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第一部 異世界建築士と獣人の少女
第96話:身支度
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「おはようございます、お二人さん?」
おもわず叫び声を上げかける。
身だしなみを整え、うんまあ見た目は大丈夫? くらいには取り繕って、そして小屋のドアを開けたら、微妙な笑顔のペリシャさんが目の前にいた。
「お、おはようございます、タキイ夫人」
「あら、ペリシャって呼んでって言わなかった?」
ペリシャさんが右手を上げながら笑った。
「……おはようございます、ペリシャさん」
やたらと緊張しながら右手を上げる。
「おはようございます。――まずはおめでとう、リトリィさん?」
右手を軽く近づけてから下ろしたペリシャさんは、かすかに鼻を動かすと、なにか納得がいったらしく、俺の後ろに控えていたリトリィに、これまた意味ありげに笑いかけた。
リトリィはなぜ祝福されたのか、その理由に心当たりがあったらしく、はにかみつつも嬉しそうに「ペリシャさんのおかげです」と答える。
――なんだ? ひょっとして、俺だけ理由が分かっていない?
今まで何度も、リトリィの気持ちが理解しきれず泣かせてきた俺だ、またなにか大切なことを見落としているのか?
焦る俺を無視してペリシャさんは小屋に入ってくると、リトリィの髪についていたほこりを目ざとく見つけて払う。
「においは私たち相手には誤魔化せませんから、せめて身だしなみだけはちゃんと整えてあげなければいけないでしょう? まったく、これだから殿方は」
そう言って、リトリィの背中に回ると、ブラシを取り出して彼女の髪を整え始める。リトリィは自分で整えますから、と慌ててブラシを受け取ろうとした。しかし、ペリシャさんはブラシで髪を優しく梳きながら言ってくださった。
「自分ではなかなか気づかないものですよ、うちにいらっしゃい」
ただし、次に俺の方を軽くにらみながら――というか、軽蔑するような目で続ける。
「門外街ですと獣人族の方も比較的いらっしゃいますから。このままでは初夜を済ませたことを宣伝して回るようなものですわ」
ちょっとまって初夜を済ませ……ってなんで分かるの!
頭を抱えてしゃがみこむ俺に、容赦なく口撃が追加される。
「まったく、こんなベッドも無い小屋に連れ込んで。しかも初めての子を相手に。本当に殿方というのはどうしようもない――」
そう言って、今度はまた、リトリィの方に顔を向ける。
「リトリィさん、あなたもですよ?」
「ひゃいっ!」
おかしな返事をするリトリィに、呆れたようにペリシャさんは続ける。
「――旦那様はきちんと躾けなさいと、そう言ったでしょう? いくらあなたが心に決めた方だからといって、初めてをこんな場所で安く捧げる淑女がいますか。あなたが手綱を握らず、誰が旦那様を躾けるのです」
「す、すみません……」
なんだろう、なんで俺たちは、つい最近知り合ったばかりの猫のおばちゃんに、こんなに叱られているんだろう。――あ、リトリィは以前からの知り合いか。
「――いいですか、リトリィさん。あなたはジルンディール工房の鍛冶師の一人なのです。婿を取るにしても嫁に行くにしても、あなたは工房の看板を背負っているのです。軽んじられることがあってはなりません」
そしてまた、じろりとにらみつけられる。
「ムラタさん。あなたもですよ? リトリィさんは獣人族なのですから、もう時間があまりないのはご存じですね? 致すなと言っているのではありません、わきまえを持てと言っているのですからね?」
「あっハイ……!」
