222 / 222
第七章
祝いの宴
しおりを挟む
「俺達、結婚する事になった。明日にでも届けを出しに行こうと思ってる」
僕達の話し合いから何処かへ行ってしまった小太郎君、そんな彼を見付けて保護したというロイドが僕達の元へと戻ってきたのは、陽が傾き、そろそろ家に帰らなければいけないなと思い始めた頃合いだった。
戻ってきたのはロイド一人だったのだけど、そんな彼は満面の笑みでにっこにこの、急・展・開☆ おじさん、ちょっと意味が分からないよ。
先程まだ告白もしてないって言ってなかった? それが明日にはもう正式に結婚? 展開早すぎない!?
いや、これ前にも似たような事あったような気が……ペリトスさんとフレデリカ様も僕が間に入った途端にくっついたんだったよな、そういえば。
あれ? 僕ってばもしかして恋のキューピッド的な何かなのかな? 自身の恋にはなんにも進展ないのに、周りばっかり幸せになってくの、どうなの??
「えっと、とりあえず、おめでとう?」
「ありがとう!」
この世の春と言わんばかりのロイドの笑顔が眩しすぎる。
「それで、小太郎君は?」
「今はちょっと動けそうにないから、また後日改めて連れてくる」
動けない……どういう意味で動けないのか聞いた方がいいのか、聞くだけ野暮なのかどっちだ!?
闇の魔力の暴走に伴う体調不良ならば何かしら回復のお手伝いができるかもしれないけれど、ロイドの様子を見ているにそういうアレではない気もする。
だって、目の前の彼は艶々で幸せそうだし、藪に分け入って蛇に遭遇する率は高い気がする。
うん、何も聞かないでおこう。色々と上手くいったのならばそれで良し。
因みにロイド君の他の仲間達は、そんな彼を見て「やっとお二人くっ付いたんですね!」「いつくっ付くのかとやきもきしてたんで、安心したっす」「え!? あたしそんな話、初耳なんだけど!?」と、三者三様の反応を見せた。
二人の関係に唯一気付いていなかったらしいアーチャーのマミアだけがショックを受けているようだったけれど、治癒師のエリンと格闘家のダレスはにっこにこのお祝いムードだったし、驚いてはいたもののマミアも「でも、そう言われてみれば二人はとても仲が良かったものな」と納得顔。
傍目から見ても2人は似合いのカップルだったのだろう。
「そういえば、結婚の届けって何処に出すものなの?」
この世界にお役所はない。というか、そういうお役所仕事的な事は未来では教会で担っていたのだけれど、現時点確立した教会の制度がまだ整っていない。
一応村や町には長となる人達が居るには居るけど、言ってしまえばその人は村や町の纏め役でしかなく、統治をしているのかと言われたらそうでもない感じ。
だから税金の取り立てとかそういうものは一切ない代わりに、自分達の身は自分達で護らなければ生きていけない環境でもある。
現在グランバルト王国も存在していないし、辺境の地でもあるこの辺りは開拓民の暮らす無法地帯とも言えるのだ。
そんな中でも冒険者ギルドは存在していて、街の雑務を一手に担っている事を思うと、冒険者ギルドというのはかなり優秀な自治組織と言えるのだと思う。
「結婚と言えば教会だろ」
「でも、この町、教会ないよ?」
各町や村によって、神様の扱いは様々だ。
『神』という定義も曖昧で、現時点では太陽や月なんかの自然を対象にしていたり、エルフだったら聖樹、オルデ村だったらドラゴンのようにその信仰する神は定まっていない。それは各自の信心で決まり、そんな神様を正式に祀る教会という組織は現在まだ存在していないのだ。
そういえば、僕をこの世界に連れて来たのは神様で、聖女であるエリシア様曰くそれは創造神様だったように思うのだけど、現時点で創造神様を祀ってる神殿なんて見た事もないな。
確か教会の設立にはタロウさんが関わってるとか何とか、そんな話もどこかで聞いた気がするのだけど。タロウさん、ちょっと働きすぎではないだろうか?
