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Bloody hood A
マリィの事
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「というか僕のことはここまでにして、マリィの話を聞かせてくださいよ」
「私のこと...?聞いても良いけどつまらないわよ?」
嬉々として話し始めるかと思ったら渋り始めました。
こんな反応取るなんて少し想定外です。
羞恥心とかそういう感情からでしょうか?
そんなのいいから話して欲しいです。
別に僕がこいつのことを知りたいからとかではなく、これ以上先輩の事を聞かれてセクハラされるのが嫌だからです。
少し悩むような素振りを見せてから彼女は、
「そんなに知りたいの?」
なんて聞いてきたので、
「そもそも相手のことを詳しく知らないと好きになりようがないと思うのですが」
そんなことを言えば口籠もりながらどうしよっかなぁと悩む姿勢を見せるマリィ。
恥じらいなんてあったんですね、なんて毒づこうかと思っていれば、
「私の事を好きになる可能性が一握りでもあるなら話すわ」
なんて言うものなのでヨシっとガッツポーズをしたのでした。
私は何の変哲のない家庭に生まれたわ。
特に風変わりなところが無い普通の家庭よ。母と父と私の三人家族。
お父様は確かお医者さんでお母さんは学者さん。
こう見えてなかなかのエリートの家庭なのよ。
ただ私はその血筋を運悪く受け継げなかったみたいで、落ちこぼれ扱い。
気を遣って家族は優しく接してくれるけどね。
けどそれも同情が見え隠れしていて嫌だったわ。
とても気分が悪くなったの。
お父様やお母様の名前を出せばみんなチヤホヤしてくれるけど私自身の実力を知れば自然と格差が生まれてくる。
そんなある日の事だったかしら。
とても綺麗なお姉さんがいたの。
女の私ですら思わず目を奪われてしまうくらいの。
その人は自分の事を男だと言ったけど、とても綺麗だったわ。
女の人と相違ないくらいに。
その人はお世辞にも頭が良いとは言えなかったわ。
辺境の村出身だからか町の人間が当たり前に知っていることすら知らないの。
けれど周囲の人々はそれすらも受け入れて優しくする。
私にする同情じゃなくて、親切心で。見下す事もなく。
だから私、その人に聞いたの。
どうしてそんなに綺麗なのかって。
そしたらその人は分からないって。
自分は時々この街に訪れるけどここの人達はとても優しいね、僕の住む村とは大違いだって、寂しげな瞳でそのあと言っていたわ。
その儚げな感じが何故か忘れられなくて、私はその人が来るたびにひっついて回っていたの。
今ならわかる。きっとあの人に恋してたのよ。
あの人の綺麗なオッドアイに。
「私のこと...?聞いても良いけどつまらないわよ?」
嬉々として話し始めるかと思ったら渋り始めました。
こんな反応取るなんて少し想定外です。
羞恥心とかそういう感情からでしょうか?
そんなのいいから話して欲しいです。
別に僕がこいつのことを知りたいからとかではなく、これ以上先輩の事を聞かれてセクハラされるのが嫌だからです。
少し悩むような素振りを見せてから彼女は、
「そんなに知りたいの?」
なんて聞いてきたので、
「そもそも相手のことを詳しく知らないと好きになりようがないと思うのですが」
そんなことを言えば口籠もりながらどうしよっかなぁと悩む姿勢を見せるマリィ。
恥じらいなんてあったんですね、なんて毒づこうかと思っていれば、
「私の事を好きになる可能性が一握りでもあるなら話すわ」
なんて言うものなのでヨシっとガッツポーズをしたのでした。
私は何の変哲のない家庭に生まれたわ。
特に風変わりなところが無い普通の家庭よ。母と父と私の三人家族。
お父様は確かお医者さんでお母さんは学者さん。
こう見えてなかなかのエリートの家庭なのよ。
ただ私はその血筋を運悪く受け継げなかったみたいで、落ちこぼれ扱い。
気を遣って家族は優しく接してくれるけどね。
けどそれも同情が見え隠れしていて嫌だったわ。
とても気分が悪くなったの。
お父様やお母様の名前を出せばみんなチヤホヤしてくれるけど私自身の実力を知れば自然と格差が生まれてくる。
そんなある日の事だったかしら。
とても綺麗なお姉さんがいたの。
女の私ですら思わず目を奪われてしまうくらいの。
その人は自分の事を男だと言ったけど、とても綺麗だったわ。
女の人と相違ないくらいに。
その人はお世辞にも頭が良いとは言えなかったわ。
辺境の村出身だからか町の人間が当たり前に知っていることすら知らないの。
けれど周囲の人々はそれすらも受け入れて優しくする。
私にする同情じゃなくて、親切心で。見下す事もなく。
だから私、その人に聞いたの。
どうしてそんなに綺麗なのかって。
そしたらその人は分からないって。
自分は時々この街に訪れるけどここの人達はとても優しいね、僕の住む村とは大違いだって、寂しげな瞳でそのあと言っていたわ。
その儚げな感じが何故か忘れられなくて、私はその人が来るたびにひっついて回っていたの。
今ならわかる。きっとあの人に恋してたのよ。
あの人の綺麗なオッドアイに。
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