436 / 785
第四部 異世界建築士と幸せの鐘塔
第410話:手を差し伸べるとは
しおりを挟む
「……で、これからどうするんだ?」
日焼けスキンヘッド義兄が、暖炉の前に敷いたシーツの上で眠っている三人を見ながら、ぽつりとつぶやいた。
「どうって……そりゃ、なんとかしてやりたいとは思うけどな……」
「なんとかするっておめぇ、どうするんだ? そもそもだ、空き巣を働いたコイツらをそのまま帰しちまうのか? たまたま見つけて取り返せたからよかったが、コイツらおめぇの仕事道具とかを盗んだんだぞ?」
フラフィーに問われて、けれど俺は答えを出せなかった。
暖炉の温かさを極楽か何かのように喜び、今では三人固まって、猫のように丸まって眠ってしまった子供たちを見ていると、俺はどうにも罰を与える気になれなかったのだ。
毛布ですらない、床に敷いた一枚のシーツの上で眠る子供たち。この子たちは、きっと温かいベッドで眠ることもできずに育ってきたのだろう。
財布を奪われ、現金もほとんど使われてしまい、おまけにアクセントの金鎖も売り払われて踏んだり蹴ったりのマイセルと違って、リトリィもかつてそうだったからだろう。彼女は三人に対してまったく嫌悪感を見せることなく、むしろ慈母のように接した。
買い置きしておいたムクロジ――石鹸のように泡立つ木の実――を溶いた湯を使って彼らの体を拭いてやり、綺麗に洗濯された肌着を着せ、暖炉にはいつもよりずっと多く薪をくべた。焼けた木炭を陶器製の懐炉に入れて、一人一人に持たせる念の入れようだった。
おまけに食事は燻製肉と芋などの根野菜をたっぷり入れたシチューをメインに、リトリィお得意のもちもちパン、芋の煮っころがし、たれをたっぷりと絡めた角切り燻製肉の炒め物。酢漬けの菜っ葉をふんだんに使ったロールキャベツ風の煮込みまで。
この世界で、冬に用意する庶民の夕食としては、かなり贅沢な食卓だった。
食うや食わずの子供たちが歓声を上げたのはもちろん、食うに困っていない冒険者二人も目を丸くしたくらいだから、相当なもてなしだったはずだ。
――うん、間違いない。
食材もそうだが量も相当なものだったから、間違いなく一週間分くらいの食費が、今夜の夕食、ただ一食のために投入されたはず。
でも、リトリィ自身が辛い子供時代――食べること自体が困難な幼少期を送ってきたから、この子供たちにお腹いっぱい食べさせてやりたいと思う、その気持ちは理解できる。だから、それを咎める気にはなれないのだ。
「……いや、そりゃ分かるけどよ。だがな? さっき帰った冒険者の連中が言ってたコトじゃねえけどさ」
フラフィーが、少し難しい顔をして続けた。
「これでコイツらが勘違いして、この先、仲間を連れてこの家にたかりに来るようになったらどうするんだ? おめぇを頼ってきたガキどもを追い払うのか? それとも、可哀想にと飯を食わせてやるのか? それでおめぇ、自分の女房子供を食わせていけるのか? 妻の躾も、旦那の仕事だぜ?」
「……今夜が特別だったってことを、明日の朝知るよ、きっとこいつらは」
「朝飯まで食わせてやるのか?」
アムティとヴェフタールの言い分、そしてフラフィーの言い分はよく分かる。人間、だれしもリソースってものがある。今夜のような飯を何度も振舞えるほどの収入を、俺は得る手立てを持っていない。
定期的に炊き出しをしているナリクァンさん、あれは商会のカネではなくあくまでも自身の収入の一部から賄っているそうだが、俺にはとても無理だ。
「でも、明日の朝、何も食わせずに帰したところで、こいつら、またあのボロ小屋に戻って、まともに食うものがあるのか?」
「だからよ、それをダメだとは言ってねえよ。だがな、いずれこいつらを養子にでも取るってんなら別だがよ、おめぇがそこまでしてやらなきゃならねえ義理が、このガキどものどこにあるってんだ?」
……ああ、分かってる。
それは、分かってるんだけどさ……。
暖炉の前で、猫のように丸くなって固まって寝ている三人を見ていると、関わってしまった以上、なんとか面倒を見てやらなければ、という思いが湧いてきてしまうのだ。
