3 / 7
キングエメラルド
しおりを挟むゴトゴトゴト……。
よく整地された林道を、豪華に装飾された箱馬車がゆっくりと走る。
御者台には赤いリボンのシルクハットをかぶった御者が、真剣な顔で手綱を握っており、その後ろのワゴンには、正装したブルーデンツとビフテキが乗っていた。
ブルーデンツは脚を組みながら、頬杖をつきながら、ただ億劫そうに外の景色を眺めているのに対し、ビフテキは御者台側の座席に膝をついて、そこの小窓から目を輝かせながら外を眺めていた。初めて乗る豪華な馬車に、そこから見える新鮮な景色。
今のビフテキにとって、目に映るすべてのものが娯楽に見えていた。
「……そんなにそこから見る景色が面白いなら、御者さんに言って、隣に乗せてもらったほうが良かっただろ」
ブルーデンツが姿勢を正し、背もたれに体重を預けながら言った。
「わかってないですね。小窓から見る景色が最高なんですよ」
ビフテキが背後のブルーデンツを振り返ることなく言う。ブルーデンツは「そんなもんかね……」とため息交じりに言うと、自分の隣に置いていた、黒い中折れハットを手に取り、それを深くかぶって、腕を組んだ。
「……ビフテキ、着いたら教えてくれ」
「あれ、寝ちゃうんですか、師匠」
ここで初めてビフテキがブルーデンツのほうを向いた。
「……ああ」
「起きたばっかりなのに?」
「起きたばっかりだがな」
「もったいない! もっと景色を楽しまないと!」
「景色つっても、周りには木しか見えないだろうが。何を楽しめてるんだ、おまえは」
「そりゃ、馬と木と、空と雲と……地面と、御者さんとかですよ」
「それをどうやって楽しめてんだよ。そもそも景色は楽しむもんじゃねえよ。過ぎていくもんだ」
「……いや、名言ぽく言ってるけど、意味わかんないですよ、それ」
「いちいち気に留めてると眠たくなるって事だよ」
「でも、眠くなってるのは師匠じゃ……」
「うるせえ! 着きそうになったら起こせ! これは命令じゃない。お願いだ」
「はいはい」
ビフテキは子どもをあやすように相槌を打つと、再び前を向いて小窓を覗くが「──わあっ!?」ビフテキが急に声を上げた。ビフテキはすぐさま小窓から離れようとしたが、体勢を崩し、そのまま座席と座席の間にスポッとはまってしまった。
「……なにやってんだ、おまえ」
ブルーデンツは深くかぶったハットの下から、冷ややかな視線をビフテキに浴びせた。ビフテキは目をぱちくりさせると、「御者さんがこっちを見てたからビックリしちゃって」と小さく答えた。
「──もうすぐ到着いたします」
ワゴンの外──御者台から御者が二人に声をかける。ブルーデンツはそれを受け、ハットをかぶり直すと「わかりました。よろしくお願いいたします」と御者にも聞こえるような声で答えた。そしてそんなブルーデンツを、座席に隙間にはまったままのビフテキが困ったような顔で見る。
「あ、あの……師匠?」
「……なんだ」
「た、助けて」
「はいはい」
ビフテキが震えながら差し出した両手を、ブルーデンツはため息交じりに握り、そのまま力いっぱい引き上げた。
◇
馬車はサンテティエンヌ家の敷地に入り、5メートルはある門をくぐり、丸く、大きな噴水のある庭を抜け、屋敷前の広場に止まった。馬車から降りたブルーデンツとビフテキを出迎えたのは、黒髪でタレ目のメイドだった。メイドは簡単に二人に「ようこそ~、お待ちしておりましたぁ」と挨拶をすると、そのまま屋敷の中へ二人を案内した。
「おお、はるばるようこそ。我が屋敷へ……」
サンテティエンヌ家本邸。
その一階ロビーにて、黒いタキシードを着た、恰幅の良い壮年の男が二人を出迎えた。男は「えーっと……」と言い辛そうにしていると、ブルーデンツは無理やり男の手を取り、握手をした。
