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乗り物は凄く楽しかった。
ドラゴンに模した乗り物は本物のドラゴンと違って乗り心地も良く、座席も安全性を考えられていて2回も乗ってしまった。
「あ~っ、楽しかったぁっ!」
「……ホントに…良かっ…たぁぁ…」
「隆さんっ⁉」
1度目の時も思ったけど、やっぱり無理して乗ってんじゃん!
俺は慌てて人通りの少ない場所にあるベンチを見つけてフラフラになってる隆さんを座らせた。
「平日で…良かったぁ…」
「良いからっ、俺の膝使って!」
ポンポンと、自分の膝を枕代わりにする様に隆さんを促すと顔を真っ赤にして拒否られた。
「いやっ…そんな事したら……俺っ…」
「良いから…寝ろって!」
___ガバッ!___
「わっ!」
「全く……無理するから…」
「………」
隆さんの顔を見ようとしたけど腕で顔を隠してるから表情が見えない。
「隆さん?」
「…カッコ悪い…」
「ん?」
「……だって…ジェットコースターが苦手って…」
腕から少し覗く拗ねた目が可愛い。
___キュン…___
フフッ、可愛い。
思わず俺は隆さんの髪を撫でた。
「……もっと…撫でて…」
「良いの?」
「うん…気持ちい…」
モッキューみたいなモフりがないのに、サラサラしてるのに……
「……エディ…」
「…ん?」
「……キス…したい…」
ここで⁉
「えっと…誰か来るかもだし…」
「…あ…そうだよね、ゴメン…じゃあ…」
隆さんが俺の手を掴むと手の平に唇を寄せた。
「…チュ…じゃあ…これで我慢する。」
___ピクッ___
「…んっ…」
手の平から伝わる隆さんの唇は柔らかかった。
「…そんな顔しないでよ、我慢出来なくなるから。」
「そんな顔って…」
どんな顔だよ。
___キャハハ___
「「…っ!」」
隆さんの伸びた手が遠くから聞こえた声にピクリと止まり、その手は離れていった。
___ドクン…ドクン…___
誰も来なかったらどうなってただろう。
「……そろそろ起きなきゃ、ありがとう。」
「大丈夫?」
「うん、エディの膝は気持ち良かったからね。」
___カァッ___
何だろう、さっきから心拍数が早い。
「お昼、食べようか。何食べたい?」
隆さんが立ち上がり、俺の顔を見る姿は朝と同じだ。
良かった、元気になったんだな。
「えっと……モッキューのドリンクかなぁ。」
通りすがりに見たワゴンカーの飲み物。
みんなが飲んでて美味しそうだった。
「あれ、美味しいよ。一緒に飲みたかったんだ、行こうっ。」
「わっ。」
隆さんに手を引かれてワゴンカーの元へと走って行きモッキューのドリンクを買って一緒に写真を撮ったり、その後は隆さんが大丈夫そうな乗り物に乗って楽しんだ。
夜になり…
「ここ、穴場なんだ。」
夕飯は園内のレストランで済ませて閉園前の花火を見るために、隆さんが穴場と言っていた場所にやって来た。
大きな城を目の前に写真を取る人が多いせいか、反対側の広場には誰もいなかった。
「本当はお城の前でも一緒に撮りたかったけど…」
「俺、花火は見たことないから近くで見れる方が良いな。凄く楽しみ。」
後から聞くと、そこそこ茂みも多いからイチャつきたいカップルの穴場スポットだったらしい。
座って空を見ると星が少し見える。
俺達の世界は星がよく見えるけど、ここはあまり見えないんだな。
その辺は科学の関係なんだろうか…
___ヒュルルル………___
「あ、上がるよ。」
上を見上げて驚いた。
___ドォォォォオオンッ‼___
「うゎあっ‼」
___ギュッ!___
腹に響く轟音に驚いて思わず隣の隆さんにしがみついた。
___パラパラパラ……___
「………わぁ…」
大きな大輪の花が夜空に散りばめられ、ハラハラと火の光が落ちては消える。
その後にも続く花火に慣れてきたものの、隆さんにしがみついたまま俺は夜空を見詰めていた。
「………綺麗だ…」
「……うん…そうだね。」
「……ハッ、ゴメンッ!しがみついてて見辛いよなっ!」
「いや…」
___ギュッ___
「…っ。」
「離れたくないから、もっと引っ付いてて。」
「えっと……」
何か段々恥しくなって来たっ!
