617 / 785
第五部 異世界建築士と子供たちの楽園
第586話:楽園の虚像(3/8)
しおりを挟む
ファルツヴァイの暴走を止めるために走り出した俺に、リノが焦りを感じさせる声で聞いてきた。
『だ、だんなさま! ボク、どっちにいたらいいの?』
……そうか、すでに対象が二手に分かれているからな。どうする……?
一瞬悩んだが、俺たちがファルツヴァイに追いつくのが優先だろう。
「リノ、ファルツヴァイが先だ。道の特徴を知りたい。目を向けてくれ」
『うん。……だんなさま、これで分かる?』
リノは移動を始め、目印となる屋根や窓などが分かりやすい位置に視点を変えてくれた。俺のあいまいな指示を、よく理解してくれている。あとで思いっきりほめてやろう!
「ありがとう、リノ。よく分かるよ。ちょっと入り組んでいるが、すぐに行けそうだ」
俺の言葉に、リノが弾む声で返してくる。
『だんなさま、もっといっぱいお願いして! ボク、もっともっとだんなさまのお役に立ってみせるから!』
「ああ、頼りにしているよ、可愛いリノ」
可愛らしい歓声を上げる彼女に、目立たないように監視を続けるように念を押してから、俺たちは走り出した。
リノの「高いところからの目」という支援が得られるのは、本当に便利だ。GPS機能もマップ機能もナビ機能もないから、彼女が送ってくる映像をもとに、自分で場所を判断しなければならないのは大変だが、それでもほぼリアルタイムで情報を得られるのは何よりも素晴らしい。
ただ、送信側がリノ一人だけというのは、やはり限界がある。こうやって相手が二手に分かれてしまうと、どうしても対応が難しくなる。「遠耳の耳飾り」の力を、少し過信しすぎたかもしれない。
だが、それでもあるのとないのでは天地ほども違う。使いきれていない俺の未熟さが悪いだけだ。今ある「力」を工夫して有効活用する。まずはそれが最優先。
角を左に曲がり、そして次の路地を右へ。抜けた先に──あった。目印の、特徴的な石壁の家!
「リノ、ありがとう。ここから先はもう行ける。リノは、さっきの路地に連れて行かれた女の子の方に行ってくれ」
俺の言葉に、リノは元気な声で返事を返してきた。
『はーい! だんなさま、気をつけてね?』
「ああ、ありがとう。そっちも、見つからないように、慎重にな?」
リノからの映像が大きく動き始めて、俺は思わず足がすくんでしまった。突然足元が消えて、ずっと下の方に広がる地面、なんて景色を見せられるのだ。
だいぶ慣れたとはいえ、急に足元が消えるような動きはやはり心臓に悪い。とはいっても、それでリノの動きを制限してしまったら、それこそ本末転倒だ。
縦横無尽に動き回れる彼女の力を活かしてこそ、この耳飾りの意味があるというもの。慣れなければならないのは俺の方だ。
薄暗い石畳の道は、雨など降っていないのに妙に濡れている。腐った木箱や踏み潰された残飯などが散乱する、人ひとり歩くのがやっとの細い路地を走り抜けながら、俺たちはファルツヴァイの元に向かった。
「ムラタ! ファルツヴァイは今、何してるんだ⁉」
「リノの監視を外したから、もう分からない! 分からないが、間に合うことを信じて急ぐしかないだろ!」
といっても、全くの無策でもない。ウカートがフォローに入ってくれているはず。俺たちは、リノが送ってくれた映像の記憶を頼りにとにかく走り続けた。
──見えた! 丸窓のついたあの赤レンガの家を右に曲がれば、ファルツヴァイたちがいた場所まですぐのはずだ!