「教会が、ない?」
「うん、ないよ。知らなかった? 教会って組織自体がまだできてないみたいだし、町に入る時に身分証の提示も求められなかっただろ?」
「そう言われてみれば、身分証の提示なんてここ何年もしてないな」
ロイド君が今更そんな事を言う。気付いてなかったのか。
この世界では生まれてすぐに親が出生届を出し身分証を発行してもらえば、あとはその身分証が自動更新されていくので、それを無くさないように持ち歩けばそれだけで身分の証明になる。だけど、現在そんな身分証は存在すらしていないらしい。
僕は何故か教会とは妙な縁で関りが深かったけれど、一般市民が普通に生活している分には教会に行く機会などほとんどないと言っていい。
信心深い者は週に一度はお祈りをしに行ったり、慈善活動に勤しんだりするらしいのだけれど、冒険者はそんな生活はほとんどしない。
怪我をした時に治療を施してくれたりもするらしいのだけれど、病院の役割を担う施設は他にもあるので、教会に付随する治療院は生活に困っている人達を受け入れる為の場所であり、普通に生活できている人達はむしろそちらの運営側にボランティア参加という場合がほとんどなのだと聞いている。
だからこそ僕はメイズで暮らした三年間、教会から隠れて生活ができていたのだ。これがもっと生活に密着した組織だったら、その三年間をエリシア様から隠れて生活する事なんてできなかっただろう。
「シュルクにはあったっすけどね、教会。確か創造神様? を祀ってるとかなんとか聞いた事あります。胡散臭くて誰も近寄りませんけど。そもそも創造神って存在が俺にはよく分からないっす」
シュルク出身のダレスがそんな事を言う。
どうやらシュルクには教会があったらしい、ただ権威的なものはまるでなさそうだけれど。
「教会と言えば、私も勧誘された事ありますね」
今度は治癒師のエリンが声を上げた。
「なんか、神子? にならないかって言われて。だけど神子は無料奉仕なんだそうですよ、ただ働きで奉仕とか意味が分からなくてお断りしました」
僕と同じ境遇の子がいる!
教会の人達って自分たちのやってる事はすべて正しいと思ってるようなところがあるから押しつけがましいんだよな。
「無料奉仕って、それでどうやって食べていくんだ?」
「さあ? 私も詳しくは聞いてないんで分かりません。だけど、私に声がかかったって事は恐らく教会で治癒をさせたかったんだと思うんですよね、人を癒す事でお金を稼ぐつもりなのかな、と。その割には私には対価がないらしくて、徳を積んでうんぬんかんぬん言ってましたけど、お話にならないなってお断りしたんです」
なんというか、胡散臭さ全開の話だな。教会の前身ってこんな感じだったのか。
上層部も清貧の心構えでやってるなら評価出来るけど、神の名を騙って一部の上層部にお金の集まるシステムだとしたらちょっと問題がありそうだ。
けれど片方の言葉だけを信じて教会を断じるのも違うと思うので、機会があればシュルクの教会側の話も聞いてみたいものである。
「そうか、ここでは教会への結婚の届け出は必要ないのか……それはそれで少し寂しい気もするな。俺にとっては形だけとはいえ、教会に赴いて神の祝福を受けて結婚するっていうのが当たり前の感覚だったから変な感じだ」
「神の祝福?」
「ふむ、うちの婚姻の儀式と同じようなものなのだとしたら、精霊の祝福みたいなものか」
ああ、エルフの里ではそうだよな。聖樹に祈りを捧げると、それに呼応するように精霊達がやってきて光を振りまいていくのだ。
精霊自体は見えなくてもキラキラとした光は見えたので、とても綺麗だったのを覚えている。
エルフの里は聖なる泉や聖樹のお陰で魔力が豊富な土地なので精霊の力も視認できるほどに強い。だからこそ祈りに呼応した精霊達はあんなにキラキラしていたのだろうけど、それ以外の土地にだって普通に精霊はいる。
神様の祝福がどういうものなのかは分からないけれど、精霊の祝福ならば、もしかしたらここでも再現できるのではないだろうか?
