可愛くなりたい訳じゃない!

mana.

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「楽しんでるだろ?」

だって、顔が笑ってる。

「フフッ、どうかな……」

「ん……っ…」

腰を引き寄せられてキスをした時、どこかでソファーが当たったような感触があった。

___コンコン___

「失礼致します……お待たせしました…あれ、いない?」

___バタン___

「……プハッ…お前っ!」

「フフフッ…シィー…まだ近くにいるかも。」

ノックと同時にキスをしたままソファーの裏に隠れた。
子どものような隠れんぼをしている訳ではないので、騎士も俺達が別の部屋に行ったと解釈してすぐに出ていった。

「ヤキモチ焼いてる婚約者に…何かしてくれることないの?」

「ぁっ…それは…」

立ち上がると同時に下半身を引き寄せて、ベリルが俺のズボンを脱がせた。
手慣れてんな、コイツ。

「……どうした?」

「…ん~…手慣れてんなって…思って。」

「フフッ、今度がリオがヤキモチ焼いてる?チュッ。」

「んっ…キスで誤魔化すな…あっ…」

首筋にキスをしながら嬉しそな顔をして俺を見た。

「そんな顔をしてくれたから…チュ…許してやる…チュ…それに…」

___ギュッ!___

「んんっ!急に捕ま…っ‼︎」

「チュ…その格好……我慢できない…ジュッ!」

「んぅ!」

「声…我慢しないで。」

「や…だ…っ!」

だって、ここ学校だぞ⁈
ラリマーさんだっていつ戻ってくるか。

「…こんなになってるのに…やめて…帰る?」

首筋のキスや愛撫で猛った先走りの陰茎を下から指で撫でられた。

「あぁっ……んんっ!」

「手でその可愛い声を塞ぐな。」

「やだっ…手ぇ離せっ…あっ。」

「ダメだ…ん…」

思わず感じで出てしまった声に自分で驚いて両手で口を塞いだら、ベリルに簡単に外されて俺の手の代わりにベリルの唇が塞ぐ。

「……ん…ぅ……ふっ…っっ!」

空いた手は再び下半身へ伸びて陰茎を優しく扱かれる。
ラリマーがいなくなってから徐々に移動したらしく、部屋の隅に追いやられていた。
この状態でラリマーが戻ってきたら…いや…痺れを切らしてジルコンが来たら…俺…死ねる!

「…ふぁ…んんっ……もう…っい…っっ…」

それに…ちょっと…ヤバい…

「…リオ…ちょっと後ろ向いて…そう…壁に手をついて」

「…ん…?」

ちょっと待って?

「足を閉じて。」

この状況…

「…あっ……ん…」

身体を動かすだけでシャツの擦れで感じてしまう。

「……煽るな…」

「…煽って…あんっ!」

ちょっと待ってぇぇ!
ベリルが背骨を指でなぞる。
シャツの上からでもゾクゾクする…

……脱いで触られたら…どうなるんだろう……
「脱いで触ったら……どうなるんだろうな…リオ。」

俺の考えが読まれてる⁈

「あぁっ!」

後ろからベリルが覆い被さる感触が、思わず少し…出てしまったと思う。
俺…また受け身⁈

「…しっかり閉じて……そう…今日は…ゆっくり出来ないから…な…っ。」

___ヌリュ……___

「あぁぁあっ!」

ゆっくりと熱くて硬いものが俺の陰茎の下から上に重なってくる。
そそり勃つ俺の陰茎より更に硬くて大きいものが最後まで重なるとベリルの手で2つを包んだ。

「…リオ…熱い…な…」

「…や…っ…熱…ぃっ!」

「動くぞ…」

___パチュ…クチュ……___

陰茎同士が擦れる度に耳元でベリルの熱い息が耳に掛かる。

「ベリ…ルッ……やっ…誰か…くる…それにぃ!」

「大丈夫…っ!」

___パチュン!___

「ん゛ぅっ!」

「…ごめん…っ…もう…我慢……出来ないっ!」

グチュグチュ音がする…下半身は熱い……これ…素股…って言うんだよな…
こんなに気持ち良いんだ…俺…また受け身だけど。
俺が立っているのも難しくなった時。ベリルの両手が俺の腰を強く掴む。

「リオッ!」
「あぁあっ!」

2人で同時に果てた。

「……はぁ…良かった…リオッ…」
「ん……はっ…ぁ…」

俺はヘナヘナと床へ倒れてしまった。

「…もぅ…俺、元々聖女に興味なんかなかったのに……あと…学園じゃ…もう…するなよな。」

「…………」

「何だ…その沈黙は。」

「……善処はしよう…」

……またする気だろ…
俺は差し伸べられたベリルの手を掴んで立ち上がり、魔法で身体や服についた精液を綺麗にした。

「あぁ…もう少しこのまま「な、訳にいかねぇだろ!」」

ズボンを履き終わった頃に半泣きのラリマーが戻ってきた。

「あぁぁあっ!ここでしたか!」

「……ごめん。」

本当にごめん。

「すまない、急用で部屋を離れてて。」

「ジルコンさんも途中でオニキスさんと一緒に探してくれていたようですがなかなかお姿が見えなくて…いらっしゃって本当に良かった。それでは、屋敷までお送りしますね。」

どうやらラリマーは探知魔法は不得意らしい。

「……お前、ラリマーに今度何か送れよ…」

「え~…じゃぁ、またここでや…」

___ドスッ!___

「ウ゛ッ‼︎」

「どうかされましたか?」

「何も、じゃぁガーネット達の所に行こうか。」

俺は渾身の力でベリルの腹を肘で打ち付けたはずなのに、ベリルは少しうめいただけで悪戯っ子のように笑ってこちらを見詰めていた。
クソッ…俺…何だか自分の理想とかけ離れている気がする。

「リオ、ゴメン。」

「何が?」

「さっきの…気持ち良くなか「シィ!」」

ラリマーが前にいるのに!何言ってんだ‼︎

「お前のせいじゃない。」

そうだ、これはベリルのせいじゃない。
俺自身の気持ちの問題だ。
可愛いものが好きでも、カッコ良く…そう、ベリルやロード…オニキス…は無理だけど…アウィン達のような…カッコ良くありたい。
ガーネット達の元へ戻ると、目を赤くした聖女と手を繋ぐガーネットとロードがいた。

「兄様、今夜はストロベリー様を屋敷へ招待したわ。少し長いお話もしたくて。」

「俺もしたかったけど…ジルコンが怖いから遠慮したけどね。」

うん、正しい判断だ。
屋敷に戻る途中、ベリルから「夜に屋敷に行く」と言われて別れた。
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