僕のもふもふ異世界生活(仮)

矢の字

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僕とシロさんの二度目の夜①

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 僕は無心で柏手かしわでを打って、ランプの点灯を繰り返す。コテツ様は、これは倣い癖だと言っていたので、数を重ねれば重ねただけ術は安定するはずだ。
 最初のうちは点いたり点かなかったり、ランプの明かりが大きくなりすぎたり揺らいだりと、安定しなかったのだけど、無心に点灯を繰り返していたら、だんだんその灯りは安定してきて、僕はその拍手でランプの明かりを調節する術をマスターした。
 ちゃららん! とレベルUPの音楽が聞こえてきそうだよ、やったね! ランプの点灯程度で喜んでちゃ駄目だけどね。

「スバル!!」

 僕がご満悦で、ランプの点灯を繰り返していると、何もなかった壁に突然すうっと扉が現れ、その扉を蹴破るようにしてシロさんが飛び込んできた。

「あ、シロさん」

 僕がにっこり微笑むと、何故かシロさんは拍子抜けしたような表情だ。

「スバル、大丈夫か! 怪我は!?」

 シロさんが掻き抱くようにして僕の体を撫でながら、怪我がないかの確認をしてくれたのだけど、僕はそれがくすぐったくてまた笑ってしまう。

「ないよぉ、だって僕、何もしてないし」
「だが、コテツ様に無体な尋問を受けていたんだろう!」
「ううん、一緒にお茶飲んで、シロさん待ってた」
「……あ?」

 どうにも間抜け面のシロさん。うん、なんの事情説明もされていないんだね。

「シロさんはたくさん怪我してる。ごめんね、大変だったよね」

 大怪我と呼ぶほどの怪我はしていないシロさんだったのだけど、小さな擦り傷、かすり傷は無数にシロさんのその綺麗な白い毛並みを汚していて、僕はその傷を撫でる。
 僕、回復魔法だって少しは使えるんだよ。元の綺麗なシロさんの毛並みをイメージして傷の修復、僕の撫でたシロさんの腕は綺麗な毛並みに戻っていった。

「うん、綺れぃ……っ、ふ」

 突然腰を引かれて口付けられた、それは少し強引で、いつものシロさんらしくもないのだけど、僕はその少し激しすぎるシロさんの口付けを受け入れた。

「んっ……ふぅ、はぁ……シロ、さ…」
「スバル、私はお前をもう二度と離しはしない」
「うん、嬉し……」

 言葉の最後まで言わせてもらえず、また僕の言葉はシロさんに飲み込まれた。ちょっと性急だね、でも物凄く求められている感じがして嬉しい。肉厚なシロさんの舌が僕の口内を犯すので、僕はもうそれだけで息が上がるし、腰を押し付けられているから、その昂ぶりも分かってしまって、心臓のばくばくが止まらない。
 コテツ様にあんな事を言われて、覚悟はしていたつもりだけど、やっぱり恥ずかしいや。

「こんな時なのに、スバルの無事な姿を見たら理性も働かない、私もまだまだだな……」

 唇を離したシロさんが自嘲気味にそんな事を言うのだけど、僕も同じだよ。

「あの、ね。シロさん、ちょっと聞いてくれる?」
「ん?」
「今回のコレね、実は僕達の結婚を認める為の試練だったんだって。だからね、僕は何もされてない。僕はシロさんが迎えに来てくれるのを本当にここで待っていただけなんだよ。コテツ様にもすごく仲良くしてもらってた。だからね、安心して?」
「? 結婚を認める為の試練……?」
「うん、そう」

 僕の言葉にシロさんがビックリ顔だ。そして、力が抜けたのか縋りつくようにまた僕を抱き締めた。

「……それならそうと」
「これは黙ってやるのに意義があるみたいだよ? こういう時こそ番相手の本性が出るから、君は見守っておいで、ってコテツ様が……」
「私は試されたという事か……?」
「うん、そうみたい。僕も驚いたけど、シロさんが一生懸命戦ってるの、すごく格好良かった!」
「……観ていたのか?」
「うん……なんか、ごめん?」

