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Bloody hood A
地下室
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扉に鍵を差し込みます。
この鍵は特殊な経路で入手したものです。
鍵を開けるとカビの匂いが部屋に充満します。
この地下は湿気がこもりやすくてカビが発生しやすいですからね...
所々に苔も生えています。
今度掃除しようかな、なんて思いながら、ランタンを手に取りました。
蝋燭に火が灯ります。
石造りの階段を一歩ずつ進みながら、僕は地下室へと向かうことにしました。
階段を降り切った先には、小綺麗な部屋があります。
最近掃除したばかりなので綺麗なのです。
この地下室には色々なものが保存されています。
保存食品や衣類、武器に防具、歴史的に価値のある遺物など。
これらのものが日の目をみることはないのですが、価値の分かる人がここに来たならば、きっと歴史的発見やら、研究の資源やらで大騒ぎすることでしょう。
僕には関係ありませんが。
多くのものが並ぶ棚の間を通って、僕は目的の場所へと向かいます。
部屋の奥に存在する宝箱。
この宝箱だけ、周囲の古くなったものと比べて新しいものです。
そりゃあ僕が外から持ち込んだから当たり前でしょう。
宝箱の前に立ち、ポケットから鍵を取り出します。
金色の鍵。
金色といえば、よく先輩が僕の髪を綺麗な金色と言って褒めてくれましたっけ。
そんなことを思いながら鍵を鍵穴に差し込みます。
特に抵抗することなく鍵は開き、僕は宝箱の蓋を開きました。
中にはガラス瓶が大量にしまってあります。
いちいち持ち運ぶのが面倒だったからここにまとめたのです。
金銀財宝が出てくると思いましたか?
残念、そういうわけではありません。
僕は必要な数だけ取り出して、バスケットの中に放り込みました。
ガラス同士がぶつかってカランカランと音を立てます。
宝箱の蓋を閉め、鍵を掛け直したあと、僕はすっかり重くなったバスケットを持ち上げて歩きました。
途中で棚に置かれている赤い液体のたっぷり詰まった小瓶を取り出し、空の小瓶と入れ替えます。
...残り少なくなって来たから、早く補充しなくちゃ。
なんて思いながら僕は別の部屋へと続くドアを開きました。
別の部屋には、美しい結晶が存在します。
赤黒く、怪しい輝きを放つその結晶は多くの人を魅了することでしょう。
その結晶に、僕は瓶の中身をぶちまけました。
赤黒い結晶に液体がかかり、より一層美しく輝きを増していきます。
水晶は一滴も残すことなく、液体を吸い上げました。
その証拠に床に一滴も垂れていません。良く見て見れば、少し大きくなったような気もしました。
この鍵は特殊な経路で入手したものです。
鍵を開けるとカビの匂いが部屋に充満します。
この地下は湿気がこもりやすくてカビが発生しやすいですからね...
所々に苔も生えています。
今度掃除しようかな、なんて思いながら、ランタンを手に取りました。
蝋燭に火が灯ります。
石造りの階段を一歩ずつ進みながら、僕は地下室へと向かうことにしました。
階段を降り切った先には、小綺麗な部屋があります。
最近掃除したばかりなので綺麗なのです。
この地下室には色々なものが保存されています。
保存食品や衣類、武器に防具、歴史的に価値のある遺物など。
これらのものが日の目をみることはないのですが、価値の分かる人がここに来たならば、きっと歴史的発見やら、研究の資源やらで大騒ぎすることでしょう。
僕には関係ありませんが。
多くのものが並ぶ棚の間を通って、僕は目的の場所へと向かいます。
部屋の奥に存在する宝箱。
この宝箱だけ、周囲の古くなったものと比べて新しいものです。
そりゃあ僕が外から持ち込んだから当たり前でしょう。
宝箱の前に立ち、ポケットから鍵を取り出します。
金色の鍵。
金色といえば、よく先輩が僕の髪を綺麗な金色と言って褒めてくれましたっけ。
そんなことを思いながら鍵を鍵穴に差し込みます。
特に抵抗することなく鍵は開き、僕は宝箱の蓋を開きました。
中にはガラス瓶が大量にしまってあります。
いちいち持ち運ぶのが面倒だったからここにまとめたのです。
金銀財宝が出てくると思いましたか?
残念、そういうわけではありません。
僕は必要な数だけ取り出して、バスケットの中に放り込みました。
ガラス同士がぶつかってカランカランと音を立てます。
宝箱の蓋を閉め、鍵を掛け直したあと、僕はすっかり重くなったバスケットを持ち上げて歩きました。
途中で棚に置かれている赤い液体のたっぷり詰まった小瓶を取り出し、空の小瓶と入れ替えます。
...残り少なくなって来たから、早く補充しなくちゃ。
なんて思いながら僕は別の部屋へと続くドアを開きました。
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赤黒く、怪しい輝きを放つその結晶は多くの人を魅了することでしょう。
その結晶に、僕は瓶の中身をぶちまけました。
赤黒い結晶に液体がかかり、より一層美しく輝きを増していきます。
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その証拠に床に一滴も垂れていません。良く見て見れば、少し大きくなったような気もしました。
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