思わず天井を仰ぐようにして背筋を伸ばす。
ペリシャさんはまだ不満げではあったが、「まあ、今はこんなものでしょう」とブラシをしまうと、あらためて表情を和らげた。
「どうせ朝も食べていないのでしょう? ――ちゃんと洗って、綺麗にして。その頃にはちょうどお茶のお時間ですから、うちにいらっしゃい」
「で、二人で朝を迎えたところを、アレに見つかったというわけか」
朝食を済ませた後の散歩は、ペリシャさんの日課なのだという。瀧井さんもよく一緒に散歩をするそうだが、今日はたまたま、ついていかなかったらしい。
リトリィは今、奥の寝室でペリシャさんに手伝ってもらいながら、体を拭いている。
「アレは猫人属だからな、リトリィさんといっしょで鼻が利く。においで気づいたのだな」
……確かに言っていたな。つまりあのとき、ペリシャさんは血のにおいとか、彼女のアレとか、俺のアレとかのにおいを嗅ぎ取ったってことか。
初夜を済ませたことを宣伝して回るようなもの、っていうのも、アレのにおいを嗅ぎ取れる獣人がそれなりに街にいる、ということか。
まて、獣人族の中には人より鼻が利く者がいる、ということはつまり、人以上に耳のいいひとたちもきっといるわけで……。
……ヤバい。
さっきの起き抜けの追加試合、聞き耳立てていた人、いたかな……。
「少し丈が足りないかしらね?」
「いいえ、そんなことは――」
「う~ん、やっぱりつま先が見えちゃうわね。ちょっと、はしたないかしら?」
「だ、大丈夫です。それくらいは――」
「あと、胸元ね。どうしてもサイズが合わないわね、窮屈でしょう?」
「で、ですから大丈夫で――」
そんなやり取りが何度か漏れ聞こえてきたあと、リトリィはペリシャさんと一緒に、奥の寝室から出てきた。
「ごめんなさいね、ほんとうは私のお古なんてと思いましたけれど、あなたのドレス、ちょっとしみがついてしまっていますから。洗っておいてさしあげますから、今日はそれで我慢してくださいな」
今朝まで着ていた、あの紺色の地味なドレスではなく、白を基調としたものだった。防寒のためだろうか、布地がたっぷりと使われていて、ところどころにはレースもあしらわれ、かなりおしゃれで品良く感じられる。
さらに、よく見ると尻尾も布で包まれている。ベールのような美しい透け感のあるレースの布で、これまたとてもおしゃれだ。
おまけに、手にもっているのは、ケープだろうか。茶色の落ち着いた感じのもののようだが、これまた白いファーがぐるりとすそをめぐっている感じで、触り心地のよさそうな印象を受ける。
「……あ、あまりその、まじまじと見ないで?」
もじもじするリトリィに、しばらくたっぷり呆けて見ていた自分に気づく。
リトリィの後ろで、ペリシャさんがものすごい目でにらみつけながら何かせかしているのを見て、必死で絞り出そうとして出た言葉は、「ああ、ごめん……。とても、その……」で終わり。俺の童貞由来のコミュニケーション能力不足は、一夜を経ても変わっていないことを実感し絶望する。
そりゃあすぐに変わることができるはずない、それは分かっているんだけどさ!
ペリシャさんが大きなため息をついてうなだれるのを見て、瀧井さんが笑う。
「はっはっは、そういうときは、誠実な男ほどかける言葉が見つからなくなるもんさ。リトリィさん、この不器用な男がいま、あんたを一生懸命ほめようとしてたこと、それくらいは伝わっただろう?」
瀧井さん宅でお茶を楽しんでから、また広場に向かう。
約束の時間に例の小屋に付くと、ナリクァンさんが俺たちを見て一言。
「あら、リトリィさん。おめでとう」
――は!? ちょっとまって今度はちゃんと体、拭いてきたぞ!? なんでわかった!?