「教会はないけど結婚式ならできる。お祝いさせてくれるなら、僕が衣装とか会場とか諸々セッティングするよ!」
「えっと……」
途端にロイドが少し困惑顔だ。
「その辺はコタローに聞いてみないと。たぶんそういう華々しいのはあまり好きじゃないと思うし」
「お祝いなのに?」
「大人しい奴なんだよ、知ってるだろう?」
確かに小太郎君は目立たず騒がず大人しく、人目につかないように地味に生きたいタイプだと思う。でも結婚って人生に一度の晴れ舞台だし、僕達だってお祝いしたい。
「だったら、ここにいるメンバーだけでお祝いパーティーとか」
「まあ、それくらいなら」
なんだか普通の飲み会と変わらない規模感になってしまうけど、気は心、かな。
こういうのはお祝いの気持ちの方が大事だからね。ただ、彼に大嫌いと言われた僕が企画をしたお祝いの席を小太郎君が喜ぶかと考えたら、どうなのかな……と思わなくもないけれど。
だけど、彼に嫌われたままというのも僕としては後味が悪い。もう少し腹を割って話しができれば和解の道も開けるかもしれないし、ここは僕の頑張りどころで、年上の包容力を見せておかなければいけない所だろう。
なにせ見た目に同年代とはいえ、僕の方が彼より二回りほども年上なのだから。
◆ ◆ ◆
翌日、ロイド君と共に僕の所へやって来た小太郎君はやはり少し機嫌の悪そうな表情で僕と目も合わせてくれない。
まあ、大嫌いと言われている僕の方だって気まずい感情はあるし、お互い様ではあるのだけれど。
「えっと、ひとまずは、おめでとうって言わせてもらってもいいかな?」
「……ありがとう、ございます」
なんとなく不服そうな表情ではあるのだけど、すすすとロイドの後ろに隠れながらも小太郎君からの返事は返ってきたのでよしとしよう。
そんな小太郎君の態度が目に入っているのだろうに、にっこにこのロイドは背中に逃げ込む彼の腰に腕を回して自身の隣へ彼を引っ張り出し、彼の髪に口付けを落としている。
「ちょ……ロイド、人前!」
「このくらい別にいいだろう。ようやくその権利を得たんだから、歯止めなんか利く訳ない」
ロイドからは小太郎が可愛くて仕方がないという感情がダダ洩れだ。僕は一体何を見せられているのだろうね。まあ、2人は新婚さんな訳だし、仲良き事はは美しき哉。
羨ましくなんかないんだからな!
「本来、この世界での結婚は教会で神の祝福を受けて成立するものらしいんだけど、ここには教会がないし、神の祝福っていうのもよく分からないものだから準備ができなくて、だけどお祝いの気持ちを表したくてささやかではありますがお二人に祝いの席を設けさせてもらいました」
「えっ、そうなの?」
戸惑い顔の小太郎がロイドを見上げる。
「うん。コタローはあんまり派手なのは好きじゃないだろうから、この程度で設定してもらったんだけど、どうかな?」
場所は飲食店の一角、人数が少ないので貸し切りにすらしていない店でのお祝いパーティー。結婚式を夢見る花嫁さん相手だとしたら、ふざけるな! と文句を言われそうな程にこじんまりとした祝いの席だけど、祝わせてもらえるだろうか?