キッチンで後片付けをしているリトリィとマイセル、そしてそれを手伝ってくれているメイレンさんの方を見る。
俺の収入は、持ちうるリソースは、妻たちのため――いずれやって来る我が子のために使うべきだというのは分かる。実にまったくその通りだ。
だが、関わってしまったこの子たちを放り出すこともまた、心が咎めるのだ。
湯気の立つ料理に目を丸くし、大喜びし、リトリィやマイセルに元気よく礼を言いながら――俺には今のところ一言も感謝がないが――かぶりついていた子供たちを思い出す。
きっと、本来はいい子たちなのだ。言葉遣いはひどいものだが、環境のせいでもあるだろう。もう少し――ほんの少しでも、彼らに手を差し伸べる大人がいたならば。
「――それが、分相応か不相応か、考えなきゃならねえんじゃねえのか? おめぇはできるのか? 面倒を見きれるのか? 少なくとも連中が独り立ちするまでの、おそらく十年足らずほどの間、ずっと」
フラフィーが、まるでペットショップで子犬を前に駄々をこねる子供に諭すように、静かに言った。
「気まぐれの情けなら、かえってかけない方が連中のためだぜ? 連中は今まで、ガキどもだけで生きてこれた。だが中途半端に手を差し伸べて、もしそこに緩みが出ちまったら、十日――いや、三日後にでも死んでるかもしれねえんだぞ?」
「……だから、飯を食わせない方がよかったっていうのか?」
「そうは言わねえが……。リトリィが張り切りすぎちまったってのが一番の問題なんだろうが、それにしたってだな?」
フラフィーの忠告は、分かる。分かるけど、俺も関わってしまった以上、放っておくのはしのびなかった。
「――すまないな。心配をかけて。もっともなことだとは思う。……でも、関わっちまったからさ。こいつらにカネをかけ続けることはできないけど、せめてここでやってる、ナリクァンさんの炊き出しの日程は教えてやることにするよ」
「炊き出し、ねえ。おめぇ、それだけじゃ……」
「あとは……そうだな。日雇いの仕事に誘ってやることくらいか。あの子供たちにも出来そうな仕事ってのはあるからな」
そう。よく支援というものの在り方についていわれることだけど、「魚を与えるのではなく釣り竿と釣り方を教える」というやつだ。
その場の空腹をしのぐものを与えても、食べてしまえばそれで終わり。また支援がなければ真っ当でない方法で飢えをしのぐしかない。
しかし、「食べていける技術」を身につけさせれば、俺が身銭を切って支援しなくても、彼らは食べてゆけるようになるのだ。それも、真っ当な方法で。
「……働く場を教えるってか。それなら確かに、おめぇに頼らなくても生きていけるようになるかもしれねぇ。でもなぁ、こいつらは見たところ、十かそこらだぞ?」
「だけど、とりあえず『ここに来れば食うための仕事が見つかる』っていうことを知るのはいいことだと思うんだ」
「そりゃま、そうだけどな。いい案だとは思うが、十かそこらのガキに、それもどこに住んでるかも分からないスラム育ちのガキに、仕事を頼もうとするヤツがいると思うか?」
ぐ……言われてみればそうかもしれない。例えばマイセルが同じく十かそこらで日雇いの仕事をしたいとなったら、どうだろう。
親は、マレットさんという姓もち大工だ。彼の信用の元で、十歳の少女にも無理のない範囲の軽作業を紹介してくれるだろう。依頼人の方だって、ある程度信用して仕事をくれるだろう。
だが、ストリートチルドレンの彼らに、仕事を任せてくれるだろうか。真っ当な仕事ほど、断られる率が高くなりそうな気がする。というか逆に、「使い捨て労働者」として過酷な仕事を与えられそうな気もする。
……やっぱりだめだ。彼らの身元を保証する誰かが必要だ。
でも、どう考えても孤児の彼らに、そんな身元保証人がいるはずがない。スラムには彼らと親しいおばあさんがいたみたいだが、やはりスラムの人間だ。依頼主から信用を得るには十分でない恐れがある。
「……しばらくうちに置いてやるしかないか? 仕事を積み重ねることで、信用を得られるようになるまで……」
