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第三部 異世界建築士と思い出の家
第253話:価値と居心地
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「……え?」
見慣れぬ門衛騎士の言葉に、俺は声を失った。
「どうかなさったんですか?」
不思議そうに見上げるマイセルとリトリィに、俺も若い門衛騎士も、何でもないと取り繕う。だが、リトリィも翻訳首輪をつけているのだ。どんなに小声で言ったとしても、通用しない。明らかに理解できてしまっているはずである。なかったことにはできない。
「いや……ここの門衛騎士でリトリィも顔なじみの、フロインドって奴のことだよ。彼がどうもここしばらく休んでいるって言ってただろう? それで気になった、それだけだよ」
あの男は、奴隷商人討伐のとき、自分も独自に動く、と言っていた。つまり、この街に潜伏していたであろう連中の仲間に、何かしら仕掛けたのかもしれない。そして、その時に何かあった、ということではないだろうか。
「フロインドさんがどうかしたんですか?」
彼は、リトリィのことを愛称ではなく正式名で呼ぶ堅物だ。リトリィも、それなりに印象に残っているのだろう。
「あ、いや……よく分からない……けど、門衛騎士を務めるくらいには強い人だろうし、大丈夫だよ」
リトリィやマイセルを心配させたくなくて、俺はあえて明るい声を出す。だけど、動揺しているのは間違いなく俺だ。今回のことで、巻き込んでしまったかもしれないのだから。
……関係ないことを祈るしかない。
「……また明日、おうかがいした時にお話しましょう?」
月明かりの中で、リトリィが微笑む。
一向に進まない、シヴィーさんの依頼のことで、俺が愚痴を言ったときだった。
リトリィはベッドに入ってくると、長い長いキスをして、微笑んだ。
「奥様は、いつもお話をしたそうにされていますから。大奥様ともう少し親しくなることができたら、きっとお話を聞いてくださいますよ」
ムラタさんのお決めになったことに、まちがいなんてあるはずがありません――そう言って、またキスをしてくれる。
「大奥様も、今のままでは暮らしが大変になるって、分かってらっしゃると思うんです。ただ、慣れ親しんだおうちが変わるのが、こわいのかなって」
うん、まあ……たしかに、思い出の詰まった家が、元に戻せなくなるわけだから……。その気持ちは、分からないでもない。
だが、それを恐れていつまでも不便に感じる家にしておくのは、勿体ない気がする。暮らしやすいことこそが、生活の質を上げると思うんだが。
「……ムラタさん、わたし、思うんです。暮らしやすいことだけが、おうちの価値なんでしょうか」
リトリィに問われて、どういうことかと首をかしげる。
「まあ、そりゃあ……建っている場所も価値に直結すると思うし、どんな建材が使われているかによってでも、資産価値はだいぶ違ってくるだろうけど……」
「住む人にとっての値打ちですよ。すこしくらい不便でも、その家に住みたいって思う、価値です」
「不便でも? いや、不便だからこそ引っ越しするんだろうし、それができなければ……」
「ムラタさんは、わたしが仔に恵まれなかったら、よその女の人のところに行くのですか?」
唐突に訳の分からない問いかけをされ、俺は面食らう。
今は家の話をしていただろう? それがなぜ?
混乱する俺に、リトリィはまっすぐ、真剣な目で、再度、同じことを問うた。
「お答えください。ムラタさんは、わたしが仔に恵まれなかったら、よその女の人のところに行くのですか?」
「そんなこと、あるわけないだろ。リトリィ、俺は君が好きで、君と一緒に生きていきたくて、だからこうしてるんだからな?」
あまりにも馬鹿馬鹿しい問いに、俺はいら立ちを隠せなかった。
子供ができない――そんなことで、俺が彼女を捨てるなどと、本気で思っているのか?
