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第三部 異世界建築士と思い出の家
第216話:失意
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「事情は分かりました」
通された客間で、俺は昨夜の出来事をかいつまんで話し、組織として、どんな些細なことでもいいからと、協力を依頼した。そして、耳を疑う羽目に陥った。
「残念ですが、お力をお貸しすることは出来かねます」
「……は?」
「私どもは商人です。商売上、自身の努力ではどうしても避けることのできなかった損失、不利益に対する互助の精神、およびそのための組織はありますが、今回の件については、力をお貸しできません」
――そんな! だって、リトリィだぞ!? ナリクァンさんが花嫁衣裳を贈ってあげた、あのリトリィだぞ!?
思わず詰め寄るが、ナリクァンさんは静かに紅茶をすすり、そして、言った。
「申し訳ありませんが、お話を伺って、正直、同情する余地がありませんの。おそらく、お話しいただいたこと以上の背景がいろいろと積み重なっているのでしょうが、どこを切り取っても、あなたの失策、自業自得であり、我がナリクァン商会の組織の力を使うに値する案件ではございませんから」
「だっ――だけど! 人さらいは俺にはどうすることもできないことで!」
「リトリィさんが、先日、ひどく怯えていたと、おっしゃいましたよね? 外出を控えたがったと。先方への不義理を承知で、それでもあなたを押しとどめ、外出をやめさせたと」
そのような出来事があったにもかかわらず、彼女が一人で出歩くような状況を作り、そこを人さらいに付け込まれたのは、誰の責任か――。ナリクァンさんは、冷たい目で俺を非難した。
「夫として妻を守る――その自覚が、ここまでない方だとは思っておりませんでした。しかも、ご自身の努力で妻を取り戻すどころか、他人の力を当てにするなど」
「い、いや、彼女を守りたい、助けたいと思うからこそ、こうして――!!」
「リトリィさんを哀れにこそ思いますが、だからといって、商会が、通常の業務を放棄してまでリトリィさんの捜索をする価値など、現状、どこにも見いだせません」
「そ、そんな――」
ナリクァンさんは、カップの中身を飲み干すと、ゆっくりとカップを戻し、そして、手を打った。
「ナリクァン商会は、ゆえに、あなたに力をお貸しすることなどできません。お引き取りください」
「ま、待ってください! リトリィは、リトリィはどうなるんですか!」
「商会の知るところではありません。残念ですが。――さ、お客様がお帰りになられます。お見送りを」
「待ってくれ、お願いだ! リトリィを助けたいんだ! 頼む、協力を――!」
執事とともに現れた黒い服の男性二人に羽交い絞めにされ、引きずられながら、俺は必死で叫んだ。
――しかし。
「くどいですよ。ナリクァン商会に利益がない限り、いかに私と言えど、勝手なことはできないのです。
ごきげんよう、リトリィさんの夫候補だったおかた――」
「――主人をお恨みなさいませぬよう。わたくしどもも、ご協力すること自体はやぶさではないのです。ただ、商会と致しましては、主人が申しました通り――」
よく言う。俺を門から文字通り放り出しておきながら。
俺はほこりをはらうと、冒険者ギルドに向かって走った。ナリクァンさんは動いてくれない。ならば、冒険者たちに期待するしかない。朝の時点だとほかの依頼に埋もれてしまっていたかもしれないが、もしかしたら、今なら。
「……請け負ってくれる方、ですか? 残念ながら、今のところは……」
ずっと、冒険者ギルドで様子を見てくれていたマイセルは、言いづらそうに、だが口を開いた。
「やっぱり、ひと捜しの依頼は人気がなくて……」
そんな……そんな!
居てもたってもいられなくなった俺は、マイセルの制止も聞かずに、再びギルドを飛び出した。
広場を駆け抜け、門をくぐり、できるなら来たくない城内街の、警吏の詰所。
そう、以前俺を捕縛した警吏の詰所。
だが、こちらはもっと扱いが悪かった。けんもほろろ、という言葉が、まさにふさわしい扱いだったのだ。
「また獣人族の家出か? 本官は忙しい、何度も同じような捜索依頼を寄こすんじゃない」
何度も同じような捜索依頼だと? 俺はこれが初めてだ!
依頼人の一人ひとりが、それぞれの依頼を出しているだけだろうが!
それを、「同じような捜索依頼を出すな」だと!?