日焼けスキンヘッド義兄が、暖炉の前に敷いたシーツの上で眠っている三人を見ながら、ぽつりとつぶやいた。
「どうって……そりゃ、なんとかしてやりたいとは思うけどな……」
「なんとかするっておめぇ、どうするんだ? そもそもだ、空き巣を働いたコイツらをそのまま帰しちまうのか? たまたま見つけて取り返せたからよかったが、コイツらおめぇの仕事道具とかを盗んだんだぞ?」
フラフィーに問われて、けれど俺は答えを出せなかった。
暖炉の温かさを極楽か何かのように喜び、今では三人固まって、猫のように丸まって眠ってしまった子供たちを見ていると、俺はどうにも罰を与える気になれなかったのだ。
毛布ですらない、床に敷いた一枚のシーツの上で眠る子供たち。この子たちは、きっと温かいベッドで眠ることもできずに育ってきたのだろう。
財布を奪われ、現金もほとんど使われてしまい、おまけにアクセントの金鎖も売り払われて踏んだり蹴ったりのマイセルと違って、リトリィもかつてそうだったからだろう。彼女は三人に対してまったく嫌悪感を見せることなく、むしろ慈母のように接した。
買い置きしておいたムクロジ――石鹸のように泡立つ木の実――を溶いた湯を使って彼らの体を拭いてやり、綺麗に洗濯された肌着を着せ、暖炉にはいつもよりずっと多く薪をくべた。焼けた木炭を陶器製の懐炉に入れて、一人一人に持たせる念の入れようだった。
おまけに食事は燻製肉と芋などの根野菜をたっぷり入れたシチューをメインに、リトリィお得意のもちもちパン、芋の煮っころがし、たれをたっぷりと絡めた角切り燻製肉の炒め物。酢漬けの菜っ葉をふんだんに使ったロールキャベツ風の煮込みまで。
この世界で、冬に用意する庶民の夕食としては、かなり贅沢な食卓だった。
食うや食わずの子供たちが歓声を上げたのはもちろん、食うに困っていない冒険者二人も目を丸くしたくらいだから、相当なもてなしだったはずだ。
――うん、間違いない。
食材もそうだが量も相当なものだったから、間違いなく一週間分くらいの食費が、今夜の夕食、ただ一食のために投入されたはず。
でも、リトリィ自身が辛い子供時代――食べること自体が困難な幼少期を送ってきたから、この子供たちにお腹いっぱい食べさせてやりたいと思う、その気持ちは理解できる。だから、それを咎める気にはなれないのだ。
「……いや、そりゃ分かるけどよ。だがな? さっき帰った冒険者の連中が言ってたコトじゃねえけどさ」
フラフィーが、少し難しい顔をして続けた。
「これでコイツらが勘違いして、この先、仲間を連れてこの家にたかりに来るようになったらどうするんだ? おめぇを頼ってきたガキどもを追い払うのか? それとも、可哀想にと飯を食わせてやるのか? それでおめぇ、自分の女房子供を食わせていけるのか? 妻の躾も、旦那の仕事だぜ?」
「……今夜が特別だったってことを、明日の朝知るよ、きっとこいつらは」
「朝飯まで食わせてやるのか?」
アムティとヴェフタールの言い分、そしてフラフィーの言い分はよく分かる。人間、だれしもリソースってものがある。今夜のような飯を何度も振舞えるほどの収入を、俺は得る手立てを持っていない。
定期的に炊き出しをしているナリクァンさん、あれは商会のカネではなくあくまでも自身の収入の一部から賄っているそうだが、俺にはとても無理だ。
「でも、明日の朝、何も食わせずに帰したところで、こいつら、またあのボロ小屋に戻って、まともに食うものがあるのか?」
「だからよ、それをダメだとは言ってねえよ。だがな、いずれこいつらを養子にでも取るってんなら別だがよ、おめぇがそこまでしてやらなきゃならねえ義理が、このガキどものどこにあるってんだ?」
……ああ、分かってる。
それは、分かってるんだけどさ……。
暖炉の前で、猫のように丸くなって固まって寝ている三人を見ていると、関わってしまった以上、なんとか面倒を見てやらなければ、という思いが湧いてきてしまうのだ。
キッチンで後片付けをしているリトリィとマイセル、そしてそれを手伝ってくれているメイレンさんの方を見る。