 少し不機嫌そうに眉を顰めたシロさんに僕は謝る。結果、騙された形だもんね、それは怒れてしまうのも無理はない。僕はずっとここで高みの見物だったわけだし。

「シロさん怒ってる?」
「私の気持ちを試されたのには正直いい気持ちはしないな……」
「だよね、ごめん……」
「だが、それはスバルのせいではないだろう? これはうちの町の慣習だ、違うか?」
「うん、コテツ様はそう言ってた」
「だったら、スバルが気に病む事ではない、私が怒りをぶつけるべきはスバルではなくラウロ様とコテツ様だ」

 え? そっち?

「駄目駄目、コテツ様すごく良い人だったし、きっとラウロ様も悪気があるわけじゃないんだよ、お嫁さんは皆こうやってお嫁に来るんだって、コテツ様が……」
「さっきからコテツ様、コテツ様と、スバルはずいぶんコテツ様に懐いたものだな」
「え? だってコテツ様、本当にとてもいい人で……」

 シロさんの口元が完全にへの字に結ばれている。怒ってる? ねぇ、怒ってるの? なんで?

「コテツ様が素晴らしい方なのは分かっている。半獣人でありながら、獣人に引けを取らない力を持った魔導師で、獣人の中ですら一目置かれているような存在だからな。だが……」

 そう言って、シロさんは瞳を逸らした。だが、何? 最後まで言ってよ、気になるだろ!!

「シロさん、だが、何?」
「…………半獣人は半獣人だ」
「? それはそうだね?」

 シロさんが何に怒っているのか分からない僕は首を傾げる。

「好きになっても番えないぞ? そもそもコテツ様はラウロ様の妻だからな」
「……ん?」

 いや、そんな事は分かっているよ? あれ? コレってもしかして?

「シロさん、もしかしてコテツ様にやきもち妬いてる?」
「…………悪いか?」

 相変わらず口元への字のシロさんはそっぽを向く。

「僕、浮気はしないよ? 僕、これでも一途なんだから。それに、初Hでシリウスさんの名前呼んじゃったシロさんに言われたくな~い」
「あれはっ! 仕方がないだろう!? スバルよりもシリウスと過した時間の方が長いんだから」
「うん、分かってるけどさ……」

 今度は拗ねたように僕がそっぽを向く番だ。

「それに、シリウスにはきっちり話しを通した。あいつはあいつでこれからは自分の好きなように生きるだろう」
「……え?」

 シロさんの言葉に僕は首を傾げる。シリウスさんに話を通したってどういう事? だって、シリウスさんはここにはいないのに。

「ん? 観ていたのではなかったか?」
「え? 何を?」
「父の私室で私とシリウスは妙な魔道具越しに話しをしたのだが?」
「え!? 嘘! 知らない! 見てない! いつ!?」
「町を出る前だな、我が家に寄って父の私室を覗いたら、よく分からないが繋がった。どうやら、シリウスはスバルの世界のスバルの中にいるようで、北の祠の魔物にやられたとシリウスはそう言っていた」
「えぇ……本当に僕たち入れ替わってたんだ、びっくり。シリウスさん、大丈夫かな?」

 僕の言葉にシロさんは「誰か、一緒にいたぞ?」と、そう言った。

「え? 誰? 母さん?」
「いや、母親というには若かったように思う。よく分からないが髪の長い綺麗な『人』だったな」

 長い髪、綺麗な人……僕は元来人付き合いがあまり得意ではない。僕の周りにいる人間はとても少なくて、それに合致する人物なんてとても限られている。

「あぁ、それたぶん美鈴みすずだ」
「ミスズ?」
「僕の家のお隣さん。歳が同じだからか、ちょこちょこ僕の身の周りの世話を焼いてくれていて……」
「まさか、恋人か?」
「違うよ! ってか、無理無理、家がお隣だから何かと交流があるってだけで、本来僕とは住む世界の違う人種だから!」