「まったく、ケダモノの一頭や二頭、家出をしたくらいで大騒ぎしおって」
「家出じゃない! さらわれたんだ!!」
「どちらも同じようなものだろう。ほれ、受理はしたから帰った帰った」
俺は、すんでのところでそいつの喉元にとびかかるところだった。もう、どうにもしようがなかった。治安を守るはずの警吏が、このありさまなのだ。もう、誰にも頼れない。
「……ちくしょう、ちくしょう……!!」
どこをどう歩いたのか。
狭い路地を歩きながら、俺は、うわごとのように繰り返していた。
どうしてあのとき。
後ろから殴られたあの時、しゃにむにでも飛びつかなかったのだろう。
『先方への不義理を承知で、それでもあなたを押しとどめ、外出をやめさせたと』
どうして、俺はもっと深刻に考えなかったんだ。
関係は分からないが、俺たちを監視していたという二人組。もしそうだとしたら、もう何日も前からリトリィは狙われていたことになる。
考えてみれば、あのウサギ耳の母娘も。
あの二人が来なかったのも、実はすでにさらわれていたからなんじゃないだろうか。
どうして俺は、そんなときに。
彼女が泣くことを疎ましく思ってしまったんだろう。
彼女が何を不安に思い、泣いていたのか。どうしてそれを、もっとゆっくり、知ろうとしなかったのだろう。
いまさらどれだけ悔いても覆らないこと――繰り言をぶつぶつと繰り返しながら、俺は、涙と鼻水を拭く気にもなれず――何かにつまづき、転倒する。
立ち上がろうとして、建物の隙間から差し込む光の赤さ、影の長さに気づき、初めて、もう、夕方に近いことを思い知った。
ああ……この貴重な一日が、無駄に終わってしまう。なにもできないまま、無駄に。
夕日に導かれるように路地を曲がり、そして、とぼとぼと、城門前広場に向かう。
道が開けたその先、広場は、夕日に照らされ、人々が、いつものように、夕飯の支度のための買い物をしていた。
俺が、リトリィを奪われ、こんなに憔悴していても、世界は、何ひとつ変わることはない。いつもどおりの日常が、いつもどおりに過ぎてゆこうとしている。
……どうして、世界はこんなに、理不尽なのだ。
あの心優しい少女が、俺の愛した少女が、こうして現実に、理不尽な目に遭い、俺自身も苦しんでいるというのに。
なぜ、世界は、いつもどおりなのだ。これほどまでに、何事もないかのように――いや、実際に何事もなく、すすんでいるのだ……!!
自分の考えこそ理不尽だと分かっている。
俺がこんな目に遭っているのは、ある意味、俺の自業自得――ナリクァンさんの言葉も、俺のうかつさが招いた結果ゆえの厳しさだと、頭では理解できるのだ。
だけど……だけど!!
リトリィ……ああ、リトリィ!!
俺は、俺はどうして、君を自分から手放すような愚かな真似をしてしまったんだ。
俺はどうして、いつもいつも、間違った選択ばかりをしてしまうんだ……!!
石畳にくずおれ、恥ずかしげもなく、みっともなく泣き崩れる。
ひそひそと、俺を指して何かを言っている声も聞こえる。
だが、リトリィを奪われて何もできなかった自分、どうしようもなく、何もできずに一日を浪費してしまった自分の無力さに、ただ、打ちひしがれていた。
俺は、俺は――
「村田さんや、やっと見つけたぞ!」
一瞬、日本語で呼ばれたことに、俺は、気が付かなかった。
「聞いたぞ! リトリィさんが、さらわれたと!」
駆け寄る足音。強引に俺の腕を引っ張って引き起こす、しわだらけのざらついた、けれど力強い手。
「瀧井……さん」
「家内が発狂しそうな勢いであちらこちらを今、走り回っておる。あんたの家にも行ったが、会えなかったと言っておった。今までどこにおったんだ」
言葉が、出ない。
そんな俺の両肩を掴み、瀧井さんは、俺を強く揺さぶる。
「マイセルの嬢ちゃんが、泣きながらうちに駆け込んできてな。リトリィさんもそうだが、お前さんの方もどうかなってしまいそうになっていると」
……マイセルが?
どうして彼女が、瀧井さんのところに……?
「まったく、あの嬢ちゃんもお前さんの嫁にするのだろう? あの娘まで苦しめてどうする!
