BL国志

義兄弟の儀なんて絶対しない！

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「ふふふふんふふーん」

やったー！今日は草履が沢山売れた。ふふ、このお金で、いっぱいご飯買おー

「ふふふふん、ふふーん、ふぎゃあ！！」

スキップしてると、急に横から手が伸びて路地裏に引っ張られる。

なに！？僕殺されるの！？と思って上を見上げると関羽と、張飛がいた。

「え！？なんで関羽と張飛がいんの！？」

「劉備ぃ、なんでじゃないでしょ？今日こそ義兄弟の義をしてもらいに来たんですよ」

と怖い顔で張飛が圧をかけてきた。
咄嗟に涙目になる。けど、必死に頭を降って抵抗する。

「やだやだ！絶対結ばない！！結ばないもん！」

「なんで、結んでくれないんですか？」

関羽が聞いてくる。

「だ、だ、だって、ねぇ？なんか、ねぇ？、えっと、えっと、」

言い訳が咄嗟にでなくてあたふたしてしまう。だっていえないじゃん！そんなめんどくさいこと絶対したくないって！！

「ふーん、そうですか、、ならこちらも力づくですよ？」

「え、ぇ、まって、ねぇ、ねぇ、一旦おちつこ、落ち着いて、はなしあ、やぁぁ、どこつれてくのー！？」

そのまま関羽が肩に乗せてきて、桜が舞い散る公園的な場所に連れてきた。
余裕で家族連れやカップルやらがいる。
そんな中に運ばれたのでもう羞恥で死にそうだ。

「やぁ、はずがしい…なんでこんなとこにつれてきたのさ！！」

運ばれる時、顔を抑えて誰にもみられないようにする。

「当たり前じゃないですか、ここなら、義兄弟結んだ時の証言者も沢山いるし、劉備も自覚をもつでしょ？？」

「じ、じ、自覚ってなんの？？」

「そりゃあもちろん、｣

「「俺たちの妻って自覚」」

「ふぇ！？何言ってるの！？」

「僕がいつ君たちの奥さんになったのさ！」

「劉備ぃ、何言ってんの？コレみて、」

といって1枚の書類をみせられた。そこには、私劉備玄徳は、関羽張飛の妻になることを快く承諾します。と書いてあった。

「えぇー！？なにこれ！！」

本当に身の覚えもない誓約書が目の前にある。

「はぁ、兄者まさかとは思ったが、、」

「あぁ、張飛そのまさかとはな、」

2人が目の前でため息をはかれる。なんでため息なんか吐くの！？僕なんかしちゃった感じ！？

「まぁ、いいや、これも今回は、しっかりと認めさせるから。」

「そうだな、二度と忘れないようにしないと、」

そういうと、2人が近づいてきた。