66 / 309
精霊誕生
66. 道具の発注
テリヤキバーガーの試食会は好評に終わった。
スピラもローウェルも気に入ってくれたみたいだし、翼人の郷で食べたことがあるハルファも満足げだったので問題はない。特に気に入ってくれたのがシロルで、何度も何度もおかわりを要求してきたので大変だった。主にローウェルが。
いや、最初は魔法で対応しようと思ったんだよ。魔術師ギルドで良さそうな魔法スクロールを見繕って、風魔法のウインドカッターとシュレッディングストームを覚えてみたんだけど、攻撃魔法を料理に転用するのはなかなか難しそうだった。
まず試したのが、ウインドカッター。風の刃で目標を切り裂く、風属性の初級攻撃魔法だ。この風の刃を同時に複数出現させるようにアレンジできないかと思ったんだけど……結論を言えば、無理だった。
魔法技能が未熟なのか、それともイメージ力が足りないのか。原因はわからない。だけど、手応えから言って、どんなに熟達してもひき肉づくりに適していなさそうだったので断念した。
もう、一方のシュレッディングストームは風属性の中級攻撃魔法。広範囲に暴風を発生させ、内部にいるものをズタズタに切り裂くという魔法だ。こっちはある程度アレンジできそうな手応えを感じた。でも、さすがに効果範囲を肉塊のごく近くの領域だけに絞るのは難しくて、現状ではうまくいかなかったんだ。
というわけで、ひき肉づくりはローウェルにお願いしたんだよね。刃物の扱いになれているからか、作業スピードは想定以上に早かった。包丁二刀流でトトトンとひき肉を作ってくれたんだけど、それでも作業としてはなかなか大変だったみたい。シロルのおかわり攻勢の前に敗北を喫したんだ……。
というわけで、僕はガロンドの職人街に来ている。ひき肉を作るための道具――ミンサーと、おろし金を鍛冶屋さんに作ってもらうためだ。僕としてはシュレッディングストームでひき肉をつくることを諦めてはいないけど、魔法の上達にはそれなりに時間が掛かりそうだったからね。もし、コンテスト開催日ギリギリになって、やっぱり出来ないとなっても困るし。
鍛冶屋さんに伝手はないんだけど、商業ギルドのルランナさんにおすすめの鍛冶屋さんを聞いておいたから抜かりはない。
ちなみに、僕以外はお休みってことで自由行動だ。鍛冶屋さんに大勢で押しかけるのも迷惑だからね。ハルファとシロルはスピラと行動するって言ってた。屋台めぐりで敵情視察もするって話だけど……まあ、遊びみたいなもんだよね。料理コンテストはまだ先の話だし、コンテストに出す商品はまだ開発中って人が多いんじゃないかと思う。
職人街にはいろんな職人さんが揃っているんだけど、鍛冶屋さんは街の外縁部に集まっている。町中でカンカンやるとうるさいから、一カ所に集められてるんだって。たしかに、鍛冶屋さんの密集地帯に近づくと、あちこちから金属を叩くようなやかましい音が響いてきた。
目的の鍛冶屋さんは、鍛冶屋地帯の特に奥まった場所にあるザルダン工房。鉱人の親方が取り仕切る鍛冶工房だ。入り口をくぐると、僕より少し年上くらいの少年がこちらを見ていた。たぶん、職人見習いの子だろうね。
「こんにちは。商業ギルドの紹介できました」
「え? ああ、こんにちは。……ん? 商業ギルド」
「はい、ルランナさんから」
「……ちょっと待ってろ」
少年はそれだけ言うと、奥に引っ込んでいった。一応、ルランナさんから紹介状のようなものも貰ってたんだけど見せる間もなかったね。
しばらくすると、少年がおじさんを連れて戻ってきた。おじさんは身長がやや低く、代わりに横幅がある。とはいえ太っているのではなく、全身が筋肉で覆われている感じ。典型的な鉱人の体型だ。たぶん、この人がザルダン親方だね。
「草人……じゃねえよな。お前みたいな坊主が、なんでまたギルドからの紹介を? ルランナからの紹介って、またややこしい依頼か?」
若干うんざりとした声音で親方がぼやいている。どうやら、ルランナさんから色々無茶ぶりされているみたいだ。まあ、それだけ腕がよくて融通が利くと信頼されているんだと思うけど。
「ややこしいかどうかはわからないですけど。作ってほしいものがあるんです」
さっそく、おろし金とミンサーについて説明する。まあ、おろし金は問題ない。実際、似たようなものを作ったことがあるというので、すぐに引き受けてもらえた。
問題はミンサー。なにが問題って、僕自身がミンサーの構造がどうなっているか知らないんだよね。説明するのが大変だ。なので、サンプルとして、ミンチ前の肉と、ひき肉、そして、それを調理したテリヤキバーガーを用意してある。それらを親方の前に並べて、用途について説明しようとしたんだけど――
「ふむ? 見たことがない料理だな?」
親方がテリヤキバーガーに興味津々だ。
そういえば、鉱人ってお酒と食事が大好きな種族なんだった。美食家って感じじゃないんだけどね。むしろ鍛冶に集中しているときはストイックでお酒も飲まずにひたすらに仕事に打ち込むみたい。その反動なのか、仕事が一段落つくと驚くほどお酒と食事に貪欲になるんだって。
「よくわからんが、これを作るための道具がいるわけだな? ならば、最終的にどんな料理ができるのか確認しておかなければならんな」
親方は自信満々にそう言い放った。あまりにも堂々としているから、なんとなく納得しそうになったけど……肉をミンチにすることだけわかっていればいいよね?
まあ、幾つか用意してあるから、ひとつぐらい食べてもいいけど。
「えっと、じゃあどうぞ」
「おお、そうか! それでは遠慮なく」
ザルダン親方はテリヤキバーガーに大きな口でかぶりつく。立派なひげにテリヤキソースがついて大変なことになっているけど、それを指摘するまもなく親方が叫んだ。
「これは……うまい!」
どうやら気に入ってもらえたみたい。それ自体は良かったんだけど……。
親方の声につられてか、おそらく作業部屋だと思われる奥の部屋から続々と鉱人の職人が姿を現したんだ。全員で親方に、何を食べているのか詰め寄っている。正直、ちょっと怖い。
そして、親方が僕をさして、あいつに貰ったと言ったものだから、さあ大変だ。さすがに僕に詰め寄って来たりはしなかったけど、俺たちにはないのかという無言の圧が凄い!
どうしてこんなことになったんだ……。
スピラもローウェルも気に入ってくれたみたいだし、翼人の郷で食べたことがあるハルファも満足げだったので問題はない。特に気に入ってくれたのがシロルで、何度も何度もおかわりを要求してきたので大変だった。主にローウェルが。
いや、最初は魔法で対応しようと思ったんだよ。魔術師ギルドで良さそうな魔法スクロールを見繕って、風魔法のウインドカッターとシュレッディングストームを覚えてみたんだけど、攻撃魔法を料理に転用するのはなかなか難しそうだった。
まず試したのが、ウインドカッター。風の刃で目標を切り裂く、風属性の初級攻撃魔法だ。この風の刃を同時に複数出現させるようにアレンジできないかと思ったんだけど……結論を言えば、無理だった。
魔法技能が未熟なのか、それともイメージ力が足りないのか。原因はわからない。だけど、手応えから言って、どんなに熟達してもひき肉づくりに適していなさそうだったので断念した。
もう、一方のシュレッディングストームは風属性の中級攻撃魔法。広範囲に暴風を発生させ、内部にいるものをズタズタに切り裂くという魔法だ。こっちはある程度アレンジできそうな手応えを感じた。でも、さすがに効果範囲を肉塊のごく近くの領域だけに絞るのは難しくて、現状ではうまくいかなかったんだ。
というわけで、ひき肉づくりはローウェルにお願いしたんだよね。刃物の扱いになれているからか、作業スピードは想定以上に早かった。包丁二刀流でトトトンとひき肉を作ってくれたんだけど、それでも作業としてはなかなか大変だったみたい。シロルのおかわり攻勢の前に敗北を喫したんだ……。
というわけで、僕はガロンドの職人街に来ている。ひき肉を作るための道具――ミンサーと、おろし金を鍛冶屋さんに作ってもらうためだ。僕としてはシュレッディングストームでひき肉をつくることを諦めてはいないけど、魔法の上達にはそれなりに時間が掛かりそうだったからね。もし、コンテスト開催日ギリギリになって、やっぱり出来ないとなっても困るし。
鍛冶屋さんに伝手はないんだけど、商業ギルドのルランナさんにおすすめの鍛冶屋さんを聞いておいたから抜かりはない。
ちなみに、僕以外はお休みってことで自由行動だ。鍛冶屋さんに大勢で押しかけるのも迷惑だからね。ハルファとシロルはスピラと行動するって言ってた。屋台めぐりで敵情視察もするって話だけど……まあ、遊びみたいなもんだよね。料理コンテストはまだ先の話だし、コンテストに出す商品はまだ開発中って人が多いんじゃないかと思う。
職人街にはいろんな職人さんが揃っているんだけど、鍛冶屋さんは街の外縁部に集まっている。町中でカンカンやるとうるさいから、一カ所に集められてるんだって。たしかに、鍛冶屋さんの密集地帯に近づくと、あちこちから金属を叩くようなやかましい音が響いてきた。
目的の鍛冶屋さんは、鍛冶屋地帯の特に奥まった場所にあるザルダン工房。鉱人の親方が取り仕切る鍛冶工房だ。入り口をくぐると、僕より少し年上くらいの少年がこちらを見ていた。たぶん、職人見習いの子だろうね。
