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毒を撒いて
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日々生きて、生きて、毒を吐いて。
毒をのんでの繰り返し。
何回繰り返したって終わらないから。
だから希望も全部何もかも消した。
その方が楽だから。
そうした方が無駄に傷付かずに済むから。
省エネ人生なら良いじゃないか。
これ以上僕を傷つけないでくれよ。
そう思ったから全部閉じて閉じこもった。
そんな僕の殻を開いたのは君じゃないか。
そう言いたかったけど、言葉は意味を消した。
だって、そんなこと言ったって君は手に入らないから。
わかりきった事実にただ笑った。
僕にとっては希望が毒で、絶望がまるで甘い甘い角砂糖のようなのに、君にとっては絶望が毒で、希望が角砂糖なんだから。
僕らは本質は似ていても、お互いの求めるものは正反対なんだ。
でもさ、でもさでもさ。
その程度のことで諦められるほど僕もお人好しではないから。
「僕の毒で君の精神を歪めてしまえば、君は僕と同じとこまで落ちてくれるよね。ねぇねぇねぇ」
精神を歪める行為。
禁忌の魔法。
そんなのどうでもいい。
論理だとか、無駄な言葉は全部捨て去って、君とただ二人でいられりゃ僕にとってはハッピーエンドなのさ。
こうしていると初めて会った時を思い出すなぁ。
「雫はいつだって僕を歪めて手に入れようとするよね。そうやって手に入れた愛ってなんか意味あるの?」
うるさいなぁ。
この世界は正気でいる人間がおかしいんだよ。
正気なんて保っている方が異常なんだよ。
正気なんてものは異常なんだ。
狂気こそ、この狂うほど君を思う気持ちこそが本物なんだよ。
カチリ、と音を立てて頭の中のネジが外れる。
君の首を掴む。
「君も僕と同じになっちゃおうよ。僕みたく絶望を糧に生きてしまおうよ。辛くなったら一緒に死んじゃおう?そしたら幸せなんだ、誰も不幸になんてならないんだ」
体内で生成した毒を濃縮していく。
濃縮した毒は精神を蝕む病となる。
この病の源を唾液に変換する。
「大好きだよ、結婚しよ。ずっと一緒にいようね」
口付けを交わす。
唇を押しつけて、固く閉じたそこを舌で無理矢理こじ開けて。
焦ったように何かを言っているけれど、聞こえないふりをして舌を絡ませる。
反抗的な目が気に入らないから、耳を塞いで、舌を絡ませ合う音に集中出来るようにした。
水音が響く。
段々目が蕩けて、涙で潤んでいく。
ねぇ、気持ちいいんでしょ?
唾液を流し込んで、代わりに彼の唾液を飲みながらそう思った。
甘くて、もっと欲しくなっちゃって。
僕の唾液をどんどん飲ませて、交換するように彼の口内を貪った。
毒をのんでの繰り返し。
何回繰り返したって終わらないから。
だから希望も全部何もかも消した。
その方が楽だから。
そうした方が無駄に傷付かずに済むから。
省エネ人生なら良いじゃないか。
これ以上僕を傷つけないでくれよ。
そう思ったから全部閉じて閉じこもった。
そんな僕の殻を開いたのは君じゃないか。
そう言いたかったけど、言葉は意味を消した。
だって、そんなこと言ったって君は手に入らないから。
わかりきった事実にただ笑った。
僕にとっては希望が毒で、絶望がまるで甘い甘い角砂糖のようなのに、君にとっては絶望が毒で、希望が角砂糖なんだから。
僕らは本質は似ていても、お互いの求めるものは正反対なんだ。
でもさ、でもさでもさ。
その程度のことで諦められるほど僕もお人好しではないから。
「僕の毒で君の精神を歪めてしまえば、君は僕と同じとこまで落ちてくれるよね。ねぇねぇねぇ」
精神を歪める行為。
禁忌の魔法。
そんなのどうでもいい。
論理だとか、無駄な言葉は全部捨て去って、君とただ二人でいられりゃ僕にとってはハッピーエンドなのさ。
こうしていると初めて会った時を思い出すなぁ。
「雫はいつだって僕を歪めて手に入れようとするよね。そうやって手に入れた愛ってなんか意味あるの?」
うるさいなぁ。
この世界は正気でいる人間がおかしいんだよ。
正気なんて保っている方が異常なんだよ。
正気なんてものは異常なんだ。
狂気こそ、この狂うほど君を思う気持ちこそが本物なんだよ。
カチリ、と音を立てて頭の中のネジが外れる。
君の首を掴む。
「君も僕と同じになっちゃおうよ。僕みたく絶望を糧に生きてしまおうよ。辛くなったら一緒に死んじゃおう?そしたら幸せなんだ、誰も不幸になんてならないんだ」
体内で生成した毒を濃縮していく。
濃縮した毒は精神を蝕む病となる。
この病の源を唾液に変換する。
「大好きだよ、結婚しよ。ずっと一緒にいようね」
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唇を押しつけて、固く閉じたそこを舌で無理矢理こじ開けて。
焦ったように何かを言っているけれど、聞こえないふりをして舌を絡ませる。
反抗的な目が気に入らないから、耳を塞いで、舌を絡ませ合う音に集中出来るようにした。
水音が響く。
段々目が蕩けて、涙で潤んでいく。
ねぇ、気持ちいいんでしょ?
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甘くて、もっと欲しくなっちゃって。
僕の唾液をどんどん飲ませて、交換するように彼の口内を貪った。
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