目が覚めたらBLゲームの悪役令息になったけど、山に引き籠もりたいので全力で主人公を応援しますっ!

mana.

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【15歳】

【15歳】8☆

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俺達は食事の後はそれぞれの自室に戻って行った。 

もうすぐ学園入学………
俺は…「悪役令息」となるんだろうか?
「矯正力」?とか言うの?
よくある漫画や小説みたいに働くんだろうか………?

窓際のカフェテーブルにお茶を持ってきてもらい、茶を飲みながら窓を眺める。

あぁ…今日は満月か………綺麗だなぁ…

___コンコン___

「はい。」

「失礼致します。」

クロバイが新しいティーポットを持ってきた。

「今日の満月はいつもより光輝いているので………少し…お遊びですが、おまじないをしましょう。」

「おまじない?」

「そう。今日みたいな日は月の力をもらいましょう。」

「そんな事出来るんだ。」

「フフッ…あくまでもですよ。では…」

クロバイが新しく用意したティーカップにブレンドしたハーブティーを入れて満月を映す。
その満月とハーブティーが溶け合うイメージをして飲み込むと、「月」→「ツキ」を飲み込むと言うのだ。
ま、「ツキを呼び込む」みたいなもんなのかな。

「………ん……美味し………」

クロバイがブレンドしたハーブティーは季節事や体調にも合わせて作られるが、どれも本当に美味しい。
今回のはちょっとオレンジっぽい柑橘系も香り付けに入ってる。

「貴方にツキが訪れますように………」

クロバイが背中を触れると、いつもよりフワッと身体が温まった気がした。
ハーブティーの効果かな。
ポカポカだ。

「ありがとう、クロバイ。」

「いえ。それでは、お下げしましょうね。」

「うん。」

俺はクロバイに先程飲んでいたお茶も下げてもらい、そのままベッドへ潜り込んだ。


___翌日の朝___

___コンコン___

「はい。」

「おはようございます。この度はご迷惑をお掛け致しました。」

「カヤ!もう大丈夫なのか?」

カヤが朝の支度を持って来た。
顔色も良さそうだし、もう大丈夫なのかな?

「えぇ、ただ寝込んだ期間も長いので訓練は徐々に復帰していく形となりますが、シオン様のお世話は俺がさせて頂きます。」

顔を洗った俺に布を渡し、拭いた布を渡した時にグイッと腕を引かれてカヤが耳元で囁いた。

「……………もちろん………閨の講義も……チュ…」

「………ん………」

「俺がいない間………チュ…どう…してた……チュ。」

「んんっ………それは……」

「1人で………チュ…してた……チュ……んですか…?」

「ぁ……ん………そ…ぅ……」

着替えもしなければいけないから服は脱がなければいけないんだが………何か脱がせ方がいやらしくて………恥ずかしい………

「…っ……………」

「ん………カヤ………?」

カヤの動きが止まった?
あれ?目眩でも起こした?

「シオン様………これ………誰に付けられた………のっ………んっ!」

「んぅ…っ…ひゃぁっっ!!」

首筋と鎖骨の間を噛まれて痛みが走った。
そしてそのままベッドに押し倒され、上半身裸の俺はそのままシオンに覆い被されてしまう。

「………な……カヤ………何?!」

誰が付けました?

………ん~…………

「あ、オーク…」

ジュッ!

「あぁんっっ!」

名前を言った途端、乳首を思い切り吸われた。
既に乳首を開発されている俺は、強く吸われて感じてしまった。

「やぁっ!………カ…ヤッ!!今……朝っ………だからぁっ!」

閨の講義は夜だろ?!

「アイツ………許さない………」

「許さないも…なにもっ………んっ……俺は………婚約者………候補……あぁああ!」

カヤが服の上からペニスを手で強くなぞる事で服の中が気持ち悪くなってきた……
きっと先走りが出てる………脱ぎ…たいっ…

「やっだぁ………っ………そこっ………」

「………お着替えしなきゃいけませんから………脱ぎましょうね………」

「カヤ…怒ってる…」

「いえ………怒ってないですよ…」

怒ってんだろ!
それ「怒ってない」って言いながら怒ってる定番文句じゃん!

カヤに無言で脱がされた時には猛りきった俺のペニスがブルンッと出て、開放感に更に先走りが出た。

「やぁ……っ………もぅ……ヤダ………」

俺は思わず涙目になってしまった。
いや…朝だしさぁ………朝勃ちも…あるけどさぁ………これは違うじゃん!

「……っ!シオン様!!申し訳ありませんっ!」

俺の涙目に気付いたカヤが正気に戻ったのか謝ってきた。
目の端に溜まった涙を唇を寄せて吸ってキスを落としていく。

「チュ……シオン様のせいではないのに……チュ……申し訳ありません………」

「ん……カヤが怒ってないなら……いぃ…」

………ちょっと怖かったけどな。

「………これ………このままでは朝食に行けないので…処理しましょうね…」

カヤがゆっくりと俺の股間に移動して行ったかと思うと、そのままペニスを口に含んだ。

「んぅっ!あっ………カヤッ!!やっ………手で…っ………いぃかぁ……らぁぁぁあっ!」

「…………ん………んぅ………ふっ…………」

グチュグチュと俺の停止も聞かず、口で扱いていく。
朝食に行かなければいけない事もあり、いつもより早く刺激を与えられた。

「あっあっあっん!イッ………くぅ………イク…イクッ………んぁぁああっ!!」

俺はビクビクッと、身体が反り返り絶頂に達した。

「ハァ………ハァ…………」

「………んくっ………シオン…様………」

「…カヤ………」

俺達はどちらからともなく唇を合わせた。
深く……深く。

___コンコン___

「ぷぁっ!………はい!!」

「失礼致します。………朝食のお時間でございますが……お部屋へお運びしましょうか………?」

…扉も開けず……クロバイ………バレバレだ。

「………そうして……」

「かしこまりました……カヤ。」

「…はい。」

「後で執務室へ。」

「………はい…」

クロバイはそのまま食堂へ向かい、俺の朝食を持って来てくれた。
持ってくるまでの間に俺は着替えを済ませた。

………本当に…スミマセン………
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