「こんにちは。商業ギルドの紹介できました」
「え? ああ、こんにちは。……ん? 商業ギルド」
「はい、ルランナさんから」
「……ちょっと待ってろ」
少年はそれだけ言うと、奥に引っ込んでいった。一応、ルランナさんから紹介状のようなものも貰ってたんだけど見せる間もなかったね。
しばらくすると、少年がおじさんを連れて戻ってきた。おじさんは身長がやや低く、代わりに横幅がある。とはいえ太っているのではなく、全身が筋肉で覆われている感じ。典型的な鉱人の体型だ。たぶん、この人がザルダン親方だね。
「草人……じゃねえよな。お前みたいな坊主が、なんでまたギルドからの紹介を? ルランナからの紹介って、またややこしい依頼か?」
若干うんざりとした声音で親方がぼやいている。どうやら、ルランナさんから色々無茶ぶりされているみたいだ。まあ、それだけ腕がよくて融通が利くと信頼されているんだと思うけど。
「ややこしいかどうかはわからないですけど。作ってほしいものがあるんです」
さっそく、おろし金とミンサーについて説明する。まあ、おろし金は問題ない。実際、似たようなものを作ったことがあるというので、すぐに引き受けてもらえた。
問題はミンサー。なにが問題って、僕自身がミンサーの構造がどうなっているか知らないんだよね。説明するのが大変だ。なので、サンプルとして、ミンチ前の肉と、ひき肉、そして、それを調理したテリヤキバーガーを用意してある。それらを親方の前に並べて、用途について説明しようとしたんだけど――
「ふむ? 見たことがない料理だな?」
親方がテリヤキバーガーに興味津々だ。
そういえば、鉱人ってお酒と食事が大好きな種族なんだった。美食家って感じじゃないんだけどね。むしろ鍛冶に集中しているときはストイックでお酒も飲まずにひたすらに仕事に打ち込むみたい。その反動なのか、仕事が一段落つくと驚くほどお酒と食事に貪欲になるんだって。
「よくわからんが、これを作るための道具がいるわけだな? ならば、最終的にどんな料理ができるのか確認しておかなければならんな」
親方は自信満々にそう言い放った。あまりにも堂々としているから、なんとなく納得しそうになったけど……肉をミンチにすることだけわかっていればいいよね?
まあ、幾つか用意してあるから、ひとつぐらい食べてもいいけど。
「えっと、じゃあどうぞ」
「おお、そうか! それでは遠慮なく」
ザルダン親方はテリヤキバーガーに大きな口でかぶりつく。立派なひげにテリヤキソースがついて大変なことになっているけど、それを指摘するまもなく親方が叫んだ。
「これは……うまい!」
どうやら気に入ってもらえたみたい。それ自体は良かったんだけど……。
親方の声につられてか、おそらく作業部屋だと思われる奥の部屋から続々と鉱人の職人が姿を現したんだ。全員で親方に、何を食べているのか詰め寄っている。正直、ちょっと怖い。
そして、親方が僕をさして、あいつに貰ったと言ったものだから、さあ大変だ。さすがに僕に詰め寄って来たりはしなかったけど、俺たちにはないのかという無言の圧が凄い!
どうしてこんなことになったんだ……。
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
俺のスキルが回復魔『法』じゃなくて、回復魔『王』なんですけど?
八神 凪
ファンタジー
ある日、バイト帰りに熱血アニソンを熱唱しながら赤信号を渡り、案の定あっけなくダンプに轢かれて死んだ
『壽命 懸(じゅみょう かける)』
しかし例によって、彼の求める異世界への扉を開くことになる。
だが、女神アウロラの陰謀(という名の嫌がらせ)により、異端な「回復魔王」となって……。
異世界ペンデュース。そこで彼を待ち受ける運命とは?