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初恋がこじれにこじれて困ってます.22
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「さては、真田だな。」笹本さんはスッと引き戸を引いた。
「あっ!」という声とともに日奈子が部屋に転がり込んでくる。
「お前なー、盗み聞きなんてするか?全く、子どもみたいなやつらばかりで、俺は頭が痛い。」
「ごめんなさい。どうしても我慢出来なくて…。でも、ドラマチックでいい話じゃないですかー。沙耶って純粋~。愛しの一ノ瀬さんを追いかけてこんなところまで来ちゃうなんてー。」
日奈子は日奈子で勝手に美しいストーリーを脳内で作り上げてしまっているようだ。
「もう、このまま付き合っちゃえばいいじゃないですか。部長の口からハッキリと二人は付き合ってるって言えば、みんなもそうなんだって納得してまあるく納まるわけでしょう。」
日奈子は他人事だと思って大胆な提案を気軽にする。
「ええーっ!だ、ダメだよそんなの。」
沙耶はオロオロと瞬ちゃんの顔と部長の顔を交互に見る。瞬ちゃんは相変わらず苦虫を?み潰したように不機嫌なままだ。しかし、部長はニンマリとした表情で顎をさすっている。
「そうだな、それが一番丸くおさまるな。よし、じゃあそういうことだから、お前たちは今日からカップルだ。それなりの行動をするように頼んだぞ。」
「はあー?」
「ええーっ!」
瞬ちゃんと沙耶は一斉に反発の声を上げるが、部長の中ではもう話は終わっているようだ。
「よーし、そうと決まったら、夕食の時にみんなに発表することにしよう。あー、ひとつ問題が片付いた。真田、お前中々機転が利くな。」
「いえいえ、お役に立てて光栄です。」
なんだこの悪代官とあきんどみたいなやり取りは。渦中の二人は取り残されたまま、勝手にことが進んでいってしまう。
しかし、どうやら止められそうにない。困った表情で瞬ちゃんを見つめても、瞬ちゃんは相変わらず沙耶の方を見ようとはしない。
はぁ、こんなんで付き合ってますって言ってみんなが納得するなんて思えないよ。沙耶は心の中で深いため息をついた。
夕食の時間になり皆が食堂に集まってきた。
「夕食の前にみんなに報告しておきたいことがあります。えー一ノ瀬と森崎のことですが、ここに来る途中、みんなも見ていた通り、知らない間がらではありません。つまり、二人は付き合っています。ということで、皆さん温かく見守ってやりましょう。では、一ノ瀬から一言。」
笹本さんが瞬ちゃんに目くばせする。
「みんなに内緒にしていましたが、森崎君とは実家が隣同士で幼馴染みで、今は付き合っています。きっかけが無くてみんなに報告が遅れてすみませんでした。」
そう言って頭を下げた。続いて、笹本さんは沙耶にも目くばせする。
「え、えっと、入ったばかりにお騒がせしてスミマセン。一ノ瀬さんと、お、お、お付き合いさせていただいています。よろしくお願いします。」
何がよろしくお願いしますなのか分からないが、いきなり付き合っている宣言をする羽目になってしまった。
普通カップルになったからって、わざわざみんなの前で発表するなんてことある?沙耶は激しい疑問が湧いてくる。
「じゃあみんな、今日はお疲れさん。いただきまーす。」笹本さんの一声で、みんなの食欲は爆発した。
「いっただきまーす。」
軽い昼食を取っただけで、ほぼ一日歩き通しだったから、沙耶もお腹は空いているんだけれど、とんだ展開になってしまったせいで、ご飯があまり入っていかない。
「おーい、新入部員、ちゃんと食べてるかー?明日も結構歩くから、しっかり食べとかないとバテるぞ。」
「食べてまーす。」
沙耶を除いた3人は元気よく答える。