そんな、ぶっきらぼうな俺の言葉に、リトリィは心底安堵したような顔をすると、俺の上に覆いかぶさってきた。
「もし、よそに行くって言われたら、どうしようかと思っちゃいました……」
「俺は本当に信用が無いんだな」
「だって、すこし離れていただけで、マイセルちゃんとすぐに仲良くなってしまうかたですから」
ぐ……。
答えに詰まる。
反論できない。
確かにそうだ、仲良くなるどころか、二人目の嫁としてもらうことになってしまったんだからな。リトリィと結婚してもいないというのに。リトリィが不安に思うのもむべなるかな。
ちくしょう。俺の信用度は、そういう意味では限りなく低いというわけか。
ただ、目は笑っているから、本気で怒っているとか、そういうわけではないところが救いだ。これで本気で怒ってたら、俺はもう、どうしようもない。
「ムラタさん、長く手になじんだ道具を、思い返してみてください」
リトリィが、俺の胸元に舌を這わせながら、つぶやくように言う。
「その道具……少しくらい使いにくくても、その手になじんでいるぶん、くせがわかっていますから……かんたんには、手放したくないって、思いませんか?」
「……それは、……うん、まあ、そうだな」
パソコンのアプリでも同じだ。
より高価だが、より使いやすく洗練されたツールを使いたいと思う反面、プラグインや独自の拡張まで含めて徹底的にカスタマイズしたアプリだったら……。
新しいアプリに慣れるための練習の手間、今あるアプリで出来ることを、別のメーカーの最新アプリでも出来るようにするための微調整などの手間を考えたら。
……わざわざ乗り換えなくてもいいかな、そう思ってしまうことはあった。
「おうちも、おなじではありませんか。カーテンや壁紙みたいに、変えてもいいところもあるかもしれませんけれど、変えたくないところがあるんだと思います。大奥様にとっては、そのひとつが寝室なんじゃないでしょうか」
胸元、鳩尾、腹――徐々に体をずらしていた彼女が、それをぱくりと咥え、しばらく、互いに無言の時が続く。
「……だから、大奥様のお話を聞きましょう?」
「……いや、でも、話を聞くっていうより、ずっとリトリィばっかりがしゃべらされていないか? しかも、同じような話ばっかりを」
俺の言葉に、リトリィが嬉しそうに、身を起こした。
「それだけ、大奥様がわたしたちのことを知りたいって、思ってくださってるんですよ。だから、大奥様がお話をしてくださるまで、わたしは、なんどでもお話をします。ムラタさんがすてきな人だって、分かってもらえるように」
そう言って、改めて俺の上にまたがる。
「はずかしいですけど、それで大奥様がわたしたちのことを知ってくださって、任せたいって思ってくだされば、きっと、お話を進めてくださると思いますから」
……そうだ。俺は何を焦っていたのだろう。
営業の基本、それは「顧客と親密になる」こと。一緒に食事をしたり、まだ見ぬ家での暮らしを語り合ったり。そうしたことの地道な積み重ねで信用を勝ち取り、契約にこぎつける。
俺が勤めていた木村設計事務所に来る顧客は、だれもが「とにかく安く建てたい」人たちばかりだった。だから客単価も当然低く、あまり営業に金をかけることはできなかった。でも、だからこそ俺は、いつもよく話を聞くことにしていた。
彼らの、家を核にした夢を。
「そこで暮らすひとも、おうちの一部なんですよ?」
「そうだな……。焦っても仕方がないか。あの奥様方の思い出の詰まった家の、思い出を壊さないように、でも住みやすさを創出する――あのひとたちにとって、居心地のいい家でありつづけられるように」
「わたしも、ムラタさんにとって、居心地のいいおうちになれる、と……いいの、です、けれど……」
切なげに腰を下ろした彼女の表情が、恍惚とした色に塗りつぶされてゆく。
彼女のぬくもり――熱いほどのぬくもり、溢れんばかりの蜜に、包まれる。
だらりと舌を下げ、うっとりとした彼女の手を掴むと、ぐいと引き寄せる。
倒れ込んできた彼女を抱きしめ、そして、その唇に自分の唇を重ねる。
ああ、そういうことか。
俺はこのぬくもりを、絶対に手放したくない。
俺を愛し、盛り立てようとしてくれる、このひとを。
