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最初の試練
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目が覚めると、知らない部屋にいた。
キラキラ光が差し込んでいる。
全く知らない場所。
隣を見れば、知らない女の子がそこにいた。
緑色の髪に、青い瞳。
本来そこにいるべきなのは僕と同じ赤い目をもち、黒い髪をもつ、僕を呼び出した少女のはずなのに。
「あら、やっと起きたのね。雫が言ったから海の底においていたけど、まさか、12時間も生きれるなんて。」
そいつはそういって僕に近づいてきた。
「一体誰なの?月はどこ?」
「まぁ、人に聞くときは自分がまず情報を提供するって知らないの?まぁいいわ。私の名前は水原絵美。じゃあ、私からの質問よ。あなたは一体何者なの?」
混乱する僕に絵美はそういって僕と少し距離をとる。
「僕?僕はただの悪魔だよ。それ以上、それ以下でもない。」
「嘘よ。ここは悪魔でも最高で3時間しか持たないの。こんなに長くいれるのは魔王、勇者。そして半端者だけよ」
そういいきって見せる絵美。
もし僕が魔王ならば、きっとすぐにでもここから出れたのだろう。
けれど、僕にそれは無理だ。
だって僕は魔王ではない。ただの悪魔だ。
なぜか月と会う前の記憶は無いけれど、多分、悪魔だと僕は思っている。
だって、召喚されるような魔王って聞いたことないし!
僕はきっとそんなのじゃないもん!
「僕はただの召喚された悪魔だよ。」
「嘘ね。だってあなた契約の紋章がないじゃない。契約をしたならあるはずよ。」
そこまで言われて、ようやく気づいた。
そういえば僕契約らしい契約してないや!
「まぁ、今のところはただのイレギュラーってことにしてあげるけど、あなたが魔王なら、私はあなたを今すぐ殺さなくちゃいけないし、勇者なら外に出さなければいけないし、早くはっきりさせたいわ。」
それは僕も同じだよ。
早くはっきりさせたい気持ちをぼくらはもっていた。
僕らの共通点はきっとそこだけだろう。
早く月に会いたい。
それだけが、今の僕を動かす動力源だ。それ以外僕のなかにはなにもない。
「あなたは月って娘が好きなの?」
「僕が月の事を好き……?」
そんなの考えたこともなかった。
あの時いった言葉は、ただ、口からポロリとこぼれ落ちたもので、自分の本心かもわからない。
月が好き。
そんなことを考える時間は僕は持っていない。
僕らはただの主従関係。その一線を越えてしまえば、
僕らのなかで、なにかが終わる。
それが分かっていること、分からなくちゃいけないこと。
「急に黙り混んでどうしたのよ。」
「ちょっと静かにしてよ。いま、考え事をしてるんだ。」
絵美の声何てどうでもいい。
今はなんとしても此処から出なければいけないから。
目を開けると、蓮じゃなく、知らない子がいた。
「起きたの月!!おはよ!僕の名は雫だよ!よろしく。」
「・・・、蓮はどこ?」
「僕が目の前にいるのに、別の男の話するってどういう事?」
雫。と名乗る目の前の男の子は、水色の髪に緑色の目をしている。
「私はあなたの事を知らないし、知ろうとも思わない。蓮はどこなの?」
「名前は名乗ったからねぇ、うーん、そうだ!!名前で呼んでくれたら、教えるか考えてあげる。」
仕方ない。
そう思って口を開く。
「雫。ねぇ、教えて?」
私が言う。
いった瞬間、雫の頬が赤く染まったような気がした。
「やっぱり、月のこと、僕は大好きだよ。」
「急にどうしたの?」
「蓮の事、教えてあげる。」
「本当に!」
雫によると、今海の底にいるようだ。
今すぐ助けにいきたいけど……。
「入学式があるから無理だよね。」
「……、雫。蓮を連れてきてよ。」
「それはやだ、僕は今の状態が一番すきだからね。」
「わがままだ。」
「それはどっちかな?」