小太郎君が祝いの席をぐるりと見渡す。そこに居るのは、彼等の仲間の三人と僕と、ある意味全く無関係なアルバートさんの五人だけ。アルバートさんは僕の監視役だからね、無関係でも外せなかったんだよ。
「みんな、お祝い、してくれるの?」
「それは勿論!」
戸惑い顔の小太郎にダレスを筆頭にエリンとマミアは笑顔で頷く。それは僕も同様で、小太郎が何に戸惑っているのか分からない。
「でも僕達、同性、だよ?」
「別にそんなの気にする必要無くないっすか? オレはずっとお二人はお似合いだと思ってたっす!」
邪気のない笑みのダレスに小太郎君は毒気を抜かれたように、ぽかんとしている。
まあ、現代社会の感覚を持っているとこの世界の同性同士の恋愛観の寛容さには驚くよね。僕も色んな人から恋心を向けられて最初はずいぶん驚いたものだ。
だけど人を好きになる事に垣根なんてないし、止められるものでもない。そういう意味ではこの世界は少数派にとってはとても生きやすい世界だと思う。
「ありがとう、凄く、嬉しい」
ようやく僅かに笑みを浮かべた小太郎に僕はほっと安堵の息を吐く。
「神様の祝福の代わりに、僕から二人に祝福を贈らせて欲しいんだけど、いいかな?」
僕がそう二人に問いかけると、二人は何をするのかと小首を傾げた。
一発本番だから上手に出来るか分からないけれど、僕はこの為にエルフの里へ戻って聖樹の枝と聖水を用立ててもらってきたのだ。
僕は小さな盃に聖水を注ぎ二人に勧める。それを二人に飲んでもらって、残った聖水を聖樹の枝に振りかけて、聖樹の枝を振った。
正しい作法は分からないけど、なんちゃって神式の結婚の儀式だと思って欲しい。
聖水は魔力含有量が多いので、それだけで既に少しキラキラ光っているのだけど、そんな聖水を振りまいて僕は祈る。
「二人の未来に幸多からんことを」
精霊の皆さん、お願いします! の気持ちを込めて、榊に見立てた聖樹の枝を振れば、それに合わせて光が舞う。
「え・え・え、なにこれ??」
「すっげぇ、魔法か!?」
聖水を飲んだロイドと小太郎の魔力量は一時的に上がっている、そこに群がるように精霊達がやってきて、まるで二人を祝福するようにキラキラと輝いている。
それは僕達のいる一角に留まらず店中に光が広がって、店内はプチパニックだ。けれど、その光の乱舞が悪いものではないと何故か分かるので、店内の他のお客さんも次第に落ち着きを取り戻し始めた。
「お前……やり過ぎだろう!?」
アルバートさんに肩を掴まれ止められて、やり過ぎだと言われてしまったけど、僕も止め方が分からないからどうにもできない。
光の乱舞はそこから小一時間程も続いてしまったので、やはり一発本番はダメだったなと僕は多いに反省した。
僕達の話し合いから何処かへ行ってしまった小太郎君、そんな彼を見付けて保護したというロイドが僕達の元へと戻ってきたのは、陽が傾き、そろそろ家に帰らなければいけないなと思い始めた頃合いだった。
戻ってきたのはロイド一人だったのだけど、そんな彼は満面の笑みでにっこにこの、急・展・開☆ おじさん、ちょっと意味が分からないよ。
先程まだ告白もしてないって言ってなかった? それが明日にはもう正式に結婚? 展開早すぎない!?
いや、これ前にも似たような事あったような気が……ペリトスさんとフレデリカ様も僕が間に入った途端にくっついたんだったよな、そういえば。
あれ? 僕ってばもしかして恋のキューピッド的な何かなのかな? 自身の恋にはなんにも進展ないのに、周りばっかり幸せになってくの、どうなの??
「えっと、とりあえず、おめでとう?」
「ありがとう!」
この世の春と言わんばかりのロイドの笑顔が眩しすぎる。
「それで、小太郎君は?」
「今はちょっと動けそうにないから、また後日改めて連れてくる」
動けない……どういう意味で動けないのか聞いた方がいいのか、聞くだけ野暮なのかどっちだ!?