よく見たら、ナリクァンさんだけじゃなくて、奥様方も何やら楽しげにこちらを見ている。
「そうそう。ああなるのよね、歩き方が」
「私もそうでしたわ。ほら、初夜って、家人が寝室まわりで聞き耳を立てていますでしょう? わたくし、旦那様も初めてでしたから、もう大変で」
「そうそう、わたくしなど、次の日の朝など、嫁いだ身なのだから恥ずかしい真似はできないと、何とかごまかそうとしましたけれど、家人がみんな素知らぬ顔をしようとするのがもう、見え見えで。まだ十代の小娘でしたから、もう顔から火が出る思いでしたわ」
「あらあら。それを言ったらうちの娘なんて……」
――歴戦の奥様方をごまかそうなど、無駄ということですね。よく分かりました。
おもわず叫び声を上げかける。
身だしなみを整え、うんまあ見た目は大丈夫? くらいには取り繕って、そして小屋のドアを開けたら、微妙な笑顔のペリシャさんが目の前にいた。
「お、おはようございます、タキイ夫人」
「あら、ペリシャって呼んでって言わなかった?」
ペリシャさんが右手を上げながら笑った。
「……おはようございます、ペリシャさん」
やたらと緊張しながら右手を上げる。
「おはようございます。――まずはおめでとう、リトリィさん?」
右手を軽く近づけてから下ろしたペリシャさんは、かすかに鼻を動かすと、なにか納得がいったらしく、俺の後ろに控えていたリトリィに、これまた意味ありげに笑いかけた。
リトリィはなぜ祝福されたのか、その理由に心当たりがあったらしく、はにかみつつも嬉しそうに「ペリシャさんのおかげです」と答える。
――なんだ? ひょっとして、俺だけ理由が分かっていない?
今まで何度も、リトリィの気持ちが理解しきれず泣かせてきた俺だ、またなにか大切なことを見落としているのか?
焦る俺を無視してペリシャさんは小屋に入ってくると、リトリィの髪についていたほこりを目ざとく見つけて払う。
「においは私たち相手には誤魔化せませんから、せめて身だしなみだけはちゃんと整えてあげなければいけないでしょう? まったく、これだから殿方は」
そう言って、リトリィの背中に回ると、ブラシを取り出して彼女の髪を整え始める。リトリィは自分で整えますから、と慌ててブラシを受け取ろうとした。しかし、ペリシャさんはブラシで髪を優しく梳きながら言ってくださった。
「自分ではなかなか気づかないものですよ、うちにいらっしゃい」
ただし、次に俺の方を軽くにらみながら――というか、軽蔑するような目で続ける。
「門外街ですと獣人族の方も比較的いらっしゃいますから。このままでは初夜を済ませたことを宣伝して回るようなものですわ」
ちょっとまって初夜を済ませ……ってなんで分かるの!
頭を抱えてしゃがみこむ俺に、容赦なく口撃が追加される。
「まったく、こんなベッドも無い小屋に連れ込んで。しかも初めての子を相手に。本当に殿方というのはどうしようもない――」
そう言って、今度はまた、リトリィの方に顔を向ける。
「リトリィさん、あなたもですよ?」
「ひゃいっ!」
おかしな返事をするリトリィに、呆れたようにペリシャさんは続ける。
「――旦那様はきちんと躾けなさいと、そう言ったでしょう? いくらあなたが心に決めた方だからといって、初めてをこんな場所で安く捧げる淑女がいますか。あなたが手綱を握らず、誰が旦那様を躾けるのです」
「す、すみません……」
なんだろう、なんで俺たちは、つい最近知り合ったばかりの猫のおばちゃんに、こんなに叱られているんだろう。――あ、リトリィは以前からの知り合いか。
「――いいですか、リトリィさん。あなたはジルンディール工房の鍛冶師の一人なのです。婿を取るにしても嫁に行くにしても、あなたは工房の看板を背負っているのです。軽んじられることがあってはなりません」
そしてまた、じろりとにらみつけられる。
「ムラタさん。あなたもですよ? リトリィさんは獣人族なのですから、もう時間があまりないのはご存じですね? 致すなと言っているのではありません、わきまえを持てと言っているのですからね?」
「あっハイ……!」
思わず天井を仰ぐようにして背筋を伸ばす。
ペリシャさんはまだ不満げではあったが、「まあ、今はこんなものでしょう」とブラシをしまうと、あらためて表情を和らげた。