「はじめまして変態マゾ豚と申します。こうしてお招き頂き、大変光栄です。ガルグマッグさん」
「ああ、そうでした。申し訳ない。こう……、何と言ったものか、変態マゾ豚さんの名前を口にしていいのか、少し迷ってしまって……」
「いえ、事実、そういう名前で登録してあるので、お気になさらないでください。それに変態も、マゾも、豚も、本当の事ですので」
「そ、そうですか……。それは……大変ですね」
ガルグマッグはそう言うと、ひきつったような笑いを浮かべた。
「どうしても言い辛ければ、それぞれの頭文字をとって、〝ヘマブ〟とお呼びください」
「〝ヘマブ〟……ですか。いえ、それでは失礼にあたりますので、きちんと〝変態マゾ豚〟と呼ばせていただきます」
「そうですか。それはそれで興奮しますね」
「え?」
「ああ、ご紹介が遅れました。こちら、〝ビーフ・ステーキ〟です。私の弟子で……助手のような事をさせています」
ビフテキはブルーデンツにそう紹介されると、「ごきげんよう」と頭を垂れ、少し仰々しく挨拶した。ブルーデンツはすこしやり過ぎだとも思ったが、ガルグマッグはこれに笑顔で答えた。
「ごきげんよう。おふたりの噂はかねがね、私のほうでも聞き及んでおります。……先日、あのナッテリーウルフの群れを、おふたりだけで討伐されたという事も」
「さすがガルグマッグさん、耳が早い!」
「という事は、やはり?」
「……ええ、そうなんです。私とそこのビフテキで、あの狼どもを仕留めさせて頂きました」
「やはりそうでしたか。人は見かけによらない、と申しますが、あなた方が本当にあのナッテリーウルフを……」
「あはは、申し訳ございません、筋骨隆々な大男ではなく、このような優男と少女で……」
「いえいえ、ご謙遜を。こちらのほうで何度か、その筋骨隆々な男たちを討伐へ向かわせたのですが、どいつもこいつも役立たずばかりで……」
「そうでしたか。……魔物相手になってくると、腕っぷしも重要ですが、やはり知識のほうもそれなりに重要になってきますので……」
「はっはっは! そうですか、脳みそにまで筋肉が詰まっているボンクラどもには荷が重すぎた、という事ですか!」
「いえいえ、そういうわけでは……」
「ああ、いえ、お気になさらないでください。本日はその件でお呼び立てさせて頂きましたので……」
「〝その件〟ですか……?」
ブルーデンツは少し首を傾げると、ガルグマッグの前でトボケてみせた。今回、ガルグマッグに呼び出された件について、ブルーデンツはおおよその見当がついていたが、これは相手の心証を損ねないための、ブルーデンツなりの処世術である。
「ええ、はい。……おっと、こんな所でする話でもありますまい。まずは当屋敷自慢のダイニングへ、おふたりを招待いたしましょう」
その瞬間、ビフテキが「おほー……! 飯だー……!」と小さく声を洩らしながら、目を爛々とさせて、ブルーデンツを見上げる。が、ブルーデンツはこれを無視した。
──パンパン。
ガルグマッグが軽く手を叩くと、傍らに控えていた黒髪タレ目のメイドが、一歩だけ前へ進み、恭しくブルーデンツとビフテキにお辞儀をした。
「ではではぁ、どうぞこちらへ~。ご案内いたしますぅ」
メイドが軽く手を挙げると、二人はそのままメイドに連れられ、ロビーを後にした。
◇
サンテティエンヌ家食卓。
そこは四畳半一間の部屋の中心に、小さなちゃぶ台が置いてあるだけの、質素なダイニングであった。そこでブルーデンツは黙々と箸を動かし、ビフテキは半ばヤケクソと言った感じで、茶碗の中の白米を口の中へかき入れていた。出されたのは漬物とご飯と麦茶のみ。ビフテキの要望通り、それはまさしく〝飯〟であった。
「如何でしょうかな? 当家自慢の白米と、自家製の漬物の味は」
「う、うまいっす。なかなかここら辺でこういうの食べられないですよね……」
ブルーデンツに米や漬物の味などわかる筈もなく、ただガルグマッグの機嫌を損ねないよう、適当に合わせていた。
「でしょう? サンテティエンヌ家ではなるべく素食を心掛け、日々節制し、慎ましく、質素に生きることを美学と考えておりますので」
「へ、へぇ……なんというか、宗教みたいですね……」
「いえいえ、そんな大それたことではありませんよ。……まあ、私があまり食事に興味がない、という事もあるのですが……」
ガルグマッグがそう言うと、ブルーデンツは意図せずガルグマッグの、でっぷりと出た腹部に視線を落とした。
「……食に興味がない、と言っておいてなんでこんなに太ってるんだ……とお考えですか?」
ガルグマッグに指摘されたブルーデンツはバッと顔を上げると、茶碗と箸をおき、手を振って否定した。
「いえいえ、そのような事は……」
「いえ、お気になさらないでください。お恥ずかしい話ですが、私はここ、サンテティエンヌ家の養子になるまで、あまり裕福な食事というものに縁が無くてですね……」
「養子……ですか。失礼ですが、ガルグマッグさんはサンテティエンヌ家の……」
「はい。正式な跡取りではないんですよ」
「そうだったんですね」
「はい。私はサンテティエンヌ家の婿養子。つまり、私の妻〝フローラ〟こそが正式なサンテティエンヌ家の系譜を継ぐ跡取でして……。私は貧乏な商家出身のしがない商人だったのですが、ある日、ここのサンテティエンヌ家の令嬢だったフローラと面会する機会がありまして……」
「ははあ、なるほど。その時に色々と仕込んでやった、と」
オブラートに包む気などさらさら無かったブルーデンツは、その言葉の拳でガルグマッグの頬をぶん殴った。ガルグマッグはその拳を受けると、目を丸くし、飲んでいた麦茶を噴き出した。
「ブッ!? ……す、すこし語弊があるかもしれませんが、おおよそその通りですな……私自身、一目惚れなものでしたので……」
ガルグマッグはそう言うと、すこし恥ずかしそうに笑ってみせた。ブルーデンツはそれを見て思うところがあったのか、すこしだけ目を細めて考えると、話を続けた。
「一目惚れ、ですか……。それほどお綺麗な女性なのですね、フローラさんは」
「ええ。それはもう綺麗で……ですが、今は……」
「そう……だったのですね……」
ブルーデンツが沈痛な面持ちで、ガルグマッグを気遣う……ようなフリをする。見ず知らずの他人が死のうが生きようが、ブルーデンツにとってはどうでもいい事なのである。
「──はい。お連れ様のビーフ・ステーキさんに似て、とても……とても……」
ガルグマッグは途中で言い澱むと、ビフテキのほうを向いたまま、手を止めてしまった。その様子をすこし妙だと感じたブルーデンツは、改めてビフテキのほうを向くが──
──カリポリカリポリ……。
ビフテキは忌々しそうに口の中の漬物を噛み潰すと、「おかわり!」と言って、椀を高く掲げ、空いたほうの手でごきゅごきゅと麦茶を飲みほした。その際、ビフテキの指につけていた指輪がきらりと光る。
「……おい、ビフテキ……! おまえ、さすがに空気読めって……! いま気軽におかわりできる話題じゃなかったろ……! ガルグマッグさん、唖然としちゃってるぞ……!」
ブルーデンツがビフテキに顔を近づけて、責めるように小さく語り掛ける。しかしビフテキはそんなブルーデンツを睨み返すようにして言った。
「だってこんな……! ありえないでしょ……! せめてもっと、美味しいお魚とか新鮮な野菜とか期待してたのに……!」
「たまたまサンテティエンヌ家では、こういった形式の食事を採ってたってだけだ。ガキみたいにうだうだ駄々こねんな……」
「だって私、昨日から何も食べてないんですよ……! 貴族飯だけを楽しみに……!」
「チッ、わかったわかった。あとでうまい飯屋連れてってやるから」
