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2章 洞窟迷宮
迷宮深層 最終試練
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一気に3人分はさすがに無理があったようです。
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~蓮side~
──深層第100層──
「ここがラスボスか?更に下があるとか言われなければ良いが、、、。」
そう言って蓮は自信満々に扉を開けた。そこにいたのは、、、
~アクアside~
──深層第50層──
「何かしら、この扉?これが最後だと良いな、、、。」
そう言ってアクアは不安げに扉を開けた。そこで待っていたのは、、、
「「「ようこそ、俺(私)。最後の試練を始めるぞ(よ)(ます)。」」」
そこには、それぞれの姿をした瓜二つの人物がいた。
~蓮side~
蓮は今、彼自信に似た白い髪の男と向き合っている。
「へぇ、ありきたりだが手強い試練じゃないか。」
「良いのか?そんな余裕ぶってて。この試練は生半可な気持ちで攻略出来るほど甘くないぞ?」
「わかってるさ。それと1つ質問なんだが、お前と俺のスペックは同じなのか?」
「さあ、どうだろうねえ。」
「、、、成る程な、わかった。じゃあ、始めようか。」
こうして戦いの火蓋が切られた。
最初に動いたのはコピー蓮の方だった。
「ゼァッ!」
「ッ!」
ギギン!と甲高い音が鳴り、互いの剣が衝突する。
「ハァッ!」
「チッ!」
蓮の剣が弾かれた。何とか手放さずにはすんだが、体勢が崩れる。そしてその隙を逃すコピー蓮ではない。
「そこだ!」
「グッ!」
辛うじて剣をかざすのは間に合ったが、その威力をまともに受け、蓮は地面と水平に飛ばされた。
(くそ、力も速さも段違いに高い。これが最後の試練か。だが、)
「言うほど強いって訳でもないな。」
「は?何言ってんだ。現にお前は俺に圧倒されてただろ?」
「まあ、その通りだな。体術だけならな!落雷!」
「な!?」
──ズガァァァァン!──
高電圧の雷がコピー蓮を穿つ。
「ぐぁぁぁぁぁぁっ!」
「まだだ!超重力!」
コピー蓮の足が地面に沈む。
「うぐ、がぁ、、、。」
「どうする?まだ続けるか?」
そう言って蓮は一度魔法を解く。
「はあ、はあ。こんなはずは、、、。」
「無かったって?じゃあ何でお前は地面に伏してるんだろうな?」
怪訝そうに見上げるコピー蓮に、蓮は真実を告げる。
「いくら四大迷宮でも、ステータスの偽造は見抜けなかったようだな。」
「そんなバカな!手加減して戦ってたとでも言うのか!?」
「手加減なんぞしてねえよ。俺はいつでも本気で戦いたかったから最大値を下げてただけだ。」
「お前は、、、力を制限して100層まで開放されるとでも言うのか、、、?」
「ん?開放?なんだそれ?」
「この迷宮の深層は、挑戦者より少し強い魔物が出現するように、なっている、、、。技術が無いと突破できないようになっているんだよ、、、。」
「ふーん、お前を倒したら次は何が出てくるんだ?」
「何にも出てこねえよ。言ったろ、、、これが最後の試練だって、、、。」
「わかった。知りたいことは知れた、死ね。」
「容赦ないな、お前。」
「当たり前だ。」
「そうだ。殺らなけりゃ殺られる、お前の信念を絶対に曲げるなよ、、、。」
「言われなくとも。」
蓮はスッ、と音もなくコピー蓮の首に刃を通し、その命を断った。すると、コピー蓮の体が光の粒子となって霧散した。
「、、、。」
蓮は静かに目を閉じた。
(俺は帰るんだ、地球に。)
決意を固め、歩き出した。
~アクアside~
「ねえ、私。なぜ私は蓮について行ったのかしら?」
「なぜって、どういうこと?」
「あなた、弱いじゃない。一緒にいたら確実に足手まといになるのに。」
「っ、それは、、、。」
「あら、否定しないの?」
「、、、。」
アクアは舌を噛んで俯く。
「ティアは良いわよね、剣も魔法も出来て。それに比べて私は何?」
「止めて!」
「止めないわ。、、、私は蓮から貰った力を振り回すだけ。私は、卑怯者よ。」
「そんなこと無い!私はレンの力をただ振り回してた訳じゃない!」
「なら、証明して見せなさいな。蓮のためにその力を振るうんでしょう?」
アクアは驚いた。なぜわかるのかと。
「何でわかるのかって?それはそうよ。私はあなただもの。考えていることくらいわかるわ。」
「なら、絶対に勝てないってこと?」
「そんなこと無いわよ。あくまで能力を模してるだけでそれを扱うのは迷宮のシステムよ。つまり、一定以上の技術があれば倒せるわよ。じゃ、始めるわよ?」
そう言った途端、コピーアクアが高速で距離を詰めてきた。