「駄目だよ、離さない。」
「恥しいっ…」
「大丈夫、花火にみんな集中してるし。」
周りをキョロキョロ見回しても遠くに見えるカップルは自分達の世界に浸っている様だった。
「ねぇ…エディ…」
「何…?」
隆さんの顔を見ると、ベンチで俺の手にキスした時と同じ顔をしていた。
「今なら…キスしても良い?」
「……ぅ…うん…」
俺も…手の平に感じたあの柔らかな唇を感じたいと思う。
「エディ…」
「隆さ……ん……」
思った通りの柔らかな唇が俺の唇に合わさり、啄む様な優しいキスの後ゆっくりと離れていった。
ふぉぉお……リチャと全然違うっ、なんて言ったら良いんだろう!
「……隆さん…もう1回…して?」
もっとしたくなる。
「……エディ…ッ…」
「んっ……」
___ビクッ!___
軽いキスを何度かされていると、隆さんの舌先が俺の唇をなぞって背中に甘い痺れが走った。
「…エディ……チュ……口…開けて…?」
口?そういや、この前リチャとのキスで大きな口を開けたら歯が当たったよな……
「これくら……んんっ!」
少し開けて見たらグイッと深く唇が合わさり、隆さんの柔らかな舌が入って来た。
「んっ…んっ……ふっ……んんっ……」
リチャと違って凄く気持ち良いっ!
俺は隆さんの背中に手を回し、一生懸命隆さんの舌使いに応える事に集中した。
ドラゴンに模した乗り物は本物のドラゴンと違って乗り心地も良く、座席も安全性を考えられていて2回も乗ってしまった。
「あ~っ、楽しかったぁっ!」
「……ホントに…良かっ…たぁぁ…」
「隆さんっ⁉」
1度目の時も思ったけど、やっぱり無理して乗ってんじゃん!
俺は慌てて人通りの少ない場所にあるベンチを見つけてフラフラになってる隆さんを座らせた。
「平日で…良かったぁ…」
「良いからっ、俺の膝使って!」
ポンポンと、自分の膝を枕代わりにする様に隆さんを促すと顔を真っ赤にして拒否られた。
「いやっ…そんな事したら……俺っ…」
「良いから…寝ろって!」
___ガバッ!___
「わっ!」
「全く……無理するから…」
「………」
隆さんの顔を見ようとしたけど腕で顔を隠してるから表情が見えない。
「隆さん?」
「…カッコ悪い…」
「ん?」
「……だって…ジェットコースターが苦手って…」
腕から少し覗く拗ねた目が可愛い。
___キュン…___
フフッ、可愛い。
思わず俺は隆さんの髪を撫でた。
「……もっと…撫でて…」
「良いの?」
「うん…気持ちい…」
モッキューみたいなモフりがないのに、サラサラしてるのに……
「……エディ…」
「…ん?」
「……キス…したい…」
ここで⁉
「えっと…誰か来るかもだし…」
「…あ…そうだよね、ゴメン…じゃあ…」
隆さんが俺の手を掴むと手の平に唇を寄せた。
「…チュ…じゃあ…これで我慢する。」
___ピクッ___
「…んっ…」
手の平から伝わる隆さんの唇は柔らかかった。
「…そんな顔しないでよ、我慢出来なくなるから。」
「そんな顔って…」
どんな顔だよ。
___キャハハ___
「「…っ!」」
隆さんの伸びた手が遠くから聞こえた声にピクリと止まり、その手は離れていった。
___ドクン…ドクン…___
誰も来なかったらどうなってただろう。
「……そろそろ起きなきゃ、ありがとう。」
「大丈夫?」
「うん、エディの膝は気持ち良かったからね。」
___カァッ___
何だろう、さっきから心拍数が早い。
「お昼、食べようか。何食べたい?」
隆さんが立ち上がり、俺の顔を見る姿は朝と同じだ。
良かった、元気になったんだな。
「えっと……モッキューのドリンクかなぁ。」
通りすがりに見たワゴンカーの飲み物。
みんなが飲んでて美味しそうだった。
「あれ、美味しいよ。一緒に飲みたかったんだ、行こうっ。」
「わっ。」
隆さんに手を引かれてワゴンカーの元へと走って行きモッキューのドリンクを買って一緒に写真を撮ったり、その後は隆さんが大丈夫そうな乗り物に乗って楽しんだ。
夜になり…
「ここ、穴場なんだ。」
夕飯は園内のレストランで済ませて閉園前の花火を見るために、隆さんが穴場と言っていた場所にやって来た。
大きな城を目の前に写真を取る人が多いせいか、反対側の広場には誰もいなかった。
「本当はお城の前でも一緒に撮りたかったけど…」
「俺、花火は見たことないから近くで見れる方が良いな。凄く楽しみ。」
後から聞くと、そこそこ茂みも多いからイチャつきたいカップルの穴場スポットだったらしい。
座って空を見ると星が少し見える。
俺達の世界は星がよく見えるけど、ここはあまり見えないんだな。
その辺は科学の関係なんだろうか…
___ヒュルルル………___
「あ、上がるよ。」
上を見上げて驚いた。
___ドォォォォオオンッ‼___
「うゎあっ‼」
___ギュッ!___
腹に響く轟音に驚いて思わず隣の隆さんにしがみついた。
___パラパラパラ……___
「………わぁ…」
大きな大輪の花が夜空に散りばめられ、ハラハラと火の光が落ちては消える。
その後にも続く花火に慣れてきたものの、隆さんにしがみついたまま俺は夜空を見詰めていた。
「………綺麗だ…」
「……うん…そうだね。」
「……ハッ、ゴメンッ!しがみついてて見辛いよなっ!」
「いや…」
___ギュッ___
「…っ。」
「離れたくないから、もっと引っ付いてて。」
「えっと……」
何か段々恥しくなって来たっ!
「駄目だよ、離さない。」
「恥しいっ…」
「大丈夫、花火にみんな集中してるし。」
周りをキョロキョロ見回しても遠くに見えるカップルは自分達の世界に浸っている様だった。
「ねぇ…エディ…」
「何…?」
隆さんの顔を見ると、ベンチで俺の手にキスした時と同じ顔をしていた。
「今なら…キスしても良い?」
「……ぅ…うん…」
俺も…手の平に感じたあの柔らかな唇を感じたいと思う。
「エディ…」
「隆さ……ん……」
思った通りの柔らかな唇が俺の唇に合わさり、啄む様な優しいキスの後ゆっくりと離れていった。
ふぉぉお……リチャと全然違うっ、なんて言ったら良いんだろう!
「……隆さん…もう1回…して?」
もっとしたくなる。
「……エディ…ッ…」
「んっ……」
___ビクッ!___
軽いキスを何度かされていると、隆さんの舌先が俺の唇をなぞって背中に甘い痺れが走った。
「…エディ……チュ……口…開けて…?」
口?そういや、この前リチャとのキスで大きな口を開けたら歯が当たったよな……
「これくら……んんっ!」
少し開けて見たらグイッと深く唇が合わさり、隆さんの柔らかな舌が入って来た。
「んっ…んっ……ふっ……んんっ……」
リチャと違って凄く気持ち良いっ!
俺は隆さんの背中に手を回し、一生懸命隆さんの舌使いに応える事に集中した。
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