 橘美鈴たちばなみすず、僕の家のお隣さん。母が家を留守にしがちで、世話焼きのお隣さん一家は何かと僕を気にかけてくれた。その流れで僕は美鈴とも喋れる程度に仲良くしているが、そもそも育ちが違う美鈴と僕ではどうにもこうにも釣り合わないのは分かっていたし、学校でも人気者な彼女に僕は劣等感すら抱いていて、恋人なんてホントおこがましいにも程がある。

「でも、なんでシリウスさん、美鈴と一緒にいたんだろう?」
「私もそこまでは聞き出せなかった、話途中で道具が動かなくなってしまったからな」
「え……壊れたの?」
「それも私には分からん。あの道具がどういう物なのか私には分からないからな」

 壊れたとしたらちょっと困るな。だってまだSDカードの中身を確認していない。それは唯一僕の世界との接点なのに、それもなくなったら僕はもう元の世界には帰れない……いや、もう別に帰らなくてもいいけどさ。それでも、やっぱり何がどうなってるのかくらいは知りたいもんね。
 シロさんが、少し疲れたような顔で椅子に腰掛けた。

「シロさん、大丈夫?」
「色々と緊張が解けたら急にどっと疲れが出てきた」
「そっか、そうだよね、僕お風呂入れるから、シロさんゆっくりすればいいよ」
「ここにはそんなモノまであるのか?」
「この部屋、魔法の部屋みたいで、望めばどんな部屋にでも変わるんだよ。凄いよねぇ」
「そうか、でも……」

 そう言って、シロさんは僕の腰を引き寄せた。

「今はお前と一緒にいたい」
「うん? だったら一緒に入る? 僕、洗ってあげるよ」

 瞬間シロさんが驚いたように顔を上げた。

「いいのか?」
「いいよぉ。うちのお風呂じゃ狭くて一緒に入れないだろうけど、ここならお風呂のサイズだって自由自在だろうしね」
「抜け毛が出るかもしれないが……」
「あっは、そんな事気にしなくていいよ。抜け毛なんて流せば流れてくもんじゃない?」

 なんだかシロさんが更にびっくり眼だ。ブラッシングの時もそうだったけど、シリウスさんはそんなにシロさんの抜け毛を嫌っていたのかな? 全身毛皮なんだからそこはもう仕方ないのにね?
 なんて思っていたら、おもむろにシロさんが僕を抱き上げた。

「え? なに?!」
「どうやるんだ?」
「え?」
「その風呂場を出すにはどうすればいい?」
「え……えっと、こういうお風呂がいいなって考えれば出てくると……ええっと、大きなお風呂に入りたいな」

 僕の言葉に呼応するように壁には新たな扉が現れる。シロさんがその扉を開けると、そこは脱衣所で、更に向こう側は銭湯みたいに大きなお風呂。既に湯船にはお湯が溜まっているみたいで、もくもくと白い湯気が上がっていた。僕を降ろして湯船を覗き込んだシロさんは「……スバル、これは少し広すぎやしないか?」と、困惑顔だ。

「シロさんは大きいし、二人で入るならこのくらいで良くない? 二人共足を伸ばして入れるよ?」
「む……それはそうだが……」

 シロさんは何が気に入らないのか、少しだけ困ったような表情だ。

「洗ってあげるから、シロさん脱いで」
「……スバルは?」
「僕も入るけど、シロさん洗う方が先じゃない?」

 更に困惑顔のシロさん、何かな? 何だか少し意思の疎通がはかれてない気がする。僕はシロさんを綺麗に洗って、それから自分もって思っていたんだけど、なんか違う? 間違えてる? あ、もしかしてお風呂のルールが日本とは違うのかな? でも、やっぱり湯船は体洗ってからの方がよくないかな?
 シロさんが僕の顔を覗き込んで、何故か大きく溜息を零した。何? 何? なんで!?