「何だ、森崎、元気ないじゃないか。おーい、一ノ瀬お前の奥さんが調子悪いぞ、見てやれ。」
「え、あ、だ、大丈夫ですから。」
沙耶は、瞬ちゃんの不機嫌そうな顔を想像してあたふたしていると、なんと食器を持った瞬ちゃんが沙耶の隣に移動してきた。
「どうした、お姫様。俺が食べさせてやろうか?」
「えっ?」
固まる沙耶に、瞬ちゃんは大まじめにスプーンを構えている。
「キャー、いいな沙耶ー。」
「見せつけるねー、ご両人。」
周りから歓声が上がる。沙耶は後に引けない雰囲気に、口をあーんと開けると瞬ちゃんはスープをすくって沙耶の口に運んでくれた。
「おいしいか?」
沙耶は顔を真っ赤にして、頭を縦に振ることしかできなかった。
「うわー、熱い熱い。」
「オープンにしたとたんにこれだもん。先が思いやられるな。一ノ瀬、少しは遠慮してくれよ。」
「はあ?このぐらい何だって言うんだよ。キスして見せてる訳でもあるまいし。子どもか。」
「うわー、一ノ瀬がご乱心だー。」
「これは、これで面白いな。」
などなど、部員の反応はさまざまだったが、サークルにはこれまでにもカップルは何組かいたはずで、そんな特別扱いという感じではなかった。
それよりも、沙耶は瞬ちゃんの変貌ぶりに驚いていた。
これは、みんなを前にしたパフォーマンスだとしても、記憶の中の瞬ちゃんは、こんなことが出来るタイプではなかったと思う。
会っていなかった数年で、瞬ちゃんの人格はかなり変わってしまったのだろうか。
「ほら、ちゃんと食べろよ、沙耶。」
「は、はいっ!」
沙耶は、横にいられたら、緊張で余計に食べられないじゃんと思いながらも、嬉しさで思わず顔が緩むのが分かる。
どうにか出された分を平らげると、瞬ちゃんはふきんを手にして沙耶の唇についたケチャップをふき取った。
沙耶は驚いて思わず唇に手をやった。
「まったく、沙耶はいつまでも子どもみたいだな。」
どうしてそんな恥しいセリフが出てくるの…。沙耶は口ごもる。
「べ、別に、ちょっと汚しちゃっただけだし、子どもじゃないし。」
「あ~あ、もう見てらんねーな。部屋行って寝よーっと。お二人さん、ごゆっくりー。」
「あっ!」という声とともに日奈子が部屋に転がり込んでくる。
「お前なー、盗み聞きなんてするか?全く、子どもみたいなやつらばかりで、俺は頭が痛い。」
「ごめんなさい。どうしても我慢出来なくて…。でも、ドラマチックでいい話じゃないですかー。沙耶って純粋~。愛しの一ノ瀬さんを追いかけてこんなところまで来ちゃうなんてー。」
日奈子は日奈子で勝手に美しいストーリーを脳内で作り上げてしまっているようだ。
「もう、このまま付き合っちゃえばいいじゃないですか。部長の口からハッキリと二人は付き合ってるって言えば、みんなもそうなんだって納得してまあるく納まるわけでしょう。」
日奈子は他人事だと思って大胆な提案を気軽にする。
「ええーっ!だ、ダメだよそんなの。」
沙耶はオロオロと瞬ちゃんの顔と部長の顔を交互に見る。瞬ちゃんは相変わらず苦虫を?み潰したように不機嫌なままだ。しかし、部長はニンマリとした表情で顎をさすっている。
「そうだな、それが一番丸くおさまるな。よし、じゃあそういうことだから、お前たちは今日からカップルだ。それなりの行動をするように頼んだぞ。」
「はあー?」
「ええーっ!」
瞬ちゃんと沙耶は一斉に反発の声を上げるが、部長の中ではもう話は終わっているようだ。
「よーし、そうと決まったら、夕食の時にみんなに発表することにしよう。あー、ひとつ問題が片付いた。真田、お前中々機転が利くな。」
「いえいえ、お役に立てて光栄です。」
なんだこの悪代官とあきんどみたいなやり取りは。渦中の二人は取り残されたまま、勝手にことが進んでいってしまう。
しかし、どうやら止められそうにない。困った表情で瞬ちゃんを見つめても、瞬ちゃんは相変わらず沙耶の方を見ようとはしない。