「ッ!」
コピーアクアの蹴りがアクアの腹にめり込み、メキッ、と嫌な音をたてた。
──ズガァァァァン──
アクアが吹っ飛ばされ、勢いよく壁に衝突した。
「っ、ゲホッ!」
盛大に吐血し、地面に倒れた。そこにコピーアクアが近づき、追撃を加える。アクアは必死に転がって避ける。
「どうしたの?私の覚悟はその程度なの?」
「まだ、私はまだ戦える。」
「それで良いわ。簡単に諦めるようでは蓮の隣にいる資格なんて無いわよ。」
「そんなの嫌だ。私は、レンと一緒にいたい!」
「なら戦いなさい。レンもそれを望んでるわ。」
「言われなくても!」
アクアは叫び、走り出した。身体強化は既に施してある。
「無駄よ。私(あなた)が私にステータスで有利になることは無い。」
繰り出した攻撃はコピーアクアに見もされず防がれる。アクアは直ぐに離脱するが、攻撃が通らないという事実に焦り始めていた。
(どうすれば良いの?どうすれば倒せるの?)
アクアは焦りで視野狭窄に陥っていた。コピーアクアが顔に少しの失望を宿す。
「私(あなた)は私の話を聞いていなかったのかしら?力技では勝てないと言っているでしょう?」
「くっ!」
(せめてあの攻撃に対抗できるほどの速度があれば!)
アクアは無いものをねだった。が、結果その祈りは聞き届けられた。
【『無拍子』を獲得しました。】
アクアの頭に知らない声が響き、アクアは困惑した。だが、不思議と使い方がなんとなくわかった。
「これなら、、、!」
コピーアクアがアクアに攻撃しようとすると、アクアの姿がかき消えた。
「なッ!?」
驚き固まるコピーアクアに、アクアが後ろから剣戟を放つ。ヒット。
すぐ離脱し、回り込みながら近づき、連撃を放つ。全てヒット。
先程とは全く違う動きに翻弄されるコピーアクア。
「ぐっ、力を隠してたの!?」
「違う。これは今さっき手に入れたもの。レンのために手に入れた力よ!」
アクアは高速で踏み込み、より力を込めて剣を振るう。コピーアクアは辛うじて自らの剣で受けるが、
──バキィッ──
コピーアクアの剣が音をたてて半ばから折れた。アクアは2撃目を放ち、コピーアクアの腹を深く切り裂いた。コピーアクアは耐えられずに床に倒れ伏した。
「ゲホッ、、、ねえ、私。て、手に入れた力って何なの?」
「『無拍子』よ。加護の補助がどうとか聞こえたわ。」
「!そう、、、あなたは彼の加護を貰ってるのね。あれが『シンエツ』の力、、、。まあ、どちらにせよ最後の試練は合格よ。今からは迷宮の試験官として話すわ。」
「わかったわ。じゃあ傷を残しておく必要は無いわね。ハイヒール!」
「ありがとう。人間の体は脆いから喋りづらかったのよ。それで、『無拍子』とはどういうものなの?」
「ええっと、初速、加速を無視して動けるみたい。」
「何よそれ、殆んどチートじゃない、、、。」
「私がチートなら、レンは?」
「人ならざるもの、としか、、、。」
アクアはふとさっき気になったことを思い出した。
「そういえば、さっき言ってた『シンエツ』って何?」
「あら、あなた知らなかったの?彼は『神越者』、神を越えし者よ。」
「え?なにそれ?」
「だから、彼は人のみでありながら神を越えた素質を持っているのよ。まあ、当の本人は気づいていないようだけど。」
「そ、それって凄いことなの?」
「当たり前じゃない!彼が本気を出したらこの世界なんて消滅するわよ。今の彼はまだそこまで出来ないけれど。」
「す、凄いんだね、レンって。」
「その男にあなたはついていこうとしてるんだけどね。覚悟しなさいよ。神越の加護を受けたのだから、苦労するわよ、、、っと、もう時間切れみたい。この先を進めば蓮に会えるわよ。あなたの幸運を祈っているわ。」
そう言うと、アクアのコピーだった者は、光の粒子になって消えていった。
「、、、ばいばい。」
アクアは、少し名残惜しそうに言うと、踵を返して歩き出した。
___________________
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取り敢えず蓮とアクアの2人です。次回はティアの予定です。
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~蓮side~
──深層第100層──
「ここがラスボスか?更に下があるとか言われなければ良いが、、、。」
そう言って蓮は自信満々に扉を開けた。そこにいたのは、、、
~アクアside~
──深層第50層──
「何かしら、この扉?これが最後だと良いな、、、。」
そう言ってアクアは不安げに扉を開けた。そこで待っていたのは、、、
「「「ようこそ、俺(私)。最後の試練を始めるぞ(よ)(ます)。」」」
そこには、それぞれの姿をした瓜二つの人物がいた。