闇の魔力の暴走に伴う体調不良ならば何かしら回復のお手伝いができるかもしれないけれど、ロイドの様子を見ているにそういうアレではない気もする。
だって、目の前の彼は艶々で幸せそうだし、藪に分け入って蛇に遭遇する率は高い気がする。
うん、何も聞かないでおこう。色々と上手くいったのならばそれで良し。
因みにロイド君の他の仲間達は、そんな彼を見て「やっとお二人くっ付いたんですね!」「いつくっ付くのかとやきもきしてたんで、安心したっす」「え!? あたしそんな話、初耳なんだけど!?」と、三者三様の反応を見せた。
二人の関係に唯一気付いていなかったらしいアーチャーのマミアだけがショックを受けているようだったけれど、治癒師のエリンと格闘家のダレスはにっこにこのお祝いムードだったし、驚いてはいたもののマミアも「でも、そう言われてみれば二人はとても仲が良かったものな」と納得顔。
傍目から見ても2人は似合いのカップルだったのだろう。
「そういえば、結婚の届けって何処に出すものなの?」
この世界にお役所はない。というか、そういうお役所仕事的な事は未来では教会で担っていたのだけれど、現時点確立した教会の制度がまだ整っていない。
一応村や町には長となる人達が居るには居るけど、言ってしまえばその人は村や町の纏め役でしかなく、統治をしているのかと言われたらそうでもない感じ。
だから税金の取り立てとかそういうものは一切ない代わりに、自分達の身は自分達で護らなければ生きていけない環境でもある。
現在グランバルト王国も存在していないし、辺境の地でもあるこの辺りは開拓民の暮らす無法地帯とも言えるのだ。
そんな中でも冒険者ギルドは存在していて、街の雑務を一手に担っている事を思うと、冒険者ギルドというのはかなり優秀な自治組織と言えるのだと思う。
「結婚と言えば教会だろ」
「でも、この町、教会ないよ?」
各町や村によって、神様の扱いは様々だ。
『神』という定義も曖昧で、現時点では太陽や月なんかの自然を対象にしていたり、エルフだったら聖樹、オルデ村だったらドラゴンのようにその信仰する神は定まっていない。それは各自の信心で決まり、そんな神様を正式に祀る教会という組織は現在まだ存在していないのだ。
そういえば、僕をこの世界に連れて来たのは神様で、聖女であるエリシア様曰くそれは創造神様だったように思うのだけど、現時点で創造神様を祀ってる神殿なんて見た事もないな。
確か教会の設立にはタロウさんが関わってるとか何とか、そんな話もどこかで聞いた気がするのだけど。タロウさん、ちょっと働きすぎではないだろうか?
「教会が、ない?」
「うん、ないよ。知らなかった? 教会って組織自体がまだできてないみたいだし、町に入る時に身分証の提示も求められなかっただろ?」
「そう言われてみれば、身分証の提示なんてここ何年もしてないな」
ロイド君が今更そんな事を言う。気付いてなかったのか。
この世界では生まれてすぐに親が出生届を出し身分証を発行してもらえば、あとはその身分証が自動更新されていくので、それを無くさないように持ち歩けばそれだけで身分の証明になる。だけど、現在そんな身分証は存在すらしていないらしい。
僕は何故か教会とは妙な縁で関りが深かったけれど、一般市民が普通に生活している分には教会に行く機会などほとんどないと言っていい。
信心深い者は週に一度はお祈りをしに行ったり、慈善活動に勤しんだりするらしいのだけれど、冒険者はそんな生活はほとんどしない。
怪我をした時に治療を施してくれたりもするらしいのだけれど、病院の役割を担う施設は他にもあるので、教会に付随する治療院は生活に困っている人達を受け入れる為の場所であり、普通に生活できている人達はむしろそちらの運営側にボランティア参加という場合がほとんどなのだと聞いている。
だからこそ僕はメイズで暮らした三年間、教会から隠れて生活ができていたのだ。これがもっと生活に密着した組織だったら、その三年間をエリシア様から隠れて生活する事なんてできなかっただろう。
「シュルクにはあったっすけどね、教会。確か創造神様? を祀ってるとかなんとか聞いた事あります。胡散臭くて誰も近寄りませんけど。そもそも創造神って存在が俺にはよく分からないっす」
シュルク出身のダレスがそんな事を言う。
どうやらシュルクには教会があったらしい、ただ権威的なものはまるでなさそうだけれど。
「教会と言えば、私も勧誘された事ありますね」
今度は治癒師のエリンが声を上げた。
「なんか、神子? にならないかって言われて。だけど神子は無料奉仕なんだそうですよ、ただ働きで奉仕とか意味が分からなくてお断りしました」
僕と同じ境遇の子がいる!
