囚われの亡者

月夜

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Bloody hood A

推測

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ならば僕の遠い親戚でしょうか。
確か先輩の家系は村の中で完結していましたから。
え?どうして知っているのかって?
それは調べたからです。
大好きな先輩のことはなんでも知っておきたいですから。
だから僕の親戚以外あり得ないのです。
だって、
だから僕らに関係する人物ということで消去法で僕の家系しかあり得ないのです。
まさか親戚だったとは...
少し驚きました。
マリィは花畑を見てはしゃいでいます。
その光景が、先輩を初めてここへ連れてきた日と重なりました。
「ここ凄いね!花がこんなに咲き乱れてる場所見たことないよ!颯太すごいじゃん!」
そう言って笑う先輩。
花言葉なんかも教えてくれて至福の時間でした。
そしてこんなことを思い出していたから忘れていたんでしょうね。

物語には悪役と主役が存在します。
悪役にも主役にも等しくファンがいて、人気があって。
ある意味悪役も主役なのです。
だって悪役がいなければ物語は成立しない。
成立したとしてもなんの起伏の存在しないありふれたストーリーに。
そんなの、つまらないと思いませんか?
悪役は闇。主役は光。
そういう関係なのです。
悪役がいなきゃ成り立たないのです。
さて、この物語の登場人物が果たして本当に二人だけなのか。
他にはいないのか。
楽しみですね。
彼女は未だに花畑ではしゃいでいます。
気まぐれに花を摘んでみたり、匂いを嗅いでうっとりしていたり。
「颯太もきなさいよ!とっても素敵なところよここ」
彼女が手招きして僕を呼びます。
僕は仕方ないので傍に寄ります。
これって浮気に含まれるのかな、なんて場違いなことを考えていました。
だって僕の頭の中はそのことだけを占めていましたから。
先輩関連のことでいつだて頭はいっぱいです。
「花って良いわよね。綺麗で美しくてみんなにチヤホヤされて」
「けれど枯れて仕舞えば誰にも見向きもされなくなって一人朽ちていくだけですよ?」
いつまでも美しいままでなんていられない。
枯れ果てる時は必ず来る。
例外は先輩だけ。あの人は
だからいつまでも美しいままでいるのです。
あれ?美しいことに関して、何か大事な事を忘れている気がします。
思い出そうとしても記憶に蓋がされているようで思い出せません。
段々頭が痛くなって来ました。
「そ、颯太?どうしたの?痛いの?」
彼女が心配して来ます。
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