第一、どうして同じ日本人同士、真っ先にまず、わしのところに相談しに来なかった! たとえ直接の力にはなれずとも、相談に乗ること、今後の対策を考えることくらいはできただろうに!」
ほれ、しゃんとせい――背中を一撃、平手打ちされてよろける。
「わしとて原初に近い猫属人を嫁にしておるのだ、そこそこの伝手はある。……わしのふところで泣いておる場合か! 来い、仕切り直すのだ」
通された客間で、俺は昨夜の出来事をかいつまんで話し、組織として、どんな些細なことでもいいからと、協力を依頼した。そして、耳を疑う羽目に陥った。
「残念ですが、お力をお貸しすることは出来かねます」
「……は?」
「私どもは商人です。商売上、自身の努力ではどうしても避けることのできなかった損失、不利益に対する互助の精神、およびそのための組織はありますが、今回の件については、力をお貸しできません」
――そんな! だって、リトリィだぞ!? ナリクァンさんが花嫁衣裳を贈ってあげた、あのリトリィだぞ!?
思わず詰め寄るが、ナリクァンさんは静かに紅茶をすすり、そして、言った。
「申し訳ありませんが、お話を伺って、正直、同情する余地がありませんの。おそらく、お話しいただいたこと以上の背景がいろいろと積み重なっているのでしょうが、どこを切り取っても、あなたの失策、自業自得であり、我がナリクァン商会の組織の力を使うに値する案件ではございませんから」
「だっ――だけど! 人さらいは俺にはどうすることもできないことで!」
「リトリィさんが、先日、ひどく怯えていたと、おっしゃいましたよね? 外出を控えたがったと。先方への不義理を承知で、それでもあなたを押しとどめ、外出をやめさせたと」
そのような出来事があったにもかかわらず、彼女が一人で出歩くような状況を作り、そこを人さらいに付け込まれたのは、誰の責任か――。ナリクァンさんは、冷たい目で俺を非難した。
「夫として妻を守る――その自覚が、ここまでない方だとは思っておりませんでした。しかも、ご自身の努力で妻を取り戻すどころか、他人の力を当てにするなど」
「い、いや、彼女を守りたい、助けたいと思うからこそ、こうして――!!」
「リトリィさんを哀れにこそ思いますが、だからといって、商会が、通常の業務を放棄してまでリトリィさんの捜索をする価値など、現状、どこにも見いだせません」
「そ、そんな――」
ナリクァンさんは、カップの中身を飲み干すと、ゆっくりとカップを戻し、そして、手を打った。
「ナリクァン商会は、ゆえに、あなたに力をお貸しすることなどできません。お引き取りください」
「ま、待ってください! リトリィは、リトリィはどうなるんですか!」
「商会の知るところではありません。残念ですが。――さ、お客様がお帰りになられます。お見送りを」
「待ってくれ、お願いだ! リトリィを助けたいんだ! 頼む、協力を――!」
執事とともに現れた黒い服の男性二人に羽交い絞めにされ、引きずられながら、俺は必死で叫んだ。
――しかし。
「くどいですよ。ナリクァン商会に利益がない限り、いかに私と言えど、勝手なことはできないのです。
ごきげんよう、リトリィさんの夫候補だったおかた――」
「――主人をお恨みなさいませぬよう。わたくしどもも、ご協力すること自体はやぶさではないのです。ただ、商会と致しましては、主人が申しました通り――」
よく言う。俺を門から文字通り放り出しておきながら。
俺はほこりをはらうと、冒険者ギルドに向かって走った。ナリクァンさんは動いてくれない。ならば、冒険者たちに期待するしかない。朝の時点だとほかの依頼に埋もれてしまっていたかもしれないが、もしかしたら、今なら。
「……請け負ってくれる方、ですか? 残念ながら、今のところは……」
ずっと、冒険者ギルドで様子を見てくれていたマイセルは、言いづらそうに、だが口を開いた。
「やっぱり、ひと捜しの依頼は人気がなくて……」
そんな……そんな!
居てもたってもいられなくなった俺は、マイセルの制止も聞かずに、再びギルドを飛び出した。
広場を駆け抜け、門をくぐり、できるなら来たくない城内街の、警吏の詰所。
そう、以前俺を捕縛した警吏の詰所。
だが、こちらはもっと扱いが悪かった。けんもほろろ、という言葉が、まさにふさわしい扱いだったのだ。
「また獣人族の家出か? 本官は忙しい、何度も同じような捜索依頼を寄こすんじゃない」
何度も同じような捜索依頼だと? 俺はこれが初めてだ!
依頼人の一人ひとりが、それぞれの依頼を出しているだけだろうが!
それを、「同じような捜索依頼を出すな」だと!?
