14 / 18
とりあえず文系理系体育会系のどれにも当てはまらなかった
しおりを挟む「ぅふあああ」
ぐ…ここにきて眠気が。俺ピンチ!
「えと、(2)は…」
寝ぼけなまこでプリントを睨む。睡魔が襲って来るとは。分かってはいたが。
「対義語か…」
遊馬、頼むからもう余計な事はしないでくれよ。俺にはもう、つっこむ気力なんて残ってないんだ。そんなことに使う気力なんてなくていいんだがな。
「ああああああ」
何だっ!?敵襲か?!!
「本○にあった怖い話録画するの忘れてた…」
蓮、お前三回死んでこい。
「できた…」
「どうしたの」
「本当にあった怖○話の対義語は、本当はなかった楽しい話」
「ぶふぉっ」
「あっくん傑作www」
なんだそれ、辛すぎるだろ。本怖よりよっぽど恐怖だわ。なにか悩み事があるならお兄さん聞くぞ!!
「俺もできたよ!」
「なになに」
「可愛い子には旅をさせよってことわざの対義語は、引きこもってろブス」
「ンンンンwww」
やめてやれよ。
「こんなのはどうだ。セー○ームーンの『月に代わっておしおきよ』の対義語は、『太陽のように君を守るよ』」
イケメンすぎだろ!惚れてまうわ。
「コ○ラのマーチ…ゴリラのレクイエム」
「ぐっはwwwwww」
「かな…天才w」
かなた、お前はいきなり起きてきてちょくちょくすごい事言うよな。
俺だって…
「こないだ北海道のお土産で食った、白○恋人の反対ってさ、赤の他人じゃねwww」
「…ちーくんそれ、そこまでインパクトないよ」
「まあ、そうだな」
「言われてみればそうだねって感じ」
ふっざけんな。てめーらまとめてミンチにすんぞ。
「あっこれなんかどう?おばあちゃんのぽたぽた焼きの反対はおじいちゃんのゴリゴリ茹で」
「ぎゃはははは」
「腹痛てぇよ」
「もの○け姫の『生きろ、そなたは美しい』は『死ね、ブス』だよね」
おい蓮、さっきからお前容赦ないな。
「そうだ 京都、行こう。の対義語は?」
「うわあああ!大阪が来た!」
「なんだよそれwww」
「タ○チの名言のさ、『綺麗な顔してるだろ…ウソみたいだろ…死んでるんだぜ、それで…』」
「『汚い顔してるだろ…本当なんだ…生きてるんだぜ、それで』だろ」
「ちーくん正解wwwよく分かったね」
もうだいたい分かってきたっつの。つか俺に言ってんのか?それは。
「これだからゆとりは」
「さすがバブルっすね」
「痩せ我慢」
「デブ大暴れ」
「一匹狼」
「101匹わ○ちゃん」
「とびだせ○うぶつの森」
「ひっこんでろにんげん砂漠」
「謎解きは○ィナーのあとで」
「犯罪は朝飯前」
お前らそんなよく出てくるな。それより、実際に存在するものの名前出しすぎだろ!規制が追いつかねーんだよ!!
「ハイジャックの対義語は」
「いいえ、トムです」
いや、おかしいだろ!いきなり中学英語の問題みたいになってんぞ。
「えーと、他は…」
「これとかよくない?」
ん?お前ら何見て…
「N○VERのまとめスレ読んでただけじゃねーか!!!」
少しでもこいつら天才とか思った俺、何だったんだ。
「勉強で苦しんでるちーくんを励まそうと思って」
「それじゃあ、僕はそろそろ眠りにつくとしようか」
「zzZzzzZZ…」
ただ今の時刻⇒A.M.04:18
俺の残りHP⇒0
タイムリミット⇒HP不足により、予測不可能
「レディー○ガの対義語はミスター・○ポ」
俺はプリントに遺言を書き残すと、オレンジ色の朝日の中、眠りについた…
と見せかけて。忘れちゃならねぇこの一言!!
「てめーら!せめて寝る時くらい靴を脱げ!」
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる