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Bloody hood A
信仰心
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初めからそうだったのかもしれないが、これは流石にやばい。
そう感じたから、その旨を言ってやろうとしただけなのに。
なのに颯太の目はこちらを向かず、熱に浮かされたように喋り始めた。
「だってあの状況は仕方なかったんですよ、僕だって先輩を殺めたくなかったのに、だけど仕方なかったんです。殺すしかなかったんです。そしたら返り血でロープが染まって、何しても落ちなくて。だから先輩も僕が好きなんですよ」
タガが外れたように話す姿は異常としか言えなくて。
まるで純粋な信徒のようだ。
だけど信徒とは違う。
「颯太は凪に何して欲しいんですか?」
「抱きしめて欲しいキスして欲しい僕を汚して欲しい。逆に汚してしまいたい。先輩の全てを僕で見たしてしまいたい。壊してしまいたい。僕だけのものになって欲しい」
ほらやっぱり。
こいつのこれは信仰心なんかじゃない。
汚れた恋心だ、歪んだ愛だ。
この歪んだ愛を振り翳して颯太は生きている。
欲望だけで満ちている。
もし仮に人形があったら迷わず汚すのだろうか。
きっと汚すのだろう。
たっぷり味わうのだろう。
それがわかるから、怖かった。
加えて凪を殺した。
状況的に仕方なかったとしても、オリジナルには死体を愛でる趣味はない。
あったとしても時と場合によるだろう。
それでも、殺さずに生かしておくはずだ。
そうじゃないなら一体何があったというのだろう。
ただただ理解できないことが立て続けに起こっていることくらいしか僕は理解できなかった。
颯太は人形見たくニコリと笑っていった。
「だからアテネは殺しません。先輩のこともありますが何よりあなたの血が先輩の血と混ざり合って欲しくないからです」
凪の血。
不老不死の呪いがかかり気が遠くなるほどの年月を繰り返し続けた者の血。
その血は飲めばとても甘美で、虜になってしまうらしい。
その肉はこの世のものとは思えないほど美味しいらしい。
その臓器は患者の体に入れればたちまちその患者の臓器へと細胞が変化し、どんな病も治すらしい。
そして何より、凪の血は強化薬として有名だった。
人間に飲ませれば、ドーピング以上の効果を発揮する。
輸血にも使用できるから。
だから根こそぎ奪われた。
その血を纏ったその頭巾は、持ち主に危険が迫ればたちまち襲い掛かることだろう。
だって凪なら颯太を守ろうとするはずだから。
凪の血は、その持ち主と同じように、守ろうとして強くするのだから。
生かすためだけに強化するのだから。
だから、もし僕が颯太に攻撃したら。
そう感じたから、その旨を言ってやろうとしただけなのに。
なのに颯太の目はこちらを向かず、熱に浮かされたように喋り始めた。
「だってあの状況は仕方なかったんですよ、僕だって先輩を殺めたくなかったのに、だけど仕方なかったんです。殺すしかなかったんです。そしたら返り血でロープが染まって、何しても落ちなくて。だから先輩も僕が好きなんですよ」
タガが外れたように話す姿は異常としか言えなくて。
まるで純粋な信徒のようだ。
だけど信徒とは違う。
「颯太は凪に何して欲しいんですか?」
「抱きしめて欲しいキスして欲しい僕を汚して欲しい。逆に汚してしまいたい。先輩の全てを僕で見たしてしまいたい。壊してしまいたい。僕だけのものになって欲しい」
ほらやっぱり。
こいつのこれは信仰心なんかじゃない。
汚れた恋心だ、歪んだ愛だ。
この歪んだ愛を振り翳して颯太は生きている。
欲望だけで満ちている。
もし仮に人形があったら迷わず汚すのだろうか。
きっと汚すのだろう。
たっぷり味わうのだろう。
それがわかるから、怖かった。
加えて凪を殺した。
状況的に仕方なかったとしても、オリジナルには死体を愛でる趣味はない。
あったとしても時と場合によるだろう。
それでも、殺さずに生かしておくはずだ。
そうじゃないなら一体何があったというのだろう。
ただただ理解できないことが立て続けに起こっていることくらいしか僕は理解できなかった。
颯太は人形見たくニコリと笑っていった。
「だからアテネは殺しません。先輩のこともありますが何よりあなたの血が先輩の血と混ざり合って欲しくないからです」
凪の血。
不老不死の呪いがかかり気が遠くなるほどの年月を繰り返し続けた者の血。
その血は飲めばとても甘美で、虜になってしまうらしい。
その肉はこの世のものとは思えないほど美味しいらしい。
その臓器は患者の体に入れればたちまちその患者の臓器へと細胞が変化し、どんな病も治すらしい。
そして何より、凪の血は強化薬として有名だった。
人間に飲ませれば、ドーピング以上の効果を発揮する。
輸血にも使用できるから。
だから根こそぎ奪われた。
その血を纏ったその頭巾は、持ち主に危険が迫ればたちまち襲い掛かることだろう。
だって凪なら颯太を守ろうとするはずだから。
凪の血は、その持ち主と同じように、守ろうとして強くするのだから。
生かすためだけに強化するのだから。
だから、もし僕が颯太に攻撃したら。
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