「まったく、ケダモノの一頭や二頭、家出をしたくらいで大騒ぎしおって」
「家出じゃない! さらわれたんだ!!」
「どちらも同じようなものだろう。ほれ、受理はしたから帰った帰った」
俺は、すんでのところでそいつの喉元にとびかかるところだった。もう、どうにもしようがなかった。治安を守るはずの警吏が、このありさまなのだ。もう、誰にも頼れない。
「……ちくしょう、ちくしょう……!!」
どこをどう歩いたのか。
狭い路地を歩きながら、俺は、うわごとのように繰り返していた。
どうしてあのとき。
後ろから殴られたあの時、しゃにむにでも飛びつかなかったのだろう。
『先方への不義理を承知で、それでもあなたを押しとどめ、外出をやめさせたと』
どうして、俺はもっと深刻に考えなかったんだ。
関係は分からないが、俺たちを監視していたという二人組。もしそうだとしたら、もう何日も前からリトリィは狙われていたことになる。
考えてみれば、あのウサギ耳の母娘も。
あの二人が来なかったのも、実はすでにさらわれていたからなんじゃないだろうか。
どうして俺は、そんなときに。
彼女が泣くことを疎ましく思ってしまったんだろう。
彼女が何を不安に思い、泣いていたのか。どうしてそれを、もっとゆっくり、知ろうとしなかったのだろう。
いまさらどれだけ悔いても覆らないこと――繰り言をぶつぶつと繰り返しながら、俺は、涙と鼻水を拭く気にもなれず――何かにつまづき、転倒する。
立ち上がろうとして、建物の隙間から差し込む光の赤さ、影の長さに気づき、初めて、もう、夕方に近いことを思い知った。
ああ……この貴重な一日が、無駄に終わってしまう。なにもできないまま、無駄に。
夕日に導かれるように路地を曲がり、そして、とぼとぼと、城門前広場に向かう。
道が開けたその先、広場は、夕日に照らされ、人々が、いつものように、夕飯の支度のための買い物をしていた。
俺が、リトリィを奪われ、こんなに憔悴していても、世界は、何ひとつ変わることはない。いつもどおりの日常が、いつもどおりに過ぎてゆこうとしている。
……どうして、世界はこんなに、理不尽なのだ。
あの心優しい少女が、俺の愛した少女が、こうして現実に、理不尽な目に遭い、俺自身も苦しんでいるというのに。
なぜ、世界は、いつもどおりなのだ。これほどまでに、何事もないかのように――いや、実際に何事もなく、すすんでいるのだ……!!
自分の考えこそ理不尽だと分かっている。
俺がこんな目に遭っているのは、ある意味、俺の自業自得――ナリクァンさんの言葉も、俺のうかつさが招いた結果ゆえの厳しさだと、頭では理解できるのだ。
だけど……だけど!!
リトリィ……ああ、リトリィ!!
俺は、俺はどうして、君を自分から手放すような愚かな真似をしてしまったんだ。
俺はどうして、いつもいつも、間違った選択ばかりをしてしまうんだ……!!
石畳にくずおれ、恥ずかしげもなく、みっともなく泣き崩れる。
ひそひそと、俺を指して何かを言っている声も聞こえる。
だが、リトリィを奪われて何もできなかった自分、どうしようもなく、何もできずに一日を浪費してしまった自分の無力さに、ただ、打ちひしがれていた。
俺は、俺は――
「村田さんや、やっと見つけたぞ!」
一瞬、日本語で呼ばれたことに、俺は、気が付かなかった。
「聞いたぞ! リトリィさんが、さらわれたと!」
駆け寄る足音。強引に俺の腕を引っ張って引き起こす、しわだらけのざらついた、けれど力強い手。
「瀧井……さん」
「家内が発狂しそうな勢いであちらこちらを今、走り回っておる。あんたの家にも行ったが、会えなかったと言っておった。今までどこにおったんだ」
言葉が、出ない。
そんな俺の両肩を掴み、瀧井さんは、俺を強く揺さぶる。
「マイセルの嬢ちゃんが、泣きながらうちに駆け込んできてな。リトリィさんもそうだが、お前さんの方もどうかなってしまいそうになっていると」
……マイセルが?
どうして彼女が、瀧井さんのところに……?
「まったく、あの嬢ちゃんもお前さんの嫁にするのだろう? あの娘まで苦しめてどうする!
第一、どうして同じ日本人同士、真っ先にまず、わしのところに相談しに来なかった! たとえ直接の力にはなれずとも、相談に乗ること、今後の対策を考えることくらいはできただろうに!」
ほれ、しゃんとせい――背中を一撃、平手打ちされてよろける。
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