僕に触れたいなら跪きなさい

カイン

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オリエンテーションなんだから跪きなさい1

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金色のくじを引いた。

「おぉ、涙大当たりだねぇ!その色は全校生徒の中でもたったの5人しか選ばれないんだよ!」

兄ちゃんはテンションと声を高くしながら、手を叩いて喜んでる。

「うそ!?すごすぎん!?」 

「やっぱり涙様は選ばれしお方だ。」  

ざわざわざわ

外野も騒がしくなった。

僕は冷めた目になった。
てか大当たりって、引かせたのお前だろと心の中で突っ込む。

「あ、そうなんだ。でもいいや、返すね」

何かめんどくさいことになりそうなので、くじを元いた場所へ戻そうとすると、ピュッと避けられた。

「だーめー返せませーん。それにもう登録しちゃいましたー!」

兄ちゃんが箱を避けてボクを煽りながら聞き捨てならないことをいった。

「ん?なに?登録??どういうことなの?」

「あーそれはこれこれ!」

ビラビラとポケットから折り目がいっぱいある紙を出された。

なになに、えっと、金の紙を引いた生徒は偽造防止のため、校内に自動的に登録されます。
尚、本人が希望により変更を示しても、原則絶対に認められません。 
もし、規則を破るようなことがあれば校長直々に特別指導を行います。

は?

読み終わって固まる。

「え?うそでしょ、、」

「嘘じゃない、げ、ん、じ、つ」

ニヤニヤしながら勝ち誇った顔でこちらを見てくる
ムカッときて殴りたくなったけど、これ以上話したくないので一睨みだけして席に戻る。

「涙大丈夫?僕が1発言ってくるよ!なんなら、ボコボコにしてやる!涙にこんな仕打ち許せないよ!」

晴也が戻ってきてすぐたくましいことを言う。
是非ともお願いしておきたいが、今は断る。

「ううん、別にいい、大丈夫だから」   

晴也の頭を撫でながら、外を見る。
晴也はさっきまでの威勢を無くし黙って気持ちよさそうに撫でられている。
ちなみに晴也の色は赤だった。

その後、色ごとの高級腕時計が渡される。
僕は目が痛くなるような金色でなんだか恥ずかしかった。
はぁ、あの時何がなんでも引かなければよかった。

後悔しても時間だけは経つもので、今は4時間目だ。
4時間目はオリエンテーションの打ち合わせになるので、色ごとに集まる。
例えば青は体育館だ。
僕は金色なので生徒会室だった。
急ぎ足で向かうけど、場所が遠くてしかもはっきりと把握できてなかったのでウロウロしながら着くと集合時刻よりもう5分は過ぎていた。

トントン
ガチャ

「遅くなってすいません。場所を上手く把握できてませんでした。ほんとうにごめんなさ、、、い」

謝りながら中の人物をみると固まる。
そこには海斗と副会長?と、風紀委員長と兄ちゃん、それにお父様がいた。
うわ、なんか妙に濃いメンツすぎね?

「いやいや、こちらこそ迎えに行けなくてごめんね!疲れただろう、ささ、僕の膝の上に乗りな」

「失礼しました。」   

海斗の一言で凄く萎えてしまったので扉を閉めて帰ろうとしたが、兄ちゃんが一瞬で僕を捕まえて中に引き入れた。



    
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