入学式はサボれない。
だって、サボったら入学できないし。
キラキラ光が差し込んでいる。
全く知らない場所。
隣を見れば、知らない女の子がそこにいた。
緑色の髪に、青い瞳。
本来そこにいるべきなのは僕と同じ赤い目をもち、黒い髪をもつ、僕を呼び出した少女のはずなのに。
「あら、やっと起きたのね。雫が言ったから海の底においていたけど、まさか、12時間も生きれるなんて。」
そいつはそういって僕に近づいてきた。
「一体誰なの?月はどこ?」
「まぁ、人に聞くときは自分がまず情報を提供するって知らないの?まぁいいわ。私の名前は水原絵美。じゃあ、私からの質問よ。あなたは一体何者なの?」
混乱する僕に絵美はそういって僕と少し距離をとる。
「僕?僕はただの悪魔だよ。それ以上、それ以下でもない。」
「嘘よ。ここは悪魔でも最高で3時間しか持たないの。こんなに長くいれるのは魔王、勇者。そして半端者だけよ」
そういいきって見せる絵美。
もし僕が魔王ならば、きっとすぐにでもここから出れたのだろう。
けれど、僕にそれは無理だ。
だって僕は魔王ではない。ただの悪魔だ。
なぜか月と会う前の記憶は無いけれど、多分、悪魔だと僕は思っている。
だって、召喚されるような魔王って聞いたことないし!
僕はきっとそんなのじゃないもん!
「僕はただの召喚された悪魔だよ。」
「嘘ね。だってあなた契約の紋章がないじゃない。契約をしたならあるはずよ。」
そこまで言われて、ようやく気づいた。
そういえば僕契約らしい契約してないや!
「まぁ、今のところはただのイレギュラーってことにしてあげるけど、あなたが魔王なら、私はあなたを今すぐ殺さなくちゃいけないし、勇者なら外に出さなければいけないし、早くはっきりさせたいわ。」
それは僕も同じだよ。
早くはっきりさせたい気持ちをぼくらはもっていた。
僕らの共通点はきっとそこだけだろう。
早く月に会いたい。
それだけが、今の僕を動かす動力源だ。それ以外僕のなかにはなにもない。
「あなたは月って娘が好きなの?」
「僕が月の事を好き……?」
そんなの考えたこともなかった。
あの時いった言葉は、ただ、口からポロリとこぼれ落ちたもので、自分の本心かもわからない。
月が好き。
そんなことを考える時間は僕は持っていない。
僕らはただの主従関係。その一線を越えてしまえば、
僕らのなかで、なにかが終わる。
それが分かっていること、分からなくちゃいけないこと。
「急に黙り混んでどうしたのよ。」
「ちょっと静かにしてよ。いま、考え事をしてるんだ。」
絵美の声何てどうでもいい。
今はなんとしても此処から出なければいけないから。
目を開けると、蓮じゃなく、知らない子がいた。
「起きたの月!!おはよ!僕の名は雫だよ!よろしく。」
「・・・、蓮はどこ?」
「僕が目の前にいるのに、別の男の話するってどういう事?」
雫。と名乗る目の前の男の子は、水色の髪に緑色の目をしている。
「私はあなたの事を知らないし、知ろうとも思わない。蓮はどこなの?」
「名前は名乗ったからねぇ、うーん、そうだ!!名前で呼んでくれたら、教えるか考えてあげる。」
仕方ない。
そう思って口を開く。
「雫。ねぇ、教えて?」
私が言う。
いった瞬間、雫の頬が赤く染まったような気がした。
「やっぱり、月のこと、僕は大好きだよ。」
「急にどうしたの?」
「蓮の事、教えてあげる。」
「本当に!」
雫によると、今海の底にいるようだ。
今すぐ助けにいきたいけど……。
「入学式があるから無理だよね。」
「……、雫。蓮を連れてきてよ。」
「それはやだ、僕は今の状態が一番すきだからね。」
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「それはどっちかな?」
入学式はサボれない。
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