「……離せって。女に手を上げるヤツなんて、許せるわけないだろ」
「だから、ムラタさんが自重しろって……!」
「トーリィ、さっきそうやって言った、あの猿属人のおっさんは、結局どうなったんだ? わき道に引っ張り込まれたまま、出てこないじゃないか」
「それでも、ムラタさんは──」
「うるせえよハフナン。お前がそんなに腰抜けだったなんて知らなかったぜ。民兵だかなんだか知らねえけどよ、しょせんは一人だったからダメだったんだろ。だったらオレたち三人なら──」
ファルツヴァイが、ハフナンを突き飛ばそうとした時だった。
「待てお前ら!」
リファルが声を絞りつつ、三人に呼び掛けた。
ファルツヴァイはハッとしたような顔をして、そして気まずそうにうつむく。
「トリィネ、ハフナン。よくこらえてくれたな。ファルツヴァイ、正義漢のお前だ、ただ待っているだけなんてできなかったんだろう。その気持ちは分かる。だが待ってくれ」
俺は息を整えながら、三人に話しかけた。
「ウカートは今、どうしているんだ?」
「太ったおっさんを止めようとしてたんですけど……。そこのわき道に、女の子と一緒に引っ張り込まれました。そのあとは分かりません」
「そうか……」
ハフナンが、不安を隠せぬ表情でつぶやく。
ファルツヴァイは不満そうにうつむいたままだ。だが、その気持ちはよく分かる。
「分かった。それでファルツヴァイは、ウカートの加勢に行こうとしていたんだな」
「加勢ってか……ただオレは、女に手を上げるヤツが許せなかっただけだ。女に手を上げる最低野郎だぞ、それにウカートのおっさんだって帰ってこない。それでも知らん顔をしていろって言うのか」
そう言って、フンとそっぽを向く。
小言でも言いたければ勝手にしろ──そんな姿に、リファルが「おい、なんだその態度」とつかみかかるが、俺はその手を抑えた。
「いいんだ。それだけ義憤に駆られたってことだろ。確かに、この三人に万が一のことがあったらダムハイト院長に申し訳が立たないから、自重してもらわなきゃ困る。だけど、義に厚いことは悪いことじゃないさ」
ファルツヴァイが、きまり悪そうに、目だけ俺の方に向ける。
「それにお前、つい最近言ってたじゃないか。『無謀で熱くて、ついでに義に厚いバカを見捨てるような人間は見捨てておけない』、だっけ?」
「……んなこと言ってねえよ」
「似たようなことを言ってただろ。そんなことより──」
ウカートは無事なのか──そう言おうとしたときだった。
「……やあ、ムラタ君。どうして君がここに?」
わき道から、少女を連れてウカートが出てきたのだ。
「ウカート! 無事だったのか?」
「無事と言いますか……。ちょっとばかり『お話し合い』をしたら、快く手を引いてくれましたよ」
「……お話し合い?」
何やら不穏な響きに、俺は思わず問い返す。ウカートは、右手の中指で眼鏡の中央の金具を押し上げるようにしながら、不敵に笑ってみせた。
「ええ、『お話し合い』ですとも。ちょっとばかり、拳をきかせたお話し合いです。気持ちよく寝てもらっていますよ? やはり物理力。物理力は全てを解決します」
そっとわき道をのぞき込むと、ああ、たしかに肉の塊が壁にもたれかかるようにして『気持ちよく』寝入っているのが見えた。
──っておい、あの巨体を沈めたのか?
ウカート、恐るべし!
「なに、簡単ですよ。顎の下からとらえるように、頭を揺らしてあげるだけです」
簡単に言うなよ!
少女は俺たちに何度も頭を下げたが、かといってコーラス隊のほうに戻ろうとするでもない。困った様子で、あちこち見回している。
……ああ、そういえばもう一人、用心棒らしき人間がいたことを思い出す。あのわき道で転がっているデブと一緒に戻らなければ、怪しまれるというわけか。
「……ウカート、こうなったらこの子と一緒に行動してくれないか?」
「構いませんが、いずれにしても彼女は孤児院に戻らねばならないのではないですか?」
「迷子を保護したという体裁で、なんとかならないか?」
「それは……まあ、なんとかしましょう」
それを聞いて少し安心する。
「じゃあ、ファルツヴァイとトリィネは、ウカートと一緒に、例の歌唱隊とつかず離れずで監視を頼む。あのデブが復活したあと、追ってくる恐れがあるから、それには気をつけて──」
「ああ、彼なら快く『話し合い』に応じてくれましたから、こちらに報復を仕掛けるようなことはたぶんありませんよ。なにせご自身が不利になりますからね」
──いったい何を吹き込んだんだ。
少し背筋が寒くなるが、気を取り直す。
「そうするとそっちが大所帯になるからな、ハフナン。こっちに来てくれ」
「僕ですか? わかりました」
こうして再び別れた俺たちは、ヴァシィが連れて行かれた路地の方に向かった。
『だ、だんなさま! ボク、どっちにいたらいいの?』
……そうか、すでに対象が二手に分かれているからな。どうする……?
一瞬悩んだが、俺たちがファルツヴァイに追いつくのが優先だろう。
「リノ、ファルツヴァイが先だ。道の特徴を知りたい。目を向けてくれ」
『うん。……だんなさま、これで分かる?』
リノは移動を始め、目印となる屋根や窓などが分かりやすい位置に視点を変えてくれた。俺のあいまいな指示を、よく理解してくれている。あとで思いっきりほめてやろう!