「うむ、スバルの好きにすればいいぞ」
「え? 何か嫌だった? 駄目な事なら駄目ってちゃんと言って!」
「いや、いや、私の頭の中が煩悩で溢れていて、邪な感情が抑えられなかっただけだから、スバルはそのままでいてくれたらいい」

 煩悩? 邪な感情……? お風呂で、裸のお付き合い……だけど、僕は割と普通に銭湯でまったりみたいな感覚で喋っていたんだけど、もしかして、シロさんは僕とお風呂でお突き合いしたかった……?
 またしても、僕の顔に朱が昇る。別にそういうのも込み込みで大丈夫なんだけど、もしかして僕、シロさんの気分削いじゃった?

「あの……その辺は、身体洗った後で、ね?」

 僕の言葉にシロさんが奇妙な呻き声を上げて瞳を逸らした。今度は何!?

「お前のそれは無意識なのかもしれないが、そんな邪気のない顔で私を煽るのは止めてくれ、今すぐ押し倒したくなる!」

 あはぁ、煽ったつもりはなかったんだけど……もう、この際お風呂のルールとか気にするの止めようかな? シロさんちょっと前屈みだし、なんか悪い事したかも。
 僕が少し戸惑っていると、シロさんは身に付けていた衣服をぽいぽいと脱ぎ捨てて、僕から瞳を逸らしたまま洗い場に向かい、頭からざばぁっとお湯を被った。

「あ、待ってシロさん、僕がやる!」

 「それじゃあ、お願いするよ」と、シロさんが僕に背を向けるので、僕も衣服を脱ぎ捨てて下着だけを身に付けた状態で(全部脱ぐのはちょっと恥ずかしかったんだよ……)手に石鹸を握ってシロさんの背を泡立てた。
 それにしても、こんな風に濡れたシロさんを見たのは初めてだ。いつもはもふもふとした体毛に覆われていて一回り大きく見えるのだけど、ぺたんと体毛が身体に張り付いたシロさんの身体は思っていたより細い。けれど、筋肉はきっちり付いているので、いわゆるコレは細まっちょというやつだ。
 いいな、羨ましい。僕なんて本当にただのがりひょろなんだもん。

「スバル……」
「なに?」
「前は自分でやるから、背中側だけにしてくれ……」

 僕が背中側から腕、そして胸元へと泡を立てていく段階でシロさんからストップがかかった。

「でも……シロさん、疲れてるだろうし、僕やる……よ」

 よ、の段階で前に回った僕の目に飛び込んできたのはシロさんのイチモツ。なんか既にもう滅茶苦茶大きくなってる。毛に隠れようがないからね、はっきり見えちゃった。
 あの大きいのがこの間僕の中に入ったんだよな、と思うと我ながら僕の身体どうなってるんだろう? なんて思うけど、僕はもうそれから目が離せない。

「そこも……洗う?」
「え……や、スバル!?」

 初Hの時、最後はぐだぐだで終わっちゃったけど、別に嫌じゃなかったよ。痛くもなかったし、むしろ気持ちよかったし、きっとどのみち今日もやるんだろうから、それが今だって構わなくない?
 僕は戸惑うシロさんに抱き付いて、その下肢へと指を這わせた。うん、やっぱり大きい。だけど、ちょっと柔らかいかな。日本人の陰茎は然程大きくないけどとても硬くなる、僕もそうだしね。一方で外人さんのは大きいけど柔らかいから受け入れやすいんだって聞いた事がある。 とすると、シロさんのはどちらかと言えば外人さん寄りなのかな。
 獣人と人の体格差って大きいもんね、そうじゃなきゃきっとHなんて無理だよね。

「煽るなと言うのに!」
「別にシロさんの好きにしていいんだよ? だって僕はシロさんのお嫁さんなんだから」
「一方的なのは好きではない」
「今の僕を見ていても、シロさんはそんな風に思うの?」

