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ノアとネージュを紹介
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「ほわぁぁぁ……!」
ウィルフレッド様とレオンハルト様と話していると、馬車から続々と獣人達が出てくる。
あのモコモコは羊!? あっ! あっちには兎の獣人も!! ここはモフモフ天国なの!?
騎士にはレオンハルト様のような筋骨隆々な獣人が多いが、それ以外にもたくさんの獣人が共に来ているようだ。
やたらとキラキラした瞳で馬車から降りてくる獣人たちを見る私に、レオンハルト様は不思議そうな目を向ける。
「オレリアは王国の出身だからほとんど獣人を見たことがないんだ」
「あぁ、じゃあぜひ今回で俺たちのことを知って仲良くしてくれな」
婚約者からの初めてのお友達紹介で緊張していた私だったが、そう言ってくしゃっと笑うレオンハルト様は元冒険者の記憶がある私にはとても付き合いやすそうな方だというのが第一印象だった。
あれからレオンハルト様を招いての晩餐会があったり獣国から来た騎士たちの訓練を見たりして過ごしたが、レオンハルト様はよほど大森林へと行きたいのか最低限の社交をこなすとすぐに大森林へと向かうことになった………が、
「……なっ! ダメだ! こんなか弱い女性を大森林へと連れていくだと!? お前は一体何を考えているんだ!!」
私が大森林へ同行するとこについて、レオンハルト様に猛反対を受けている。
「いや、オレリアは強いから大森林に行くくらいなら大丈夫だよ」
住んでましたからね。
「何を言っている!! お前もか弱いと言っていたじゃないか!」
「それは……! か、か弱いけど強いんだっ!」
「おまっ、本当に何を言っているんだっ!?」
しばらくの言い争いの末、何度も大森林に行ったことがあるというのを説明してなんとか同行の許可をもぎ取った。
「アールグレーン嬢は私とウィルからけして離れないように」
私が大森林へ住んでいたことや、実はこの中で1番強いことは言えていない。
言い争っているうちになんだか言いづらい雰囲気になってしまったし、言ったら言ったでまたさらに時間がかかりそうだし。
とりあえず私はレオンハルト様の護衛だから、レオンハルト様の近くにいれていざという時に護れれば問題なしだ。
「じゃあノアとネージュを呼ぶね。ノアー! ネージュー!!」
「ノアとネージュ? ああ、アールグレーン嬢には従魔がいるんだったか? おお! あれがそうか! 立派な毛並みの……、りっぱな……」
レオンハルト様の声はノアとネージュが近づいてくるにつれて小さくなり、今では魚のように口をパクパクしているが言葉が出ないようだ。
しばらくしてハッと我にかえると、ガシッとウィルフレッド様の腕を掴みすり足でそのまま後ろへ下がっていく。
「な、なんなんだあれは!? 従魔!? 従魔で合っているのか!!?」
そうウィルフレッド様に問いかける声が聞こえてくる。
「そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ。ノアとネージュもほらっ、そうコソコソしないの!」
ノアとネージュはそんなレオンハルト様の様子を見て吹き出したりイジったり、獣国の王子に不敬すぎる。
「なるほど。アールグレーン嬢が強いというのはこういうことだったのか」
と、レオンハルト様もなんだか納得がいったようだった。
「リアは1番強いぞ!」
「そうだ! リアが1番だっ!」
「おお! お前たちがついているならそりゃ1番だろうなぁ! 俺はレオンハルトだ、よろしく頼む」
「ノアだ!」
「ネージュだ!」
なんだかかみ合っていないけれど、上手くいってそうだからこのままでよしとしよう。
「さあ、待ちに待った大森林へと出発だ!」
「「狩りだー!!!」」
ウィルフレッド様とレオンハルト様と話していると、馬車から続々と獣人達が出てくる。
あのモコモコは羊!? あっ! あっちには兎の獣人も!! ここはモフモフ天国なの!?
騎士にはレオンハルト様のような筋骨隆々な獣人が多いが、それ以外にもたくさんの獣人が共に来ているようだ。
やたらとキラキラした瞳で馬車から降りてくる獣人たちを見る私に、レオンハルト様は不思議そうな目を向ける。
「オレリアは王国の出身だからほとんど獣人を見たことがないんだ」
「あぁ、じゃあぜひ今回で俺たちのことを知って仲良くしてくれな」
婚約者からの初めてのお友達紹介で緊張していた私だったが、そう言ってくしゃっと笑うレオンハルト様は元冒険者の記憶がある私にはとても付き合いやすそうな方だというのが第一印象だった。
あれからレオンハルト様を招いての晩餐会があったり獣国から来た騎士たちの訓練を見たりして過ごしたが、レオンハルト様はよほど大森林へと行きたいのか最低限の社交をこなすとすぐに大森林へと向かうことになった………が、
「……なっ! ダメだ! こんなか弱い女性を大森林へと連れていくだと!? お前は一体何を考えているんだ!!」
私が大森林へ同行するとこについて、レオンハルト様に猛反対を受けている。
「いや、オレリアは強いから大森林に行くくらいなら大丈夫だよ」
住んでましたからね。
「何を言っている!! お前もか弱いと言っていたじゃないか!」
「それは……! か、か弱いけど強いんだっ!」
「おまっ、本当に何を言っているんだっ!?」
しばらくの言い争いの末、何度も大森林に行ったことがあるというのを説明してなんとか同行の許可をもぎ取った。
「アールグレーン嬢は私とウィルからけして離れないように」
私が大森林へ住んでいたことや、実はこの中で1番強いことは言えていない。
言い争っているうちになんだか言いづらい雰囲気になってしまったし、言ったら言ったでまたさらに時間がかかりそうだし。
とりあえず私はレオンハルト様の護衛だから、レオンハルト様の近くにいれていざという時に護れれば問題なしだ。
「じゃあノアとネージュを呼ぶね。ノアー! ネージュー!!」
「ノアとネージュ? ああ、アールグレーン嬢には従魔がいるんだったか? おお! あれがそうか! 立派な毛並みの……、りっぱな……」
レオンハルト様の声はノアとネージュが近づいてくるにつれて小さくなり、今では魚のように口をパクパクしているが言葉が出ないようだ。
しばらくしてハッと我にかえると、ガシッとウィルフレッド様の腕を掴みすり足でそのまま後ろへ下がっていく。
「な、なんなんだあれは!? 従魔!? 従魔で合っているのか!!?」
そうウィルフレッド様に問いかける声が聞こえてくる。
「そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ。ノアとネージュもほらっ、そうコソコソしないの!」
ノアとネージュはそんなレオンハルト様の様子を見て吹き出したりイジったり、獣国の王子に不敬すぎる。
「なるほど。アールグレーン嬢が強いというのはこういうことだったのか」
と、レオンハルト様もなんだか納得がいったようだった。
「リアは1番強いぞ!」
「そうだ! リアが1番だっ!」
「おお! お前たちがついているならそりゃ1番だろうなぁ! 俺はレオンハルトだ、よろしく頼む」
「ノアだ!」
「ネージュだ!」
なんだかかみ合っていないけれど、上手くいってそうだからこのままでよしとしよう。
「さあ、待ちに待った大森林へと出発だ!」
「「狩りだー!!!」」
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