「どうせ朝も食べていないのでしょう? ――ちゃんと洗って、綺麗にして。その頃にはちょうどお茶のお時間ですから、うちにいらっしゃい」
「で、二人で朝を迎えたところを、アレに見つかったというわけか」
朝食を済ませた後の散歩は、ペリシャさんの日課なのだという。瀧井さんもよく一緒に散歩をするそうだが、今日はたまたま、ついていかなかったらしい。
リトリィは今、奥の寝室でペリシャさんに手伝ってもらいながら、体を拭いている。
「アレは猫人属だからな、リトリィさんといっしょで鼻が利く。においで気づいたのだな」
……確かに言っていたな。つまりあのとき、ペリシャさんは血のにおいとか、彼女のアレとか、俺のアレとかのにおいを嗅ぎ取ったってことか。
初夜を済ませたことを宣伝して回るようなもの、っていうのも、アレのにおいを嗅ぎ取れる獣人がそれなりに街にいる、ということか。
まて、獣人族の中には人より鼻が利く者がいる、ということはつまり、人以上に耳のいいひとたちもきっといるわけで……。
……ヤバい。
さっきの起き抜けの追加試合、聞き耳立てていた人、いたかな……。
「少し丈が足りないかしらね?」
「いいえ、そんなことは――」
「う~ん、やっぱりつま先が見えちゃうわね。ちょっと、はしたないかしら?」
「だ、大丈夫です。それくらいは――」
「あと、胸元ね。どうしてもサイズが合わないわね、窮屈でしょう?」
「で、ですから大丈夫で――」
そんなやり取りが何度か漏れ聞こえてきたあと、リトリィはペリシャさんと一緒に、奥の寝室から出てきた。
「ごめんなさいね、ほんとうは私のお古なんてと思いましたけれど、あなたのドレス、ちょっとしみがついてしまっていますから。洗っておいてさしあげますから、今日はそれで我慢してくださいな」
今朝まで着ていた、あの紺色の地味なドレスではなく、白を基調としたものだった。防寒のためだろうか、布地がたっぷりと使われていて、ところどころにはレースもあしらわれ、かなりおしゃれで品良く感じられる。
さらに、よく見ると尻尾も布で包まれている。ベールのような美しい透け感のあるレースの布で、これまたとてもおしゃれだ。
おまけに、手にもっているのは、ケープだろうか。茶色の落ち着いた感じのもののようだが、これまた白いファーがぐるりとすそをめぐっている感じで、触り心地のよさそうな印象を受ける。
「……あ、あまりその、まじまじと見ないで?」
もじもじするリトリィに、しばらくたっぷり呆けて見ていた自分に気づく。
リトリィの後ろで、ペリシャさんがものすごい目でにらみつけながら何かせかしているのを見て、必死で絞り出そうとして出た言葉は、「ああ、ごめん……。とても、その……」で終わり。俺の童貞由来のコミュニケーション能力不足は、一夜を経ても変わっていないことを実感し絶望する。
そりゃあすぐに変わることができるはずない、それは分かっているんだけどさ!
ペリシャさんが大きなため息をついてうなだれるのを見て、瀧井さんが笑う。
「はっはっは、そういうときは、誠実な男ほどかける言葉が見つからなくなるもんさ。リトリィさん、この不器用な男がいま、あんたを一生懸命ほめようとしてたこと、それくらいは伝わっただろう?」
瀧井さん宅でお茶を楽しんでから、また広場に向かう。
約束の時間に例の小屋に付くと、ナリクァンさんが俺たちを見て一言。
「あら、リトリィさん。おめでとう」
――は!? ちょっとまって今度はちゃんと体、拭いてきたぞ!? なんでわかった!?
よく見たら、ナリクァンさんだけじゃなくて、奥様方も何やら楽しげにこちらを見ている。
「そうそう。ああなるのよね、歩き方が」
「私もそうでしたわ。ほら、初夜って、家人が寝室まわりで聞き耳を立てていますでしょう? わたくし、旦那様も初めてでしたから、もう大変で」
「そうそう、わたくしなど、次の日の朝など、嫁いだ身なのだから恥ずかしい真似はできないと、何とかごまかそうとしましたけれど、家人がみんな素知らぬ顔をしようとするのがもう、見え見えで。まだ十代の小娘でしたから、もう顔から火が出る思いでしたわ」
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