教会の人達って自分たちのやってる事はすべて正しいと思ってるようなところがあるから押しつけがましいんだよな。
「無料奉仕って、それでどうやって食べていくんだ?」
「さあ? 私も詳しくは聞いてないんで分かりません。だけど、私に声がかかったって事は恐らく教会で治癒をさせたかったんだと思うんですよね、人を癒す事でお金を稼ぐつもりなのかな、と。その割には私には対価がないらしくて、徳を積んでうんぬんかんぬん言ってましたけど、お話にならないなってお断りしたんです」
なんというか、胡散臭さ全開の話だな。教会の前身ってこんな感じだったのか。
上層部も清貧の心構えでやってるなら評価出来るけど、神の名を騙って一部の上層部にお金の集まるシステムだとしたらちょっと問題がありそうだ。
けれど片方の言葉だけを信じて教会を断じるのも違うと思うので、機会があればシュルクの教会側の話も聞いてみたいものである。
「そうか、ここでは教会への結婚の届け出は必要ないのか……それはそれで少し寂しい気もするな。俺にとっては形だけとはいえ、教会に赴いて神の祝福を受けて結婚するっていうのが当たり前の感覚だったから変な感じだ」
「神の祝福?」
「ふむ、うちの婚姻の儀式と同じようなものなのだとしたら、精霊の祝福みたいなものか」
ああ、エルフの里ではそうだよな。聖樹に祈りを捧げると、それに呼応するように精霊達がやってきて光を振りまいていくのだ。
精霊自体は見えなくてもキラキラとした光は見えたので、とても綺麗だったのを覚えている。
エルフの里は聖なる泉や聖樹のお陰で魔力が豊富な土地なので精霊の力も視認できるほどに強い。だからこそ祈りに呼応した精霊達はあんなにキラキラしていたのだろうけど、それ以外の土地にだって普通に精霊はいる。
神様の祝福がどういうものなのかは分からないけれど、精霊の祝福ならば、もしかしたらここでも再現できるのではないだろうか?
「教会はないけど結婚式ならできる。お祝いさせてくれるなら、僕が衣装とか会場とか諸々セッティングするよ!」
「えっと……」
途端にロイドが少し困惑顔だ。
「その辺はコタローに聞いてみないと。たぶんそういう華々しいのはあまり好きじゃないと思うし」
「お祝いなのに?」
「大人しい奴なんだよ、知ってるだろう?」
確かに小太郎君は目立たず騒がず大人しく、人目につかないように地味に生きたいタイプだと思う。でも結婚って人生に一度の晴れ舞台だし、僕達だってお祝いしたい。
「だったら、ここにいるメンバーだけでお祝いパーティーとか」
「まあ、それくらいなら」
なんだか普通の飲み会と変わらない規模感になってしまうけど、気は心、かな。
こういうのはお祝いの気持ちの方が大事だからね。ただ、彼に大嫌いと言われた僕が企画をしたお祝いの席を小太郎君が喜ぶかと考えたら、どうなのかな……と思わなくもないけれど。
だけど、彼に嫌われたままというのも僕としては後味が悪い。もう少し腹を割って話しができれば和解の道も開けるかもしれないし、ここは僕の頑張りどころで、年上の包容力を見せておかなければいけない所だろう。
なにせ見た目に同年代とはいえ、僕の方が彼より二回りほども年上なのだから。
◆ ◆ ◆
翌日、ロイド君と共に僕の所へやって来た小太郎君はやはり少し機嫌の悪そうな表情で僕と目も合わせてくれない。
まあ、大嫌いと言われている僕の方だって気まずい感情はあるし、お互い様ではあるのだけれど。
「えっと、ひとまずは、おめでとうって言わせてもらってもいいかな?」
「……ありがとう、ございます」
なんとなく不服そうな表情ではあるのだけど、すすすとロイドの後ろに隠れながらも小太郎君からの返事は返ってきたのでよしとしよう。
そんな小太郎君の態度が目に入っているのだろうに、にっこにこのロイドは背中に逃げ込む彼の腰に腕を回して自身の隣へ彼を引っ張り出し、彼の髪に口付けを落としている。
「ちょ……ロイド、人前!」
「このくらい別にいいだろう。ようやくその権利を得たんだから、歯止めなんか利く訳ない」
ロイドからは小太郎が可愛くて仕方がないという感情がダダ洩れだ。僕は一体何を見せられているのだろうね。まあ、2人は新婚さんな訳だし、仲良き事はは美しき哉。
羨ましくなんかないんだからな!