~蓮side~
蓮は今、彼自信に似た白い髪の男と向き合っている。
「へぇ、ありきたりだが手強い試練じゃないか。」
「良いのか?そんな余裕ぶってて。この試練は生半可な気持ちで攻略出来るほど甘くないぞ?」
「わかってるさ。それと1つ質問なんだが、お前と俺のスペックは同じなのか?」
「さあ、どうだろうねえ。」
「、、、成る程な、わかった。じゃあ、始めようか。」
こうして戦いの火蓋が切られた。
最初に動いたのはコピー蓮の方だった。
「ゼァッ!」
「ッ!」
ギギン!と甲高い音が鳴り、互いの剣が衝突する。
「ハァッ!」
「チッ!」
蓮の剣が弾かれた。何とか手放さずにはすんだが、体勢が崩れる。そしてその隙を逃すコピー蓮ではない。
「そこだ!」
「グッ!」
辛うじて剣をかざすのは間に合ったが、その威力をまともに受け、蓮は地面と水平に飛ばされた。
(くそ、力も速さも段違いに高い。これが最後の試練か。だが、)
「言うほど強いって訳でもないな。」
「は?何言ってんだ。現にお前は俺に圧倒されてただろ?」
「まあ、その通りだな。体術だけならな!落雷!」
「な!?」
──ズガァァァァン!──
高電圧の雷がコピー蓮を穿つ。
「ぐぁぁぁぁぁぁっ!」
「まだだ!超重力!」
コピー蓮の足が地面に沈む。
「うぐ、がぁ、、、。」
「どうする?まだ続けるか?」
そう言って蓮は一度魔法を解く。
「はあ、はあ。こんなはずは、、、。」
「無かったって?じゃあ何でお前は地面に伏してるんだろうな?」
怪訝そうに見上げるコピー蓮に、蓮は真実を告げる。
「いくら四大迷宮でも、ステータスの偽造は見抜けなかったようだな。」
「そんなバカな!手加減して戦ってたとでも言うのか!?」
「手加減なんぞしてねえよ。俺はいつでも本気で戦いたかったから最大値を下げてただけだ。」
「お前は、、、力を制限して100層まで開放されるとでも言うのか、、、?」
「ん?開放?なんだそれ?」
「この迷宮の深層は、挑戦者より少し強い魔物が出現するように、なっている、、、。技術が無いと突破できないようになっているんだよ、、、。」
「ふーん、お前を倒したら次は何が出てくるんだ?」
「何にも出てこねえよ。言ったろ、、、これが最後の試練だって、、、。」
「わかった。知りたいことは知れた、死ね。」
「容赦ないな、お前。」
「当たり前だ。」
「そうだ。殺らなけりゃ殺られる、お前の信念を絶対に曲げるなよ、、、。」
「言われなくとも。」
蓮はスッ、と音もなくコピー蓮の首に刃を通し、その命を断った。すると、コピー蓮の体が光の粒子となって霧散した。
「、、、。」
蓮は静かに目を閉じた。
(俺は帰るんだ、地球に。)
決意を固め、歩き出した。
~アクアside~
「ねえ、私。なぜ私は蓮について行ったのかしら?」
「なぜって、どういうこと?」
「あなた、弱いじゃない。一緒にいたら確実に足手まといになるのに。」
「っ、それは、、、。」
「あら、否定しないの?」
「、、、。」
アクアは舌を噛んで俯く。
「ティアは良いわよね、剣も魔法も出来て。それに比べて私は何?」
「止めて!」
「止めないわ。、、、私は蓮から貰った力を振り回すだけ。私は、卑怯者よ。」
「そんなこと無い!私はレンの力をただ振り回してた訳じゃない!」
「なら、証明して見せなさいな。蓮のためにその力を振るうんでしょう?」
アクアは驚いた。なぜわかるのかと。
「何でわかるのかって?それはそうよ。私はあなただもの。考えていることくらいわかるわ。」
「なら、絶対に勝てないってこと?」
「そんなこと無いわよ。あくまで能力を模してるだけでそれを扱うのは迷宮のシステムよ。つまり、一定以上の技術があれば倒せるわよ。じゃ、始めるわよ?」
そう言った途端、コピーアクアが高速で距離を詰めてきた。
「ッ!」
コピーアクアの蹴りがアクアの腹にめり込み、メキッ、と嫌な音をたてた。
──ズガァァァァン──
アクアが吹っ飛ばされ、勢いよく壁に衝突した。
「っ、ゲホッ!」
盛大に吐血し、地面に倒れた。そこにコピーアクアが近づき、追撃を加える。アクアは必死に転がって避ける。
「どうしたの?私の覚悟はその程度なの?」
「まだ、私はまだ戦える。」
「それで良いわ。簡単に諦めるようでは蓮の隣にいる資格なんて無いわよ。」
「そんなの嫌だ。私は、レンと一緒にいたい!」
「なら戦いなさい。レンもそれを望んでるわ。」
「言われなくても!」
アクアは叫び、走り出した。身体強化は既に施してある。
「無駄よ。私(あなた)が私にステータスで有利になることは無い。」
繰り出した攻撃はコピーアクアに見もされず防がれる。アクアは直ぐに離脱するが、攻撃が通らないという事実に焦り始めていた。
(どうすれば良いの?どうすれば倒せるの?)
アクアは焦りで視野狭窄に陥っていた。コピーアクアが顔に少しの失望を宿す。
「私(あなた)は私の話を聞いていなかったのかしら?力技では勝てないと言っているでしょう?」
「くっ!」
(せめてあの攻撃に対抗できるほどの速度があれば!)
アクアは無いものをねだった。が、結果その祈りは聞き届けられた。
【『無拍子』を獲得しました。】
アクアの頭に知らない声が響き、アクアは困惑した。だが、不思議と使い方がなんとなくわかった。
「これなら、、、!」
コピーアクアがアクアに攻撃しようとすると、アクアの姿がかき消えた。
「なッ!?」
驚き固まるコピーアクアに、アクアが後ろから剣戟を放つ。ヒット。
すぐ離脱し、回り込みながら近づき、連撃を放つ。全てヒット。
先程とは全く違う動きに翻弄されるコピーアクア。
「ぐっ、力を隠してたの!?」
「違う。これは今さっき手に入れたもの。レンのために手に入れた力よ!」
アクアは高速で踏み込み、より力を込めて剣を振るう。コピーアクアは辛うじて自らの剣で受けるが、
──バキィッ──
コピーアクアの剣が音をたてて半ばから折れた。アクアは2撃目を放ち、コピーアクアの腹を深く切り裂いた。コピーアクアは耐えられずに床に倒れ伏した。
「ゲホッ、、、ねえ、私。て、手に入れた力って何なの?」
「『無拍子』よ。加護の補助がどうとか聞こえたわ。」
「!そう、、、あなたは彼の加護を貰ってるのね。あれが『シンエツ』の力、、、。まあ、どちらにせよ最後の試練は合格よ。今からは迷宮の試験官として話すわ。」
「わかったわ。じゃあ傷を残しておく必要は無いわね。ハイヒール!」
「ありがとう。人間の体は脆いから喋りづらかったのよ。それで、『無拍子』とはどういうものなの?」
「ええっと、初速、加速を無視して動けるみたい。」
「何よそれ、殆んどチートじゃない、、、。」
「私がチートなら、レンは?」
「人ならざるもの、としか、、、。」
アクアはふとさっき気になったことを思い出した。
「そういえば、さっき言ってた『シンエツ』って何?」
「あら、あなた知らなかったの?彼は『神越者』、神を越えし者よ。」
「え?なにそれ?」
「だから、彼は人のみでありながら神を越えた素質を持っているのよ。まあ、当の本人は気づいていないようだけど。」
「そ、それって凄いことなの?」
「当たり前じゃない!彼が本気を出したらこの世界なんて消滅するわよ。今の彼はまだそこまで出来ないけれど。」
「す、凄いんだね、レンって。」
「その男にあなたはついていこうとしてるんだけどね。覚悟しなさいよ。神越の加護を受けたのだから、苦労するわよ、、、っと、もう時間切れみたい。この先を進めば蓮に会えるわよ。あなたの幸運を祈っているわ。」
そう言うと、アクアのコピーだった者は、光の粒子になって消えていった。
「、、、ばいばい。」
アクアは、少し名残惜しそうに言うと、踵を返して歩き出した。
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取り敢えず蓮とアクアの2人です。次回はティアの予定です。
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