はぁ、こんなんで付き合ってますって言ってみんなが納得するなんて思えないよ。沙耶は心の中で深いため息をついた。
夕食の時間になり皆が食堂に集まってきた。
「夕食の前にみんなに報告しておきたいことがあります。えー一ノ瀬と森崎のことですが、ここに来る途中、みんなも見ていた通り、知らない間がらではありません。つまり、二人は付き合っています。ということで、皆さん温かく見守ってやりましょう。では、一ノ瀬から一言。」
笹本さんが瞬ちゃんに目くばせする。
「みんなに内緒にしていましたが、森崎君とは実家が隣同士で幼馴染みで、今は付き合っています。きっかけが無くてみんなに報告が遅れてすみませんでした。」
そう言って頭を下げた。続いて、笹本さんは沙耶にも目くばせする。
「え、えっと、入ったばかりにお騒がせしてスミマセン。一ノ瀬さんと、お、お、お付き合いさせていただいています。よろしくお願いします。」
何がよろしくお願いしますなのか分からないが、いきなり付き合っている宣言をする羽目になってしまった。
普通カップルになったからって、わざわざみんなの前で発表するなんてことある?沙耶は激しい疑問が湧いてくる。
「じゃあみんな、今日はお疲れさん。いただきまーす。」笹本さんの一声で、みんなの食欲は爆発した。
「いっただきまーす。」
軽い昼食を取っただけで、ほぼ一日歩き通しだったから、沙耶もお腹は空いているんだけれど、とんだ展開になってしまったせいで、ご飯があまり入っていかない。
「おーい、新入部員、ちゃんと食べてるかー?明日も結構歩くから、しっかり食べとかないとバテるぞ。」
「食べてまーす。」
沙耶を除いた3人は元気よく答える。
「何だ、森崎、元気ないじゃないか。おーい、一ノ瀬お前の奥さんが調子悪いぞ、見てやれ。」
「え、あ、だ、大丈夫ですから。」
沙耶は、瞬ちゃんの不機嫌そうな顔を想像してあたふたしていると、なんと食器を持った瞬ちゃんが沙耶の隣に移動してきた。
「どうした、お姫様。俺が食べさせてやろうか?」
「えっ?」
固まる沙耶に、瞬ちゃんは大まじめにスプーンを構えている。
「キャー、いいな沙耶ー。」
「見せつけるねー、ご両人。」
周りから歓声が上がる。沙耶は後に引けない雰囲気に、口をあーんと開けると瞬ちゃんはスープをすくって沙耶の口に運んでくれた。
「おいしいか?」
沙耶は顔を真っ赤にして、頭を縦に振ることしかできなかった。
「うわー、熱い熱い。」
「オープンにしたとたんにこれだもん。先が思いやられるな。一ノ瀬、少しは遠慮してくれよ。」
「はあ?このぐらい何だって言うんだよ。キスして見せてる訳でもあるまいし。子どもか。」
「うわー、一ノ瀬がご乱心だー。」
「これは、これで面白いな。」
などなど、部員の反応はさまざまだったが、サークルにはこれまでにもカップルは何組かいたはずで、そんな特別扱いという感じではなかった。
それよりも、沙耶は瞬ちゃんの変貌ぶりに驚いていた。
これは、みんなを前にしたパフォーマンスだとしても、記憶の中の瞬ちゃんは、こんなことが出来るタイプではなかったと思う。
会っていなかった数年で、瞬ちゃんの人格はかなり変わってしまったのだろうか。
「ほら、ちゃんと食べろよ、沙耶。」
「は、はいっ!」
沙耶は、横にいられたら、緊張で余計に食べられないじゃんと思いながらも、嬉しさで思わず顔が緩むのが分かる。
どうにか出された分を平らげると、瞬ちゃんはふきんを手にして沙耶の唇についたケチャップをふき取った。
沙耶は驚いて思わず唇に手をやった。
「まったく、沙耶はいつまでも子どもみたいだな。」
どうしてそんな恥しいセリフが出てくるの…。沙耶は口ごもる。
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