「ありがとう、リノ。よく分かるよ。ちょっと入り組んでいるが、すぐに行けそうだ」
俺の言葉に、リノが弾む声で返してくる。
『だんなさま、もっといっぱいお願いして! ボク、もっともっとだんなさまのお役に立ってみせるから!』
「ああ、頼りにしているよ、可愛いリノ」
可愛らしい歓声を上げる彼女に、目立たないように監視を続けるように念を押してから、俺たちは走り出した。
リノの「高いところからの目」という支援が得られるのは、本当に便利だ。GPS機能もマップ機能もナビ機能もないから、彼女が送ってくる映像をもとに、自分で場所を判断しなければならないのは大変だが、それでもほぼリアルタイムで情報を得られるのは何よりも素晴らしい。
ただ、送信側がリノ一人だけというのは、やはり限界がある。こうやって相手が二手に分かれてしまうと、どうしても対応が難しくなる。「遠耳の耳飾り」の力を、少し過信しすぎたかもしれない。
だが、それでもあるのとないのでは天地ほども違う。使いきれていない俺の未熟さが悪いだけだ。今ある「力」を工夫して有効活用する。まずはそれが最優先。
角を左に曲がり、そして次の路地を右へ。抜けた先に──あった。目印の、特徴的な石壁の家!
「リノ、ありがとう。ここから先はもう行ける。リノは、さっきの路地に連れて行かれた女の子の方に行ってくれ」
俺の言葉に、リノは元気な声で返事を返してきた。
『はーい! だんなさま、気をつけてね?』
「ああ、ありがとう。そっちも、見つからないように、慎重にな?」
リノからの映像が大きく動き始めて、俺は思わず足がすくんでしまった。突然足元が消えて、ずっと下の方に広がる地面、なんて景色を見せられるのだ。
だいぶ慣れたとはいえ、急に足元が消えるような動きはやはり心臓に悪い。とはいっても、それでリノの動きを制限してしまったら、それこそ本末転倒だ。
縦横無尽に動き回れる彼女の力を活かしてこそ、この耳飾りの意味があるというもの。慣れなければならないのは俺の方だ。
薄暗い石畳の道は、雨など降っていないのに妙に濡れている。腐った木箱や踏み潰された残飯などが散乱する、人ひとり歩くのがやっとの細い路地を走り抜けながら、俺たちはファルツヴァイの元に向かった。
「ムラタ! ファルツヴァイは今、何してるんだ⁉」
「リノの監視を外したから、もう分からない! 分からないが、間に合うことを信じて急ぐしかないだろ!」
といっても、全くの無策でもない。ウカートがフォローに入ってくれているはず。俺たちは、リノが送ってくれた映像の記憶を頼りにとにかく走り続けた。
──見えた! 丸窓のついたあの赤レンガの家を右に曲がれば、ファルツヴァイたちがいた場所まですぐのはずだ!
「……離せって。女に手を上げるヤツなんて、許せるわけないだろ」
「だから、ムラタさんが自重しろって……!」
「トーリィ、さっきそうやって言った、あの猿属人のおっさんは、結局どうなったんだ? わき道に引っ張り込まれたまま、出てこないじゃないか」
「それでも、ムラタさんは──」
「うるせえよハフナン。お前がそんなに腰抜けだったなんて知らなかったぜ。民兵だかなんだか知らねえけどよ、しょせんは一人だったからダメだったんだろ。だったらオレたち三人なら──」
ファルツヴァイが、ハフナンを突き飛ばそうとした時だった。
「待てお前ら!」
リファルが声を絞りつつ、三人に呼び掛けた。
ファルツヴァイはハッとしたような顔をして、そして気まずそうにうつむく。
「トリィネ、ハフナン。よくこらえてくれたな。ファルツヴァイ、正義漢のお前だ、ただ待っているだけなんてできなかったんだろう。その気持ちは分かる。だが待ってくれ」
俺は息を整えながら、三人に話しかけた。
「ウカートは今、どうしているんだ?」
「太ったおっさんを止めようとしてたんですけど……。そこのわき道に、女の子と一緒に引っ張り込まれました。そのあとは分かりません」
「そうか……」
ハフナンが、不安を隠せぬ表情でつぶやく。
ファルツヴァイは不満そうにうつむいたままだ。だが、その気持ちはよく分かる。
「分かった。それでファルツヴァイは、ウカートの加勢に行こうとしていたんだな」
「加勢ってか……ただオレは、女に手を上げるヤツが許せなかっただけだ。女に手を上げる最低野郎だぞ、それにウカートのおっさんだって帰ってこない。それでも知らん顔をしていろって言うのか」
そう言って、フンとそっぽを向く。