俺の収入は、持ちうるリソースは、妻たちのため――いずれやって来る我が子のために使うべきだというのは分かる。実にまったくその通りだ。
だが、関わってしまったこの子たちを放り出すこともまた、心が咎めるのだ。
湯気の立つ料理に目を丸くし、大喜びし、リトリィやマイセルに元気よく礼を言いながら――俺には今のところ一言も感謝がないが――かぶりついていた子供たちを思い出す。
きっと、本来はいい子たちなのだ。言葉遣いはひどいものだが、環境のせいでもあるだろう。もう少し――ほんの少しでも、彼らに手を差し伸べる大人がいたならば。
「――それが、分相応か不相応か、考えなきゃならねえんじゃねえのか? おめぇはできるのか? 面倒を見きれるのか? 少なくとも連中が独り立ちするまでの、おそらく十年足らずほどの間、ずっと」
フラフィーが、まるでペットショップで子犬を前に駄々をこねる子供に諭すように、静かに言った。
「気まぐれの情けなら、かえってかけない方が連中のためだぜ? 連中は今まで、ガキどもだけで生きてこれた。だが中途半端に手を差し伸べて、もしそこに緩みが出ちまったら、十日――いや、三日後にでも死んでるかもしれねえんだぞ?」
「……だから、飯を食わせない方がよかったっていうのか?」
「そうは言わねえが……。リトリィが張り切りすぎちまったってのが一番の問題なんだろうが、それにしたってだな?」
フラフィーの忠告は、分かる。分かるけど、俺も関わってしまった以上、放っておくのはしのびなかった。
「――すまないな。心配をかけて。もっともなことだとは思う。……でも、関わっちまったからさ。こいつらにカネをかけ続けることはできないけど、せめてここでやってる、ナリクァンさんの炊き出しの日程は教えてやることにするよ」
「炊き出し、ねえ。おめぇ、それだけじゃ……」
「あとは……そうだな。日雇いの仕事に誘ってやることくらいか。あの子供たちにも出来そうな仕事ってのはあるからな」
そう。よく支援というものの在り方についていわれることだけど、「魚を与えるのではなく釣り竿と釣り方を教える」というやつだ。
その場の空腹をしのぐものを与えても、食べてしまえばそれで終わり。また支援がなければ真っ当でない方法で飢えをしのぐしかない。
しかし、「食べていける技術」を身につけさせれば、俺が身銭を切って支援しなくても、彼らは食べてゆけるようになるのだ。それも、真っ当な方法で。
「……働く場を教えるってか。それなら確かに、おめぇに頼らなくても生きていけるようになるかもしれねぇ。でもなぁ、こいつらは見たところ、十かそこらだぞ?」
「だけど、とりあえず『ここに来れば食うための仕事が見つかる』っていうことを知るのはいいことだと思うんだ」
「そりゃま、そうだけどな。いい案だとは思うが、十かそこらのガキに、それもどこに住んでるかも分からないスラム育ちのガキに、仕事を頼もうとするヤツがいると思うか?」
ぐ……言われてみればそうかもしれない。例えばマイセルが同じく十かそこらで日雇いの仕事をしたいとなったら、どうだろう。
親は、マレットさんという姓もち大工だ。彼の信用の元で、十歳の少女にも無理のない範囲の軽作業を紹介してくれるだろう。依頼人の方だって、ある程度信用して仕事をくれるだろう。
だが、ストリートチルドレンの彼らに、仕事を任せてくれるだろうか。真っ当な仕事ほど、断られる率が高くなりそうな気がする。というか逆に、「使い捨て労働者」として過酷な仕事を与えられそうな気もする。
……やっぱりだめだ。彼らの身元を保証する誰かが必要だ。
でも、どう考えても孤児の彼らに、そんな身元保証人がいるはずがない。スラムには彼らと親しいおばあさんがいたみたいだが、やはりスラムの人間だ。依頼主から信用を得るには十分でない恐れがある。
「……しばらくうちに置いてやるしかないか? 仕事を積み重ねることで、信用を得られるようになるまで……」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる