地球侵略計画〜地球人の恋愛を調査せよ!~

mana.

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___ズチュ…ズチュ!___

「ひゃ……あっ……あ゛ぁっ!」

宿へと着くなり夕食も食べずに俺達は抱き合った。
合わさった左手には新しいシルバーの指輪が光っている。

「気持ち…良…ねっ…エデ…ィ…ッ。」

___ズンッ!___

「ヒュッ…!」

何度突かれても最奥の手前は慣れない。
キュウ…ッと、孔が締まり隆さんが少し厳しい顔をした気がするが後ろを向いているので分からない。
でも、嬉しそうに何度も打ち付けて来るから喜んでいるのは分かった。

「あっ……隆さ…んっ……俺っ……またイっちゃ……あぁんっ!」

四つん這いからグイッと身体を起こされ、両手を後ろ手に回されてそのまま隆さんの元へと引っ張られた。

___ズンッ!___

「あぁんっ!」

あれ…今イッた…

___グチュグチュ!___

「あぁあっ……隆さんっ…俺……イッたっイッたからぁっ!」

「うん……中…イキ…したよね……キュウキュウ締まって………」

___ズジュンッ!___

「ひゃあっ!」

___ドクッッ!___

「あ゛ぁあっ!」

膝立ちの状態で何度も突かれて俺はフラフラになると、隆さんが後ろに座って俺の腰を掴んで再び突いた。

___グポンッ!___

「あ゛ぁっっ‼」

俺は夜遅くまで隆さんに抱かれ、そのまま眠りについた。


******************


……朝……

どうしよう……布団がガビガビだ……

「どうしたの?」

「…どうしよう…これ…」

ガビガビになった布団をどうしようか悩んでいたら隆さんが笑って言った。

「クスクス、ごめんね。ここ、ラブホテルなんだよ。だから大丈夫。」

「え?」

「だからチェックインも遅くても大丈夫だったんだよ。」

え?
見た目普通の良いホテルなんだけど?

「受付も無人だったでしょ?」

「そういえば…」

「今のホテルは色々あるからね。」

「じゃあ…良かったのか…いやいや、でも良くないっ。」

清浄魔法を掛ける訳にもいかず、取り敢えず苦肉の策でシーツは畳んでおいた。
帰り道、俺達はリチャ達に日持ちの良いお土産を買って帰ってきた。
部屋に戻ると隆さんの家なのに『帰ってきた』と、思うのは思い上がりだろうか?

「ただいまぁ……なんてね。」

「うん…ただいま……そして、お帰り……チュ。」

「んっ…わっ!」

隆さんが後ろから俺を抱き締めてキスをし、そのまま抱き上げてリビングへと戻った。

「フフッ、花嫁は抱き上げて戻らなきゃね。」

「花嫁って…」

「クスクス、良いでしょ?指輪も渡したし。」

「もぅっ、気が早過ぎるよっ……あ…」

………でもこの先ずっと一緒じゃないんだ。

「………エディ……っ…ヨイショッと。」

「わわっ!」

___ボスッ!___

隆さんが俺ごと一緒にソファーへと沈む。

…だよ、今は俺の花嫁なの。」

「隆さん…」

どうしよう…国家機密なのに…話してしまいたい…

「ねぇ、いつかは一緒に暮らしたいね。ここからカフェに通っても良いんじゃない?」

隆さんが俺を抱き締めながら嬉しそうに話を振ってくる。

「…うん、そうだな……でも、毎日エッチは嫌だぞ。」

「えっ…そうなの?」

クスクスと笑いながら未来の話に心を弾ませる。
結婚前の俺達の世界ではありえない光景だ。
未来に思いを馳せ、2人の希望に心を踊らせる。

「…隆さん…キスしたい……」

「良いけど…俺…キスだけじゃ我慢出来ないよ?」

「…良いよ……いっぱい…しよ?」

その後リミッターの外れた隆さんにたくさん抱かれ、食事も食べさせてもらって俺達のお泊りはあっという間に過ぎていった。


___チリリン♪___

「今日は早めに送れました……って、あ゛。」

「お帰りなさい。」
「おぅ、お帰り!」

「……まだいたんですか、セドリックさん…」

夕飯前に隆さんが送ってくれ、いつものようにリチャが出迎えてくれたけど…

「セドで良いのに~、照れ屋だなぁ。」

___ズビシッ!___

「それはアンタが揶揄うからだろう…あ、初めまして。隆太くん…だよね?」

「はい…貴方は…」

「俺はコイツ等と同郷で……ってか、リチャードのだ。」

これも、地球に来た時の設定だ。
アンドロイドはみんなどこかしら似ているので従兄弟と説明している。

「…って事は…エディの従兄弟?」

「あ、うん。今はセドと一緒にフォトグラファーの仕事をしてるんだよ。」

「そっかぁ…エディの家系は美形揃いなんですね。」

……アンドロイドはみんな美形だからなぁ……俺は平凡顔だと思うけど。

「エディの恋人だって?お手柔らかにな。」

「はい。」

「学生くんが嫌になったらいつでも俺の胸に飛び込んで良いんだぞぉ~♪」

___バシッ!___

「痛いなぁっ、ホントにぃっ!」

「……それは絶対にさせませんから。」

「へぇぇ…執着盛り盛りだなぁ、学…いや隆太よ。」

___ゴゴゴ…___

不穏な空気が周りに取り巻く。

「俺は絶対エディを幸せにしますからっ。」

「ほぉ…良い度胸だな若造が。」

「エディの弱い所は全て把握済みです。」

あれ、何か様子が変わった?

「……セド…煽るな。」

「なる程、ではエディの講義で寝ていて急に当てられた時の可愛い声とか知らんだろう?」

「…えっ、それはズルいっ。学生の時の話ですよねっ!」

「隆さんっ…それは………」

それは俺がつまらん講義でうたた寝してたら急に当てられた時だよなっ!

「可~愛いかったなぁぁあ♡」

「クゥッ!」

……何この勝負……

「俺だって……エディのやらしい声とかっ……俺だけしか知らな…ムグゥッ!」

「ダァアッ!隆さん黙れぇっ‼」

俺は慌てて隆さんの口を塞いだ。
そして…

___ゴンッ‼___

「痛ぁっ!」

俺の代わりにエヴァがセドを止めてくれた。

「セドッ、アンタも大人気なさ過ぎるっ!そして隆太くんっ、君は話し過ぎだっ!自重しろっ!」

「…すみません…」

俺の事を気に掛ける振りして隆さんの事、何だかんだと気に入ってんだよな。
でも、カフェを休みにしてたから会話の内容が筒抜けにならずにホントに良かったぜ…
その後、セドが謝罪の代わりに夕飯を作り俺達は大人数で食事となり帰り際の隆さんとの別れをセドに揶揄われて夜は過ぎていった。
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