小言でも言いたければ勝手にしろ──そんな姿に、リファルが「おい、なんだその態度」とつかみかかるが、俺はその手を抑えた。
「いいんだ。それだけ義憤に駆られたってことだろ。確かに、この三人に万が一のことがあったらダムハイト院長に申し訳が立たないから、自重してもらわなきゃ困る。だけど、義に厚いことは悪いことじゃないさ」
ファルツヴァイが、きまり悪そうに、目だけ俺の方に向ける。
「それにお前、つい最近言ってたじゃないか。『無謀で熱くて、ついでに義に厚いバカを見捨てるような人間は見捨てておけない』、だっけ?」
「……んなこと言ってねえよ」
「似たようなことを言ってただろ。そんなことより──」
ウカートは無事なのか──そう言おうとしたときだった。
「……やあ、ムラタ君。どうして君がここに?」
わき道から、少女を連れてウカートが出てきたのだ。
「ウカート! 無事だったのか?」
「無事と言いますか……。ちょっとばかり『お話し合い』をしたら、快く手を引いてくれましたよ」
「……お話し合い?」
何やら不穏な響きに、俺は思わず問い返す。ウカートは、右手の中指で眼鏡の中央の金具を押し上げるようにしながら、不敵に笑ってみせた。
「ええ、『お話し合い』ですとも。ちょっとばかり、拳をきかせたお話し合いです。気持ちよく寝てもらっていますよ? やはり物理力。物理力は全てを解決します」
そっとわき道をのぞき込むと、ああ、たしかに肉の塊が壁にもたれかかるようにして『気持ちよく』寝入っているのが見えた。
──っておい、あの巨体を沈めたのか?
ウカート、恐るべし!
「なに、簡単ですよ。顎の下からとらえるように、頭を揺らしてあげるだけです」
簡単に言うなよ!
少女は俺たちに何度も頭を下げたが、かといってコーラス隊のほうに戻ろうとするでもない。困った様子で、あちこち見回している。
……ああ、そういえばもう一人、用心棒らしき人間がいたことを思い出す。あのわき道で転がっているデブと一緒に戻らなければ、怪しまれるというわけか。
「……ウカート、こうなったらこの子と一緒に行動してくれないか?」
「構いませんが、いずれにしても彼女は孤児院に戻らねばならないのではないですか?」
「迷子を保護したという体裁で、なんとかならないか?」
「それは……まあ、なんとかしましょう」
それを聞いて少し安心する。
「じゃあ、ファルツヴァイとトリィネは、ウカートと一緒に、例の歌唱隊とつかず離れずで監視を頼む。あのデブが復活したあと、追ってくる恐れがあるから、それには気をつけて──」
「ああ、彼なら快く『話し合い』に応じてくれましたから、こちらに報復を仕掛けるようなことはたぶんありませんよ。なにせご自身が不利になりますからね」
──いったい何を吹き込んだんだ。
少し背筋が寒くなるが、気を取り直す。
「そうするとそっちが大所帯になるからな、ハフナン。こっちに来てくれ」
「僕ですか? わかりました」
こうして再び別れた俺たちは、ヴァシィが連れて行かれた路地の方に向かった。
0
あなたにおすすめの小説
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
異世界カフェ食堂で皿洗いをしますと思ったら日本料理を創造する力が与えられていた!(もふもふ聖獣猫のモフにゃーと楽しく日本料理を創造します)
なかじまあゆこ
ファンタジー
可愛いもふもふ達とアリナは異世界でスローライフをします。
異世界召喚された安莉奈は幼女の姿になっていた。神様に与えられた能力を使い眷属聖獣猫モフにゃーや魔獣のライオン魔獣鳥に魔獣の日焼けとお料理を創造します!
熊元安莉奈(くまもとありな)は黄色のバスに乗せられ異世界召喚された。 そして、なぜだか幼女の姿になっていた。しかも、日本の地球人だったことを忘れていたのだ。 優しいモリーナ夫妻に養子として引き取れた安莉奈はアリナになった。 モリーナ夫妻はカフェ食堂を経営していたが繁盛しておらず貧乏だった。料理が出来ないアリナはお皿洗いなどのお手伝いを小さな体ながらしていたのだけど。 神様から日本料理を創造する力が与えられていた! その力を使うと。
地球では辛い生活を送っていた安莉奈が異世界ではアリナとしてお父さんに激愛され幸せに生きている。
エブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる