裏側については私達にも話してもらおうか」
「俺達も事情は牙島から聞き出した。……天鐘の反乱を利用した、ウォリアール一枚岩計画についてな」
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