喜怒哀楽な俺の中身

りゅうたろう

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第一章 なんで俺が!?

は?どこ?あとお前誰だよ!!

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んん・・・・・


痛い・・・心身が・・・



はっ!!


ここどこだ?
なんか白とパステルカラーの入り交じった変な場所にいる。
しかも、何もない。ホントーーーーーーに何もない。
あっ!でも空気はあんのかも・・・
まぁ、それはいい。それよりもだ。

こんな感覚、はじめてだ。無って感じ。

ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい

どうするんだよ!!

そう思った瞬間、突然ココロのなかに変な感情が出たり入ったりしてる気分になった。
いたるところに汗がダッラだら。びしょびしょ。
すごい不安が押し寄せてくる。
『強迫観念』ということわざが今の状況によく似合だろう。

いやだ、嫌だ、イヤだ死にたくない。
なんだよココ。
俺って何なの?みんなは?家族は?

状況もよくわからない。さまよっている。

ねぇ!

この際、誰でもいい! 教えくれ。
虫でもいい。言語がちがくてもいい。宇宙人でもいい。

俺には帰らないといけない場所があ



『はーやーて!
ねぇ。私の話を聞いて!今ねスーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーゴクッ困っているの。
助けて。救って。未来と過去を。
お願い!颯!』



えっ



誰だよ。女の子?

『誰がいる』という安心感にすがりたくなった。
俺と一緒の人がいるという安心感に。

だが、待て 信頼していいのか?
ヤバい
これはこれで困った。

確かに、俺は誰でもいいって言ったよ?

けど、お願いされるって聞いてない。
しかも『助ける』『救う』って!
まず、俺はココの状況を知りた


『わーーーかった!!
グチグチうるさいなー!詳しいことは、絶対後で分かるからーーーーーー!!
あ!そうそう!大事なこと忘れてた!』

えっなに!?軽ッ テヘペロ!みたいな効果音が聞こ


『ちょと!黙ってて!!聞きたくないの?』

はい。聞きたいです。

『でしょ?
で、大事な事というのは君!私の仲間になって!
もちろん!君の仲間も後で紹介するネッ!それで』

なに俺がOK したみたいになってんの!?
俺がいつ!お前に言っ

『あのさ。帰りたくないの?』

パキッ


この場の空気が変わった。
あのかわいい感じから見下すような雰囲気に。
めっちゃ寒い。凍る。




「帰りたいです」



『だーよーね!じゃ!もうちょと聞いてて?
その仲間っていうのが 喜怒哀楽 っていうこたち!』

なに?喜怒哀楽が仲間?それって四字熟語じゃないか

『そー思うよね!けど君の頑張り次第で最強の仲間になってくれると思うよ!
まぁ。詳しいことは本人たちに聞いてネ!
そんじゃ!バイバーイ!』



その言葉を最後に俺は、沈んでいった。
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