ゴーティアスさんにとって、あの家の寝室は、絶対に変えたくない何かがあるんだろう。だからあの寝室から離れる気もないし、あの寝室を変えようとも思わない。
でも、それでは、足腰が弱って来た彼女にとっても、決して居心地の良い家とは言えなくなるはずなんだ。
そしてシヴィーさんは、なにかが起こる前に、何とかしたいようだ。
だから、話を聞く。
「ムラタさん……いまは、いまだけは、わたしのことだけを考えて……?」
切なげなリトリィの言葉に苦笑すると、彼女の腰を掴んだ。
見慣れぬ門衛騎士の言葉に、俺は声を失った。
「どうかなさったんですか?」
不思議そうに見上げるマイセルとリトリィに、俺も若い門衛騎士も、何でもないと取り繕う。だが、リトリィも翻訳首輪をつけているのだ。どんなに小声で言ったとしても、通用しない。明らかに理解できてしまっているはずである。なかったことにはできない。
「いや……ここの門衛騎士でリトリィも顔なじみの、フロインドって奴のことだよ。彼がどうもここしばらく休んでいるって言ってただろう? それで気になった、それだけだよ」
あの男は、奴隷商人討伐のとき、自分も独自に動く、と言っていた。つまり、この街に潜伏していたであろう連中の仲間に、何かしら仕掛けたのかもしれない。そして、その時に何かあった、ということではないだろうか。
「フロインドさんがどうかしたんですか?」
彼は、リトリィのことを愛称ではなく正式名で呼ぶ堅物だ。リトリィも、それなりに印象に残っているのだろう。
「あ、いや……よく分からない……けど、門衛騎士を務めるくらいには強い人だろうし、大丈夫だよ」
リトリィやマイセルを心配させたくなくて、俺はあえて明るい声を出す。だけど、動揺しているのは間違いなく俺だ。今回のことで、巻き込んでしまったかもしれないのだから。
……関係ないことを祈るしかない。
「……また明日、おうかがいした時にお話しましょう?」
月明かりの中で、リトリィが微笑む。
一向に進まない、シヴィーさんの依頼のことで、俺が愚痴を言ったときだった。
リトリィはベッドに入ってくると、長い長いキスをして、微笑んだ。
「奥様は、いつもお話をしたそうにされていますから。大奥様ともう少し親しくなることができたら、きっとお話を聞いてくださいますよ」
ムラタさんのお決めになったことに、まちがいなんてあるはずがありません――そう言って、またキスをしてくれる。
「大奥様も、今のままでは暮らしが大変になるって、分かってらっしゃると思うんです。ただ、慣れ親しんだおうちが変わるのが、こわいのかなって」
うん、まあ……たしかに、思い出の詰まった家が、元に戻せなくなるわけだから……。その気持ちは、分からないでもない。
だが、それを恐れていつまでも不便に感じる家にしておくのは、勿体ない気がする。暮らしやすいことこそが、生活の質を上げると思うんだが。
「……ムラタさん、わたし、思うんです。暮らしやすいことだけが、おうちの価値なんでしょうか」
リトリィに問われて、どういうことかと首をかしげる。
「まあ、そりゃあ……建っている場所も価値に直結すると思うし、どんな建材が使われているかによってでも、資産価値はだいぶ違ってくるだろうけど……」
「住む人にとっての値打ちですよ。すこしくらい不便でも、その家に住みたいって思う、価値です」
「不便でも? いや、不便だからこそ引っ越しするんだろうし、それができなければ……」
「ムラタさんは、わたしが仔に恵まれなかったら、よその女の人のところに行くのですか?」
唐突に訳の分からない問いかけをされ、俺は面食らう。
今は家の話をしていただろう? それがなぜ?
混乱する俺に、リトリィはまっすぐ、真剣な目で、再度、同じことを問うた。
「お答えください。ムラタさんは、わたしが仔に恵まれなかったら、よその女の人のところに行くのですか?」
「そんなこと、あるわけないだろ。リトリィ、俺は君が好きで、君と一緒に生きていきたくて、だからこうしてるんだからな?」
あまりにも馬鹿馬鹿しい問いに、俺はいら立ちを隠せなかった。
子供ができない――そんなことで、俺が彼女を捨てるなどと、本気で思っているのか?
そんな、ぶっきらぼうな俺の言葉に、リトリィは心底安堵したような顔をすると、俺の上に覆いかぶさってきた。
「もし、よそに行くって言われたら、どうしようかと思っちゃいました……」
「俺は本当に信用が無いんだな」
「だって、すこし離れていただけで、マイセルちゃんとすぐに仲良くなってしまうかたですから」
ぐ……。
答えに詰まる。
反論できない。
確かにそうだ、仲良くなるどころか、二人目の嫁としてもらうことになってしまったんだからな。リトリィと結婚してもいないというのに。リトリィが不安に思うのもむべなるかな。
ちくしょう。俺の信用度は、そういう意味では限りなく低いというわけか。
ただ、目は笑っているから、本気で怒っているとか、そういうわけではないところが救いだ。これで本気で怒ってたら、俺はもう、どうしようもない。
「ムラタさん、長く手になじんだ道具を、思い返してみてください」
リトリィが、俺の胸元に舌を這わせながら、つぶやくように言う。
「その道具……少しくらい使いにくくても、その手になじんでいるぶん、くせがわかっていますから……かんたんには、手放したくないって、思いませんか?」
「……それは、……うん、まあ、そうだな」
パソコンのアプリでも同じだ。
より高価だが、より使いやすく洗練されたツールを使いたいと思う反面、プラグインや独自の拡張まで含めて徹底的にカスタマイズしたアプリだったら……。
新しいアプリに慣れるための練習の手間、今あるアプリで出来ることを、別のメーカーの最新アプリでも出来るようにするための微調整などの手間を考えたら。
……わざわざ乗り換えなくてもいいかな、そう思ってしまうことはあった。
「おうちも、おなじではありませんか。カーテンや壁紙みたいに、変えてもいいところもあるかもしれませんけれど、変えたくないところがあるんだと思います。大奥様にとっては、そのひとつが寝室なんじゃないでしょうか」
胸元、鳩尾、腹――徐々に体をずらしていた彼女が、それをぱくりと咥え、しばらく、互いに無言の時が続く。
「……だから、大奥様のお話を聞きましょう?」
「……いや、でも、話を聞くっていうより、ずっとリトリィばっかりがしゃべらされていないか? しかも、同じような話ばっかりを」
俺の言葉に、リトリィが嬉しそうに、身を起こした。
「それだけ、大奥様がわたしたちのことを知りたいって、思ってくださってるんですよ。だから、大奥様がお話をしてくださるまで、わたしは、なんどでもお話をします。ムラタさんがすてきな人だって、分かってもらえるように」
そう言って、改めて俺の上にまたがる。
「はずかしいですけど、それで大奥様がわたしたちのことを知ってくださって、任せたいって思ってくだされば、きっと、お話を進めてくださると思いますから」
……そうだ。俺は何を焦っていたのだろう。
営業の基本、それは「顧客と親密になる」こと。一緒に食事をしたり、まだ見ぬ家での暮らしを語り合ったり。そうしたことの地道な積み重ねで信用を勝ち取り、契約にこぎつける。
俺が勤めていた木村設計事務所に来る顧客は、だれもが「とにかく安く建てたい」人たちばかりだった。だから客単価も当然低く、あまり営業に金をかけることはできなかった。でも、だからこそ俺は、いつもよく話を聞くことにしていた。
彼らの、家を核にした夢を。
「そこで暮らすひとも、おうちの一部なんですよ?」
「そうだな……。焦っても仕方がないか。あの奥様方の思い出の詰まった家の、思い出を壊さないように、でも住みやすさを創出する――あのひとたちにとって、居心地のいい家でありつづけられるように」
「わたしも、ムラタさんにとって、居心地のいいおうちになれる、と……いいの、です、けれど……」
切なげに腰を下ろした彼女の表情が、恍惚とした色に塗りつぶされてゆく。
彼女のぬくもり――熱いほどのぬくもり、溢れんばかりの蜜に、包まれる。
だらりと舌を下げ、うっとりとした彼女の手を掴むと、ぐいと引き寄せる。
倒れ込んできた彼女を抱きしめ、そして、その唇に自分の唇を重ねる。
ああ、そういうことか。
俺はこのぬくもりを、絶対に手放したくない。
俺を愛し、盛り立てようとしてくれる、このひとを。
ゴーティアスさんにとって、あの家の寝室は、絶対に変えたくない何かがあるんだろう。だからあの寝室から離れる気もないし、あの寝室を変えようとも思わない。
でも、それでは、足腰が弱って来た彼女にとっても、決して居心地の良い家とは言えなくなるはずなんだ。
そしてシヴィーさんは、なにかが起こる前に、何とかしたいようだ。
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