 上目遣いにシロさんを見上げると、シロさんの喉がごくりと唾を飲み込んだのがはっきりと見て取れた。

「下穿きは穿かないと言っていたのに、今日は穿いているんだな……」

 シロさんの手がすぅっと僕の尻へと伸びる。はっきり穿いている意味があまりある気がしない紐パンだけど、丸出しよりはまだ多少隠れているからね。あの初H以来、なんとなくちゃんと着用しているよ。でも、指を引っ掛けて多少横に引けばホントもう丸見えなんだけどね……

「上も、脱いでいるより余程そそるという自覚はないのか?」

 湯気に濡れてすっかり肌に引っ付いている僕の肌着は完全に透けていて、肌色が浮き上がっている、そんな僕の姿を、瞳を細めて見ているシロさんはちょっと怖いよ。
 抱きついている僕の尻の双丘を両手で鷲掴んだシロさんが、揉み込むように僕の尻を撫でる。シロさんの手は大きいからね、完全に僕のお尻はシロさんの掌の中に収まってしまう。僕のお尻、そこまで柔らかくもないんだけど、気持ちいいのかな? 僕の掌の中に収まったシロさん自身もまた少し上を向いた。
 ふいに、シロさんが僕の耳をはむっと口に含んだ。

「ふにゃっ!?」

 続けて息を吹きかけるように耳元で「スバルは本当にここが弱いな」と、囁きながら、シロさんは更に耳を舌で嬲るのだけど、そんな事されたら僕も勃っちゃうよ!

「あと、ここも好きだろう?」
「はぅ、そこは……」

 尻を揉みこむついでとばかりに、尻尾の付根を柔く撫でられ僕の腰はぴくりと揺れた。それはもう条件反射のように腰が持ち上がってしまうので、僕はそれが恥ずかしくて仕方がない。

「スバル、腰が揺れているぞ」
「言わないで、分かってるから!」

 尻尾の付根はもう、本当に抗いようがないくらい気持ちがいい場所なんだ。そんな場所を無防備に晒して歩いてるのどうなの? ってくらい、腰が揺れてしまう。シリウスさんはそこを触られるのを嫌がったってシロさんは言うけど、当たり前。こんな所、嫌いな人になんて絶対触らせたくないもん。
 隠れているのかいないのか分からないような薄く儚い布地越にシロさんは僕の割れ目を探り、そこを見つけると指で撫でるように何度も何度もノックする。そこにシロさんのこの大きな物が収まることが分かっている僕は、もどかしくまた腰を揺らした。
 少し布地をずらせば直に触れる事ができるその秘部なのに、シロさんはそれをする事なくそこを撫で続ける。

「んっ、シロさん、そこ、いやぁ……」
「ふむ、嫌か」

 シロさんの撫でる手が止まり、指が秘部から離れていく、でも違う、そうじゃない。

「違くて、あのね、ここ……」

 自身の指で薄い布地を引っ張って秘部を晒す。

「直接触って」

 無防備な内臓、本来他人の目に晒す場所ではないけれど、シロさんだから触って欲しい、だって僕のそこもシロさんを欲しがってる。導くようにシロさんの手を取って指をそこにあてがえばシロさんの指はくぷんと僕の中へと飲み込まれて、僕は吐息を漏らした。
 ほとんど隠す事の出来ない小さな布地、僕自身もむくりと起き上がってもうその小さな布地の中では収まりきれずにぽろりと転がり出てしまう。やっぱり穿いていてもあんまり意味ないな、この下着。

「煽るなと、言うのに……」
「そんなの、んっふ、してない……ただ、触って欲しいだけ、っって、んんっ」
「それを、煽っていると言うんだよ」

 シロさんの指が僕の中を柔く引っ掻くようにぐるりと撫で、何度か抜き差しを繰り返すと、その指を引き抜いて僕の目の前へと持ってくると、これみよがしに僕の目の前でその指を肉厚な自身の舌で舐め上げた。