「本来、この世界での結婚は教会で神の祝福を受けて成立するものらしいんだけど、ここには教会がないし、神の祝福っていうのもよく分からないものだから準備ができなくて、だけどお祝いの気持ちを表したくてささやかではありますがお二人に祝いの席を設けさせてもらいました」
「えっ、そうなの?」
戸惑い顔の小太郎がロイドを見上げる。
「うん。コタローはあんまり派手なのは好きじゃないだろうから、この程度で設定してもらったんだけど、どうかな?」
場所は飲食店の一角、人数が少ないので貸し切りにすらしていない店でのお祝いパーティー。結婚式を夢見る花嫁さん相手だとしたら、ふざけるな! と文句を言われそうな程にこじんまりとした祝いの席だけど、祝わせてもらえるだろうか?
小太郎君が祝いの席をぐるりと見渡す。そこに居るのは、彼等の仲間の三人と僕と、ある意味全く無関係なアルバートさんの五人だけ。アルバートさんは僕の監視役だからね、無関係でも外せなかったんだよ。
「みんな、お祝い、してくれるの?」
「それは勿論!」
戸惑い顔の小太郎にダレスを筆頭にエリンとマミアは笑顔で頷く。それは僕も同様で、小太郎が何に戸惑っているのか分からない。
「でも僕達、同性、だよ?」
「別にそんなの気にする必要無くないっすか? オレはずっとお二人はお似合いだと思ってたっす!」
邪気のない笑みのダレスに小太郎君は毒気を抜かれたように、ぽかんとしている。
まあ、現代社会の感覚を持っているとこの世界の同性同士の恋愛観の寛容さには驚くよね。僕も色んな人から恋心を向けられて最初はずいぶん驚いたものだ。
だけど人を好きになる事に垣根なんてないし、止められるものでもない。そういう意味ではこの世界は少数派にとってはとても生きやすい世界だと思う。
「ありがとう、凄く、嬉しい」
ようやく僅かに笑みを浮かべた小太郎に僕はほっと安堵の息を吐く。
「神様の祝福の代わりに、僕から二人に祝福を贈らせて欲しいんだけど、いいかな?」
僕がそう二人に問いかけると、二人は何をするのかと小首を傾げた。
一発本番だから上手に出来るか分からないけれど、僕はこの為にエルフの里へ戻って聖樹の枝と聖水を用立ててもらってきたのだ。
僕は小さな盃に聖水を注ぎ二人に勧める。それを二人に飲んでもらって、残った聖水を聖樹の枝に振りかけて、聖樹の枝を振った。
正しい作法は分からないけど、なんちゃって神式の結婚の儀式だと思って欲しい。
聖水は魔力含有量が多いので、それだけで既に少しキラキラ光っているのだけど、そんな聖水を振りまいて僕は祈る。
「二人の未来に幸多からんことを」
精霊の皆さん、お願いします! の気持ちを込めて、榊に見立てた聖樹の枝を振れば、それに合わせて光が舞う。
「え・え・え、なにこれ??」
「すっげぇ、魔法か!?」
聖水を飲んだロイドと小太郎の魔力量は一時的に上がっている、そこに群がるように精霊達がやってきて、まるで二人を祝福するようにキラキラと輝いている。
それは僕達のいる一角に留まらず店中に光が広がって、店内はプチパニックだ。けれど、その光の乱舞が悪いものではないと何故か分かるので、店内の他のお客さんも次第に落ち着きを取り戻し始めた。
「お前……やり過ぎだろう!?」
アルバートさんに肩を掴まれ止められて、やり過ぎだと言われてしまったけど、僕も止め方が分からないからどうにもできない。
光の乱舞はそこから小一時間程も続いてしまったので、やはり一発本番はダメだったなと僕は多いに反省した。
47
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(4件)
あなたにおすすめの小説
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。
彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!
恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする
愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ!
