目が覚めたらBLゲームの悪役令息になったけど、山に引き籠もりたいので全力で主人公を応援しますっ!

mana.

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【17歳】

【17歳】29☆

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【注意】
前半に少し無理矢理な表現がございます。
苦手な方はスルーして下さいね。

******************


___新学期___


3年生は親の跡継ぎの準備や職に就く準備で忙しくなるので大体はこの時期に生徒会の役員メンバーは変わるとクラスメートから聞いてはいたんだが…新学期に入って生徒会を新しく一新し………ではなかった。
カリン先輩とフジ先輩は就職先?が既に決まっているとかで、周りからの希望もあって引き続き春までは継続らしい。

「ねぇねぇ…シオン~。」

「ん……どうしたんですか?」

書類を整理した後に本棚に参考資料を戻している時に後ろからカリン先輩が抱き締めてきた。
転生前の感覚と頻繁なスキンシップでこういう行為は慣れてきた。

「今……2人きり…だね……」

「まぁ……そうですねぇ~…」

「シオン~…好きだよ~…チュ…」

先輩は最近2人切りになるといつもこうして頭にキスをしてくる。

「はいはい、俺も好きですよ~。」

「……本当に……?」

………あれ?

「うん…仕事…出来るし……」

いつもと…‥

「……ねぇ……オークなんかやめてさ……俺に……しなよ……チュッ。」

「んっ……」

違う。

「俺は…ずっと君を見てたけど…チュッ…あんなヤツより…チュ…俺の方が…君を大切にするよ?」

「ひゃ……んぅっ…」

首筋をキスしながら服の上から胸を弄る。

「やっ……先輩……ゃめっ……!」

「やぁだ♡…チュッ………やめないよ…チュク…」

身体を捩るが前は本棚で後ろは先輩にガッシリと掴まれて動けず、足の間に先輩の足が入ってきた。

「やぁっ!」

深く差し込み、太腿でグリッと股間を刺激する。
ビクッと身体が撓り、カリン先輩の胸に頭が付くと手が頬を掴んだ。

「シオン……好き……」

「……ぁ……やめっ……俺は……」

キス…される……っ……やだぁっ!!


___パァンッッ!!___


指輪が激しく光って石が割れる音がした。

「うわぁっ!」

___ドサッ!___

「シオンッ!」
「シオン様っ!!」

「……ぁ……オーク……カ…ヤ……」

本棚に寄りかかってしゃがみ込んでいる俺に2人が駆け寄り、カヤがすかさず自分の上着を俺に掛けた。

「先輩っ…」

先輩は激しい光に弾かれてそのまま倒れた感じだ。

「何があったっ⁉」
「そうですよ……石も割れる程の…そして服も乱れて……」

俺の姿を見たオークとカヤの顔付きがみるみる険しい顔に変わっていった。

「……お前……俺の愛する者にぃ……っ!」
「シオン…あっという間に終わらせるから……」

「やっ!待ってっオーク、カヤッ!!」

2人の腕を掴んで引き止める。

「何を言うんだ!離せっシオン!!」
「そうですよっ!こんな事……絶対許さないっ!!」

___バタバタバタ…!___

「何があった⁉……っ!カリン先輩⁉」
「カリンっ⁉何があった⁉」

近くで生徒会の仕事をしていたライとフジ先輩が生徒会室の異変に気付いて入ってきた。

「……あっ……フジ先輩っ…説明は後からしますので……今はっ……カリン先輩を医務室へ……っ!ライっ!!2人を…押さえてっっ!!!」

2人は何が何だか分からない様子だったが、俺とオーク、カヤの異常事態に何も言わずに従ってくれた。


___より俺の方が君を大切にするよ?___


あの言葉って……多分元々の俺とオークの関係が悪い時の印象だよなぁ……

「……シオン様……お茶です……」

「ん……ありがと…カヤ……」

考え事をしているとカヤが温かい紅茶を淹れてカップを渡してくれた。

___カチャ…カチャ…___

…手が…震える…

「……お持ちします……大丈夫…ですか?」

「……アハハ…ゴメン…ちょっと……手に力…入んねぇや……テーブルに置いてもらって良い?」

「シオン……」

後ろからオークに抱き締めると…じんわり身体の緊張が解けていった。
………あぁ……人が変わるとこんなに違うものなのか………温かい………

「スミマセン……俺が離れたばかりに……」

「いや…お前はカリン先輩に用事を頼まれて離れていたんだ……俺のせいだ……」

「いや……俺だよ……いつもの先輩のスキンシップと思っていたから……」

転生前のバーのママみたいな感覚でいた俺が一番悪い…悪いんだが……

「………オーク様……ちょっと…俺はライとフジ先輩の元へ行きます。ここは暫く誰も来させませんので……シオン様を…よろしくお願いします……」

「あぁ……分かった……」

カヤはティーポットをテーブルへ置くと、俺の頬に手を添えて耳元で囁いた。

「俺は夜にゆっくりと話を聞くから……今はオーク様に任せるね……チュ。」

「……んっ……分かった。」

そう言うとカヤは部屋を出ていった。

「……そう言うことだ…シオン……」

「……え?……んぅっ…」

扉が閉まったと同時にオークの顔が近付き唇が合さってくる。
すぐに舌が入ってきて歯列をなぞり、舌を絡めて俺の弱い所を責めてあっという間に何も考えられなくなっていった。

「シオン…チュク…どこ…っ…触られた……?」

「ふぁ……んんっ……胸……っ………んんぅ!」

キスをしながらカヤに直して貰った開けていた服をオークに脱がされていく。
そのまま立たされて気付いた時には生徒会室のソファーに寝かされていた。
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