「お前の体液はとても甘いな」

 シロさんの指に絡みつく粘り、それはどうやら僕の中から溢れ出し、シロさんの指を絡め取ったらしい。それをこれみよがしに僕に見せ付けるなんて、シロさんちょっと意地悪だ。
 僕も自分のそこが気になって、そっと指を這わせてみれば、ビックリするくらい滑っている。この世界のシリウスさんの身体はそういう風に出来ているのだと、そうは思ってもちょっと驚く、これ本当に大丈夫なのかな? 正常なのかな? まるでお漏らししたみたいにそこはびしょ濡れで、僕は少し戸惑った。
 ふいにシロさんが僕を洗い場のタイルの上に押し倒し、僕の足を持ち上げるようにして僕の下肢へと顔を埋める。

「え、やぁ、うそっ……そんなとこっ、ひぁ」

 シロさん程立派ではない僕の陰茎、亀頭の部分を指で嬲りながらシロさんは鼻面を僕の秘部へと押し付けるのだ。やだやだ、におい嗅がれてる? それは駄目、駄目!

「そんなとこ嗅いじゃ、ダメっ」
「何故だ? とてもいい匂いがするのに。これは私を誘う発情フェロモンだろう?」

 発情……フェロモン? え? そうなの?

「もう、止めろと言われても止まれない、お前のここは私の子種を欲しがっているのだろう?」
「子種……」

 確かにそう、これは生殖行為以外の何物でもなくて、僕はシロさんの子種が欲しい。僕の身体もそれを欲しがっている、子供なんて考えた事もなかったけど、今それをやったら子供、出来ちゃうのかな? コテツ様、かなりの確立で出来ちゃうって言ってたもんね、きっと出来ちゃうよね、でもシロさんとの子供だったら……

「うん、ちょうだい、ここにちょうだい。シロさんの子種、たくさん欲しぃ……」

 シロさんに似た子が出来たらいいな、きっと白くてころころしてて可愛いに違いない。
 シロさんがもう辛抱ならないというような表情で僕の腰を抱え上げ、己をあてがう。ぬるぬると僕の中から溢れ出す体液を己に塗り込むようにして、シロさんは僕の秘部へと身を沈めた。

「あっ、あんっ……んっ」

 やっぱりシロさん自身はとても大きくて、圧迫感は半端ない。一息では全部入らないのは前回と同様、少しずつ少しずつ僕の中へと分け入ってくるシロさんを僕は受け入れる。

「あっ……そこっ」
「んっ……ここが、どうした?」

 息を吐くようにシロさんが腰を揺らすと、僕の背にぞくりと快感が走り抜けた。

「っつ……きつ……あまり、締めるな、身動きが取れない」
「だって、そこっ! っあ、やぁ、揺らしちゃ……」
「ふっ……スバルは、ここがいいのか? ここだな?」

 何度も確認するようにシロさんがそこを突く。その度ごとに僕の身体に痺れが走り、僕の亀頭からこぷりと精液が零れた。

「あっ、ダメ、ダメぇ…っ、あぁぁぁ」
「ふふ、スバルのいい所がひとつ見付けられたな」

 息が上がる、なんかずるい、一方的にイかされた。
 脱力する僕の足を抱え上げて、シロさんは更に奥へと腰を進めてくる。僕の放った精液は僕の腹を濡らし、その精液を塗り伸ばすようにシロさんは僕の腹から胸を撫でるのだけど、それは薄い下着越しでぷくりと立ち上がった僕の乳首は布に擦れて少し痛い。ぺったり肌に張り付いて気持ち悪いし、こんな事ならやっぱり脱いでおけば良かった。
 だけど、そんな僕の気持ちを知ってか知らずか、シロさんは僕のその胸を布地の上から甘噛みするんだ。直接触られるより痛痒くて、なんだか変な気持ちだよ。
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