ケダモノのように愛して

星野しずく

文字の大きさ
39 / 86

ケダモノのように愛して.39

しおりを挟む
 少し掠れた桔平の声は普通でもセクシーなのに、それを耳元で聞かせてくるあたり、やはり女の扱いに慣れていると思わざるを得ない。

 しかしそれにまんまとハマってしまう自分が情けない。



 でも、しょうがないじゃん…。

 桔平のこと大好きだし。

 桔平の声も大好きで。

 その声で耳元で囁かれたら、もうメロメロだよ…。

 桔平は咲那の下着を手際よく脱がせると、すぐさまその部分に触れてきた。



「ああっ、やだっ、桔平…、嫌だってば…」

「どうして?」



 また耳元でささやく。

 ああ、もうやめて…。

 言えるわけないし…。

 その声でもっとゾクゾクしちゃうじゃん。



「嫌なもんは嫌なの!」

 咲那は自分ばかりが感じまくっているこの状況が悔しくて、駄々っ子のようなことを言ってしまう。

「お漏らしみたいにびしょびしょに濡れてるのがはずかしいのか?」

「ち、違う…」



 もう、本当にいじわる…。

 咲那は泣きたくなってきた。



「仕方ないな。俺のキスのせいでこうなっちゃったんだもんな。俺がきれいにしてやるよ」

 そう言うと桔平はヌルヌルに濡れたその場所に顔をうずめた。



「や、やめて、ヤダッ、桔平、やだってば!」



 もう、わかったから…。

 桔平の全てに感じちゃうってこと。

 だからお願い、これ以上私ばっかり恥ずかしくさせないで…。



 咲那の願いも空しく桔平は自分がやりたいように愛撫を始めた。

 力強い腕で押し広げらた腿の真ん中で桔平はむしゃぶりつくように咲那のことを愛撫した。



「あ、いやっ、桔平、だめっ、お願い…、桔平…、お願いってば…」

 咲那はまだささやかな抵抗を続けた。



 吸っては舐め、舐めては吸い、すでにぐしょぐしょだったその部分は綺麗になるどころか、桔平の唾液ととめどなく溢れだす咲那の蜜でますますびしょ濡れになっていく。

 もう、これ以上桔平の前で痴態を晒したくない。

 だけど本当はもっと桔平が欲しい。

 たとえ乱れようがめちゃくちゃに愛して欲しい。

 そんな矛盾した気持ちがせめぎ合う。



「うるさい口だ」

 桔平は咲那にくちづけた。

「ん、んんっ…」



 咲那の蜜でびしょ濡れの桔平の唇と舌が、咲那の口腔内を蹂躙する。

 その間も、桔平の指が咲那の割れ目をなぞり、くちゅりと中に侵入した。



 や、だめ…、そんなにしたら…、あ、ああっ…。

 桔平の指はぐちゅぐちゅと咲那の中をかき回す。

 あ、いいっ…、桔平の指が…、感じるところを刺激して…、おかしくなる…。



「指、締め付けてるぞ」

「んんっ!」



 咲那はその言葉を否定しようと首を横に振った。

「こらえ性のないやつだ」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

17歳男子高生と32歳主婦の境界線

MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。 カレンと晴人はその後、どうなる?

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...