「じゃあ私、甘いものが食べたいです」
「アホ。変な事言ってると、その辺の雑草をその口にねじ込──」
「──ブリジット……ブリジット、なのか……!?」
ふたりのひそひそ話を遮るようにして、ガルグマッグが大声を上げる。
ブルーデンツとビフテキは互いに顔を見合わせると、目をぱちくりとさせながら、顔面蒼白のガルグマッグを見た。
「え、えーっと……如何なさいましたか、ガルグマッグさん? もしかしてビフテキが何か粗相を?」
ブルーデンツがおそるおそるガルグマッグに尋ねると、ガルグマッグはハッとなって我に返り、ひとつ、大きな咳払いをして、ビフテキの顔をじっと見つめた。
「し、失礼しました。……あの、ビーフ・ステーキさん」
「は、はい! なんでございましょう!」
「……その、貴女の指にある指輪……〝キングエメラルドの指輪〟だとお見受けするのですが、それをどこで……?」
「キングエメラルド……? ──思い出した!」
〝キングエメラルド〟
その単語を聞いた瞬間、今まで胸につっかえていた何かがとれたように、ブルーデンツが声を上げた。
「思い出したぞ、ビフテキ! その指輪……についてる宝石のほうの名前だよ!」
「え、本当ですか?」
「はい。キングエメラルドは……この国〝ファゴット〟に伝わる国宝です」
ガルグマッグが静かに、厳かに話し始めた。
「キングエメラルドとは、古くよりこの地より伝わる、神より賜りし宝です。国が管理し、守護している降神山という鉱山にて、管理されており、特別な時にしか採掘、加工出来ないようになっているのです。その出来た品ひとつひとつは全て国が管理しており、国外へ持ち出すことは不可能……そして、最後に採掘されたのはおよそ100年前……という話です」
「そ、そんな昔なんですか……」
ビフテキが自身の指にはめられている指輪を眺めた。
「はい。そのキングエメラルドですが、この国において、その所有を認められているのは、ファゴット王と、その王より領地下賜されている、我々領主のみ……」
ブルーデンツはたらー……と冷や汗を垂らすと、ビフテキの頭をガッと掴んで、一緒になって頭を下げた。
「も、申し訳ありません!」
「おい、ちょ、師匠!? なにすんだよ! はな、離せ……!」
「知らなかったとはいえ、一冒険者如きが国宝に手を出してしまうなんて……なんてお詫び申し上げたら……! ……ほら、ビフテキ、ガルグマッグさんにその指輪を返しなさい!」
「え、ええええ!?」
「いえいえ、滅相もない! どうぞ、お顔をお上げください!」
暴走する二人に対し、ガルグマッグが慌てて声をかける。ブルーデンツはとりあえずガルグマッグの言う通り顔を上げてみせるも、その表情は明るくない。
「……えっと……?」
「……ビーフ・ステーキさん、失礼ですが、貴女の出生についてお聞かせ願えませんか」
「私の……生まれた時の事、ですか?」
ガルグマッグにそう言われると、ビフテキはブルーデンツの顔を見た。ブルーデンツは首を傾げると、ビフテキに小さく「言いたくなかったら言わないで良い」と答えた。ビフテキは少しだけ迷ってみせると、やがてガルグマッグに向き直り、自分の出生について、自分が知っている範囲で話した。
親が誰かすら知らない事。ブルーデンツと出会うまでひとりで生きてきた事。そして、今つけている指輪の事。
ビフテキの話を静かに聞いていたガルグマッグは、やがて静かに目を瞑り、口を開いた。
「変な事を言うかもしれませんが、その顔、キングエメラルドの指輪、そしてその生まれ……ビフテキさん、貴女は間違いなく、サンテティエンヌ家の出身……つまり、フローラの娘であり、私の娘、ブリジット・ドゥ・サンテティエンヌです」
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる