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小さいハナちゃん?
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週末の朝、かなり冷え込んできた。なかなか布団から抜け出す事ができない、こんな時はいつも私のベッドに潜り込んでくる甘えん坊なハナちゃんを、ギュッと抱きしめて温まるのが一番だ。
ん?抱きしめたはいいが、何かいつもと違う…。ちょっと小さくなった?しかもなぜか全裸、寝ている時に暑くて脱いでしまったのか?胸は…あれ?あのフワフワでモチモチな幸せいっぱいのオッパイが…無い…。
私は起き上がり布団をバッとめくる、そこには金髪の髪に美しい白い肌と長い耳、ここまではハナちゃんと同じなのだが、髪の長さは多少短くなっていて明らかに身体のサイズが小さい。そして何より胸が、いや小ぶりだけども形の整ったキレイなオッパイ、これはこれでそそる…いやいや、そんな事はよりハナちゃんが小さくなってしまった!
と思ったらベッドの下から寝息が聞こえる。どうやらハナちゃんは寝相の悪さから、ベッドから落ちてしまったみたいだ。この寒いのによく布団無しでスヤスヤ寝ていられるな。って感心している場合ではない、この全裸の小さいエルフはいったい誰なんだ?
とりあえずじっくり観察してみる、顔は…うーん可愛い、寝顔なんてまるで天使の様で眺めていられる。ってダメダメ、ちゃんと観察しなくては。ふとお腹の辺りに目をやると、丸い傷の様なものがあった。その丸い傷は丁度反対側の背中にも、これは何かに貫かれた傷なのかな?そういえばハナちゃんの背中にも剣で斬られた様な傷があった。すると小さいハナちゃんが目を覚ました。
「う…うん…」
「あ…おはよう…気分はどう?」
さすがにこの展開も2回目なので、少し落ち着いて対処できた。ハナちゃんは記憶が無かったから、何かとやりやすかったが今回ははたしてどうなる事やら。
「あなた…だれ?」
「私はトウコ、あなたは?」
「私は…ニーナ…ってあなた…人間…」
突然ニーナは身構え、まるで醜い物でも見るかの様な表情で私を見据える。さっきの天使の様な寝顔とは一変してしまった。
「えと…人間だけど…何かマズかったかな?」
「ココはどこなの?お父様は?お母様は?王宮はどうなったの?」
「ちょっと待って、いきなりそんなに質問されても、とりあえずココは王宮ではないかな…」
「そうだ!姉様は?姉様はどうなったの?ねぇ?ねぇ?」
「えーっと、もしかしたら何だけど、その姉様ってこの子の事?」
私はベッドの下でスヤスヤ眠るハナちゃんを指差した。するとニーナの目から大粒の涙が溢れ、ハナちゃんに飛びついた。
「うわぁぁぁぁん!ねえざまぁぁぁぁぁ!!!」
やはりそうだったか、このニーナと言う子はハナちゃんの妹で異世界からやってきた。お腹の傷はおそらく何者かに襲われて殺されて、私のベッドに転生して来たのだろう。元にいた世界の記憶はあるみたいだ。両親や王宮、そして人間を憎む様な眼差し。徐々に二人のエルフの過去が何となく想像出来てきた。
「んにゃ…もう朝でふか?」
ハナちゃんがノンキに目を覚ます。
「姉様!私です!ニーナです!ご無事で何よ…りで…で…うぇぇぇぇん」
「んん?ニーニャ?だれでふか?」
ニーナは号泣、ハナちゃんは寝ぼけていて、私はただただ呆然とその様子を眺めているだけ。するといきなりドアが開き、ナツがやってきた。
「あー!もう!朝っぱらから何騒いでんの!うっさいよ!ってエルフがまた一人増えてるしっ!全裸だしっ!うぇ?なんなのぉ?」
「えーとね…また私のベッドにエルフが転生して来たみたい…」
「はぁ?何それ?」
ん?抱きしめたはいいが、何かいつもと違う…。ちょっと小さくなった?しかもなぜか全裸、寝ている時に暑くて脱いでしまったのか?胸は…あれ?あのフワフワでモチモチな幸せいっぱいのオッパイが…無い…。
私は起き上がり布団をバッとめくる、そこには金髪の髪に美しい白い肌と長い耳、ここまではハナちゃんと同じなのだが、髪の長さは多少短くなっていて明らかに身体のサイズが小さい。そして何より胸が、いや小ぶりだけども形の整ったキレイなオッパイ、これはこれでそそる…いやいや、そんな事はよりハナちゃんが小さくなってしまった!
と思ったらベッドの下から寝息が聞こえる。どうやらハナちゃんは寝相の悪さから、ベッドから落ちてしまったみたいだ。この寒いのによく布団無しでスヤスヤ寝ていられるな。って感心している場合ではない、この全裸の小さいエルフはいったい誰なんだ?
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「う…うん…」
「あ…おはよう…気分はどう?」
さすがにこの展開も2回目なので、少し落ち着いて対処できた。ハナちゃんは記憶が無かったから、何かとやりやすかったが今回ははたしてどうなる事やら。
「あなた…だれ?」
「私はトウコ、あなたは?」
「私は…ニーナ…ってあなた…人間…」
突然ニーナは身構え、まるで醜い物でも見るかの様な表情で私を見据える。さっきの天使の様な寝顔とは一変してしまった。
「えと…人間だけど…何かマズかったかな?」
「ココはどこなの?お父様は?お母様は?王宮はどうなったの?」
「ちょっと待って、いきなりそんなに質問されても、とりあえずココは王宮ではないかな…」
「そうだ!姉様は?姉様はどうなったの?ねぇ?ねぇ?」
「えーっと、もしかしたら何だけど、その姉様ってこの子の事?」
私はベッドの下でスヤスヤ眠るハナちゃんを指差した。するとニーナの目から大粒の涙が溢れ、ハナちゃんに飛びついた。
「うわぁぁぁぁん!ねえざまぁぁぁぁぁ!!!」
やはりそうだったか、このニーナと言う子はハナちゃんの妹で異世界からやってきた。お腹の傷はおそらく何者かに襲われて殺されて、私のベッドに転生して来たのだろう。元にいた世界の記憶はあるみたいだ。両親や王宮、そして人間を憎む様な眼差し。徐々に二人のエルフの過去が何となく想像出来てきた。
「んにゃ…もう朝でふか?」
ハナちゃんがノンキに目を覚ます。
「姉様!私です!ニーナです!ご無事で何よ…りで…で…うぇぇぇぇん」
「んん?ニーニャ?だれでふか?」
ニーナは号泣、ハナちゃんは寝ぼけていて、私はただただ呆然とその様子を眺めているだけ。するといきなりドアが開き、ナツがやってきた。
「あー!もう!朝っぱらから何騒いでんの!うっさいよ!ってエルフがまた一人増えてるしっ!全裸だしっ!うぇ?なんなのぉ?」
「えーとね…また私のベッドにエルフが転生して来たみたい…」
「はぁ?何それ?」
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