月、水、金、日曜日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
義兄の愛が重すぎて、悪役令息できないのですが…!
ずー子
BL
戦争に負けた貴族の子息であるレイナードは、人質として異国のアドラー家に送り込まれる。彼の使命は内情を探り、敗戦国として奪われたものを取り返すこと。アドラー家が更なる力を付けないように監視を託されたレイナード。まずは好かれようと努力した結果は実を結び、新しい家族から絶大な信頼を得て、特に気難しいと言われている長男ヴィルヘルムからは「右腕」と言われるように。だけど、内心罪悪感が募る日々。正直「もう楽になりたい」と思っているのに。
「安心しろ。結婚なんかしない。僕が一番大切なのはお前だよ」
なんだか義兄の様子がおかしいのですが…?
このままじゃ、スパイも悪役令息も出来そうにないよ!
ファンタジーラブコメBLです。
平日毎日更新を目標に頑張ってます。応援や感想頂けると励みになります。
※(2025/4/20)第一章終わりました。少しお休みして、プロットが出来上がりましたらまた再開しますね。お付き合い頂き、本当にありがとうございました!
えちち話(セルフ二次創作)も反応ありがとうございます。少しお休みするのもあるので、このまま読めるようにしておきますね。
※♡、ブクマ、エールありがとうございます!すごく嬉しいです!
※表紙作りました!絵は描いた。ロゴをスコシプラス様に作って頂きました。可愛すぎてにこにこです♡
【登場人物】
攻→ヴィルヘルム
完璧超人。真面目で自信家。良き跡継ぎ、良き兄、良き息子であろうとし続ける、実直な男だが、興味関心がない相手にはどこまでも無関心で辛辣。当初は異国の使者だと思っていたレイナードを警戒していたが…
受→レイナード
和平交渉の一環で異国のアドラー家に人質として出された。主人公。立ち位置をよく理解しており、計算せずとも人から好かれる。常に兄を立てて陰で支える立場にいる。課せられた使命と現状に悩みつつある上に、義兄の様子もおかしくて、いろんな意味で気苦労の絶えない。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
初めまして!こんなファンタジーBL!が読みたかった!!と感動しました!!
そうそう、BL色が強すぎると主人公がナヨナヨしてしまったり冒険そっちのけでイチャイチャになってしまうんですよね…!!
その点、このお話の主人公はチートだし美少年だしちゃんと冒険してて楽しんでるし、でも少しBLの機微もあって楽しくて一気読みしちゃいました。
ファンタジー好きだけど強気?強引?な女の子に付き纏われるハーレム物が嫌い
で、BLは好きだけどナヨナヨした主人公が嫌いな私にとってとても楽しい作品です。続きも応援してます!
はじめまして、こんにちは。
作品お読みいただきありがとうございます!
こんなファンタジーBL読みたかったは言っていただけて一番嬉しい言葉です。
私もAnneさんと同じでちゃんと冒険しているファンタジー小説、そしてBLを読みたくて、見つけられないから書き始めました。
なかなかの長編になってしまっているのですが、最後までちゃんと書き切りますので、どうぞこれからも宜しくお願い致します(*´ω`*)
はじめまして❤️まだ、読み始めたばかりですが、ぶっ通しで読み続けたいほど面白いです❤️素敵な物語ありがとうございます😊
こんにちは、はじめまして!
感想ありがとうございます✨
長くて読むの大変かと思うのですが、お楽しみいただけたら嬉しいです(人*´∀`)。*゚+
待ってました〜!
アランはお父さんポジだと思ってたらまさかの参戦にニヤニヤが😏
相変わらずルーファウスはヤンデレというかねぇwロイド君は熱血純粋な感じで良いし、アランは豪快イケオジな匂いがするし、3人のうち誰が選ばれるのか、、、全然わからない!展開が楽しみです〜😆
自分の推しはアランですが今後の展開で推しが変わる気しかしない
いつも本作お読みいただきありがとうございます!
待ってましたのお言葉とても嬉しいです。
三つ巴が段々に混戦してきましたが、どこに着地するのか、最後までお楽しみいただけたら幸いです♡